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【最新情報】いつからタイに入国できる?観光地やホテルのコロナウイルス対策と現状

いつからタイに入国できる?観光地やホテルのコロナウイルス対策と現状

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世界中に新型コロナウイルスの感染が広がり始めてから早くも半年ほど経過し、未だに海外へ渡航できない状況が続いています。今年タイ旅行を計画されていた方にとっては「いつタイに入れるようになるの?」と気になるところではないでしょうか。この記事では、バンコクとプーケットにオフィスを持つ提携会社からタイの空港や観光地、ホテルや街の様子、また外国人の入国についての最新情報をお伝えいたします。

タイのコロナウイルス感染の最新情報

タイ国内では、継続して57日間新規感染者は確認されていません。2020年6月から7月にかけて、大人向けの観光促進策が発表されたり、外国人向けの入国規制緩和ステップが発表されたりと徐々に観光業再開に向けての策が動き始めています。

海外からの感染者は隔離されていると考えられていた中、タイ現地の方々が観光促進策を利用し安心して国内旅行を楽しもうと計画していたところ、「陽性患者出歩き事件」が起きました。この件で入国規制緩和が一から見直されることとなっています。

強制隔離免除の陽性患者出歩き事件とは

2020年7月14日、海外からやってきた外交官の家族とエジプト軍人が強制隔離を免れ、市中へ出歩いていたということが判明しました。

ラヨーン県では、感染が確認されたエジプト軍人が訪れたと言われるショッピングセンターが消毒のため1日閉店し、100校以上の学校が休校になり、ホテルは90%がキャンセルになる大騒動がありました。

非難の声も大きく、政府は「外交官や航空機の乗員向けの規制が甘すぎた」と認め、首相が国民に謝罪しています。観光業に携わる人々にとっては大変残念なニュースであり、入国規制の緩和が見直されることで観光目的での入国再開にも影響が出るとみられています。

※最新情報!8月21日タイ政府発表による外国人観光客受け入れ案

以下の項目で2020年7月時点のタイのコロナ後の外国人受け入れプロセス「トラベル・バブル」の説明がありますが、この発表と同時にタイが対象国として考えていた国々で新型コロナウィルス感染が再拡大したため、現在トラベル・バブルは中断しています。

2020年8月26日現在のタイ外国人観光客受け入れの最新案は下のブログで紹介していますので、ご覧ください。

外国人の入国規制緩和ステップ(6月29日発表)

タイCOVID-19状況管理センター(CCSA)の定例会見にて、7月1日以降に再開する国際線でタイへの入国が許可される外国人について詳細が明らかになってきました。規制緩和はステップ1からステップ3までの3段階で行われる予定です。

※上記の件により、タイの新型コロナウイルス感染症対策センターは今後の外国人の入国を全面的に見直すと明らかにしています。

※周辺諸国の状況により情報は日々変動しております。最新情報は随時下記サイトにてご参照ください。

新型コロナウイルスについての最新情報

●在タイ日本国大使館ホームページ
www.th.emb-japan.go.jp

●日本の外務省、海外安全情報
www.anzen.mofa.go.jp

●タイ国政府観光庁
https://www.thailandtravel.or.jp/

●タイ保健省のニュース
ddc.moph.go.th

ステップ1(特別な職種・業種の渡航者)

ステップ1では以下の職種・条件に適合する外国人について人数を限定したうえで入国を許可します。入国制限緩和の対象となる国として、タイと経済的な繋がりが深く新型コロナウイルスの感染状況が抑制されている、日本、韓国、シンガポール、中国、香港の5カ国・地域を挙げています。

いずれの場合も自国の大使館から入国許可を申請し、ウェイティングリストに入っている外国人が対象です。

ウェイティングリスト登録者

ビジネス関係者、投資家:700人
熟練技術者、専門家:15,400人
家族にタイ人のいる外国人、タイ在住者:2,000人
教育者、学生:2,000人

ステップ2(医療目的での渡航者)

アメージングタイランド健康安全基準(SHA)

医療目的での渡航者で、衛生安全基準(Amazing Thailand Safety and Health Administration, SHA)を取得しているバンコク、プーケット、ハジャイ、チェンマイ、チェンライにある病院・医療機関に滞在することが条件です。

※画像はタイ国政府観光庁HP(https://www.thailandtravel.or.jp/news/74840/)より引用しております。アメージングタイランド健康安全基準についての詳細は、タイ国政府観光庁HPをご確認ください。

ウェイティングリスト登録者

メディカルツーリズム、ウェルネスツーリズム:30,000人

ステップ3(一般旅行者)

「トラベルバブル」での観光客・一般旅行者での入国について、詳細は未定です。トラベルバブルとは、結びつきの強い近隣国同士が協定を結び、各国間を隔離期間なしで移動できるようにする取り組みのことです。大きなバブル(泡)の中に共にに入っているという考えです。

現在想定しているのは下記2種類ですが「Villa Quarantine(宿泊施設での隔離)」については対象者が周囲から隔離された同じ宿泊施設に滞在することになるようです。

  • Villa Quarantine(宿泊施設での隔離):2020年8月1日より開始予定
  • State Quarantine(地方自治体による強制隔離検疫):開始時期未定 

タイの空港の現状とコロナ対策

タイ・バンコクの玄関口「スワンナプーム空港」は、国際線では空港職員の姿しかみられず非常に閑散としています(2020年6月28日視察時)。一部のショップは営業していますが、レストランエリアや両替所などほとんどの店舗が閉店している状況です。

