フィレンツェグルメ・絶対に食べたい名物料理と美味しいレストラン5選
イタリア・フィレンツェのグルメ情報!絶対に食べておきたい料理が郷土の味「トスカーナ料理」。ここでは有名トラットリアや美味しいレストランの情報をご紹介します!ルネッサンス発祥の地であり都市自体が世界遺産に登録されている「花の都」でいただくその味は、イタリア料理の中でも特に上質な食材をシンプルで豪快な調理法でいただけます。
フィレンツェの郷土料理「トスカーナ料理」とは?
フィレンツェのあるトスカーナ地方は、天候に恵まれることが多く、イタリアの中でも食材の宝庫でした。特にオリーブ農園とブドウ園はトスカーナの田舎の風景の中でも特に際立ち、素晴らしいオリーブオイルとワインが生まれます。
例えば「キャンティ・クラシコ」と言えばワインに詳しくなくても知っている方が多いのでは?
また、トリュフ、ポルチーニ茸といった世界中の人から愛されるキノコもたっぷり収穫できる土壌です。
そんな背景から、パンにはバターはつけずオリーブオイル、そして、サラダにもドレッシングではなくオリーブオイルをかけていただくシンプルで健康的な食べ方が主流となり、イタリア全土に広がっていきました。上質かつ贅沢な食材の味を最大限に活かすために、トスカーナ地方の料理方法はシンプルかつ豪快です。
料理名に「フィオレンティーナ」とついているものは日本語で言うと「フィレンツェ風」という意味。間違いなくフィレンツェの郷土料理です。
ビステッカ・フィオレンティーナ
小さくても500グラムと言う衝撃の大きさ。フィレンツェ特産のキアーナ牛の中でも生後12か月以内の若い仔牛の肋骨部分を使用。肉の断面にT字に骨が入る事から「Tボーンステーキ」とも呼ばれる部位はステーキ好きには広く知られていますよね。この肉をオリーブオイルと塩・胡椒のみで味付けし、炭火で豪快に焼き上げます。
炭火で豪快に焼く「ビステッカ・フィオレンティーナ」
霜降り肉が好きな私たち日本人とは異なり、赤身の肉を好むイタリア人。味は「舌でとろける~」という感じではなく、しっかりとした肉感を味わう料理。今でこそ日本でもはやっていますが、フィレンツェ名物のこのステーキは1か月かけて血を抜きながら、肉の旨味を上げていく「熟成肉」です。
正式な食べ方は巨大な肉の塊を数名で取り分けますが、入るレストランにより、グラムなどで相談できる場合があります。フィレンツェ風にバルサミコ酢とオリーブオイルをかけていただきましょう!
巨大でジューシーな赤身肉に豪快にかじりつきたい
トリッパ・アッラ・フィオレンティーナ
日本のイタリア料理屋でも、レギュラーメニューとしてある「トリッパのトマト煮込み」。実はフィレンツェの代表的な家庭料理で「イタリア風モツ煮込み」といったところ。
焼き肉屋のメニューでよく見かける「ハチノス」(牛の第2胃袋)を丁寧に下ごしらえし、臭みを抜いて、柔らかくした後、セロリほか香草と一緒にコトコトとトマトソースで煮込み、粉チーズをかけて仕上げます。フィレンツェは、内臓専門の屋台「トリッパイオ」があるくらい内臓料理がポピュラー。新鮮で美味しい素材で仕上げてくれるお店でいただければ、内臓嫌いの人もびっくりするほどパクパクいけます。
新鮮なトリッパと歯ごたえはサクサク、シコシコ!身体も温まります
リボッリータ
フィレンツェで「冬のトスカーナの郷土料理は?」とたずねると「リボッリータ」と答える人が多いと思います。これは古くからトスカーナの農家で食べられていたミネストローネで、硬くなったパンや、あまった野菜、豆を入れて煮込んだものです。各家庭によって少しずつ味は異なり、あまり具の入っていないスープのようなものから、具だくさんで煮物に近いもの、とろとろになるまでしっかり煮込んだものまで様々。観光客向けのレストランや、高級レストランにはメニューになく、トスカーナ料理専門のトラットリア(気軽に入れる小さな食堂)やオステリア(居酒屋的な場所)で食べられます。
パンが入っているので、日本の雑炊のようなものでしょうか。あくまで硬くなったパンが主役で(やわらかいと美味しくない)塩の入っていないトスカーナパンと決まっています。
トスカーナの家庭料理は素朴でシンプル
クロスティーニ
トスカーナ料理の定番の前菜が「クロスティーニ」。イタリア語で「小さなトースト」という意味です。フィレンツェでいただける代表的な「クロスティーニ」はトーストしたパンの上にレバーペーストをたっぷりと乗せたもの。パンをトーストせず揚げて作る店や、レバーペーストの味も店によってかなり違います。レバーが苦手な人も、ペーストになるとクリーミーで臭みが抜けるので、一度お試しあれ!
レバー好きにはたまらないクリーミーなペーストがたっぷり!
