世界一美しい駅舎 アントワープ中央駅にて

世界で一番美しい駅舎 アントワープ中央駅にて

Vol.821

ベルギー・ドイツ・フランス 家族旅行、女子旅旅行記

ベルギーを拠点に高速列車でドイツ・フランス・オランダの日帰り観光も満喫!芸術を堪能した充実の母娘旅

投稿者/旅行形態:
50代女性 / 家族旅行、女子旅
滞在都市:
ブリュッセル(ベルギー)
旅行期間:
2023年2月23日〜3月3日の9日間

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1日目
羽田深夜発〜
2日目
ヘルシンキ経由〜ブリュッセル午前着(フィンエアー)
日帰りゲント観光(STAM(ゲント市立博物館)、Stadshal、聖ニコラス教会、ゲント市庁舎など)
【宿泊】ブリュッセル
3日目
日帰りアントワープ&ブルージュ観光(聖母大聖堂、マルクト広場、市庁舎など)
【宿泊】ブリュッセル
4日目
ケルン日帰り観光(ケルン大聖堂、ルートヴィヒ美術館など)
【宿泊】ブリュッセル
5日目
日帰りパリ観光(ルイ・ヴィトン財団美術館、シャンゼリゼ通り、奇跡のメダイユ教会など)
【宿泊】ブリュッセル
6日目
ブリュッセル観光(グラン・プラス、ギャルリ・サンテュベール、ブリュッセル市立博物館、マグリット美術館など)
【宿泊】ブリュッセル
7日目
ゲント再訪(ゲント市立現代美術館、聖バーフ大聖堂)
ブルージュ再訪(運河クルーズ、マルクト広場)
【宿泊】ブリュッセル
8日目
ブリュッセル観光(ジュドバル広場のブロカント(蚤の市))
日帰りアムステルダム観光(アムステルダム国立美術館)
【宿泊】ブリュッセル
9日目
ブリュッセル昼発〜ヘルシンキ経由〜
10日
羽田午後着(フィンエアー)

ブリュッセル(ベルギー)旅行体験記・レビュー『ベルギーを拠点に高速列車でドイツ・フランス・オランダの日帰り観光も満喫!芸術を堪能した充実の母娘旅』。【トラベル・スタンダード・ジャパン】をご利用されたお客様によるクチコミ・評判をご紹介します。当社では自由にツアーアレンジが可能、オリジナルのヨーロッパ周遊旅行をお楽しみいただけます。

ベルギー旅行の訪問スポット

大学院生の娘の研究旅行に便乗しベルギーへ!

今回は学院生の娘が研究しているベルギーの現代アーティストであるミヒャエル・ボレマンスに関する情報収集の旅に便乗することに。ベルギーのゲントにある図書館やアート作品展示場やギャラリーの確認をして、最優先の目的を決めてから旅程を計画しました。

他社などでツアーを探しましたが、日程、飛行機、ホテル、価格等が合うツアーが無く諦めかけていた時に、偶然貴社を見つけて問い合わせをしました。その際の対応やHPの体験記が申し込みの決め手になりました。そして、希望に叶った旅行ができそうでしたのでお願いさせていただきました。

2日目の午前中にベルギーの首都ブリュッセルに到着し、そのままゲント観光へ

希望通り午前中に到着したので、時差ボケも無く到着後すぐに活動を開始。ホテルはチェックイン前の時間だったので、一旦フロントに荷物を預けて電車でベルギーのゲント市へ。「STAM(ゲント市立博物館)」へ行きました。その後、徒歩で「Stadshal」へ。次は「聖ニコラス教会」の鐘楼の壁面にあるボレマンスのパブリックアートの一つ『聖母』を鑑賞し、その周辺にある「ゲント市庁舎」「バーフ大聖堂」を見ながら「聖ヤコブ教会」周辺を散策。ボレマンスの元アトリエも訪問しました。

STAM(ゲント市立博物館)

STAM(ゲント市立博物館)

ゲント最古のお菓子屋さん「TEMMERMAN(テメルマン)」では、ゲントの伝統菓子“キュベルドン”を購入。とてもかわいい歴史あるお店で、多くの観光客で賑わっていました。色々なお菓子や缶が売っていました。

