【ベトナム航空搭乗記】最新機A350のエコノミーとプレミアムエコノミーの体験レポート!座席の違いは?【成田~ハノイ便】
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1994年の関空~ホーチミン線の就航から2019年で25周年を迎えた4つ星エアライン「ベトナム航空」。使用している旅客機は3種類(エアバス321、エアバス350、ボーイング787)。今回、最新の大型旅客機である「エアバス350(A350)」のエコノミークラス、プレミアムエコノミーを利用して、成田からベトナムの首都「ハノイ」へ行ってまいりました!座席やサービスの違いを写真付きで解説していきます。
ベトナム航空が就航している都市
ベトナム航空A350の機体
ベトナム航空は、ベトナム国内21都市、アジア、ヨーロッパ、オセアニアなど28都市に就航しています。イギリスの航空サービス格付け会社「スカイトラックス」により、4年連続で「4つ星エアライン」に認定され、新興の航空会社として国際的に高い評価を得ています。
日本からホーチミンやハノイ行きは、日本の主要都市である成田、羽田、関空、名古屋、福岡に就航。日本とベトナム間の運行は、最大週に104便!人気ビーチリゾートの「ダナン」線の直行便は、成田と関空に発着しています。ハノイやホーチミンで乗継いで行く「フーコック」や「ニャチャン」など、手つかずの自然が残るとっておきのビーチリゾートへの旅も大人気です!
成田空港の第1ターミナル発着
ベトナム航空は成田空港では、フルキャリア路線が多く集まる第1ターミナル発着です。ゲート付近には、まるでラウンジのような設備が整っており、搭乗まで食事をしたり、充電をしながらパソコン作業をしたりと快適に過ごせます。
ベトナム航空は数々の賞を受賞している
民族衣装アオザイの制服など、ベトナムの伝統文化を取り入れたベトナム航空のサービス品質は、世界的に認められています。
ベトナム航空が誇る最新旅客機「A350」の機内環境について
エアバス350(A350)
A350の機内では、乗客数に応じて快適な湿度を保っており、快適さと健康を気遣ったクリーンな空気を保つために、空気清浄フィルターを使い、2~3分毎に機内の空気を全て総入れ替えしているんです!A350は、約70%以上が高性能素材でできているため、CO2の排出量が少なくエコフレンドリー!非常に燃費効率が良いとされている機材です。
体内時計にあった明るさに調節ができるライティングシステムが導入されており、深夜便であっても体に負担のない明りとなるように配慮されています。また小さなお子様でも安心できるとされている低めの機内与圧に設定されているのだとか。
「A350」の旅客機が直行便で発着している都市
- 成田〜ハノイ、成田〜ホーチミン
- 関空〜ハノイ、関空〜ホーチミン
- 名古屋〜ハノイ
2019年11月現在では、A350を使った旅客機は、成田・関空・名古屋発着のハノイまたはホーチミン行きのみです。ダナン行きの直行便や福岡発着のベトナム行き、名古屋〜ホーチミン間は「エアバス321(A321)」となります。
ニャチャンやフーコック島などの都市へ行くには、まずはA350に乗ってハノイやホーチミンへ行き、乗り継ぎでA321に乗り換える必要があります。
A321には座席配置が3種あり、178~203席と中規模の旅客機です。プレミアムエコノミークラスが無く、ビジネスクラスかエコノミークラスからの選択となります。
主に福岡発着やベトナム国内線に使われている
「A350」エコノミークラスとプレエコノミークラスの座席の違い
黄:ビジネスクラス29席/緑:プレミアムエコノミークラス36席/青:エコノミークラス240席
A350型機のエコノミーとプレミアムエコノミーの違い
クラス・旅客機名 | 受託手荷物 | リクライニング | 配列 | シートピッチ (座席間の幅) |
シート幅 | モニター |
---|---|---|---|---|---|---|
エコノミークラス | 23kg×2 | 最大15cm | 3-3-3 | 81cm | 約41cm | 10インチ (25.4cm) |
プレミアムエコノミー | 23kg×2 | フットレスト付き・最大20cm | 2-4-2 | 96.5cm | 45.7cm | 10.6インチ (33cm) |
※受託手荷物の数は、ベトナム~日本間または日本出発の場合のみ2個まで可能。
- エコノミークラス
-
受託手荷物:23kg×2 / 配列:3-3-3
リクライニング:最大15cm
シートピッチ:81cm / シート幅:約41cm
モニター:10インチ(25.4cm)
- プレミアムエコノミー
-
受託手荷物:23kg×2 / 配列:2-4-2
リクライニング:フットレスト付き / 最大20cm
シートピッチ:96.5cm / シート幅:45.7cm
モニター:10.6インチ(33cm)
優先特典:チェックイン・搭乗・手荷物受取)
高品質アメニティ付き
ストレスの少ないエコノミークラス
エコノミークラスに座ってみます。まず最初に、「足元が広い」と感じました。筆者はエコノミークラスを利用するときは、簡易スリッパを自宅から持ってきて機内で履き替えるようにしているのですが、靴を脱いで置いていても邪魔だと感じませんでした。
何よりも「角度を変えられるヘッドレスト」がエコノミークラスにもついているのは嬉しいポイント。筆者はいつも移動用の枕では寝られず、ちょっと頭を傾けて固定できるヘッドレストが一番楽なのです。ベトナム航空の枕はとても柔らかく、触れ心地が抜群です。座り疲れたら腰に入れると少し楽になりました。
