ポルト、リスボン(ポルトガル)旅行体験記・レビュー『ポルト、リスボン2都市周遊!「やりきった!」と自信をもっていえるポルトガル旅行』。【トラベル・スタンダード・ジャパン】をご利用されたお客様によるクチコミ・評判をご紹介します。当社では自由にツアーアレンジが可能、オリジナルのポルト、リスボン(ポルトガル)旅行をお楽しみいただけます。
ポルトガル旅行の訪問スポット
日本人がほっとする国、ポルトガル
きどらず、人が穏やかな国ポルトガル。観光客が慣れない土地で何かをしようとするとき、スムーズにいかないことってあるじゃないですか。これまで訪れた国を振り返ると、どの国でも少し怒っている人に出会うんですけど、ポルトガルではそういうことがありませんでした。スーパーのレジやチケット売り場、みんな穏やかだけれど、勤勉な様子が伺えましたね。食事は海産物を含め、古典的スイーツも秀逸。ポルトガルは凝っているというより、懐かしい郷愁を誘うものが多く、居心地の良さは格別。最後は強硬スケジュールでしたが、とても充実したポルトガル旅行となりました。
魅力的な回廊のジェロニモス修道院
世界一美しい書店と称される「レロ・イ・イルマオン」
旅程2日目の14時半すぎにポルトに到着し、「ベスト ウエスタン ホテル インカ」にチェックイン。はじめは「ヨーロッパの4つ星ホテルってこのくらいのレベルなのね」と少しがっかりしたのですが、バスタブはあるし、最終的にはなんだか居心地がよくなり快適でした。この日は、旅のメイン目的のひとつ、書店「レロ・イ・イルマオン(ポルトガル語ではリブラリア・レロ)」へ。チケット購入に20分かかりましたが、いざ入ってみると建築の内装がとっても素敵!でも入場者が多すぎて、ゆっくりと味わいきれないのが少し残念。このあとは少し街歩きを楽しんだのですが、真夏のポルトは19時半過ぎてもまだ明るくて、なんだか嬉しかったです。
世界一美しい書店
3日目、アップダウンがあるポルト市内を散策
ホテルで朝食を済ませてからポルと市内へ。勾配の激しい坂が、角を曲がるたびに登場するので体力は消耗しますが、飽きないほどアーティスティックな風景の連続。ポルトは新旧の文化建築がほどよく共存している美しい街ですね。交通機関もバス、メトロ、市電とあらゆる手段があり便利です。どこか気になるところがあるとすれば街中でトイレが見つけづらいくらい。
ポルトの街並み
有名な「サンベント駅」のアズレージョ(青い装飾タイル)を鑑賞した後は、歩いて「ドン・ルイス1世橋」へ。私はここへきて偏頭痛発生…。「ドウロ川クルーズへ行こう」という友人に首を横に振り、残念ですがひとりで行ってもらいました。この間も街中にトイレが見当たらず、ワインバーとおぼしきレストランのトイレを複数回借りました。クルーズは50分ほどで、友人と再会したころには体調は回復。無事2人でケーブルカーで橋の上へ。ケーブルカーからの景観は最高で、乗る価値はかなりあります!その後はメトロに乗ってスペイン系デパートへ。驚くことに地下5階まで売り場があり、どこまであるのか?!という興味を止められず、降りて行ってしまったほど楽しかったです。
ポルトでのホテル界隈
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ポルトガル料理
夕食は、当初予定していたレストランは予約でいっぱい。すぐそばのお店で、ようやくポルトガル料理にありつきました。ブイヤベースのようなエビの入ったもの、タコのサラダ、何より美味しかったのはポルトガル名物バカリャウ(干し鱈)のコロッケ。陽気なジャマイカ人のスタッフが席にくるたびに楽しませてくれて、大満足のディナーのおかげもあって無事に3日目が終了しました。
「ポルト」ドウロ川の近くのレストラン
4日目、自由気ままに散策
4日目は、本当は少し遠出をしようと思っていたのですが、私の体調が2日目、3日目とすぐれなかったので、まずは市内観光へ。「アルマス礼拝堂」でアズレージョに感嘆し、「サンタカタリーナ通り」の賑わいに触れました。お昼はローカル感満載の食堂「ラメイラス」へ。カウンター席と窮屈なテーブル席がいくつかしかない店内で、バカリャウとローストチキンを注文。隣のおじいさんをみるとチョコレートムースを食べていて、思わず「おいしいの?」と目で会話をしました。コーヒーとチョコレートムースを追加オーダーし、「うん。この単純で奥深さのないチョコレートムースの味は安心感がある」と納得(笑)。
ポルトのトリンダーデ駅の裏にある食堂「ラメイラス」
このあとはガイドブックを鵜呑みにしてあてもなく、500番のバスで海岸線を走りました。途中で要塞も見ることができました。ここまではよかったのですが、終点の魚市場は閉まっていて、さてどうしようと歩きながらビーチを目指そうとしたら、スーパーで買った絞りたてのオレンジジュースがかばんの中でこぼれていました。海どころではなくなったので帰ることに。
