世界一の仮面舞踏会「ベネチア・カーニバル」の楽しみ方【2020年日程&最新情報&ツアー情報も】
世界三大カーニバルのひとつベネチア・カーニバル!2020年は2月8日~25日に決定しました!世界一の仮面舞踏会(マスカレード)であるこのイベントは豪華な貴族の衣装と仮面をまとった人々でベネチア本島が埋め尽くされ、絢爛豪華で幻想的な世界を見せてくれます。見学も、そして参加もできるこのイベントの楽しみ方をお教えします!
ベネチア・カーニバルって何?
ベネチア・カーニバルは世界三大カーニバルのひとつ。1000年以上もの歴史を誇る、ベネチア伝統の仮面舞踏会(マスカレード)が、そのまま現在のベネチアに出現します。
「ベネチア・カーニバルを一生に一度は見たい!」「ベネチアに行くならカーニバルのあるこの時期!」と決めている人も多く、ベネチアがとても寒い時期にもかかわらず、ベネチア・カーニバルの時期は「ベネチア観光のベストシーズン」とされている2週間になります。そして、2020年の開催は2月8日(土)~25日(火)に決定しました。
貴族のような衣装に身を包み、仮面で顔を隠した舞踏会参加者(マスケラ)たちにより、「水の都」と称えられる美しい街が、より一層幻想的に輝く様子は必見!イタリアのひとつの市であるベネチアが、かつて「ベネチア共和国」として栄えたいたころの歴史絵巻を見るために、毎年世界中から300万人以上もの人々が訪れる、ベネチアで最も華やかなイベントです。
ベネチアで豪華絢爛の仮面舞踏会!仮面&仮装した人々で街中が溢れかえります
ベネチア・カーニバルの歴史
カーニバルが開催されるのはベネチアが一年で最も寒い、2月前後の「謝肉祭」と呼ばれる時期。キリスト教では「謝肉祭」をカーニバルとして華やかに祝う期間があり、キリスト教徒の多いベネチアでもこの時期に開催されるようになりました。
初めてカーニバルらしきものが催されたのは、11世紀。なんと1000年もの歴史を持つカーニバルです。当時のベネチアはまだイタリアではなく、ひとつの共和国でした。ベネチア共和国が栄華を誇った18世紀のルネサンス期に、カーニバルも絶頂を迎えます。その頃は、貴族も平民も仮面をつけて身分に関係なく盛り上がる平等で楽しいお祭りでした。そしてその美しく楽しいカーニバルの様子は世界的に知れ渡っていきます。
しかし、ナポレオンの侵攻により、ベネチア共和国が崩壊。カーニバルも衰退していき、最終的には消滅。
1296年 | カーニバルに承認される |
1436年 | カーニバル用の仮面作りが「職業」として認められる |
1700年代 | ベネチア共和国が栄えカーニバルが最も盛り上がった時期 |
1797年 | ナポレオン侵攻によるベネチア共和国崩壊・カーニバル衰退⇒消滅 |
1979年 | ベネチア市の手でベネチアのカーニバル復活 |
時は流れ1979年にベネチア市がこの美しいイベントを復活させます。ベネチア市民にとっては待ちに待った時だったことでしょう。
200年以上の時を経て、当時の豪華絢爛な仮面舞踏会が再開されることになったのです!
200年以上前に最大の盛り上がりを見せていたベネチア・カーニバル
世界一の仮面舞踏会「ベネチア・カーニバル」に自由に参加してみよう!
世界三大カーニバルと言えばブラジルのリオのカーニバル、トリニダード・トバゴのカーニバル、そしてベネチア・カーニバルですが、この中で唯一、誰でも参加可能という開かれたカーニバルがベネチア・カーニバルです。これは、カーニバルが始まった当初から貴族も平民も顔を隠して楽しむ、というスタンスを守り続けているからこその自由度。もちろん旅行者も参加できます!
ベネチア・カーニバルに参加するために何ヶ月も前から衣装を作り、準備をしていく旅行者もいますが「基本コスプレには興味がない・・・」という人が多いでしょう。安心してください。ベネチア・カーニバルを見に行く大多数の旅行者も、美しい光景には魅力を感じていてもコスプレ参加をしたい、というわけではないようです。
「見学だけで良い」「ライトな方法で参加したい」「やるならとことんやってみたい」そんな皆さんの要望にすべて応えられるベネチア・カーニバルの参加方法をお教えしましょう!