ラザーニャ
日本で最も知られているイタリア料理のひとつ、ラザーニャ(ラザニア)はフィレンツェのパスタ料理!平たく薄く延ばしたパスタの生地に、ホワイトソース、ミートソース、チーズをミルフィーユのように何層にも重ねて、こんがりとオーブンで焼き上げた料理。イタリアのラザニアは、ひと切れがとても大きいので、ひとり旅の日本人が、日本の感覚でひと皿注文すると、それだけでおなかがいっぱいに。それくらいボリュームのある料理なので、バランスを見て注文しましょう。
みんなが大好きな「ラザニア」はトスカーナ料理だった!
フィレンツェで美味しいトスカーナ料理のレストランはどこ?
都市まるごと世界遺産のフィレンツェには、たくさんのレストランがあります。また、フィレンツェでも当然、一般的なイタリア料理も食べられていて、店選び次第ではトスカーナ料理が食べられない場合もあります。美味しいトスカーナ料理をフィレンツェで食べるには、どこに行けばいいの?
初めてのフィレンツェへの旅では悩むところですね。そこでお勧めするのがトスカーナ料理専門のトラットリアというジャンルのレストラン。「リストランテ」や「ビストロ」より格下で庶民的なレストランです。最後に地元の人に美味しいと評判のトラットリアや、庶民的な料理も出してくれるリストランテをお教えしますので、あなたの旅の参考にしてくださいね!
フィレンツェの街角に佇むトラットリア
①イル・ラティーニ(Il Latini)
「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ」がおいしと評判で開店前から人が並んでいる人気店。注文は1キログラムから(笑)!ちょっとひとり旅では厳しいですが、フィレンツェで肉でお腹いっぱいになりたい人はぜひとも行ってほしいお店です。
テーブルには店オリジナルのワインが着席前に置いてあり、飲んだ分の量で会計してくれます。例えば半分でフルボトル半分で€5、1本飲んでも€10と、かなりお得。外はかりっと、中はレアで供される「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ」のために、お腹を空かして挑んでくださいね。
住所:Via dei Palchetti, 6R, 50123 Firenze FI
営業時間・休日:火~金19時30分~22時30分土~日12時30分~14時30分・19時30分~22時30分 月休業
②トリッペリア イル マガッツィーノ(Tripperia Il Magazzino)
トリッパをはじめとした内臓料理がとにかく美味しいと評判。この店の共同経営者の中のひとりに、トリッパイオ(内臓料理屋台)を長年経営してきた人がいて、新鮮な素材を仕入れ、豊富な料理で驚かせてくれます。とにかく地元の人たちから大変な人気。臭みが全くなく食べやすい内臓に、フィレンツェではまってしまう可能性大!
住所:Piazza della Passera 2/3 Firenze
営業時間・休日:12時~15時・19時30~23時 12/24・12/25休
③トラットリアマリオ(Trattoria Mario)
ランチのみの営業!とにかく地元っ子に大人気のとってもリーズナブルなトラットリア。「ビステッカ・アラ・フィオレンティーナ(注文は1キログラムから)」や「トリッパ・アッラ・フィオレンティーナ」など牛肉を余すことなく使ったトスカーナ料理が美味しいと評判。
家族経営でアットホームな店内には「ステーキの骨は手でもって吸うべし」「ステーキと一緒にコーラは飲むな」「ケチャップ禁止」など、思わず笑ってしまう標語が貼ってあり、陽気なマリオさんの人柄がうかがえます。
住所:Via Rosina 2r Firenze
営業時間・休日:12:00~15:30 日・祝日休
④トラットリア イル・コンタディーノ(Trattoria Il Contadino)
フィレンツェ到着時や出発時に便利なフィレンツェの鉄道玄関口「サンタ・マリア・ノヴェッラ駅」と、フィレンツェ空港へ向かうバスターミナルに近いトラットリア。有名観光地から離れているので、地元の客が圧倒的に多く、素顔のフィレンツェを知りたい人はぜひ行くべし。
€9~€14でセットメニューがあり、伝統的な郷土料理を気軽にいただけます。ベジタリアン料理もあり!
住所:Via Palazzuolo, 69/71r, 50123 Firenze FI
営業時間・休日:12:00~21:40 土・日休
⑤ブカマリオ(BUCA MARIO)
「BUCA(ブカ)」はフィレンツェに昔からある地下のこと。1886年創業の老舗レストランで、トラットリアよりお手頃なメニューがある良心的なリストランテ。「リボッリータ」などトスカーナの家庭料理をはじめ「ビステッカ・アラ・フィオレンティーナ」も大人気。フィレンツェの人が大好きな豆料理もあり、気取りすぎないメニューが人気で、予約必須の名店です。
住所:Piazza Ottaviani 16R, Firenze
営業時間・休日:19時~24時(8/11-8/24夏季休暇・3/3-3/10冬期休暇)
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朱色の町並みが美しい世界遺産の街、フィレンツェ
イタリアの中でも特に美しく「花の都」と称えられるフィレンツェ。日本でも「冷静と情熱のあいだ」など映画のロケ地としても知られています。一般的なイタリア料理は有名だけど「トスカーナ料理」というジャンルを知ると、かなり気になりますよね?
しかもどれも美味しそう!
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