ポルトガル入国2024年最新情報・ポルトガルの入国条件に必要な書類や申請はある?※3月10日更新
ポルトガルの最新入国条件や入国方法を詳しく解説。2024年のポルトガル旅行に必要な書類や申請はある?旅行に必要な入国方法や、お得なツアー情報も合わせてお知らせします!ポルトガルはシェンゲン協定加盟国。このことでヨーロッパの加盟国を一つの国のように巡ることが可能です。ただ、一度コロナ禍を経ているせいか、意外と知られていないことも多いので、しっかりとは合うしておきましょう。 また、日本の帰国方法もコロナ禍前と少し変わりました。帰国についても詳しく解説していきます。ポルトガルは、お隣のスぺインやヨーロッパの旅行超人気国イタリア、フランスなどメジャー国に迫る人気国。ヨーロッパの中でも最も治安が良い国と言われています。日本との交流も歴史が古く、日本の食文化、生活に大きな影響を与えた国です。
ポルトガルの入国条件は?2024年最新情報をチェック
ポルトガルはスペイン・フランス・イタリアという三大ヨーロッパ旅行人気国のように、メジャーではありませんが、コロナ禍前にはそれらの国に次ぐ勢いで観光客がやってくる国の一つになっていました。
ポルトガルの首都リスボンや古都ポルトはフランス人に「昔のパリがそのまま残っている」と言わしめるほど、ヨーロッパの古い町並みがそのまま残ります。数百年前の歴史的価値の高い建物がそのまま住居やレストランとして使われていたり、昔のままの加工されていない石畳の道が当たり前に人々の歩く道だったり・・・ノスタルジックな気分にさせてくれます。
そんなポルトガルはEU(欧州連合)加盟国の一つ。EUといえば、短期旅行の場合査証免除となるシステムで入国する場合、事前渡航申請が必要となるETIAS(エティアス)を導入することが決定したまま、ずるずると延期されており、2024年現在も、2025年半ばまで導入は延期されています。
えええっ?知らんかった?なんだそれ?という皆さん。このシステムはすでにアメリカやオーストラリア、カナダでは導入されているため、特に珍しいものではありません。ただ、導入した国はすべて、も申請料がかかっていることから、できれば永遠に延期願いたいものです(笑)。
申請も面倒だし、支払いも嫌!という方々。さぁ、今のうちにポルトガルに行きましょう。2024年最新のポルトガル入国条件を詳しく解説します。
リスボンの美しい町並みは、どこもかしこも映えスポット
ポルトガルはシェンゲン協定加盟国
ヨーロッパには、シェンゲン協定と言う海外旅行でやってきた渡航者の周遊旅行がとても楽になるシステムが存在します。ヨーロッパは国境が隣接していることが当たり前の環境で、特急列車などで越境して旅行者も多いのです。そのたびにいちいちパスポートを見せ、出入国手続きをし、税関検査なんか行っていたら、きりがないですよね。
そもそも隣国に働きに行っている人も当たり前にいる地域。シェンゲン協定に加盟してしまえば、まるで一つの国のように加盟国内を旅行することが可能で、それは日本国籍のパスポート所有している日本からの旅行者、日本に居住している外国籍の旅行者も同じように旅行をすることができます。
が!やはりシェンゲン協定国外からの観光目的での旅行者には、きちんと制限があります。これがポルトガル入国時にも共通条件として守られているので、必ず読んでおいてくださいね。
シェンゲン協定加盟国はどこ?
2024年3月現在のシェンゲン協定加盟国は
・オーストリア・ベルギー・デンマーク・エストニア・フィンランド・フランス・ドイツ
・ギリシャ・ハンガリー・アイスランド・イタリア・ラトビア・リヒテンシュタイン・リトアニア・ルクセンブルグ・マルタ・オランダ・ノルウェー・ポーランド・ポルトガル・スロバキア・スロベニア・スペイン・クロアチア・スウェーデン・スイス
以上の国はどこの国から入っても、もう他の国の入国の際にもう一度入国審査や税関申請を受ける必要がありません。もちろん出国については、周遊旅行をする場合、各国で出国審査をする必要はありません。帰国する最後の国で出国手続きを行うだけ。
日本は休暇が短いので、大学の卒業旅行や、ノマド生活者、ワーケーション、退職時に長期旅行しちゃおうかな~…という場合以外はシェンゲン協定加盟国内を観光目的で長期旅行することはなかなか難しいですが、一度はやってみたいですよね。
EU加盟国とシェンゲン協定加盟国は違うの?
