マルタのグルメ・スイーツ食べ歩き!美味しいレストラン情報も【旅行会社社員おすすめ!】
地中海に浮かぶマルタの美味しいグルメを食べまくり!マルタの名物料理、美味しいレストラン、地元スイーツの食べ歩きを楽しんだ旅行会社トラベル・スタンダード・ジャパン社員が、特におすすめのマルタのグルメを紹介。旅先のグルメ情報は旅のプロである旅行会社のスタッフに聞くのが一番!さあ、魅惑のマルタグルメをご堪能あれ!
女子6人でマルタのグルメを食べ歩き!
旅のプロである旅行会社の社員は、旅先でどんな行動をしているのか?特にグルメに関しては、徹底的にリサーチしてから、美味しい地元グルメを堪能しているに違いありません。・・・と決めつけていたら、行き当たりばったりのグルメも楽しんでいたりして!
しかし「旅のプロ」のアンテナが働くのか、美味しいものと出合ってしまう?
今回は、旅行会社トラベル・スタンダード・ジャパンの社員が、6人組の女子旅で訪ねた、マルタのグルメをご紹介。
マルタってどこ国の島だっけ?と言われがちですが立派なマルタ共和国という国。要塞のように城壁に囲まれた首都バレッタは世界遺産に登録されています。
世界遺産バレッタ
イタリアのシチリア島からわずか60kmしか離れていない立地から。南部イタリア料理や、イタリアの味をマルタ流にアレンジしたものがマルタ郷土の味。澄み切った地中海に浮かぶ島だけに新鮮なシーフードが有名ですが、それ以外にも「えっ!そんな食材も食べるの?」というひと皿も。
女子6人で出かけると、スイーツの割合も増えてくるもの。さあ、どんなグルメが楽しめたのでしょうか?
マルタの国民食・パスティッツィ
マルタを訪れたら絶対に食べたいと思っていたグルメは「パスティッツィ」。マルタの人は小腹がすいたときにこぞって食べるそうですよ。
リコッタチーズをパイ生地で包んで焼き上げた「パスティッツィ」は、外パリパリ、そして、中のリコッタチーズがさっぱりしていて、めちゃくちゃ美味しい~!お隣イタリア・ナポリの郷土菓子「スフォリアテッレ」をマルタ流にアレンジしたものという説があり、食感も、具にリコッタチーズを使うという点も同じです。
実は私、この旅で「パスティッツィ」をほぼ毎日食べていました。値段も手ごろで、どの店でも¢30~50くらい。€1もしないのです。中に入っている具材や大きさによって値段は変わっているようでした。マルタの離島・ゴゾ島でも食べ、マルタの最後にも食べ・・・一体みんなでいくつ食べたことでしょうか。パクパク食べれてしまいますが、パイ生地がゆえにカロリーが高い・・・食べすぎておいて言うのもなんですが(笑)、食べすぎには注意しましょう!
ゴゾ島のパスティッツィ
マルタを離れる前にも食べた「ラスト・パスティッツィ」
地元の皆さんがすすめるパスティッツィの名店「CHAMP」
マルタの人たちが国民食のように食べているので、様々な場所で売られているパスティッツィなので「マルタで食べられなかった」なんていうことはほぼないと思いますが、地元の人に最も人気の高いお店「CHAMP」はぜひ行ってみてください。
チェーン店なので、マルタの旧市街バレッタ地区ほか複数店舗があります。私たちが行ったのは滞在したホテルがあるスリーマ地区のお店
数あるパスティッツィの店でも地元の人に人気が高い「CHAMP」
「CHAMP」のパスティッツィは¢30!こんなに安いのにリコッタチーズの量が他店より多め。パイ生地にに脂っこさがなく、後味がすっきり!。ちなみに中身の具材はオーソドックスなリコッタチーズだけではなく、豆のペーストや、チキンもあります。
そうそう。「CHAMP」だけではなくマルタで数多く見かけるパスティッツィ店の多くは、他のペストリーや軽食になるピッツァなども販売しているので、町歩きに夢中になってランチの時間を逃した、とか朝食を食べ過ぎてランチは軽く、という時には便利な存在です。
所在地:13 Triq It – Torri, Tas-Sliema
アクセス:タワーロード沿い
詳細不明のため実際に行く場合はfacebookのメッセンジャーで英語で確認のこと➔Champ Sliema facebook
マルタ名物・ウサギのグリルをいただこう!
