インドネシアの古都「ジョグジャカルタ」おすすめ観光スポット8選

ジョグジャカルタでの移動

バリ島からは直行のフライトがあり、アジスチプト国際空港(Adisutjipto International Airport)に約1時間ほどで到着します。
ジョグジャカルタ市内ではタクシーや市内バス、電車も走っていますが、観光で来たら、ジョグジャカルタは物価も安くそこまで高額ではないのでタクシーを利用するのが無難でしょう。ジョグジャカルタ名物の自転車タクシー「ベチャ」も一度は体験してみたいですね。1～2キロ程度の移動に利用するのが適当で、運転手さんと事前交渉が必要ですが料金もだいたい1～2万ルピア（日本円で100～200円弱）。寺院などに観光に行く時はいろいろ説明も必要なのでガイドさんと一緒にツアーの車でまわることをおすすめします。

おすすめ１～古都ジョグジャカルタの魅力～世界遺産ボロブドゥ－ル遺跡

世界遺産ボロブドゥ－ル遺跡

ムラピ山などの山々に囲まれた平原にある、世界最大級の仏教寺院遺跡。ユネスコの世界遺産にも登録されている大乗仏教遺跡です。遺跡総面積は1.5万㎡と広大で、安山岩などの石を積み上げられて作られており、全体で9層の階段ピラミッド型になっています。各層に掘られた石のレリーフ（装飾彫刻）は仏教説話に基づいた1460面というすごい数です。

そしてボロブドゥールの特徴はなんといってもストゥーパでしょう。石でできた釣り鐘状の建造物で、最上段には72基のストゥーパがあり、中にはそれぞれ仏像がおさめられています。この形がなんともエキゾチック。ボロブドゥールはそれ自体が仏教的宇宙観を象徴する巨大な曼荼羅とも言われています。ボロブドゥールへは階段で登ることができ、ストゥーパも間近で見ることができます。最上壇からの美しい熱帯雨林の景色も圧巻です。

最上壇からの美しい熱帯雨林の景色も圧巻

ボロブドゥールは８〜９世紀に建てられたと言われていますが、建造後1000年以上も密林の火山灰に埋もれていたのを発見されたとか。詳細は謎が多く、いまだ神秘のベールに包まれた仏教遺跡です。歴史のロマンを感じさせますね。

ボロブドゥ－ル遺跡見学の後は、ちょっとひと休み。敷地内にあるホテル「マノハラ リゾート」内のレストランでインドネシア料理のランチやディナーを楽しむことができます。

おすすめ2～ボロブドゥ－ル、サンライズツアー

ボロブドゥ－ル、サンライズツアー

ボロブドゥール遺跡は朝6時から開場されますが、サンライズツアーに申し込むと朝4時半からボロブドゥールに入ることができます。薄暗い夜明けから朝日を浴びるボロブドゥールのストゥーパは本当に神秘的です。ふもとの「マノハラ リゾート」でサンライズツアーのチケットを購入します。（Rp.475,000）ジョグジャカルタのホテルではたいていチケットを扱っていますが、扱っていない場合は当日朝4時からマノハラ リゾートにてチケットを購入できます。またツアーで申し込めば旅行会社が手配してくれますので安心です。

おすすめ3～世界遺産〜プランバナン寺院群

プランバナン寺院群

ジョグジャカルタの有名なユネスコの世界遺産として知られるヒンズー教の遺跡です。天空にそびえるように建つ優美な建築様式が魅力で、ヒンズー教の神様であるシヴァ神やブラフマー、ヴィシュヌ神、ガネーシャなどが祀られています。プランバナン寺院はチャンディ・ララ・ジョングランとも呼ばれ、乙女ララ・ジョングランの伝説の残る寺院でもあります。それぞれチャンディ・シヴァやチャンディ・ヴィシュヌなどの名前がついた建物はジャワ建築の最高傑作のひとつとも言われています。1937年から遺跡の修復をし続けていますが、度重なる地震などでたびたび崩れてしまい、今もなお修復は続いています。

ジョグジャカルタの景色を一望

スンブルワトゥ ヘリテイジ リゾートというホテルの「アバヤギリ」というレストランからは、ジョグジャカルタの景色を一望でき、ムラピ山やプランバナン寺院を眺めることができます。プランバナン寺院から車で30分ほどで、展望台もあり、パノラマの景色を眺めながら伝統的な料理が楽しめます。

