リスボン&ポルト(ポルトガル)旅行体験記・レビュー『定年退職記念旅行第2弾はポルトガルへ! 素晴らしい伝統的なアズレージョ! ビール・ワイン・グルメを堪能した旅』。【トラベル・スタンダード・ジャパン】をご利用されたお客様によるクチコミ・評判をご紹介します。当社では自由にツアーアレンジが可能、オリジナルのリスボン&ポルト(ポルトガル)旅行をお楽しみいただけます。
定年退職記念旅行の第2弾はポルトガルへ!
毎年のように家族で子供たちの年齢と興味に合った海外旅行を重ねてきました。子供たちも独立し、前回久し振りに妻と2人での旅行を実施。また定年退職記念として今年2回目の海外旅行をポルトガルにすることにしました(ちなみに1回目の旅行記はVol.313の通り)。記念すべき33か国目のポルトガルは20年ほど前に6年間ブラジルに駐在していたこともあり、食文化と街並み、言語など、我々にとって懐かしい場所に思いを馳せる時間にもなりました。旅行の目的は、ポルト・リスボン観光だけでなく、地方のアズレージョを訪れること、ビール・ワインを飲み、ポルトガル料理を堪能することでした。
これまでアジアやアメリカは自分で航空券やホテルを予約してきました。しかしヨーロッパの場合、予約がうまく取れない、予約内容と実際が異なる、予定変更の対応ができないなど、自力での対応に限界を感じていたため、旅行会社を利用しての申込みをしました。そして前回の旅行で、正確・適確な情報伝達、費用の安さ、素晴らしい対応とアドバイスをしてくださったことが決め手で、今回も御社にお願いすることとしました。
子供たちも独立し、妻と2人で海外旅行へ!我々のポルトガル旅行記をお楽しみください!
ポルトの街で華麗なアズレージョを堪能
フライト時間の短縮のため、今回も北回りフィンランド航空を利用。旅の初日、ヘルシンキ経由でリスボンに到着したのは夜。ホテルにチェックインして休みました。
2日目。朝一でリスボンを出発し高速列車で午前中のうちにポルトへ到着。地下鉄カンパーニャ駅で「アンダンテ」(カード24時間パス)を購入、早くホテルに到着し昼からポルト市内へ行くつもりが、日本のような地下鉄出口の地図が無く不覚にも間違った方向へ出てしまい、ホテル探しに迷い1時間も彷徨ってしまいました。1時間遅れで市内観光に出発。まず、アズレージョで有名なアルマス礼拝堂へ。その後ポルトの老舗レストラン「カフェ・マジェスティック」でランチ。ポルトのB級グルメで有名な「フランセジーニャ」は、ハムだけではなくステーキ肉まで入った大変贅沢で美味しい一品で、今回の旅行で2番目に気に入りました。
アズレージョで有名なアルマス礼拝堂
ポルトB級グルメで有名な「フランセジーニャ」
その後、サント・イルテ・フォンソ教会、サンベント駅のアズレージョを見て、グレゴリス教会の塔に上りポルトの景色を見降ろした後、世界一美しい図書館と言われている本屋「リブラリア・レロ」へ。こちらは30分以上も並ぶ人気スポット!その後カテドラルのアズレージョ、ドン・ルイス1世橋を訪問。さすがポルトの街並みを一望できる景色は素晴らしかったです!ただ一度遅れたスケジュールは取り戻せず、その後予定していたドウロ川クルーズを断念。強い日差しの中、慣れない所を歩き疲れ、夕食はホテル近くのバールでビールと簡単なつまみで済ませました。
サント・イルテ・フォンソ教会
ポルトの街並みを一望できる景色は素晴らしかったです!