ゲント最古のお菓子屋さん「TEMMERMAN:テメルマン」

ゲント最古のお菓子屋さん「TEMMERMAN(テメルマン)」

この後、ゲント=シント・ピーテルス駅内にある「スターバックス」へ行きひと休み。中世の雰囲気が漂う美しい天井や壁画が魅力的でした。帰りはスーパーマーケット「カルフール」で食材を買ってからホテルへ。今回の滞在先ホテルは「ワーウィック ブリュッセル」。ブリュッセルを拠点にして鉄道の日帰りの旅を計画していたので、安全で、駅近、バスタブありを希望。このホテルはブリュッセル中心部に位置し、荷物が多くなったら一度ホテルに置きに行くこともできて立地は最高でした。お部屋も広く不自由なく快適に過ごせました。チェックインを済ませ、この日はお部屋で夕食をいただきました。

3日目はアントワープへ&ブルージュのベルギー2都市を観光

3日目は持参した着物を着付け、娘は大学院の特別講義を受講。その後高速列車でアントワープへ向かいました。“世界で一番美しい駅舎”と言われる「アントワープ中央駅」で、楽しみにしていた着物姿での写真撮影! 荘厳で鉄道の聖堂と言われるのも頷ける駅舎。こちらで念願の記念撮影ができてよかったです!
アントワープ中央駅舎にある「Le Royal café(ル ロイヤルカフェ)」へ。ベルギーワッフルとカプチーノをいただきました。裏切らない美味しさに感動。大満足でした。

アントワープ中央駅で念願の記念撮影

アントワープ中央駅で念願の記念撮影

アントワープ中央駅にある「Le Royal café(ル ロイヤルカフェ)」

アントワープ中央駅にある「Le Royal café(ル ロイヤルカフェ)」

この後、徒歩で「聖母大聖堂(ノートルダム大聖堂)」へ。美しく豪華なゴシック建築にまず圧倒されました。入ってすぐ左側に豪華な装飾が美しい『アントワープの聖母』が鎮座。ルーベンスの『キリスト昇架』や『キリストの降架』などを鑑賞しました。聖堂内のステンドグラスも素晴らしい美しさでした。

聖母大聖堂(ノートルダム大聖堂)

聖母大聖堂(ノートルダム大聖堂)

ルーベンスの『キリスト昇架』

ルーベンスの『キリスト昇架』

散策中ににたまたま見つけたマーケットでお買い物。カラフルな衣類や革製品、食料、お花などを眺めて楽しみました。私は皮のバッグを購入。その後、レースの可愛いお店「Antwerps Kantwinkeltje」へ。ボビンレースは本当に美しく、小さなオーナメントのレースを購入しました。

散策しながら「マルクト広場」「市庁舎」「鐘楼」などの世界遺産を楽しみ、駅へ向かいました。アントワープから高速列車で、下見をしにブルージュへ移動、夕方に到着しました。夕方で日もどんどん暮れてきて人も少なくなってきて不安になったので、帰りは着物でしたが靴を履いていたし、小走りで駅に向かったのはドキドキの思い出です(笑)。

4日目はドイツのケルンへ日帰り観光

この日はブリュッセルから高速列車でケルンへ。まずは大聖堂近くの老舗カフェ「café Reichard(カフェ ライヒャルト)」で、バウムクーヘンとカプチーノを頂きました。ロケーションも味もよかったのでこちらのカフェはおすすめです! この後、「ケルン大聖堂」へ。ステンドグラスを鑑賞したかったのですが、この日は日曜日だったため礼拝で有料ゾーンのリヒターのステンドグラスまで入ることができませんでした。その代わり、日曜礼拝の神秘的な雰囲気を味わうことができ貴重な経験ができました。

老舗カフェ「café Reichard(カフェ ライヒャルト)」にて朝食

老舗カフェ「café Reichard(カフェ ライヒャルト)」にて朝食

ケルン大聖堂

ケルン大聖堂

「ルートヴィヒ美術館」で現代アートを鑑賞し、その後、大聖堂に近くにある「Shop AM DOM」に行きお買い物をしました。小分けのコロンや小さなハンドソープなどお土産にも使えるものが多数でおすすめです。香りも合成のものでは無く天然香料で調香されていて柑橘系ベースで万人受けします。

「Merzenich Backereien」というお店でプリッツェルと飲み物を購入して帰路の車内でいただきました。もっちり、ふっくらでとても美味。タイトなスケジュールなので、ちょっとした軽食や飲み物はいつも持参していたのは正解でした。特に日本のように鉄道が定刻通りに運行しないこともあるので待ち時間を上手く使うのは必須。大判の除菌シートも持参し、気軽な食事を度々楽しみました。