実は、広々とした足元スペースはベトナム航空専用に設計されているのだとか。10インチのモニターで、映画鑑賞や飛行状況の確認などができます。またUSBポートも1つ付いています。
プレミアムエコノミークラスが快適すぎる…
ハノイ発成田行きの深夜便VN310便を利用しました。深夜便のため、しっかりと睡眠をとれるように「プレミアムエコノミークラス」を選択。実は、プレミアムエコノミークラス初体験…。これまではずっとエコノミーでの旅だけだったので、圧倒的な快適さの違いに驚きを隠せませんでした。
プレミアムエコノミークラスの最後列の席だったため、後ろを気にすることなくリクライニングを倒します。最初に、エコノミークラス時と同様におしぼりが配られ、好きなドリンクを1杯とナッツの小袋をいただきます。その後はしばらく就寝…。
やわらかい素材のスリッパに履き替えて、フットレストとカーフレスト(ふくらはぎを乗せる台)を出し、疲れもあってかぐっすりと寝ることができました。しばらくして、周りがやんわりと徐々に明るくなり、少し早い朝食タイムに。
やはり、プレミアムエコノミークラスの「余裕がある前方の広さ」「カーフレスト」「十分なリクライニング」「USBポート」の設備のおかげで、同じ6時間ほどのフライトが非常に快適に過ごせます。また優先チェックインや優先搭乗をはじめ、優先手荷物受取などで待ち時間を大幅に減らすことができます。エコノミークラスと比べて、その差額にあった価値があると感じます。
ベトナム航空の機内食
ベトナム航空では、メインの機内食のまえに小さなおつまみナッツの小袋をいただけます。飛行きが離陸してから間もなくして、おしぼりといっしょに軽食タイムとなります。エコノミークラスではわさび味のナッツ、プレミアムエコノミークラスでは数種類のナッツが入ったおつまみです。
同じタイミングで、ドリンクを注文できます。せっかくならば、ベトナムビール「333」やスパークリングワインなどはいかがですか?アジアでは、ビールに氷を入れて飲む習慣があるので「氷はいる?」と聞かれるんです。まだ試したことがない方はぜひアジアスタイルのビールを楽しんでみてくださいね♪
ベトナム航空の座席指定や受託手荷物・追加料金について
- ビジネスとプレミアムエコノミクラス:無料で座席指定可
- エコノミーフレックス:無料で座席指定可
- エコノミークラシック:スタンダードシートに限り無料で座席指定可
- エコノミーライトおよびスーパーライト::オンライチェックイン開始時間(出発の24時間)前まで事前座席指定料を支払い指定可能
オンライチェックイン開始後は、無料で座席指定をすることができます。幼児をお連れの方は、酸素マスクがある位置が限られているため事前座席サービスは利用できません。
エコノミークラスの事前指定座席
エコノミークラスの座席指定の場合、選べる席が3種類あります。
- 非常口席などの「エクストラレッグルームシート」(足を伸ばすのに十分なスペース)
- 出入口ドア近くの前方座席(いち早く降りられる)
- 通常のエコノミークラスの座席
事前座席指定料金はご予約の座席タイプまたはフライトによって異なります。料金は航空券予約時またはベトナム航空公式HP予約の管理から確認できます。
・ベトナム国内線:30,000VND(約140円)
・その他の国際線:5USD(約540円)
ハノイ・ノイバイ空港は混んでいます!早めのチェックインを
2018年3月に改修されたベトナム・ハノイの「ノイバイ空港」。国際ターミナルには、連日多くのベトナム人の若い研修生が日本へ飛び立っているということもあり、特に夜はたいへん混み合っています。研修生を見送りに来た家族は、空港内へ入れないという決まりもできたほど。ベトナム航空のチェックインカウンターの列に、約1時間は並びました。
制限区域内の荷物検査および出国審査のレーンにも、約2,000~3,000以上もの人が長蛇の列を作っていました。海外あるあるですが、途中で割込みは当たり前。人が前方にどんどん入ってくるではありませんか(笑)。真似して割り込みましょう、という話ではありません!出発の3~4時間前までには空港についておくと安心です。深夜便であれば、体力も使うので時間に余裕をもって移動すると良いでしょう。
ベトナム航空エアバス350の搭乗記まとめ
青みどりが鮮やかな「アオザイ」のユニフォーム
A350型機のエコノミーとプレミアムエコノミーの違い
クラス・旅客機名 | 受託手荷物 | リクライニング | 配列 | シートピッチ (座席間の幅) |
シート幅 | モニター |
---|---|---|---|---|---|---|
エコノミークラス | 23kg×2 | 最大15cm | 3-3-3 | 81cm | 約41cm | 10インチ (25.4cm) |
プレミアムエコノミー | 23kg×2 | フットレスト付き・最大20cm | 2-4-2 | 96.5cm | 45.7cm | 10.6インチ (33cm) |
※受託手荷物の数は、ベトナム~日本間または日本出発の場合のみ2個まで可能。
- エコノミークラス
-
受託手荷物:23kg×2 / 配列:3-3-3
リクライニング:最大15cm
シートピッチ:81cm / シート幅:約41cm
モニター:10インチ(25.4cm)
- プレミアムエコノミー
-
受託手荷物:23kg×2 / 配列:2-4-2
リクライニング:フットレスト付き / 最大20cm
シートピッチ:96.5cm / シート幅:45.7cm
モニター:10.6インチ(33cm)
優先特典:チェックイン・搭乗・手荷物受取)
高品質アメニティ付き