フィレンツェの高級ホテル10選!宮殿ホテルやクラシックホテルに泊まろう
フィレンツェには歴史的価値の高い貴族の屋敷を改装した高級ホテルや、豪華な宮殿ラグジュアリーホテルが数多く存在。イタリア最古のホテルもフィレンツェに残っていて、未だに営業を続けています。ルネサンス発祥の地であり、旧市街は町ごと世界遺産に登録されているフィレンツェの雰囲気に合わせ、お姫様気分でホテルステイを楽しみませんか?
- アノ人が住んでいた屋敷から、歴史的建造物の宮殿までフィレンツェのホテルはすごすぎる!
- ① ヴィラコーラ(VILLA CORA)
- ②フォー・シーズンズ・ホテル・フィレンツェ(Four Seasons Hotel Firenze)
- ③ヴィラ・ラ・ヴェデッタ・フィレンツェ(Villa La Vedetta Firenze)
- ④ザ・セント・レジス・フローレンス(The St. Regis Florence)
- ⑤ザ・ウェスティン・エクセルシオール(The Westin Excelsior)
- ⑥NHコレクションフィレンツェポルタロッサ( NH Collection Firenze Porta Rossa)
- ⑦ホテル パラッツォ グアダーニ(HOTEL PALAZZO GUADAGNI)
- ⑧パラッツォ・マニャーニ・フェローニ(Palazzo Magnani Feroni)
- ⑨トッレ・ディ・ベッロズグアルド(Torre di Bellosguardo)
- ⑩グランド ホテル バリョーニ(Grand Hotel Baglioni Firenze)
- フィレンツェのクラシックホテルにお得に泊まりたいならトラベル・スタンダード・ジャパン!
アノ人が住んでいた屋敷から、歴史的建造物の宮殿までフィレンツェのホテルはすごすぎる!
1300年代、ルネサンス文化の花が開き、芸術・文化においてヨーロッパをけん引したイタリア・フィレンツェ。この都市の美に関するこだわりは、どこの国のどこの都市にも負けていないでしょう。 当然、ホテルもそう。この都市を見ていると最新のインテリジェンスビルに入るキラキラの豪華ホテルなど、野暮に感じてしまうから不思議です。
そんなフィレンツェに溶け込むように、この街が誇る古くからある屋敷や宮殿、歴史的建造物に滞在してみませんか?きっとフィレンツェに恋してしまうはず!
今回は、特に口コミ評価の高い、フィレンツェにある数百年の歴史を誇るお屋敷ホテルや宮殿ホテルを厳選してご紹介。ヨーロッパ全土にあるクラシックホテルですが、やはりフィレンツェはレベルが違います。
さて、ホテルを紹介する前にひとつだけ。
これはヨーロッツパのクラシックホテルすべてに言えることですが値段=快適さ、値段=広さでは決してありません。昔からある邸宅を改装しているので、一番スタンダードな客室は十数平米という日本のビジネスホテル並みに狭いお屋敷もあります。「いいホテルって聞いたのにこの値段でこの広さ?」と、驚く人も多いので、ある程度広さを重視する人は、広い客室がどのカテゴリーからかきちんと調べて予約するか、ツアー会社に客室のカテゴリーをリクエストしましょう。特に2人以上はマストです。それだけで、快適度が上がりますよ!