シェンゲン協定加盟国とEU加盟国は同じだと考えている人も多いようですが、実は微妙に異なります。
EU加盟国はオーストリア・ベルギー・チェコ・デンマーク・エストニア・フィンランド・フランス・ドイツ・ギリシャ・ハンガリー・イタリア・ラトビア・リトアニア・ルクセンブルク・マルタ・オランダ・ポーランド・ポルトガル・スロヴァキア・スロヴェニア・スペイン・スウェーデンを指し、EU加盟22か国と欧州自由貿易連合(EFTA)加盟4か国の計26か国がシェンゲン協定加盟国です。
26か国間では、EU市民もEU域外の場合も、パスポートなどの出入国審査が廃止されています。また、外国人がビザや留学など長期の滞在をする場合、シェンゲン圏共通の短期滞在査証を発行するなど共通政策が取られています。
ただ、観光だけで周遊旅行を考えている場合関して言えば、そこまで調べる必要も把握する必要もありません。
移動に大きく関係するシェンゲン協定加盟国を覚えておく方が大切です。
例えばポルトガルとシェンゲン協定域内を周遊するならどこがいい?
ポルトガルは小さい国。もし、日程や時間に余裕がある方は、お隣のスペイン、そしてそのお隣のフランスの3か国を周遊するのがおすすめ。
いや、できればもっとまわってみたい!夢は広がりますね。
ただ、ヨーロッパの中でも比較的物価の安いポルトガルはなんとかなるとして、スペイン、フランスはかなり物価が上がっています。大丈夫なのぉ?
大丈夫です。しかも周遊だったらなおさらおすすめの旅行会社をみつけました。トラベル・スタンダード・ジャパンですよ!
まずは料金を見て~。これ、大手旅行会社でも今時こんな料金、出してないですよぉ。コロナ禍前でも安いですよね。ポルトガル・スペインの周遊ツアー、見繕ってみました!他にも行ってみたい国をリクエストすると、ないツアーも作ってくれるそうですよ!
私もオーダーしちゃおうかなー…。
ポルトガル最新入国方法
ポルトガルが属するシェンゲン協定加盟国の出入国を理解したところで、ポルトガル旅行の際にはどんな入国となるのか順を追って解説していきます。
ポルトガルの人は、そんなにグイグイ、オラオラしていない
ポルトガル入国にビザは必要?
ポルトガルを含むシェンゲン協定加盟国域内への観光での日本国籍者の渡航は、あらゆる180日間の期間内で最大90日間を超えなければ同域内での無査証短期滞在が許可されています。
あらゆる180日間の期間内で最大90日間ってどういう意味?
「あらゆる180日間の期間内で最大90日間を超えないとは?」はどういう意味なのでしょうか?