一方、国内線においてはタイ国内旅行者の姿がみられます。搭乗ゲートへ入る前には、AOT(タイ空港公社)が出しているアプリをダウンロードし個人情報やフライト情報を詳細に入力する必要があります。バンコク市内へ発着する電車「エアポートリンク」は発車の前には消毒スプレーで徹底的に除菌作業が行われています。

タイの街中の現状とコロナ対策

すべての公共交通機関でマスク着用が必須です。タイ国内では映画館やジム、ビーチなどが再開しレストランでアルコールを含む飲食もできるようになりました。新しい日常のルールを受け入れつつ元に戻り始めており7月1日から学校では授業が再開されています。

これまで営業時間に制限があったデパートやコミュニティモールは22時まで営業できるようになり、コンビニエンスストアは24時間の営業が可能になりました。

2020年7月バンコクのタニヤ通り、パッポン通りの様子

タイのホテルが行っているコロナ対策

2020年6月28日バンコク市内で営業再開しているホテルを対象に「withコロナ対応」の実態を調査しに行った際の情報をお伝えします。

基本的にはいずれのホテルも客室と館内各所の清掃・消毒を徹底し、従業員はマスク、フェイスシェードや手袋を着用。施設内の床にソーシャルディスタンスを促すサインを掲示したり利用客の追跡システムを導入したり、設備ごとに人数制限を設けるなど対策しています。

バンコク周辺のパタヤ、ホアヒン、サメット島などは7月以降はいずれも営業再開し、一部では国内観光客により週末のみ満室状態だったというホテルの情報も入っています。

ビュッフェスタイルの朝食を廃止

ビュッフェスタイルを廃止し、選択式のセットメニューとなっています。多くは下記4つから選択となります。ホテルによりお粥またはガパオライス、チャーハンなども用意されています。

  • アメリカンブレックファースト
  • コンチネンタルブレックファースト
  • クラブサンドイッチ
  • アジアンブレックファースト

ホテル内スパでのコロナ対策

利用者はマスクをした上で施術を行うため、フェイシャルメニューは選べません。スマートフォンでQRコードをスキャンし、読み取ったスパメニューをスマートフォンで注文から精算までできます。施術スタッフはマスク、ゴム手袋、靴下を着用した上で行います。施術後はゴム手袋を破棄し、シーツや枕をすべて取り換え、室内を消毒しています。

ホテル内プールやジムでのコロナ対策

1人1日1時間まで利用できます。プール内には最大6名までなどの規制がありますがホテルにより規制人数や制限時間が若干異なります。延長希望者は再予約が必要です。フィットネスジムでは、1人1日2時間まで、室内には4名までなどの規制があります。こちらもホテルにより規制人数や制限時間が若干異なります。

下記にて動画でもご紹介しておりますので、合わせてご覧ください。

対象ホテル(視察済み)

ジャスミンシティ、グランドセタンタ―ポイント・ターミナル21、ソフィテルスクンヴィット、センターポイント・スクンヴィット10、ジャスミンリゾート、センターポイント・トンロー

【TSJ公式YouTube】センターポイント・トンローのコロナ対策

タイのGoToキャンペーン!? タイ人観光促進策(6月17日発表)

タイ国内向けですので日本からの旅行者に恩恵はありませんが、タイの観光大臣はコロナ時代の観光戦略として「量より質」を重視し、富裕層をターゲットにする方針であることを明らかにしています。今後は海外からの旅行者向けに、どの様なキャンペーンが打ち出されるか注目されています。

タイの国内旅行振興策は、実施時期は2020年7月1日から10月31日とされており、外国人観光客の受け入れを再開できるまでの期間にまずは国内需要から観光産業の回復を図ろうとしています。予算は総額224億バーツ(約780億円)で、日本と比較すると小規模ですが3種類の補助制度がスタートとなりました。

  • 宿泊(飲食含む)補助
  • 交通費補助
  • 医療従事者等の慰労

宿泊施設などは政府による承認が必要で、利用者はクルンタイ銀行のプラットフォームを通じて登録が必要となります。既に7月1日から参加する事業者を募っており、15日から利用者の登録受付が開始されます。利用資格はタイID保持者で18歳以上です。

補助金の利用にツアー会社のサービスを使用を条件とし、13,000件のツアー会社を支援、地域経済に65億バーツを生み出すと期待されています。

引用元)
https://www.xn--12c1bik6bbd8ab6hd1b5jc6jta.com/

宿泊(飲食含む)補助&交通費補助 
Rao Pai Tiew Gun(ラオパイティアオガン)キャンペーン

ラオパイティアオガンとはタイ語で、We Travel Together(我々は一緒に旅に出よう)という意味。一般旅行者向けのキャンペーンです。

  1. ホテル宿泊で40%割引。1泊あたり最大3,000バーツで、最長5泊。政府の想定では、500万泊分を用意。
  2. 宿泊者には1泊あたり600バーツのEウォレットを提供し、レストランやお土産やスパといった支払いに充てることができる。※自分の住んでいる県での利用は不可、1と2で予算180億バーツ。
  3. 国内旅行で、航空券や長距離バスやレンタカーを利用する際に40%割引となる。1人あたり最大で1,000バーツ。予算20億バーツ。

医療従事者等の慰労
Kum Lang Jai(カムランジャイ)キャンペーン

医療従事者やボランティアスタッフといったウイルスとの戦いの最前線にいる人たち約120万人を労うもので。休暇旅行で1泊あたり1人2,000バーツを付与する。予算24億バーツ。

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