ポルト市内に戻り、翌日はリスボンへ鉄道で移動日なので、下見を兼ねて「カンパニャン駅」へ。そして駅近くにある、ガイドブックに紹介されていたタコ料理のお店で夕食をとると、小さな店内には日本人客が3組もいました。少しガイドブックに頼りすぎていたと反省。
5日目、ポルトからリスボンへ移動
リスボンへの移動で乗車した国鉄の2等席は、レザーシートが清潔でゆったり。快適に昼ころにリスボン到着!ロッカーにスーツケースを預けて「アルファマ地区の泥棒市」を楽しんだあと、ランチはまたまたバカリャウ。午後に「ホテル フェニックス リスボン」にチェックイン後は、ベレン地区へ移動しました。「ジェロニモス修道院」の美しすぎる回廊に魅せられたのち、大迫力の「発見のモニュメント」へ。途中で見かけた人々の列を覗いてみると、ジェロニモス修道院のレシピで作られているエッグタルトのお店「パステイスデベレン」。あつあつ出来立てのタルトをいただいて、少しお土産を見てから夕飯にしました。ここでもまたバカリャウ(笑)。ホテルに着いたのは21時半すぎで、今日も充実した1日となりました。
ジェロニモス修道院にて
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6日目 、リスボン観光
観光疲れなのか、この日は少し暑さに負けて無駄にしてしまいました。「コメルシオ広場」を見て、灼熱の中1時間以上並んでようやく「サンタジュスタのエレベーター」へ入場。展望台にのぼり、サンジョルジェ城を遠くに望みました。展望台の列でだいぶ体力を奪われましたが、最後の力をふりしぼり「リベイラ市場」へ。おいしい今風のお店がたくさん!お値段は安いとはいいがたいが、満足いく料理を堪能。大混雑しているので、先に席を確保した方がいいです。ここではアーティチョークとヤギのチーズのサラダを食べました。イカのグリル、椎茸のソテー、シーフードスープも!その後、「コロンボショッピングセンター」へ。お土産は、スーパーで仕入れようという魂胆です。夕刻になるとサッカーの応援があるようで、ユニフォームやタオルを手にしたサッカーファン達が次々と集まっていて賑やかでした。
7日目 、シントラ日帰り旅行
リスボンからほど近いのにあまり情報が少ない、古城が集る街「シントラ」へ。いざ行ってみると、1泊したいほど素敵な場所でした。見所の多いシントラの街を1日で見るため、「ペーナ宮殿」「レガレイラ庭園」「カスカイス」「ロカ岬」に絞りましたが、これでもかなりタイトなので、日が長い夏でしか実現不可能なコースでした。まずペーナ宮殿へ。噂にはきいていたが、ペーナ宮殿は混雑していて自力ではどうしようもないほどに時間がかかりました。自由に歩いてまわれるわけではなく、順々に決められたルートを見学するので。宮殿はとっても素敵だけど、体力を消耗することもまちがいなし。はじめにチケットを購入してから2時間半近くかけて見学を終えました。宮殿にはカフェやレストラン、売店があり、城を眺めながらのランチもおすすめです!
ペーナ宮殿
次なる「レガレイラ庭園」を目指しましたが、レガレイラ庭園行きのバス停は少しわかりづらい場所にあるので事前に調べてから臨むことをおすすめします。風化したかつての別荘は今見ても見劣りすることのない魅力があるし、敷地が広大でわくわくするので、たっぷりと時間をあてましょう。一歩洞窟に足を運び入れてみるとかなりひんやりとして涼しく、こちらの見学にも2時間から2時間半はかかりました。
再びバスを拾い、「カスカイス」と「ロカ岬」へ。同行する友人と相談し、先に遠くのカスカイスまで行きロカ岬へ戻ってこようということに。あまりに無理のあるスケジュールにカスカイス滞在は40分。ビーチをみて街の雰囲気をさらりと味わったら、もうロカ岬へのバスにのるべき時刻でした。ロカ岬へは30分弱ですがこの時すでに時刻は19時半で、ロカ岬に到着すると20時5分。7月はじめのポルトガルの日没は21時すぎなので、まだ陽が落ちていないのがあったのがありがたかったです。美しく大西洋を照らしだす夕日に、この旅1番の高揚感につつまれたのはいうまでもなし。日没直後の21時過ぎ、他国のツーリスト達と共に、本当に最後のバスは来るのかと口々に不安を募らせ、バス登場時には皆で歓声をあげました!1日のスケジュールをすべて終えて、リスボン市内のロシオ駅到着は23時。最後の晩餐を終えてホテルにも戻ると0時。限界までやり尽くしました!
芝田さん、お世話になりました。
担当いただいた芝田さん、この度は素敵なポルトガル旅行を手配していただきまして、ありがとうございます。とても充実した旅となりました!またご縁がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。