日本人の社会人のヨーロッパ方面への旅行は短くて5日間、長くても9日間、という場合が多いので「何を言ってるんだろう?」と思ってしまいますよね。
一度でいいから最大90日間、ヨーロッパを放浪してみたいもんだわ(絶叫)!…失礼しました。
「あらゆる180日間の期間内で最大90日間を超えないとは?」とは、過去180日以内の滞在日数は、複数のシェンゲン域内での滞在、トランジットでの通過、帰国をはさむ訪問も、90日間の短期滞在の期間としてカウントされるということです。
日本国発行のパスポートを保有する人が、シェンゲン域内を90日以内の短期間だけ旅行などで滞在する場合は、シェンゲン共通ビザ政策が適用され、ビザが免除され、一度シェンゲン域内の国で入国すれば、域内の国を出入国審査なしで、すべて旅行が可能です。
例:フランスで入国、その後ドイツに入国する場合、出入国審査は不要。その後ベルギーに移動してベルギーから帰国する場合は、ベルギーで出国審査を受ける。
ただしそれらの自由な旅行ができるのは「あらゆる180日の期間内で最大90日間」。だからシェンゲン域内の国々に90日目一杯滞在する周遊旅行ができる恵まれた環境の方は、それ以降の180日間は、トランジットですら域内に立ち寄れません。つまり半年はシェンゲン域内に戻れないということなので、リピーターの方は気を付けましょう。
これはシェンゲン協定加盟国内での不法就労を防ぐための法律です。
パスポートの残存期間
パスポート残存有効期限はポルトガルを含むシェンゲン協定加盟国を出国する日より、3か月以上。
ポルトガルの場合、査証欄空白ページは2ページ以上が必要です。シェンゲン協定加盟国の中には残査証空白ページが異なる場合があるので、ポルトガルと合わせて周遊旅行を考えている方は、出国する国の残査証空白ページもチェックしておきましょう。
残存期間が3か月以上ないと、搭乗便に乗れません
航空券を取る
日本からはポルトガルへの直行便はコロナ禍以前から就航していません。日本からの海外旅行先でメジャー感がなかった一番の理由は、これが大きいと思います。
もちろん、ポルトガルには国際空港が首都リスボン、そして古都ポルトにもありますが、ヨーロッパの主要空港を経由しポルトガルへ渡航するか、中東経由で渡航する方法がポピュラーです。
ヨーロッパ経由であれば、KLMオランダ航空(KL)がかなりお得。ただ、柄燃油サーチャージが高い現在は、個人旅行で手配してもかなり高いので、旅行会社のツアーの方がお得。
中東経由であればエミレーツ航空がおすすめ。お得な上に、乗り継ぎのドバイでプチバカンスする行程もなかなか良いです。しかも乗り継ぎのドバイ国際空港は、とにかく広大。とくにエミレーツ航空専用のターミナルは、あるくだけでもわくわく。直行便ではないからこその楽しさもあります。
コロナ禍前から旅慣れたヨーロッパ旅行好きの方の間では、中東経由でのヨーロッパ旅行はむしろあたりまえだったこともあり、おすすめです。
特にヨーロッパ路線は搭乗する時間が長いので、少しでも快適に過ごしたいなんて言う人も多いかと思います。エミレーツ航空ビジネスクラス利用のツアーはほかのレガシーキャリアではありえないお得さなので、海外旅行再開ということで少し贅沢してもいいかもしれません。
色々リサーチしてみたところ旅行会社「トラベル・スタンダード・ジャパン」のツアーが安い!ちなみにエミレーツ航空のビジネスクラスのラウンジではモエシャンドン飲み放題なので、乗り継ぎ便に乗り遅れないようにしてくださいね(笑)!
【推奨】海外旅行傷害保険に加入を!
ポルトガル入国に保険の加入の義務はありません。
ただし、コロナ禍以前から多くの航空会社が海外旅行傷害保険に加入してから海外へ渡航するよう、強くすすめています。
すでに新型コロナウィルス感染症のための制限は何もありませんが、制限がなくなってもウィルスはなくなったわけではなく、軽症でも40度近い熱が出る場合があります。そうなると、最悪予定していた飛行機で帰国できないこともあるでしょう。他の便の手配など費用が大幅にかかります。