5日目は日帰りでパリへ!新婚旅行以来の再訪で美しい街並みに感嘆

この日は高速列車でブリュッセルから、新婚旅行以来の再訪の地パリへ。やっぱりパリの街並みは美しい。まずは「ルイ・ヴィトン財団美術館」へ。モネ・ミッチェル展の最終日を満喫しました。額縁なしで展示されることがほとんど無いモネの36点と、ミッチェルの24点が対話する空間は素晴らしかったです。ランチはこちらのレストラン「Le Frank(ル・フランク)」でいただきました。レストラン天井の魚もフランク・ゲーリー氏が手がけたそう。企画展図録、建築図録、また、ここでしか買えないトートバックや扇子なども購入しました。ランチコースはビーガン料理のような感じでちょっと拍子抜けでしたが総合的に考えたら大満足でした。

「モネ・ミッチェル展」の最終日へ

「モネ・ミッチェル展」の最終日へ

ランチコース

ランチコース

この後、「シャンゼリゼ通り」まで戻りパリの街の散策を楽しみました。「ルーブル美術館」「オルセー美術館」など通りすがりながら、メダイユを購入しに「奇跡のメダイユ教会」へ。そして、エクトル・ギマールのデザインによるアール・ヌーヴォー様式の地上入り口が現存していることでも知られる「アベス駅」へと、坂を上がって見に行きました。帰りの高速列車まで少し時間があったので「Terminus Nord(テルミニュス・ノール)」でフォンダンショコラとカプチーノをいただきひと休み。駆け込んで入ったにしてはアールデコの素敵なブラッスリーでした。有名どころの美術館は以前訪れたことがあったので今回は目的を変え、このプランで大満足でした。

アール・ヌーヴォー様式の地上入り口 がかわいいアベス駅

アール・ヌーヴォー様式の地上入り口 がかわいいアベス駅

フォンダンショコラとカプチーノ

フォンダンショコラとカプチーノ

6日目は徒歩でブリュッセル観光

この日、ようやく滞在都市のブリュッセル観光へ。やっと行くことのできた世界遺産「グラン・プラス」は石畳の広場を囲むように歴史的建物があり、朝と夜ではまったく違う雰囲気で素敵でした。最古のアーケード「Les Galeries Royales Saint-Hubert(ギャルリー・サンチュベール)」もホテルから5分もかからなかったです。「DELICES DU ROY(デリス・デュ・ロイ)」でチョコレートを購入。店内の雰囲気も良くて試食もできました。

その後、「ブリュッセル市立博物館(王の家)」「モードとレース博物館」「マグリット美術館」「ベルギー王立美術館」を見学。全て歩いて行けサクサクと楽しめました。王立美術館は3つの美術館からなっていましたが全て見るには時間が足りないので駆け足で鑑賞。ブリュッセル・セントラル駅の南側にある「芸術の丘」からの素敵な景色を見ながら、「CHATEAU MODERNE」でフリッツ&カプチーノをいただき休憩。グラン・プラスも遠くに見えひと休みにはおすすめです。

夕暮れ時のグラン・プラス

夕暮れ時のグラン・プラス

美しすぎる夜のグラン・プラス

美しすぎる夜のグラン・プラス

この日、ベルギーのフライドポテト“フリッツ”をいただきましたが、やはり美味しい!日本で言うフライドポテトはベルギー発祥だったとは知りませんでしたね。 フリッツで人気のお店「fritland(フリットランド)」はグラン・プラス近くにあるので夜遅くても買いに行けました。昼も夜も行列でした!

大盛りのフリッツ!

大盛りのフリッツ!

7日目はゲント&ブルージュを再訪

この日はベルギーの2都市を再訪。まずはゲントの図書館で用事を済ませてから、「ゲント市立現代美術館(S.M.A.K.)」へ。朝いちは幼稚園児や学生が団体で来ていて床に座り先生の話を聞いたりしていました。このように幼少期から身近に芸術に触れられることを羨ましく思い、また日本の遅れを感じました。そこから徒歩で「聖バーフ大聖堂」へ。門外不出の傑作『神秘の子羊』など娘が解説してくれるので充実の鑑賞でした。若いうちから豊富な情報を持って美や文化に触れることは今後の人生が豊かになると感じます。その後も散策しながら、ミヒャエル ボレマンスのパブリック彫刻を鑑賞。学生の街と言われ沢山の学生達を見かけました。ブルージュにも行くので早めに駅に戻り高速列車 へ乗り込みました。