マルタの郷土料理として知られる料理の中で有名なもの。それはウサギ料理。そう、あのかわいいウサギさんです。マルタではポピュラーなお肉で、マルタのレストランでは当たり前のようにメニューに名前が挙がっています。ウサギ肉のスープやシチュー、フライ、グリルなど調理法は色々。
もふもふのかわいいウサギさんを思い出してしまうと「うっ!」となる人もいるかもしれませんが、ウサギはマルタだけではなくフランスでもポピュラーな食材。
・・・そういえばイギリスで生まれたピーターラビットのお父さんは、パイにされてしまった設定。ヨーロッパでは昔から人気の食材だったのです。
全世界のウサギさん!マルタに行かないでぇ!
ウサギのグリルが美味しくて評判「Surfside Bar & Grill」
さて!私たちもウサギ料理にトライしましたよ!やってきたのは「Surfside Bar & Grill」。スリーマー地区の海に面したレストランで、テラス席があり景色も最高。ランチか日が沈む前の夕方から、早めのディナーを始めると丁度良し。おしゃれで雰囲気も良く、値段も手ごろ。私たちのような女子旅や、ロマンティックな雰囲気が欲しいカップルにもおすすめですよ。
マルタの料理の基本はイタリアン。しかもイタリアより物価が安いので、美味しいイタリアンをお手頃で食べられるから安心。
まずはポモドーロ・トマトソースのパスタ€10,90 、ピザ€ 19,90×2枚、グリークサラダ(ギリシャ風サラダ)€13,90をオーダー。グリークサラダはフェタチーズやオリーブが乗った、さっぱりとしたサラダでヘルシーな味わいです。
女子旅に乾杯!
イタリアンが好きな人にはたまらない国ですね!
そしていよいよやってきました、ラビットグリル!メインの上、このボリュームで€19,90と良心的です。 シチューなど、ウサギとは絶対にわからない料理にすればよいものの、割とリアルな形の残るグリルを選択するあたり、肝が据わっているでしょう?
とはいえ「ウサギ」と言われなければ何を焼いたのか全く分からない風貌です。ご安心を。
味は完全に鶏肉。しかも柔らかい胸肉風。味もしっかりついていて、香ばしく、美味しさのあまりフォークとナイフが止まりませんでした。ウサギさん、お許しください・・・。
鶏の胸肉と言われたら、もうそれとしか思えない味。柔らかくて美味
所在地:Tower Road, Sliema,Malta
アクセス:スリーマーフェリー乗り場から徒歩約12分
営業時間:9:00~23:00
定休日:なし
マルタと言えば地中海の魚料理!
マルタに来たら絶対に食べておきたい料理が、マルタを囲む地中海の新鮮な魚料理。メカジキ、スズキ、イカ、エビ、そしてムール貝など、近海でその日揚がった魚をグリル、フライ、炭火焼き、ワイン蒸しなどでいただきます。
白ワインがどんどん進んでしまいますよ!
私たちは2軒のレストランでマルタの海の幸を堪能してきました。
マルタ名物地中海のシーフード料理
BELLO NETTUNO
マルサシュロックはカラフルな船が湾内に浮かぶマルタで最も有名な港町です。当然シーフードも獲れたての美味しい魚が様々なレストランで食べられるとあり、多くの旅行者がやってきます。たくさんのシーフードレストランの中から選んで入ったのは「BELLO NETTUNO」。呼び込みのお姉さんに誘われ、乗ってみることにしました。
マルタで最も有名な港町
「BELLO NETTUNO」のこぢんまりとした門構え
これが大当たり!たまには旅先で呼び込みの方に乗ってみるのも悪いことではないようです。
何せ6人もいるので、ひとり一人が食べたいものを頼んでシェアして食事をしました。大人数の旅はこれができるからいいですよね。でも、マルタは一皿の盛りが大きいので頼みすぎには注意しましょう。
ここで食べておきたいのは、ちょっと日本食が恋しくなったころにもアリな魚の炭火焼き。もうこれは完全に日本の焼き魚!地中海風にオリーブオイルと塩でいただいてもよし、日本人的にはちょっとお醤油ががけたくなるかも?ただでさえ魚介が美味しいマルタ。その港町ですから魚は新鮮そのものです。
このお店、ワインもとてもお手頃で、比較的ワインが安い日本よりも、もう少し安いのではないでしょうか。観光の時間にとらわれず、港町でのんびりまったりランチがしたい人は、ワインと共にゆっくりと食事を楽しんでも良いですね。
ほかほかの白いご飯でいただきたくなる「焼き魚」
魚介の出汁が凝縮されたスープ
フィッシュスープ€6、焼き魚+チップス&サラダ€13、チキンナゲット€5、カラマリフライ€11,75、マリナーラパスタ€9,50と、リーズナブルに美味しいイタリアンベースのシーフードがいただけるので、ぜひ訪ねてみてくださいね!
