【カナダ】新型コロナウイルスへの対応~日本人の入国はできる?~
世界的に感染が拡大している新型コロナウイルス(COVID-19)。日本国内では感染者に関する情報が次々に報告され、多くの方は不安を感じているのではないでしょうか?
日本国内の報道を見て「海外旅行へ行こうか」それとも「キャンセルするべきか」と迷っている方も多くいらっしゃるでしょう。今回は海外旅行に<行く or 行かない>の判断のヒントにしてもらえるように、2020年2月19日~22日のカナダのバンクーバー、カルガリー、イエローナイフの様子をレポートします。
海外からカナダに入国するすべての者に対して14日間の自己隔離を義務付け【情報更新:2020年3月30日】
3月25日(水)、カナダ連邦政府はカナダに入国するすべての者に対して14日間の自己隔離を義務付けることを発表しました。この措置は3月25日の深夜から適用されています。
なお、現在実施されているカナダへの渡航制限措置について、現時点では6月30日(火)まで継続する旨が発表されています。
情報参照:外務省 海外安全ホームページ
新型コロナウイルスに伴う国境封鎖を発表【情報更新:2020年3月17日】
2020年3月16日、オタワの首相公邸にて会見が行われ、カナダ政府は新型コロナウイルスに伴う国境封鎖措置を発表しました。
1.カナダ国民と一部例外を除く渡航者の入国拒否
例外:永住権所持者、カナダ国民の家族、外交関係者、航空会社乗務員、およびアメリカ国籍
2.2020年3月18日から国際線の乗り入れをトロント,モントリオール,バンクーバーおよびカルガリーの国際空港4ヵ所に限定
そのほかにもカナダ政府は、海外からのすべての渡航者に対して到着後 14日間の自己隔離措置を求めています。
情報参照:外務省 海外安全ホームページ
カナダの新型コロナウイルスに対する処置【情報更新:2020年3月6日】
日本からカナダへの入国に関して
2020年3月3日現在、日本国籍の方のカナダへの入国拒否措置は取られていません。しかし、14日間の自己モニタリングが要請されています。自己モニタリングとは、マスクの装着や手洗い、うがい、イベントや混雑した会場へは極力行かずに自粛するといったものです。入国時に特別な検査や書類提出は実施されていません
そして、「日本からの渡航者に医療機関での検査や経過観察などを義務づけている」カナダの9州は以下の通りです。
・オンタリオ州
・アルバータ州
・サスカチュワン州
・ケベック州
・ニューファンドランド・ラブラドール州
・ノバ・スコシア州
・プリンス・エドワード・アイランド州
・ニュー・ブランズウィック州
・マニトバ州
カナダ政府は日本への渡航者向けの注意喚起レベルを引き上げ
2020年3月1日現在、カナダ政府は日本への渡航者向けの注意喚起レベルを通常の注意喚起レベル1からレベル2の「特別な警戒を要する( Practise Special Precautions)」に引き上げました。
※情報参照:在カナダ日本国大使館
カナダの新型コロナウイルス情報【2020年2月25日時点】
カナダは、オンタリオ州とブリティッシュコロンビア州の2つの州において合計11例の感染が確認されています。このとき、日本では139例の感染が報告されているので、カナダでの新型コロナウイルスの感染がいかに少なく、リスクが低いということを分かっていただけるのではないでしょうか?
世界中で症例数が増加している国が増えていますが、カナダでの新型コロナウイルスの拡散のリスクは現時点では低いままと発表されています。カナダでは、新型コロナウイルス(COVID-19)を注意深く監視し、カナダでの拡散を食い止め、封じ込めることに注力しているそうです。
※参照:カナダ公衆衛生局の公式サイト
カナダ各都市の現地の様子(バンクーバー、カルガリー、イエローナイフ)【2020年2月19日~22日時点】
日本では新型コロナウイルスに関する報道が過熱していた2020年2月19日~22日の期間にカナダに滞在。日本ではこの話題は絶えませんが、カナダでは思っていた以上に新型コロナウイルスに関する話は聞きませんでした。
空港・街なかでもマスクをしている人は全然いません。強いて言うならば、空港スタッフがちらほら着用しているといった程度でした。
バンクーバー国際空港
カナダに到着・入国時の様子
カナダの空港にて新型コロナウイルスに関する看板なども見受けられなかったです。
空港内の飲食スペース
空港内の飲食店でも店員やお客さんがマスクを着用している様子は見受けられません。帰国したら日本人のマスク着用率がとても高いことに驚きました。
バンクーバー市内
バンクーバーの市内を観光した際も新型コロナウイルスに関係していると思われる話や情報は聞きませんでした。また、街なかを歩いている地元市民の方のマスク姿は見ませんでした。
カルガリー国際空港
利用者が少ない時間帯なのかな…
カルガリー国際空港では、国内線の乗り継ぎをしました。ちょっと手違いで受ける必要がない手荷物検査とセキュリティチェックを受けました。そのときもアジア人だからといって特別な質問や対応をされることはありませんでした。
イエローナイフ空港
イエローナイフ空港でスタッフの方から「過去2週間の中国への渡航歴、滞在歴」などを質問されました。新型コロナウイルスに関係すると思われる質問をされたのはカナダの滞在中、この一度だけです。
イエローナイフ市内のホテル
スタッフの方の対応に特別なことはありません
ホテルにチェックインする際も特別な対応はありませんでした。観光客の方も多くいて、例年のオーロラ観賞シーズンと比べても変化はないようです。
帰国時の機内の様子(カナダ→日本)
通常時と何も変わらない印象の機内
帰国時のフライト中も新型コロナウイルスに関するような対応は特に無かったと思います。これまでに経験した国際線のフライトと何も変わりはありませんでした。
【カナダ】新型コロナウイルスの最新情報の確認方法
新型コロナウイルスについてまだ分からないことが多く、いろいろな情報が飛び交っています。そのため信頼できる情報とそうではない情報とを見分けるのは大変難しくなっていますよね。そこで、カナダの新型コロナウイルスに関する正しい情報が得られるウェブサイトを下記に記載しました。ご旅行予定の際は、ぜひ参考にしてみてください。
https://www.canada.ca/en/public-health/services/diseases/2019-novel-coronavirus-infection.html
カナダ国内の最新の感染・発症例数や新型コロナウイルスへの対策が掲載されています。
海外安全情報(カナダ)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_222.html#ad-image-0
外務省の海外安全ホームページでは、世界各国における危険情報や感染症危険情報を確認することができます。
いつもと変わらない様子のカナダ
これまで現地の様子をご紹介しましたが、カナダでは新型コロナウイルスの影響を日本ほど感じることはありませんでした。イエローナイフはオーロラ観賞や犬ぞり体験のシーズン中ですし、バンクーバーの観光地も安心して巡ることができます。海外への旅行を懸念される方も多くいらっしゃいますが、今回の現地情報もふまえて改めて検討してみてください。
それでも「やっぱりこのタイミングで海外へ行くのはちょっと…」と不安がある方は、まずは旅行会社へご相談ください。トラベル・スタンダード・ジャパンでは、旅行日程、行き先、フライト含めすべて調整可能。北米エリア地域専門のスタッフがお客様に安心して旅行していただけるようにサポート致します。お気軽にご相談ください。
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- バンクーバー
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