マニラの治安・観光エリア等徹底解説!2020年最新の現地情報をお届け
フィリピンの首都「マニラ」に関する治安や旅行のベストシーズン、交通などの現地情報と合わせて、最近注目されている代表的な観光エリアをご紹介します。
マニラへのひとり旅もばっちり楽しめるポイントが満載!旅行の前に知っておきたいマニラ事情をまとめてみました。
マニラ旅行の前に知っておきたい現地情報(2020年最新版)
マニラの現在≪治安≫
夜歩きも満喫できるマニラ
現在のマニラの治安は、国・地域別の危険度だと「十分注意してください(レベル1)」のカテゴリーに入ります。日本の治安と比べると、正直良いとは言えませんが、海外旅行に慣れている方にとっては「それほど悪くないな」と感じる程度でしょう。
特にマカティやBGCは観光客や移住者が増加に伴い、徹底した治安改善が図られています。ショッピングモールやホテルのエントランスでは必ず手荷物のセキュリティチェックがあるなど、きちんと取り締まられている点でも安心感があります。
都市の生活水準も高く、マニラ首都圏だと夜間のひとり歩きも自由にできるほど。ただ、ひと気が無い道や街明かりが少ない場所には注意を払うように。また、大勢の人が集まる場所での盗難被害が起きる可能性は十分にあるので、所持品はチャックがついたバッグに入れるなど心がけてください。
夜もマニラの街を堪能したい方は街中のホテルを選ぶのがベター。深夜まで賑わうルーフトップバーやクラブへのアクセスも良く、宿泊先近くで気軽に飲み歩けます。
- 成田発
- 関空発
- 福岡発
- 名古屋発
旅行のベストシーズン≪季節・気温≫
スコールは1~2時間待てば、からっと空も晴れます
フィリピンは熱帯性気候に属し、マニラは年間を通じて気温は27℃前後、季節は6~10月の雨期と11~5月の乾期に分けられます。
11~1月の乾期に入りたての季節は平均26℃と暑いのが苦手な方には嬉しい時期。夜になると少し肌寒く感じるシーズンなので、外出時は薄手の羽織りが1枚あると重宝しますよ。
本格的に気温が上昇するのは日本が春休みに入る2月下旬頃。乾期の中でも特に晴天率が高く、アクティビティにも最適!ひと足先に夏のバカンス気分を味わえます。
極力旅費はおさえたいという「コスパ重視」のマニラツアーに行くなら雨期がチャンス。スコールと呼ばれるにわか雨が降るだけで、日本の梅雨のようにじっとりとした時期が続くわけではないんです。街中にはショッピングモールの他にスパやカフェも多く点在しているので、降り止むのを待つ間も退屈することはないでしょう。混雑の多い夏休みを避けて、ふらっと弾丸旅行へ出かけるのもありです。
公用語はタガログ語≪言語≫
マニラではタガログ語と英語が共通言語として話されています。2019年に行われたJAOS(一般社団法人海外留学協議会)の留学渡航国別調査によるとアメリカ、オーストラリア、カナダに続きフィリピンが第4位に。日本から近くてコストも抑えられることから、短期留学で英語を習う学生さんも多いようです。
ちなみに、タガログ語はセブ島で話されているビサヤ(セブアノ)語とはまったく違うもので、セブ島出身のフィリピン人は英語を交えながらの「タガログイングリッシュ」で会話することも。7,000以上の島が集まるフィリピンだと、地元民でも英語で話した方がかえってシンプルでわかりやすいようですね。
お金はフィリピンペソ≪通貨≫
通貨はフィリピンペソ(Peso)で「₱」、「Php」と表記されています。日本円に換算するなら大まかにペソの2倍の金額くらいと覚えておくと便利です。※100ペソ≒213円(2020年1月時点)
日本よりも現地の方が為替レートが良いので、事前にツアー会社のスタッフにおすすめの為替所を尋ねておくと旅行前の準備もスムーズにできますよ!