また、インフルエンザや風邪はどこの国でも感染します。盗難やケガなど旅先で起こりがちなシーンの補償もあるので、入っていた方が安心です。
海外旅行に出かける場合は英語の証明書を持って行くことで保険料の支払いもスムーズ。
保険の支払いは、それぞれ証明になるものが必要です。入院、ホテル延泊、飛行機の取り直しは領収書、盗難なら被害届、ロストバゲージは空港の証明がそれぞれ必要ですので、忘れずに受け取りましょう。
筆者は直行便なのに、2回も成田空港で「もしかして◎◎様ですが?荷物が空港に留まっていると連絡が入りまして…」と職員に声をかけられました。日本はこういった対応にとても丁寧なので、こちらが動かなくとも色々動いてくれますが、海外でのロストバゲージは自分で申告しないと放置されっぱなしです。割とよくあることなので、加入がおすすめです。
出発当日
いよいよ出発。
ポルトガル旅行のための日本でのチェックインはパスポートと航空券だけでOKです。あとは機内預け荷物をカウンターで預かってもらうだけ。
経由便の場合は、経由する国で受け取ることはなく、荷物はそのまま到着する国の空港で受け取ることになります。経由便の場合、まれに経由国に荷物が残ったり、違う国に行ってしまうという「ロストバゲージ」もあります。
そんな時のために、到着日1日分くらいの着替えは手荷物として持っておくのもアリです。また、しつこいようですが、海外旅行傷害保険に入っていれば、ロストバゲージで必要になった日用品の購入も補償されるので加入が無難。
出入国カードの記入は不要
ポルトガルを含むシェンゲン協定加盟国は、かつては機内で記入することが当たり前だった出入国カードの記入が撤廃されています。
税関申請書は不要
出入国カードと同じく、機内で記入していた税関申請書も撤廃されています。シェンゲン協定加盟国だけではなく、最近は課税申告しなければならない方以外の税関申告書を撤廃した国が増えています。
「しめしめ。では日本の免税店で買ったタバコを山のように購入して、申告せずに日本に持ち帰ろう」なんて思ったアナタ。たとえ無申告でもランダムで荷物を調べられることもあるので、正直な申請を忘れずに。
たばこは200本まで。つまり1カートンまでなのです。
ワインなどの持ち込みは、むしろポルトガルの方が安いので、現地で購入しましょう。日本酒などについても22度以上を超えないお酒は2リットルまで。
ポルトガル入国
①空港に到着
②入国審査(Passport Control)
入国審査カウンターに進み、パスポートと航空券を入国審査カウンターで提示。帰国するための航空券の提示を求められる場合もあります。
③荷物受け取り(Baggage Claim)
機内に預けた荷物を受け取ります。
日本同様、便名が表示されているターンテーブルへで待ち、荷物が出てこなかった場合は係員に申し出ましょう。
海外旅行傷害保険に入っていると、荷物が出てこなかったことで必要な物を購入した場合の補償も出るので、紛失証明をもらっておきましょう。
④税関税関(Customs)
荷物が免税の範囲内なら申告なし(Nothing Declare※緑のランプ)へ
免税を超える荷物を持ち込むのであれば(Goods to Declare※赤のランプ)へ
ポルトガルってどんな国?
ところで、ポルトガルってなぜ人気なのでしょうか?
まず大航海時代にマゼランやヴァスコ・ダ・ガマなどポルトガル出身の航海者・探検家が、様々な航路を発見し、多くの国と貿易。栄華を誇ったことはあまりにも有名です。インドのスパイスなどで潤ったポルトガルはマヌエル様式というまるでレースのような優雅な細工を施した美しい教会や宮殿を建て、今も唯一無二の歴史的建造物としてこかしこに残っているのです。
大航海時代にポルトガル船が日本の種子島に漂着したことを、日本では「鉄砲伝来」としています。それ以降、日本とも貿易を行っていましたが、豊臣秀吉がキリスト教布教を禁止し、ポルトガルの出入りを禁止。しかしその間に、日本にポルトガル伝来の物がたくさん持ち込まれたのです。