3日目は傘のアーケード、パジャマタウン、運河の街を訪問
3日目。ホテル朝食にはブラジル生活時代に毎朝飲んでいたオレンジジュース絞り器(ホテルにあった絞り器はオシャレ)があり、久し振りの100%オレンジジュースを楽しむことができました。
朝食後、カンパーニャ駅に移動、ローカル線でアヴェイロ経由アゲダへ。カラフルな傘のアーケードで彩られた街は7~9月に実施しているようです。アゲダの街は小さいので、バールやカフェでの休憩も含め1~2時間もあれば十分。我々は列車の都合で、1時間ほどでアゲダを後にしました。
列車でアヴェイロに戻り、今度は駅前から路線バスでパジャマタウンのコスタノバに移動。青・赤・緑・黄色のストライプ模様の建物が数百mの長さで立ち並ぶ街並み。青い空とのコントラストが美しかったです。海辺のレストランで魚介類の昼食。コスタノバで2時間強滞在後、アヴェイロの街中でバスを下車、1時間ほど運河の街を見学し、列車でポルトへ戻りました。夕食はホテル近くのレストラン「ジンジャ」へ。店お薦めの海鮮リゾットとバカリャウのポワレは大正解でした。
アゲダのカラフルな傘のアーケード
パジャマタウンのコスタノバ カラフルなストライプの建物が何百mも続きます
夕飯はレストラン「ジンジャ」で。海鮮リゾットとバカリャウのポワレは大正解!
美しく懐かしい街並みに合える!ポルトガル2都市周遊 リスボン&ポルト
4日目はリスボンへ戻り、ベレン地区へ
4日目は高速列車でリスボンへ移動。前日からの山火事の影響で視界が悪く徐行運転。1時間弱遅れてリスボンに到着。地下鉄駅で「VIVA Viagem」カードに24時間フリーパス券を3日分チャージ。ホテルに荷物を預け街へ出ようとしたところ、今度はさっきまで動いていた地下鉄青線が運休。仕方なくタクシーで目的地のリベイラ市場へ。タクシー運転手によると「地下鉄運休はノルマル(普通)」とのこと。リベイラ市場のフードコートには14時頃着きましたが、未だランチの客で大混雑。席を探すのに苦労しました。席を確保後「ミゲル・カストロ・エ・シルヴァ」でBacalhau a Bras(干しタラとポテトの卵とじ)などを食べました。このBacalhau a Brasは今回ポルトガルで食べた多くのバカリャウ料理の中で最も美味しかったです。
リベイラ市場のフードコート
Bacalhau a Bras(干しタラとポテトの卵とじ)絶品でした!
ランチ後バスでベレン地区へ。ベレンの塔、発見のモニュメントを見学し、ジェロニモス修道院へ。長蛇の列で入るのに1時間以上待つと言われたこと、前述の列車の遅れ等でスケジュールが遅れていたこともあり、ジェロニモス修道院見学を諦め、すぐ近くの「パスティス・デ・ベレン」でポルトガル名物パスティス・デ・ナタを賞味。のどが渇いていたのでビールも注文。こちらのカフェは広く、アズレージョが美しく一見の価値があります。バスと市電を乗り継ぎ、ケーブルカー・ビッカ線へ来ましたが、ここでもケーブルカーが故障運休中で急坂を歩いて上ることに。この日は交通面で予想外のアクシデントがありました。その後、サンペドロ・デ・アルカンタラ展望台へ。遠くにサンジョルジェ城を望む景色は素晴らしかったです。続いて市内のアズレージョ工房「サンタナ」へ。多くのサンプルを参考に店員と相談し我が家の表札をオーダーメードしました。1か月弱で自宅まで郵送してくれるとのことです。サンタナの目の前で元宮殿を改装したレストラン「パラシオ・シアード」で夕食にしました。
アズレージョ工房「サンタナ」で我が家の表札をオーダーメイド!1か月ほどで郵送で届けてくれます
5日目はリスボン市内を散策!サンジョルジェ城へ