タクシー移動がラクチン≪交通≫
夜のマニラ
首都圏が人で賑わう一方、インフラが追いついていないのが現在のマニラの状況。移動手段としてはタクシーが1番手っ取り早くてラクチンです。
通常、初乗りは40ペソ≒90円で、30分の乗車でも300ペソ≒640円くらい。日本に比べてかなりお得ですので、安心安全に移動するならケチらずにタクシーを利用するのがベスト!降り際にぼったくられないよう、必ず料金メーターがあるかどうか確認してから乗車するようにしてくださいね。
最近は「グラブ(Grab)」というアプリからタクシーを呼び、クレジットカードで決済する方法もあります。Wi-Fi環境さえあればどこからでもタクシーを呼べるので、ご旅行の前にあらかじめアプリをダウンロードしておくのがおすすめ!
他にはジプニー(乗り合いバス)や2人乗りの原付バイクで移動することもできます。ローカルに交じって雰囲気を味わうのも旅行の醍醐味ですよね。運賃の交渉術も必要になるので、現地の滞在に慣れてから挑戦してみてくださいね。
マニラ市内は電車が通っているものの、マカティとBGCのような2大観光エリアは繋がっておらず、電車1本で行けないのも惜しいところ・・・。それに、格安運賃のため常に通勤ラッシュでない時間帯もかなり混雑しています。
街の雰囲気はどんな感じ?マニラで訪れたい≪エリア6選≫
マカティ
夜景が綺麗なマカティ
フィリピンの中でもマニラは“おじさんたち”が遊びに行く場所という印象がある方も多いのでは?マニラに対してそれほど魅力を感じない、いまいちピンとこない方にまず知っていただきたい地域が首都圏の「マカティ(Makati)」です。
マカティの高層ビルが立ち並ぶオフィス街の様子は、先述したイメージを良い意味で裏切ってくれるはず。ショッピングモールや飲食店がぎゅっと集まっている地域なので、1日中いても飽きることはありません。
なかでも「グリーンベルト(Greenbelt)」と総称されるエリアは建物内での移動が可能で、雨の日も関係なくいつでもお買い物ができる環境が整っています。ビルディング直結の便利なホテルもあるので、ショッピング目当てでマニラに滞在するのであればマカティ宿泊で間違いなし!
BGC
元軍用地のBGC
「BGC」とは「ボニファシオ グローバル シティ(Bonifacio Global City)」のこと。かつて軍用地があった場所をアヤラ財閥が引き取って再開発したエリアで、首都圏の中では新しい区域です。マカティに比べるとまだまだ観光客向けの商業エリアは少なく、ガラス張りの近未来的なビル群がそびえ立っています。エリアの中では遊歩道のように道路を行き来できるのも嬉しいポイント。
その大都心で緑の芝生が目を引く区画が「ボニファシオ ハイストリート(Bonifacio High Street)」です。週末になるとイベント行事やマーケットがオープンし、朝から晩まで大勢の人で賑わいます。
BGCを訪れた際は遊び心のあるウォールアートにも注目です。あちらこちらに描かれていて、ちょっとしたインスタ映えスポットとしても人気があります。
イントラムロス
イントラムロスのゲート
「イントラムロス(Intramuros)」とは街の中(イントラ=中、ムロス=街)という意味で、日本の出島のようにぐるっと要塞で囲まれています。もともとは外港としてガリオン船が乗り入れしていた貿易の窓口だった場所で、古き良きコロニアル風の建物が素敵な街です。
砦には全部で6つのゲートがあり、メインゲートの広場では今でも演劇などのショーが開催されています。
エリア内でよく見かける馬車はカレッサといい、乗車も可能です!ただし、利用時は料金が割り増しで請求されないように最初にきちんと交渉しておくのがマスト。
フィリピン最古の教会「サン アグスチン教会(San Agustin Church)」は、ユネスコ世界遺産にも登録されており、信者の心のよりどころとして昔から大切にされている場所。教会に描かれている絵はすべて油絵で、天井のモチーフにはフィリップ王(スペイン)がお気に入りだったパイナップルの花があしらわれています。
サン アグスチン教会の向かいには「バーバラ カサ マニラ(Barbara’s Casa Manila)」という地元ゆかりの料理をいただける老舗レストランも。ディナータイムのフィリピン伝統のダンスパフォーマンスも見どころです。
ベイエリア