カステラ・テンプラ・コンペイトウなど、日本に馴染みの深い食文化が、実はポルトガルからもたらされています。筆者も訪れた際、日本との関係を再認識し、とても感動しました。
教科書で学んだ歴史をポルトガルに来ることで「本当にあったことなんだ!」と実感します。
リスボンのベレンにある「発見のモニュメント」
あれ?ザビエルってヘアスタイルが...違ったような。
ポルトガルの大航海時代がよくわかる世界遺産の都市「ベレン」については、この記事をチェック
ポルトガルはイベリア半島が古代ローマ帝国となった際、ローマ帝国の属州でもありました。その後には、なんと800年に渡るイスラム教徒(ムーア人)に支配された時代もあります。
そのためポルトガルにはローマ帝国時代の遺跡、そしてムーア人に支配されていたころのイスラム建築の城跡、そして大航海時代の華やかなマヌエル様式の宮殿が残り、ヨーロッパでも稀に見るエキゾチックな町並みを形成しているのです。
特にポルトガル王室の避暑地として知られるシントラは様々な時代の宮殿や歴史的建造物が残る貴重な世界遺産の地。
シントラに残るムーア城壁
この不思議な光景に「リアルRPGみたいだ!」と例える人も。確かにダンジョンがありそうあな雰囲気です。
シントラはポルトガルの首都、リスボンから日帰りでも行けるので、ぜひ行ってみて!シントラの記事は以下のブログをご覧ください。
治安の良い国世界3位になったこともあるポルトガル
実は「治安のよい国世界ランキング」で3位に輝いたこともあるポルトガル。もちろん無防備で歩いても大丈夫だとは言いませんが、同じヨーロッパでもイタリアのローマや、フランスのパリでも常にスリに気を付けて歩かなくてはいけないのに、この治安の良さってどうなの?って思います。
人も穏やかで割と控えめな雰囲気。あまりグイグイこない協調性も日本に近いものを感じますよ。実のところ筆者はこれまで行った国の入管の中で、ポルトガルの入管の方が一番親切で笑顔だったことを思い出します。ジョークを交えながらのホスピタリティ溢れる入国に、入国前からポルトガルが好きになりました。
ちょっとはにかんだような笑顔が、みんな素敵
ポルトガル料理が美味しすぎる!
ポルトガルと日本の食文化はとても似ています。お米も食べます。
例えばイワシを食べる国でもあり、イワシ祭りが行われるくらい、イワシが好き。イワシの干物を作っている光景を見ると、極東の国日本と、ユーラシア大陸最西端の国が同じような方法でイワシを食べていることはとても不思議。
大航海時代の保存食として編み出されたバカリヤウ(鱈の干物)が国民食だったりと、三方を海に囲まれた国だけにシーフードが最高に美味しいです!また豚の丸焼きが名物のエリアもあり、これまたパリッとした皮としっとりしたお肉が最高。ポルトガル旅行で食べた料理は何一つハズレがありませんでした。色々なお店を食べ歩いてくださいね!
海辺でイワシ料理を食べるのもいいね!
日本帰国の前に要チェック!日本の入国はコロナ禍前と何が変わった?
コロナ禍と言われる時期が終わってから、実は久しぶりに海外旅行をする、という人もまだ多いと思います。
実は、日本帰国もコロナ禍前と比較すると、日本国籍者の入国から空港の外に出るまでか効率化されたことで、かなりスムーズになりました。
ここではコロナ禍前と変わった変更点を解説します。
入国方法の詳しい詳細や手順については日本帰国の項目で後述します。
日本国籍者は日本入国がコロナ禍前よりスムーズに!
日本国籍者は2024年3月10日現在、入国時に入国審査カウンターに並ぶ必要がなくなりました。
パスポートを自動化ゲートに読み込ませ、パスポートの写真と実際の顔をカメラで認証するだけ。約10秒程度で自動化ゲートを通過できます。
パスポートに帰国のスタンプはおされないので、スタンプがほしい場合は自動ゲートを通った先に希望者のみスタンプを押してくれるカウンターがあります。そこにパスポートを出すとスタンプを押してくれますよ!