フィレンツェ最高級ホテル ヴィラコーラ(VILLA CORA)
イタリアの最高級ホテルランクである「5つ星+L」という格付けを持つヴィラコーラ(VILLA CORA)。フィレンツェ市街地から見ると、アルノ川の対岸にあり、ミケランジェロ広場に近い立地です。19世紀に建てられた屋敷をそのままホテルとして使っているため、滞在すればまさに貴族そのものの気分。
19世紀に建てられた屋敷をそのままホテルに・・・
貴族の屋敷という歴史や重厚さを大切にしながらも、当時イタリア・フィレンツェという時代の最先端だったアート都市のモダンな雰囲気や、おしゃれな遊び心が随所にあります。ロビーはタイムスリップしたかのようなクラシカルなゴージャスさがありますが、客室はきちんと居心地の良さがあり、さすが「5つ星を超える」と評価されただけあるホテルだと、感心させられます。
ドゥオモなどのメイン観光地からは少し離れているので、観光はしつつもホテルでのんびり過ごしたい方にお勧め。
口コミ評価が高い!フォー・シーズンズ・ホテル・フィレンツェ(Four Seasons Hotel Firenze)
ドゥオモから徒歩15分、アカデミア美術館やゲラルデスカ庭園などの近くに位置し、広大な敷地を誇るフォー・シーズンズ・ホテル・フィレンツェ(Four Seasons Hotel Firenze)。15世紀に建てられたゲラルデスカ宮殿と、16世紀に建てられた修道院ラ・ヴィッラの2つを合わせてホテルに改装したため、とても大きなホテルになりました。
サービスに対する評価と同時に、珍しく客層に対しての口コミが高く、上品な人たちに愛されているのがわかります。静かに心地よく過ごしたい方には、もってこいのホテルです。
ルネサンス発祥の地で、当時のままの芸術的な空間に浸ることができる
このホテルには「秘密の花園」的庭園があります。ホテルができるまで数百年、壁に囲まれ誰の目にも触れることがなかったというユニークなエピソードがあり、庭園に増設されたプール以外は、当時のままの造園を施しています。数百年前の庭園美を眺めながらの散策というのも、素晴らしい体験ですね。
またその庭園を望むガーデンビューの客室や、ドゥオモを望む客室、ルネサンス期の丸い天井を活かした客室やフレスコ画がふんだんに描かれた客室など、バラエティに富んだ客室も評判。日本人には嬉しい和食のレストランもあり!
わずか18室!ヴィラ・ラ・ヴェデッタ・フィレンツェ(Villa La Vedetta Firenze)
フィレンツェの市街地からは離れたミケランジェロ広場に近い高台にあり、フィレンツェの街を一望できる素晴らしい立地!外観を見ると「あれっ?ずいぶん小さなホテルだな」と思われそうですが、なんと1800年代に建てられたという約200年の歴史を誇る建物。
かわいらしいお屋敷ですが200年近い歴史を誇る
客室はわずか18室。そのため一人ひとりのゲストに細やかに接してくれると口コミ評価も上々!5つ星ホテルながら、肩ひじ張らずリラックスして過ごせます。朝食はドゥオモを中心としたフィレンツェの街並み見渡すテラスのあるレストランでいただけるので、暖かい季節はこのテラスに座りたいものです。
「この景色を見るだけでもこのホテルに滞在する価値がある」と数々のゲストに言わしめる、感動の景色と、美味しい朝食を楽しみましょう。
フィレンツェで最も価値の高い歴史的建造物!ザ・セント・レジス・フローレンス(The St. Regis Florence)
フィレンツェそのものを現すような素晴らしい宮殿に泊まってみたい!という人は断然「ザ・セント・レジス・フローレンス」。なんとこのホテル、フィレンツェで最も有名なドゥオモのクーポラを建設した、ルネサンス文化の中でも最も有名な天才建築家フィリッポ・ブルネレスキ設計の「ジウンティーニ宮殿 (Palazzo Giuntini)」をという元宮殿なのです。
フィリッポ・ブルネレスキ自身の1300年代後半から1400年代前半の人生を考えれば600年以上の歴史を誇り、これを歴史的建造物と言わずしてどうする?というレベルの稀少な宮殿ホテル。その後、トップレベルの貴族の豪邸と使用され19世紀にホテルとして改修。今は、ザ・セント・レジスとして再度、花開いたと言えるでしょう。
アルノ川沿いに佇む堂々たる姿!建築好きにはたまらない歴史的建造物!