マニラ湾に面する港町、「ベイエリア(Bay Area)」には豪華なシティホテルや娯楽施設が集まっています。アジア最大級のショッピングモール「SM モール オブ アジア(SM Mall of Asia)」や、同じくSMモールが所有する「SM バイ ザ ベイ(SM by the Bay)」の大きな観覧車はベイエリアのランドマーク的な存在です。海沿いの歩道はコーヒー片手にお散歩したり、気分転換に朝からジョギングするのにもぴったり。
オカダマニラのカジノ入り口!まるでゲームの世界に入ったよう・・・
マニラ観光の見どころ、カジノスポットもベイエリアにはたくさんあります。日本資本のIR(総合型リゾート)「オカダマニラ(Okada Manila)」では、ラスベガス顔負けのきらびやかなカジノや噴水ショーを楽しめます。
また、マカオ最高級リゾートホテルとして知られる「シティ オブ ドリームズ(City of Dreams)」も2015年にグランドオープンしました。ブランド店がズラリと並ぶショッピングモール街、レストラン、スパ、プール、お子様向けのアミューズメント施設など、名前の通りまさに夢のような場所です。
アンティポロ
涼しく快適に過ごせるアンティポロ
マニラから東に車で約1時間移動したところに「アンティポロ(Antipolo)」という小さな都市があります。山の中腹にあるので夏でも比較的涼しく快適に過ごせるんです。道中で見られる田舎らしい景色にも心が和みます。
タクタクの滝
アンティポロには国立公園に指定されている「タクタクの滝(Hinulugang Taktak)」や、神秘的なステンドグラスが映える「アンティポロ大聖堂」が市のシンボルとして有名です。教会周辺は地元の商店が軒を連ねており、クエゾンストリートから大通りにかけて食べ歩きも楽しめます。
大通りを抜けて小道へ入ると「ピント アートミュージアム(Pinto Art Museum)」がひっそりとたたずんでいます。館内には様々なアーティストの作品が飾られており、定期的に開催されるギャラリーの展示やワークショップで賑わっています。
首都圏の喧騒から離れてリフレッシュできるおすすめスポットです。
タガイタイ
セレブのお忍びスポット「タガイタイ」へ
「タガイタイ(Tagaytay)」は日本の軽井沢のようなマニラの避暑地スポット。アンティポロよりもさらに標高が高く、市街地に比べて気温は5、6℃低いと言われています。山の奥地に行ったところで何もないのでは・・・?と想像された方、実はセレブ御用達の別荘地が集まるエリアで、カフェやレストラン、スパなども豊富な穴場の観光地なんです。
タガイタイで食事をするなら「タール湖(Taal Lake)」に臨む、山上レストラン「バライ ダコ(Balay Dako)」はイチオシです。店内は上品なライトグリーンで統一され、クラシカルな雰囲気もまた贅沢感であふれています。
レストランの名物は「ピアヤ(Piaya)」というお焼きのスイーツ。中には小豆が入っていてコーヒーとの相性も◎。テイクアウトもできるのでぜひトライしてみてください。
食事の後はバライダコのモニュメントと湖が見られる絶景ポイントでの写真撮影もお忘れなく。
これでマニラひとり旅も怖くない!ツアーアレンジで自由にプランを立てよう!
見どころ満載のマニラへ!
フィリピンは物価が安くてフライトもお手頃、日本からも短時間で行けると人気の渡航先。そんな好条件が揃うエリアにもかかわらず、マニラとなるとやはり「治安」が気がかりで旅行はちょっと・・・と断念される方もいらっしゃるかも。
そんな方に少しでも現在のマニラを知っていただきたく、記事にしてみましたがいかがでしたか?
マニラは都市だけにとどまらず、郊外の大自然を満喫できるのも魅力的です。滞在に余裕があれば、アンティポロやタガイタイへのオプショナルツアーもぜひ。
トラベル・スタンダード・ジャパンでは分泊プランへのツアーアレンジも可能です。
例えば、マニラの都心部でお買い物を楽しんだ後、セブ島のビーチでのんびりリゾート気分を味わえるオリジナルのツアーをご提案できます。ご希望の条件を担当スタッフにお伝えいただければ丁寧にご案内いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
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