5日目。朝食後、混まない内にサンタ・ジュスタのエレベーター、その後バスでサンジョルジェ城へ。午前中の空いている展望台からのリスボン市内の景色と、城内の城郭は想像以上に良く、城内やカフェにはクジャクが行き交い、ゆったりと素敵な時間を過ごすことができました。その後、サンタクララ広場の泥棒市へ向かい、アズレージョのアンティークタイルなどを購入しました。午後は国立アズレージョ博物館へ。多くのアズレージョに魅せられた後、博物館内のアズレージョで囲まれたカフェで遅めの昼食を。その後、市内のスーパーマーケットやみやげ物屋で買い物をし、夕食はロシオ駅前の人気店でタコサラダ、タコライス、バカリャウを食べました。
朝一でサンタ・ジュスタのエレベーターへ
サンジョルジェ城
国立アズレージョ博物館内のカフェでランチ
美しく懐かしい街並みに合える!ポルトガル2都市周遊 リスボン&ポルト
6日目はバスでオビドス、ナザレへ
6日目。朝食後1時間高速バスに乗り、城郭に囲まれたかわいらしい街オビドスへ。街への入口「ポルタ・ダ・ヴィラ」は修復工事中で見ることができませんでしたが観光客でいっぱい。オビドスで有名なジンジャ(サクランボの果実酒)をチョコレートのミニカップで飲ませる店も多く、我々も賞味しました。街は広くないため1~2時間の滞在で十分回ることができます。我々はビール休憩も含めて2時間滞在。
その後路線バスでカルダス・ダ・ライーニャへ移動し、バスを乗り継いでナザレへ。バス停の時刻表とHPの内容が異なっていた上、オビドスのバス停でカルダス・ダ・ライーニャ行のバスが40分も遅れたのでバスを待つ間は不安でしたが、無事にナザレに到着。ポルトガルでは鉄道は概ね時間通りに動きますが、バスは数十分遅れることが多いようで、乗り継ぎで地方の街へ行くときは不安要素です。
可愛らしい街「オビドス」
ジンジャ(サクランボの果実酒)をチョコレートのミニカップ
さて、ナザレは砂浜に面したバカンス地でこの日もヨーロッパ中から訪れた人々でいっぱい、パダリア(パン屋)で、今回の目的の一つ、B級グルメのビファーニャを味わう。プライヤ地区の端に丘を登るケーブルカーがあり、丘の上から見る海岸線と街の景色が絶景です。丘の上にはノッサセニョーラ教会があり、奥の礼拝堂に続く廊下のアズレージョは壁から天井までタイル張りで一見の価値あり)。ナザレには3時間弱滞在し、バス2時間でリスボンへ戻りました。夕食はアズレージョの修道院跡を利用した老舗のビヤホール「トリンダーデ」でビールの飲み比べをしました。
丘の上から見る海岸線と街の景色が絶景
ノッサセニョーラ教会 美しいタイル貼りのアズレージョ
老舗のビヤホール「トリンダーデ」でビールの飲み比べ
6日目はシントラへ。ペーナ宮殿、レガレイラ宮殿、ロカ岬観光
朝食後、ロシオ駅で「Bilhete Trainn&Bus」フリーパスを購入しシントラへ。多くのサイトで「シントラ観光は時間との勝負」と書いてあるため、我々もペーナ宮殿の開場に合わせてシントラ駅朝一番のバスで向かいました。それでも入場門付近は多くの人!更に入場門から宮殿建物へ向かう急坂を登る場内バスに並び、宮殿建屋内部に入るための列が大行列になる、これを避けるために皆早く行くようです。順調に進んでいた我々も宮殿外側の撮影をしている間に行列ができ始め、20分近く待ちました。ピーク時は1時間以上並ぶとのこと。写真の通り色とりどりの鮮やかな美しい宮殿でした。宮殿内は外観と反対に木の彫刻装飾が印象的でした。ペーナ宮殿に2時間程滞在後ムーアの城郭に行くことを考えましたが、往復で30分以上歩くこと、城郭はリスボンやオビドスで見たので直接レガレイラ宮殿へ。レガレイラ宮殿は建物だけでなく、庭園内に点在する井戸、尖塔、地下道がまるで迷路のようになっていて、自然との調和を楽しめました。