この「もふもふ仮面」めちゃくちゃ頑張って作ったんだぜ!
まるでコスプレ撮影会?ベネチア・カーニバル参加者を撮りまくる
ベネチア・カーニバルでは一瞬「ここはコミックマーケットか?」と勘違いしそうな光景が繰り広げられます。わざわざ衣装を持参してベネチアで着替え、お披露目する舞踏会参加者は、その華麗な姿を多くの人に撮影してもらいたい人ばかり。ベネチア共和国時代に戻ったかのようなこの光景は1年で1度しか撮影できない光景でもあります。
ばしばし撮影させてもらいましょう!
ただし、いくら仮面をかぶっているとはいえ、いきなりカメラを向けるのは失礼。「撮っていいですか?」とお声がけしましょう。大抵の場合は喜んでポーズを取ってくれますよ!
お嬢さん、写真だけではなく歌もいかがですか?
サッキ、日本人ニ「ヤツハカムラ」トカ「スケキヨ」ト呼バレタケド、ナニ?
仮面だけで気軽に参加!
次にライトに参加したい方。ベネチア・カーニバルに参加するには、無理にドレスや貴族の衣装を着る必要はありません。ベネチアにはたくさんカーニバル用の仮面が売っています。ベネチア共和国時代に認められた仮面職人たちが一つひとつ作りしている美しい仮面は、ベネチアを代表するお土産でもあります。
「イタリア行ったからお土産」と、謎の仮面を渡されて戸惑った人もいるかと思います。「これっていつ使うの?」と悩むお土産のひとつでもありますが、そう、今こそここで使うものなのです。
カーニバルに参加して、思い出として持ち帰るのが、仮面を一番実用的に使う方法!仮面さえつけていれば、ベネチア・カーニバル期間中は、あなたも仮面舞踏会参加者なのです!
あのベネチア土産、ここで使う仮面だったのか・・・
西洋人用のフルフェイスのマスクが合わないことも・・・そんな時はペイントで参加
古くから職人の手で作られている芸術的な仮面ですが、顔全体を覆うフルマスクでの仮装のほうが、気分が上がります。歴史的に「顔がわからないこと」がテーマにあるカーニバルですからね!
やっぱりベネチア・カーニバルはフルフェイスのマスクじゃないと・・・
完全に顔を隠せるから、楽しいんだよ!
実は日本人のベネチア・カーニバル参加者からよく寄せられている感想ですが・・・ベネチア・カーニバルのマスクは基本的に西洋人向けに造られているので、我々日本人には、鼻の位地が合わず、息苦しくなることも多いのだとか。 苦しいのを我慢して参加するのもいかがなものか・・・そんな時はこの期間、ベネチアの街に出店しているペイント職人さんに、顔にペイントしてもらいましょう!この時期は顔にペイントしているだけで、ベネチア・カーニバルの仲間です。
特にマスクのサイズが合わない子どもは、ペイント仮装することが多い!
完全なフル装備でどっぷり参加したい人はレンタル衣装店もあり!
ベネチアで本格的な仮面舞踏会の仮装を見ていたら「自分も完全に同じ仲間になりたい」と思う人も多いと思います。ただ、イタリア旅行ついでにベネチア・カーニバルを見る人は「トランクに他の服が入れられない」「重くなるからイヤ」という人もいるでしょう。
そんな時に頼れるのがレンタル衣装店。ベネチア・カーニバルの間、たくさんの店が出ています。お店によって異なりますが、フルセットレンタルだとかなりお高め。衣装代、メイク代すべて含めると10万円近くなることも珍しくありません。
しかし・・・思わず「プライスレス!」と叫びたくなる素敵なイベントに参加できますよ!
ベネチア・カーニバルは、昼はティーパーティー、夜は舞踏会が様々な場所で開かれています。ぜひとも参加したいシチュエーションですよね?