新たな感染症の監視「感染症ゲノムサーベイランス」実施
世界各国の入国制限撤廃はあくまでも「新型コロナウィルス感染症」におけるもの。そのため、新たな感染症の流入を監視する「感染症ゲノムサーベイランス」が行われています。
「検査があるの?」と思いがちですが、検査はありません。体温チェックができるサーモカメラの前を通るだけ。もちろん発熱など症状がある場合は「任意」で検査を依頼される場合も。
任意ではありますが、呼び止められたら自分のためにも検査を受けることをおすすめします。
税関申請はスマホでスムーズに!「Visit Japan Web」
日本の帰国にはパスポートしか必要ありませんが、コロナ禍前同様、空港の外に出るためには税関申請が必要です。最近は税関申告が不要な旅行客については申請自体を撤廃する国も増えていますが、日本は撤廃していません。
税関申請方法はコロナ禍前はひとつしかありませんでした。
2024年3月10日現在は2つ。
①Webシステム「Visit Japan Web」を利用しての税関申請と申告
②機内配布の税関申告書に記入。有人カウンターで職員と対面しての申告
日本政府は②のスマートフォンで税関申請も申告も完結できる「Visit Japan Web」での税関申請を推奨しています。
「Visit Japan Web」はもともとコロナ禍に、検疫をするために作られたもの。ワクチン接種証明もしくは陰性証明書の登録など様々なことが行えるWebシステムでした。
しかし検疫自体が不要となり、訪日外国人以外は税関申請しか使える機能がありません(訪日外国人観光客は、入国審査や免税の手続きにも「Visit Japan Web」を利用)。
せっかく開発したものだし、使える税関申請と申告だけはついでに日本人にも使ってもらいましょう、という感覚なのかもしれませんが、実際に機能的には非常に便利。帰国時にスピーディーに空港の外に出られることを考えると、登録しても損はありません。
「Visit Japan Web」は登録時のアカウント登録が少々面倒ですが、旅行情報を登録し、税関申請を登録、QRコードを取得して日本の空港で電子税関申告にパスポートとともに読み込ませれば、これまで長く並んだ有人カウンターの列に並ぶ必要はなくなります。また新規登録で行った旅行者やパスポート情報の入力は次の回から不要。自動化ゲートを利用して到着ロビーに出ることができます。
もし登録しない場合はコロナ禍前と同様、機内で配布される税関申告書を必ず記入して、有人の税関カウンターに並びましょう。日本は水際対策撤廃以降、訪日外国人観光客がどっと増えおり、中国の団体旅行も戻ってきました。こうなると話は別。税関はどこの国の人も必ず行うことなので、日本帰国者と訪日外国人観光客の列がずらーっと長蛇になることが予想されます。もちろん旅行がオフシーズンの場合は別ですが、それぞれの国に長期休暇があることをお忘れなく。年末年始・ゴールデンウィーク・夏休み以外のすいている、すいていないは予想できません。
特に空港を出る時間に終電に間に合うかなあ…と、心配しているような方や、空港を出てから先にまだ長い移動が残っている場合は、「Visit Japan Web」の税関申請登録をおすすめします。
登録方法は、日本帰国についての項目で詳しく解説しますね!
ポルトガルは世界遺産がいっぱい!
ポルトガルから日本への帰国
日本国籍者は日本帰国時、ポルトガルの空港カウンターで出すものは航空券とパスポートだけ。
日本入国に提示するものはパスポートのみで、コロナ禍前と同じ入国が可能ですが、少し変わったことがあるので日本帰国の準備と入国、日本の空港の外に出るまでを詳しく解説します。
日本の空港では空港に入り、預け荷物を受け取ったら、コロナ禍前同様税関申請と申告を済ませなければ空港の外に出ることはできません。
日本入国
日本の空港に到着後、入国審査へ進みます。
訪日外国人は、各要所でQRコードを提示しながら進んでいくことになりますが、日本帰国者は不要です。
自動ゲートにパスポートを読ませ、カメラで顔を確認するだけで、税関カウンターに並ぶ必要もありません。
税関申告
前述通り、2024年3月10日現在の税関申請方法は2つあります。一つは日本政府が推奨している「Visit Japan Web」で行う方法と、コロナ禍前のスタンダードな方法です。入国から順を追ってどちらも解説していきますね。
Visit Japan Webで税関申請と申告を行う場合
用意するもの
・パスポート
・航空券
・WI‐FI接続可能なスマートフォンなど
①「Visit Japan Web」でアカウントを作成
アカウントの作成はこちらから⇒「Visit Japan Web」
最近は「Visit Japan Web」の偽アプリが出回っているそうなので、検索せず、「Visit Japan Web」から直接入りましょう。「Visit Japan Web」には、Webサービスしかなく、アプリは存在しません。
初めての人は「新規アカウント作成」をタップしてアカウントを作ります
②利用者情報の登録
・画面の指示に従ってパスポートを撮影してアップロード。
こちらはアカウント作成時のみ登録すればOK!