色とりどりの鮮やかな「ペーナ宮殿」
宮殿を後にし、シントラのセントロ「Loja da Vinho」でランチ。ビールのつまみにパンの上に3種類のイワシを載せたものと、デザートにシントラ名物ケイジャーダとトラヴセイロを賞味。これは簡単で美味しいと、帰国後リスボンのスーパーで購入したイワシ缶詰で早速再現しました。午後はバスでロカ岬へ。ユーラシア大陸最西端の記念証を受けました。帰りはバスでカスカイスへ向かい、列車でリスボンに戻り、最後の夕食はワインレストラン「タージデ・ワイン&タパス・バー」で夕暮れを眺めながらポルトガルワインを飲み比べ、お店お薦めの赤白5種類を優雅に楽しみました。 翌早朝、ヘルシンキ経由で翌朝成田に到着しました。
「Loja da Vinho」にてランチ。パンにイワシを乗せたものとシントラ名物ケイジャーダとトラヴセイロ
ポルトガル最後のディナーは「タージデ・ワイン&タパス・バー」にて 夕日を眺めながら優雅にワインを
ポルトガルを旅してみて印象
治安は悪くない。街に物乞い者の数は少なく、インフラ整備に遅れがみられるものの、豊かな国だと感じました。9月だったこともありどこの観光地も人が非常に多く、さすが観光大国ポルトガルです。入場する有名施設は待ち時間を考慮する必要があります。英語が結構通じました。ホテルはもちろん、レストランやみやげ物屋、バス等の交通機関でも多くの人が英語を話せ、問題ないと思いました。
ポルトガルワインはかなり美味しいのですが、ビールも美味しいです。バカリャウ、海鮮と、酒のつまみはどれも美味しい。安くて美味しいのがポルトガルです。そして、ポルトガルのアズレージョは素晴らしい。駅やカフェ、通りの銘板など、街中で多くのアズレージョに出会いました。
近藤様、柴田様 ありがとうございました!
前回同様 近藤様と、もう一人柴田様の2人サポートで対応いただきました。お二人のご支援のおかげで実現したポルトガル旅行でした!自分の不覚や若干のアクシデントは有りましたが、近藤様・柴田様のアドバイスと支援のおかげでほぼ予定通り、大変充実した9日間を過ごすことができました。今回も御社にお願いして良かったです。本当にありがとうございました。来年もヨーロッパ旅行に行きますので、次回も宜しくお願いいたします。
担当者より
この度は「お客様の旅行記」へご寄稿いただき誠にありがとうございます。
前回から引き続き2回目のご旅行でしたが、
ポルトガル旅行もお楽しみいただけたご様子で誠にうれしく思います。
いつもご自身にて観光地や所要時間などご予約時から綿密に計画されており、
ご出発前から私も一緒にご旅行に行くような気持ちになり
とても楽しくやり取りさせていただいておりました。
最近ポルトガル旅行が人気になってきておりますので、
こちらの旅行記はポルトガル旅行をご検討されている方の参考になると存じます。
アゲダの傘まつりやタイル張りの建物、お酒とシーフード料理、、、
ポルトガル名物をご堪能されていて、拝見していると私も旅行へ行きたくなります。
ホテルの件ではご迷惑おかけいたしました。
ホテルへ確認、リクエストを行っても実際当日にご案内ができるかの確証が取れません。
次のご旅行の計画時にはできる限りご希望に沿うよう、
ホテルなども厳選してご提案できればと思います。
また素敵なご夫婦の記念旅行のお手伝いができれば幸いです。
どうぞお気軽にご旅行内容のご要望をお伝えくださいませ。
ありがとうございました。
担当:近藤