共有部分や客室、レストランは一番華やかだったルネサンス期のフィレンツェをテーマにしています。フィレンツェ自体がそうであるように、決して華やかすぎず、高級感を保ったアートな空間は、このホテルに滞在するだけで意味がある感動を覚えます。
こちらのホテル、一番スタンダードなデラックスルームはやや狭め。とはいえさすがセントレジス。クラシックホテルながら、最新の設備を客室に備えているので、快適な滞在ができますよ。
ある程度広さを重視する人は、プレミアムデラックス以上の予約を。
ナポレオンの妹が所有!1250年建築の屋敷 ザ・ウェスティン・エクセルシオール(The Westin Excelsior)
アルノ川沿いに1250年代に建てられた屋敷を改装したウェスティン・エクセルシオール。かつてあのナポレオン3世の妹が所有していた事もある由緒ある建造物です。
ナポレオン3世の妹が所有していたこともある1250年代建築の屋敷
内装は、同じマリオット系列でアルノ川を挟んだセント・レジスと比較すると、こちらの方がやや男性的。華やかさをより、あたたかみのあるどっしりとしたインテリアや、色調が実にエレガントです。客室はとても落ち着ける造り。トスカーナ伝統の装飾やインテリアでまとめられ、格式ある空間を造り出しています。
クラシックホテルだけに気になるのは設備ですが、ウェスティンだけあり、水まわりも快適に作られ、最新鋭の設備が整っています。
住所:Piazza Ognissanti, 3, 50123 Firenze FI
イタリアで最古のホテル! NHコレクションフィレンツェポルタロッサ( NH Collection Firenze Porta Rossa)
ドゥオモとウフィツィ美術館から徒歩わずか数分という絶好の立地。長い間3つ星ホテルで、憧れのホテルでも何でもなかったこのホテル(笑)。ところが2018年3月に突如5つ星を獲得!2つも星をすっ飛ばす経営陣・スタッフ陣の並々ならぬ努力と設備投資を感じる素晴らしいホテル!・・・と書くと「へえ」で終わってしまいそうですが、1386年に書かれた手紙に、すでにこのホテルが登場していたそう。そのことから、フィレンツェで最も長く営業しているホテルということはもちろん「イタリアで最も長い歴史があるホテル」と伝わる、イタリアのホテル界のレジェンドです。
イタリアで最も長くホテルとして営業してきたというイタリアホテル界のドン!
ホテル内はアンティークと言うよりも「こんなに貴重なものが残っているのに、ホテル使いするなんて大丈夫?」と思ってしまうような、歴史的価値の高いもので囲まれています。13世紀に建てられた塔、13世紀のフレスコ画、19世紀のステンドグラスの窓、大理石な床、当時からある貴重な家具など、フィレンツェの700年もの時の流れを感じることができます。とはいえ、定期的に慎重なリニューアルを行い、2010年には「ヨーロッパデザイン賞」を受賞。最近は「既存の建物の最高の修復賞」を受賞し、建築業界からも熱い注目を浴びています。
客室はとてもモダンで、デザインホテルのよう。そして朝食がとても美味しいと高い評価を得ています。
豪商から首相の邸宅へ・・・ホテル パラッツォ グアダーニ(HOTEL PALAZZO GUADAGNI)
ルネサンス期の真っただ中、1505年のフィレンツェに建てられたこの宮殿は、絹の豪商の私邸でした。その後長く歴史的価値の高い建物として、保護されてきましたが、その後、このホテル名ともなっているグアダニ家が売却。「グアダニ宮殿」と言う名でこのエリアの人々にランドマークとして知られていきます。
1865年、フィレンツェがイタリアの首都になった際は、当時の首相、ウルバノ・ラタッツィがこの宮殿に住んでいたというユニークな歴史のあるホテルです。
外観はじぢんまり。決して華美なだけではないという1500年代の宮殿の特徴
外観もそうですが、華々しい宮殿感は抑えられ、どっしりとした重厚感がとても落ち着く造りです。「フィレンツェの古い私邸」がテーマにあり、客室も歴史は感じさせつつも、柔らかく親しみが持てます。客室のデザインは実にさまざまで、アンティーク家具を配した客室、天井にフレスコ画のある客室、暖炉やバルコニーのある客室など選べる楽しさがあります。
また、このホテルのバー、ロジーアルーフバー(Loggia Roof Bar )は隠れ家的な雰囲気と、テラスからの眺望が地元の人にも人気。ドゥオモはもちろん、サントスピリト広場、ピッティ宮殿、ヴェッキオ宮殿が一望できます。
全室スイート!500年前の宮殿ホテル パラッツォ・マニャーニ・フェローニ(Palazzo Magnani Feroni)
ヴェッキオ橋やウフィッツィ美術館徒歩圏。観光にも便利なパラッツォ マニャーニ フェローニは、500年前の優雅なルネサンス建築の宮殿をホテルに改装したホテル。華美にしすぎず、ギリシャ建築の寝殿造りも意識。あくまでシックに格式高くというルネサンス建築の精神は、ホテル改修時にもきちんと受け継がれ「500年前のフィレンツェの真の素晴らしさ」を今に伝えています。ここにいる間は、タイムスリップして、誰もがイタリアの貴族になったような気分が楽しめるのです。
これぞ15世紀、ルネサンス期のフィレンツェ建築!