所在地:5 Triq Il Wilga, Marsaxlokk Malta
アクセス:Marsaxlokkバス停より徒歩2分
営業時間:9:00〜17:00
※2020年現在、新型コロナウィルスの影響で時間短縮営業の可能性あり。訪問時に正確な営業時間、定休日を知りたい場合は、店舗のFacebookからメッセンジャーでお問い合わせを:BELLO NETTUNO Facebook
Il-Fortizza
要塞のような外観がかっこいいレストラン。少し高級かな?と思わせる雰囲気で、特別な日のディナーやランチにも良し。
私たちもマルタの最後の夜のディナーに立ち寄りました。
昔の要塞のような外観が素敵!
同じ建物内にはレトロな雰囲気のバーも。使い勝手良し!
海沿いにあるので地中海の眺めを楽しみながら食事ができる席は、ピークシーズンだと満席のことが多いので、予約がマスト。
私たちは特に時間を決めて行かず、予約はしていませんでした。空いている店内の席でいただきました。
高級感がありながらもヨーロッパの同格のレストランと比較するとお安め
マルタ最後の夜にかんぱーい!
食べたい大皿料理を4皿オーダーし、6人でシェアしましたが、気付いたらすべてトマトベースの料理を頼んでしまいました(笑)。しかし!すべてが最高に美味しかったです。
特にこのエビのパスタを見てください。エビが大きい!しかも、感動するほど美味しかったです。地中海のエビは種類が様々で小さいものも大きいものも、どのサイズにもそれぞれの旨味があります。このパスタの海老はぷりっぷり。何エビか忘れてしまったのが悔しい限り!
店構えやお店の雰囲気から、かなり高級なお店だと思っていましたが、思ったほどではなく、チーズラビオリ€9、スズキのグリル€19,50、ビーフラグーソースのパスタ€10,50。ここでもマルタの物価の安さがありがたいです。
ただしエビのパスタはスペシャルメニューで時価。これだけ飛びぬけて高額でした。最後の夜だから良しとしましょう。
パスタのもちもち感と海老のプリプリ感。海老出汁のトマトソースに感涙
所在地:124 Triq It Torri Tas-Sliema MT SLM, 1605, 124 Triq It-Torri, Tas-Sliema SLM 1605 Malta
アクセス:スリーマーフェリー乗り場より徒歩約9分
営業時間:9:00〜0:00
定休日:なし
マルタはジェラート天国!
マルタはジェラート天国です。というのもわずか60km先のイタリア・シチリア島の名物なので、国が違えど、同じ食文化。ジェラートも同じようにマルタの国民的デザートとして君臨しています。
私たちは、そりゃあもう、ジェラート店を見つけては、食べまくっていました。
と言っても私はピスタチオのジェラート一択!味が濃くて美味しい上に、日本ではあまり見ないフレーバーだったということもあるのですが、絶品でした。
朝日を拝みながら食べたジェラート
ちなみに私たちの旅は2月で、一応冬ですが、東京など関東圏の冬に比較すると温暖。日中はコートを脱ぐことも多く。ジェラートを食べていても「寒い!」という感覚にならないのも魅力でした。
日本では見かけないフレーバーに出会うことも
日本で2月、早朝に朝日を拝みながらジェラート食べたら凍え死にそうですが、周囲の人たちの軽装と店の繁盛具合を見てください。マルタの2月はジェラートが食べられる気候だとおわかりでしょう。そしてそして・・・最終日。マルタ最終日のジェラートは、世界遺産バレッタを眺めながら。どんなに素敵なカフェよりも、良いシチュエーションでしょう?
船着き場近くのジェラート屋さんで食べたこのジェラートは、2フレーバーで€3もしない安さ。羨ましい環境です。
フレーバーの種類がとにかく豊富なマルタ
目の前に広がる世界遺産を眺めながら最後のジェラートをむさぼる一同
イムディーナを訪れた時に、とても美味しい上におしゃれなジェラート屋さんに出合ったので紹介します。ちなみに、イムディーナは、マルタにバレッタが築かれる前の首都だった都市です。首都の移動にともない人が少なくなったこの町は「静寂の町」と呼ばれるようになりましたが、中世の趣きを色濃く残し、小さな路地の雰囲気が人気です。
黄昏感!