極めるとゴスロリのコスプレに相通じてなかなか面白い・・・
一生の一度の思い出に、奮発するのも悪くない
ベネチア・カーニバルオフィシャルの舞踏会をはじめ、ディナーを伴う舞踏会、そして格式あるカフェでのティーパーティーは、本格的な仮装をすればすべて参加可能。残念ですがドレスコードがあり、ライトな参加者は入店できない方法が多いのです。
夜行われる舞踏会の参加費は大変高額ですが、フルコースディナー、オペラ鑑賞、生演奏による舞踏会など、中世のベネチアの貴族たちそのものの贅沢な宴が楽しめます。
舞踏会で踊れません!・・・という方も、ここでは大丈夫。2020年は現代です。社交ダンスができない人の方が多く、その場で教えてくれる人もたくさんいます。
一生に一度の大イベントと考えたら、完全フル仮装で参加するのも悪くありませんよね。
ここまできたら、とことん仮装して、べネチア・カーニバルを楽しむのもあり!
どの国の人も参加できる!仮装コンテスト
ベネチア・カーニバルは最も素晴らしい仮装をした人を決めるコンテストでフィナーレを迎えます。そしてこのコンテストも世界中から誰でも参加できるというから驚きです。 仮装の種類は様々なジャンルに分かれていて、例えば「コミカル賞」的なお笑いで注目される部門や「子ども部門」なども・・・。これなら必ずしも貴族的衣装をしなくても受賞できそう?
毎年12月から翌年のコンクール参加希望者のオンライン予約受付が開始されるので、気になる人は公式サイトからエントリーしてみる?
賞の発表や仮装の披露は後半のスケジュールに組み込まれていて、披露から最終発表までベネチアにいる必要があります。参加したい人は公式サイトでスケジュールをじっくりと調べ、ベネチアの滞在日を計画的に決めなくてはなりません。旅行者には少々ハードル高めではあります。
え?オレ?もちろん、最初から「おもしろ系」の部門を狙っております
ベネチア・カーニバルの見どころ
ベネチア・カーニバル2020 スケジュール
2020年のベネチア・カーニバルが近づいてきました。まだ準備中のイベントもあり、正式発表がないもの、予定でしかないものもありますが、例年のスケジュールに合わせて紹介します。※イベントは変更になる場合があるので出発前に公式サイトで確認をお願いします。
2月8日(土) | グランド・オープニング※華やかなオープニングセレモニーが開催される予定 |
2月9日(日) | 水上パレード |
2月8日(土)~14日(金) |
プレカーニバル※仮装の人たちがベネチアに増殖 |
2月15日(土) | マリアたちの行進 |
2月15日(土) | Mestre Carnival Street Show※至る所でストリートショー |
2月16日(日) | 天使の飛翔 |
2月20日〜23日(日) | 仮面コンクール |
2月15日(土)〜25日(火) | カーニバル本番※毎日パレードやサンマルコ広場でイベント開催 |
2月23日(日) | Carnevale Campaltino※伝統的なパレード |
2月25日(火) | 2020年カーニバルのマリア賞 |
2月25日(火) | The Svolo del Leon※伝統的な催し |
2月25日(火) | 最終日を飾る盛大な花火の打ち上げ |
歴史絵巻のような水上パレード
上記スケジュールのように、2月8日から25日は毎日素晴らしいイベントと、仮装したかっこいい紳士・淑女に出会える期間。特に仮装した人々が同じく仮装した船に乗り運河を進む「水上パレード」は圧巻!ベネチア・カーニバルの前半に行く人はお見逃しなく!
船もユニークな装飾を施され華やか!
ベネチア・カーニバル2020の最終日は2月25日
ベネチア・カーニバルの最終日は毎年火曜日と決まっています。2020年は2月25日がカーニバルの最終日で、最後の最後までイベントが開かれ、カーニバルを終わりを惜しむかのように、たくさんの花火が打ち上げられます。ベネチアの運河と空に広がる花火は、特に仮装をしなくても最高の思い出になりますよ!
ベネチアの運河を大輪の花火が彩ります
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イタリアに行くならベネチアは絶対に行きたい場所のひとつ。せっかくベネチアに行くなら、ベネチアの歴史絵巻をそのまま見ることができるベネチア・カーニバルは必見です。
でも、ドレスアップした仮面の紳士淑女たちの姿は夜の方が幻想的なので、ベネチアに泊まっておきたいところ・・・。
ただし!個人旅行で予約を取ると、この時期は飛行機代も高額になり、ベネチアのホテルが満室の場合も。
はいっ!そんな時にはトラベル・スタンダード・ジャパンにお問い合わせを。 今ならベネチア・カーニバル中のツアーも、まだまだ激安です。
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