③帰国便など質問に対する入力
※フライト情報などを必要。便名が必要なのでチケット準備をお忘れなく
④必要な手続きの情報登録
※現在日本国籍者の場合は、税関申請の登録のみ
⑤必要な手続き項目下にある「QRコードを取得」をプッシュし、QRコードを取得
※日本入国者は税関のみのQRコードを取得。
「Visit Japan Web」は翌年の年末まで登録可能。
直前に登録をしなくても良いため、日本出発時に入力を済ませることも可能。渡航後の入力が面倒であれば日本で入力して飛び立ちましょう。
ただし、帰国便の情報を入力する必要があるため、航空券を購入してからでなければ入力できません。
以下はデジタル庁の公式サイトの図を引用していますが、入国審査のQRコードは日本国籍のパスポートを持っている場合は提示する必要はありません。
Visit Japan Webは以下の点がとても便利!
①海外旅行前に入力できる
旅行の翌年の年末まで入力できるVisit Japan Web。余裕で日本出発前に入力が可能です。
②同行の家族分が1アカウントで申請できる
Visit Japan Webは一つのアカウントで旅行に同行する家族全員分の登録が可能です。
以下はデジタル庁の公式サイトの図を引用していますが、入国審査のQRコードは日本国籍のパスポートを持っている場合は提示する必要はありません。
デジタル庁公式サイトより※日本人は税関申告のみでQRコードが必要
日本の空港に到着後では各要所でQRコードを提示しながら進んでいくことになりますが、2024年3月10日現在は、日本国籍者は税関審査迄不要。
日本国籍者の入国は、自動ゲートにパスポートを読ませ、カメラで顔を確認するだけで、有人カウンターに並ぶ必要は一切ありません。コロナ禍中の空港整備でとても便利になっていたのです。
後はバゲージテーブルで機内にに預けた荷物を受け取りますが、荷物が出てくる前にVisit Japan Webの税関からQRコードを取得し、電子申告機でパスポートとQRコードを読み込ませます。
羽田空港国際線ターミナルはバゲージテーブルのすぐ近くに読み込み機があり、係員の方が説明してくれるのでとてもわかりやすかったですよ。ただ、羽田空港国際線ターミナルから、入国時に税関申告が一度にできるシステムに変わっているようなので、徐々に他空港でも取り入れられる可能性があります。
荷物を受け取った後は、自動ゲートへ。
デジタル庁の公式サイトには「Visit Japan Web」のマニュアルが掲載されてます。
Visit Japan Webの入力説明はこちら⇒Visit Japan Web 操作説明書
Visit Japan Webで税関申請しない場合
未だに「Visit Japan Webに登録しないとまずいんじゃないの?」という人がいるのですが、それはあくまでもコロナ禍を象徴していたもの。今はもう、義務でもなければ登録しないと帰れないということはありません。また、そこまで「まずいんじゃないの?」と思うこともありません。
ただし税関申告をしないと到着ロビーに出ていけないので、以下のことを忘れずに。
①日本帰国の機内で配布される税関申告書を記入
②機内で受け取り忘れた場合は、空港の手荷物受取所近くに税関申告書がおいてあるので記入
③有人の税関申告カウンターの列に並ぶ
時間がかかるだけで、やる事はコロナ禍前と同じです。シーズンオフで混みあわない時間であれば登録しないのも手ですが、この所の訪日外国人観光客の増加は想像を超えています。日本の旅行のピークシーズンではなくても、各国に長期休暇のシーズンがあるため、帰りの終電が気になる人などは、Visit Japan Webを登録しておいた方が無難です。
安い海外旅行ツアーは探せばある!旅費の高い今は旅のプロに相談を
せっかく自由に海外旅行ができるようになったのに、燃油サーチャージの高騰やインフレ、円安…海外旅行をする気がなくなってしまうことばかり。でも大丈夫!
先ほど紹介したシェンゲン協定加盟国への渡航がとにかくお得な上に非常にサービス評価が高い中東系のエアラインとのコネクションが強い旅行会社「トラベル・スタンダード・ジャパン」は非常に安心。オンライン旅行予約サイトと異なり担当者がきちんと対応してくれるので、とても安心です。それなのに、この値段ですよ!
しっかりツアーの料金をチェックしてポルトガル旅行を予約しちゃいましょう!