Fior Di Latte
ブルーを基調にした可愛らしいお店で、マルタの中でもお洒落さんが集いそうな雰囲気。
ロゴもお洒落!
スモールコーンに1つ乗せて€2前後と、おしゃれな分、マルタでは少々高め。それでもこれだけたっぷり乗せてくれるなら文句なし。マルタのジェラートの味のレベルは高く、全く食べ飽きることがありません。このお店はムディーナ訪問時に立ち寄れるというところもポイントが高いですね! ピスタチオのジェラートはすべらかな舌触りと、まったりとしいた幸せになる味わい。そして濃厚な後味が最高です。ああ、今すぐ食べたくなってきました。
濃厚でまったりするピスタチオのジェラート
所在地:21, Villegaignon Street, Mdina MDN 1150
アクセス:Mdinaバス停から徒歩5分
営業時間:10:00~18:00
定休日:なし
マルタの名物お菓子・ハニーリング
「ハニーリング」というマルタの伝統菓子も、ぜひ試してみてください。
「どこに売っている」と言わずとも、スーパー、土産物店、カフェ、空港の売店などで購入できます。私が買ったのは中央バスターミナルのバス停。 町の至る所にこういったお菓子屋さんがあり、ボリュームたっぷりのドーナツ的な物や、郷土菓子が売られています。
マルタはユーロ圏ナンバー1の肥満大国という不名誉を取ったことがあるのですが、いつでも甘くておいしいお菓子が食べられる環境は、思わずうなずけてしまいます。
ショーウィンドウの右下の方に映画「ゴットファーザー」の殺人の道具に使われたことで、一躍有名になったシチリア島の郷土菓子「カンノーリ」の姿も。こんなところにもイタリア南部の食生活がうかがえますね。
名言「銃は置いていけ。カンノーリを取ってくれ」で注文したい・・・
私が食べたのはこのスモールハニーリング。スモールってことは、普通サイズはもっと大きいのでしょう。シナモンが効いた独特な味ですが、私が買ったハニーリングはとにかく甘かったです。「ハニー」と言う通り、蜂蜜を使っているので、甘くとも砂糖の甘さよりは健康的。マルタは蜂蜜の産地でもあるので、郷土の味として滞在中1つは食べてください。
値段は失念してしまいましたが、びっくりするほど安かったのを覚えています。何せスーパーで売られている6個入りのハニーリングですら€1,90ですからね。この価格は完全にマルタの方の日常生活の「おやつ料金」なのだなあ、と思いました。
シナモンと蜂蜜の味
ゴゾ島名物 はちみつをゲットせよ!
私たちは本島だけではなく、ゴゾ島観光にも出かけました。6月~9月のピークシーズンは澄み切った海を求めて大勢のヨーロピアンたちがやって来ます。足の踏み場もないほどに混み合うのですが、私たちが行った2月はマルタのオフシーズンと言うこともあり、澄み切った海を独り占め!・・・いや6人占め?
泳ぐことはできませんが、素晴らしい景色の中でのんびりと過ごせます。
そして、ゴゾ島に来たら絶対に外してはならないものこそ、ゴゾ島名産のはちみつです!
マルタでは有名な「caffe Jubilee」本店の隣の食材屋さん「Jubilee Foods」で購入したはちみつは、写真の大きさで約€12。ただ甘いだけではなく、味わい深く、本当に美味しい・・・大きいサイズを買えばよかったと帰国後とても後悔するほど、ペロッと食べきってしまいました。お店で味見もできるので、色々試してみてください。
絶品の蜂蜜!
所在地:9 Pjazza l-Indipendenza, Ir-Rabat Għawdex
アクセス:Operaバス停から徒歩1分以内
営業時間:9:30~18:00(土曜日9:00~17:00・日曜日10:00~16:00)
旅行会社の社員がおすすめ!マルタ・グルメMAP
地中海に浮かぶマルタ島で、美味しいものをたくさん食べよう!
地中海に浮かぶマルタ。イタリア料理や、南イタリアの味をマルタ独自に昇華したグルメは、とても美味しく、滞在中に「食べ飽きた」ということはありませんでした。
物価も安く、イタリアと比較するとかなりリーズナブルにイタリア料理が楽しめるというポイントも最高。
東京23区の半分ほどしかない面積に要塞都市や、澄み切った素晴らしい海を持つマルタは、まったりのんびり散策したり、リゾートできる最高の旅行先だと思います。
次の旅はぜひマルタで!ここで紹介した以外の地元グルメにもどんどんチャレンジして下さいね!