おすすめ4～クラトン王宮

ジョグジャカルタの中心部に位置する王族が住む王宮、クラトン。インドネシアスタイルの建築と西洋のスタイルが融合したユニークな建造物です。現在も王族が住み、クラトン内部では歴代の王族たちの家具や調度品、肖像画などが展示されています。クラトン南側では午前中からガムラン演奏やジャワ伝統舞踊、ワヤンクリッなどの伝統芸能が上演されてるので、訪問するなら午前中がおすすめです。入場時の肌を露出したショートパンツなどでの入場は不可です。

おすすめ5～ジョグジャカルタの伝統芸能

ラーマーヤナ舞踊

プランバナン寺院西側にあるトリムルティ・シアターでは、ガムラン演奏とともに上演されるラーマーヤナ舞踊を観賞することができます。美しい踊り子が踊る伝統舞踊をお楽しみいただけます。屋内ステージ、屋外ステージがあり、雨期の11月〜４月は屋内ステージのみ。上演日は火、木、土曜日で、観賞料金はシートクラスによりRp.125,000~400,000。

ワヤン・クリッ

ワヤン・クリッ

ケラトン王宮に隣接するソノブドヨ博物館で上演されるジャワの影絵芝居。独特の雰囲気のある伝統的な人形が古代インドの叙事詩「ラーマーヤナ」と「マハーバーラタ」を上演します。

おすすめ6～伝統産業ジャワ更紗（バティック）工房やショップ

ジョグジャカルタはバティック（ろうけつ染め）でも有名

ジョグジャカルタはバティック（ろうけつ染め）でも有名です。日本語では「ジャワ更紗」
と呼ばれ、デザインの下書きをした生地に溶かしたロウを塗り、防染されていないところから色を染めて行く伝統的な手法です。色が多彩でデザインが細かいほど高価になり、オーダーしてから1年以上かかる大作もあります。インドネシアには多くのバティックの有名産地があり、その土地ごとに模様や色使いの特徴があります。ジョグジャカルタもそのひとつで、たくさんのバティック工房があります。

ティルトディプラン通りには多くのバティックショップ

ティルトディプラン通りには、大型バティックショップの「プレントン」やバティックの衣料品も充実した「ウィノトサストロ」など多くのバティックショップが並んでいます。ウィノトサストロでは独自の工房もあり、製作見学やバティック製作教室（Rp.50,000〜要予約 Batik WinotosastroTEL : (0274)375218）http://www.winotosastro.com/batik/)なども体験できます。ぜひジョグジャカルタに来た記念にバティックに親しんでみてくださいね

おすすめ7～アマンジウォでボロブドゥールを眺めながらのランチ

ボロブドゥール遺跡の近くにある高級リゾート「アマンジウォ」。近年東京にもオープンしたことでも話題になったアマングループの、ジョグジャカルタにあるラグジュアリーリゾートです。アマンリゾートはバリ島やインドネシアのモヨ島などにもあり、その土地その土地の雰囲気に合わせた優雅なインテリアが特徴です。

ボロブドゥール遺跡の近くにある高級リゾート「アマンジウォ」

アマンジウォはボロブドゥールを遠くに眺めるよう設計されており、リゾートからの熱帯雨林のジャングル越しに見えるボロブドゥール遺跡はエキゾチックで幻想的です。リゾートのインテリアもボロブドゥールの雰囲気にインスパイアされたデザインとなっています。ツアー中のランチタイムにアマンジウォを利用するツーリストも多く、西洋料理またはインドネシア料理のコースを選ぶことができます。

ボロブドゥールの雰囲気にインスパイアされたデザイン

おすすめ8～ボロブドゥールを望む森のリゾート

森の中に佇む全21棟のラグジュアリーなリゾート

ボロブドゥールを望むリゾート「プラタラン ボロブドゥール リゾート＆スパ」をご紹介します。ボロブドゥール遺跡からほんの1.4kmの距離にある、森の中に佇む全21棟のラグジュアリーなリゾートです。リゾートからはメノーレの丘やムラ山、そしてボロブドゥール遺跡を眺めることができる贅沢な立地。

客室は全室ヴィラタイプで、伝統的なジャワ建築のデザイン

客室は全室ヴィラタイプで、伝統的なジャワ建築のデザインです。218平米からの広々とした敷地にベッドルームとオープンスタイルの開放的なバスルーム、リビングエリア、屋外テラスが備わっています。リゾートには熱帯雨林の眺めのスイミングプール、本格的なインドネシア料理が楽しめるレストラン、ラグジュアリーなスパが完備です。

開放的なスパ

ジョグジャカルタから車で1時間ほどですが、この贅沢な眺めはぜひ味わってみたいですね。ボロブドゥール遺跡を堪能されたい方におすすめです。