客室はわずか12室に保ち、すべてスイートルームと言う素晴らしい間取り。「ヨーロッパの宮殿ホテルは素敵だけど狭い」という常識を「もてなしの心」が覆したホテルと言えるでしょう。しかも客室のアメニティーはブルガリ!このホテル、5つ星ではありません。4つ星なのにここまでやるという心意気が、かっこいいではありませんか。
パラッツォ マニャーニ フェローニの屋上にはパノラマビューのテラスがあり、素晴らしいバーとして営業しています。ワインやカクテルとともに、フィレンツェの美しい景色を目に焼き付ければ、旅情で胸がいっぱいになることでしょう。
住所: Palazzo Magnani Feroni, Borgo S. Frediano, 5, 50124 Firenze FI
大自然の中にある古城!トッレ・ディ・ベッロズグアルド(Torre di Bellosguardo)
トッレ・デル・ベッロズグアルドはフィレンツェを代表する有名な詩人・ダンテの詩に出てくる親友で、自身も詩人であったグイドが、13世紀に狩猟の時期に使う家族の別荘として建設。その後、この邸宅から眺めるフィレンツェ市街地の美しさにほれ込んだ侯爵が購入し、フィレンツェ中の芸術家を呼び寄せ、貴族の大邸宅に改装・装飾を施します。芸術品で溢れるこのホテルのもっとも代表的な作品が、ベルナルディーノ・ポ チェッティ作のフレスコ画と、ピエトロ・フランカヴィッラの彫刻です。
まさにトスカーナの「古城」といった趣き!
1920年代からはヨーロッパ中の貴族や文化人が集う気品あふれる社交サロンとなり、現在はホテルとして、当時と変わらずゲストを迎え、もてなしています。市街地のホテルより客室が広めに作られているのも嬉しいポイント。田舎の古城のような雰囲気があり、歴史とアートの都市に来ていることを思わず忘れてしまいます。まさにフィレンツェのアーバンリゾート。
庭園には菜園があり、レストランでもこれらの食材がふんだんにふるまわれます。観光の日とは別にこのホテルに泊まり、自然に癒される日を作りたいものです。
何より「このホテルに泊まるためにフィレンツェに来る」という旅人の多いこと!日本人にもリピーターがいるそうなので、ぜひ泊まってみてください。看板猫とたわむれたり、絶景プールからフィレンツェの街を眺めながら、フィレンツェが舞台の小説を読んで過ごしたくなる楽園のような場所です。
駅チカ!皇太子の住んでいた屋敷 グランド ホテル バリョーニ(Grand Hotel Baglioni Firenze)
最後に紹介したいのが、フィレンツェ中央駅(サンタ・マリア・ノヴェッラ駅)からわずか徒歩2分。しかも地下道を通れば駅直結という便利さにもかかわらず、1800年代に当時の皇太子の邸宅として造られた「グランド ホテル バリョーニ」。これだけ由緒正しくて、ここまで親しまれているホテルはとても稀少。4つ星ホテルなので肩ひじ張らず「旅行に便利なホテル」として使えば、フィレンツェ通が気取れそう。
外観も内観もなるべく当時の雰囲気を壊さず改修したというこだわりのホテル
1903年にはホテルとしての営業をはじめ、かのムッソリーニをはじめ、駅が近い立地から世界中の要人が宿泊。今は昔ほど格式のあるホテルではありませんが、ホテルのミニバーが全室無料など、心意気は5つ星以上!さすがです。
ドゥオモのクーポラを眺めながら朝食がいただけるレストランも大好評。暖かい季節は緑あふれるガーデンテラスもオープンするので、カクテル片手に絶景を眺めながら、のんびりと過ごしたいものですね。詳しくはこちらの記事をご覧ください!
フィレンツェのクラシックホテルにお得に泊まりたいならトラベル・スタンダード・ジャパン!
ルネサンス期にはヨーロッパの文化・芸術の先駆者であった素晴らしい都市、フィレンツェ。古くからこの地に恋焦がれた貴族や名だたる有名人がルネサンスのポリシーを徹底的に守った素晴らしい屋敷を建てました。それが現在、歴史的建造物という価値を惜しみなく開放し、ホテルとして花開いています。
フィレンツェでは少し気取って歴史あるホテルに泊まってみたいですよね?
とはいえヨーロッパのホテルは決して安くありません!そんな時こそ、ツアーじゃないですか?高級ホテルは個人手配するよりも、航空券とともに手配できるツアーの方が断然お得です。特に2名で旅をする計画を立てている人は、迷う必要はありません。
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ここに紹介したクラシックホテルに泊まれるツアーはもちろんありますし、ツアーにないホテルは旅のプロが全てアレンジしてくれますよ!