ブルージュでは前回は時間がなくできなかった「運河クルーズ」に乗りました。見どころを集約して船から楽しめるのでおすすめです(1 人€12)。船長さんの案内のフランス語、オランダ語はわかりませんが陽気でたまに英語で説明も入ります。アントワープでも購入しましたが「maison pickery」でもボビンレースを購入。繊細な手仕事のボビンレースは荷物にもならずお土産にもぴったりです。お店の方に、おまけにレースのブローチをいただき嬉しかったです。お土産に「LE COMPTOIR DE MATHILDE」「NEUHAUS」でチョコレートも購入。聖血礼拝堂の横にある「dhocolaterie de BuRG」という小さなチョコレート屋さんが穴場かも。色々なチョコが今まで見たお店の中でリーズナブルでした。お土産用に買ったのは“Dolfin(ドルファン)”のもの。ベルギーの3大チョコレートメーカーのひとつだそうです。

「maison pickery」で購入したボビンレース

「maison pickery」で購入したボビンレース

少しお腹もすいてきたので、「マルクト広場」にある「Huyze die Maence」でベルギービールと“ベルギービールの牛肉煮込み(カルボナード)”をいただきました。ビールはとてもフルーティーで美味しかったです。カルボナードはコクのあるビーフシチューのようで食べやすく、レシピを探してベルギービールで作ってみたい一品です!

マルクト広場

マルクト広場

「Huyze die Maence」でベルギービールとカルボナードを

「Huyze die Maence」でベルギービールとカルボナードを

8日目はブロカント(蚤の市)を堪能してから日帰りでアムステルダムへ

この日は、毎日開催の「ジュドバル広場のブロカント(蚤の市)」へ。朝8時過ぎに出発し向かいました。残念なことに現金しか使えず、帰国日も近く現金を残さないように使ってしまったので、もう手持ちは€15ほど。残念すぎる、、。アンティークのシルバーウェア、シャンデリアのパーツ、食器、絵画、家具、あげればきりが無く、ピンキリの品揃え。おじいさんのテントには可愛いシルバーウェアが沢山!欲しい!英語はほぼ通じないし(泣)。金額だけは通じ、ジェスチャーでなんとか交渉。圧倒されたおじいさん、もういいよ!という感じで交渉成立。おじいさん本当にありがとう!! 今度は現金をしっかり持って、ブロカント(蚤の市)を巡る旅をしてみたい、絶対に!と興奮ぎみに熱く思うのもつかの間、娘から、もうタイムリミット、アムステルダムに向かうよと最後の遠出に出かけました。

ジュドバル広場のブロカント(蚤の市)

ジュドバル広場のブロカント(蚤の市)

美術館は時間指定だったので「アムステルダム国立美術館」へ急ぎました(ゴッホミュージアムは予約満員で諦めました)。この日も着物で走りました。振り返ると旅の間、毎日走っていました(笑)。歴史的な外観ですが受付や素敵なミュージアムカフェはモダンな造りでした。見所満載で閉館までたっぷり堪能しました。もちろんカフェでひと休みは忘れずに、有名なアップルタルト&カプチーノをいただきました。近くのアンティークショップやお花屋さん、お土産屋さんにも立ち寄りながら駅に向かいました。1本早い高速列車に乗れると思って走ったのですが、なんと逆方向に乗ってしまいました!! 明日は帰国、今夜中にホテルに戻らなければと焦りながらアプリで乗り換えを調べたり駅員さんに聞いたりして、なんとか高速列車に乗り、無事ブリュッセルへの帰路に着くことができました。帰国日前日の1番ヒヤヒヤした場面でした。

アムステルダム国立美術館

アムステルダム国立美術館

9日目は帰国日。最後にグラン・プラスへ

最終日は早起きして最後にグラン・プラスを見納めしてきました。ホテルに戻り、荷造りして最終チェック。チェックアウトをして空港へ。ブリュッセル国際空港で食事をしてから飛行機に搭乗しました。経由地のヘルシンキ・ヴァンター国際空港でのトランジットはあまり時間がありませんでしたが、マリメッコやサウナ用品などをお買い物。搭乗アナウンスも流れているギリギリの駆け込みで搭乗(汗)。帰りは満席状態でしたが、翌日には問題なく羽田空港へ到着し、充実の旅行も幕を閉じました。

新井さん、本当にありがとうございました

他社で探しても希望に叶うツアーが無いという状況で、こちらの要望に合わせて迅速にお手配いただき、本当にありがとうございました。細かな質問への対応が丁寧で早く、とても安心できました。鉄道での移動計画も娘がまとめた計画をちゃんとチェックしてくださり、私たち個人での手配も可能だとアドバイスもくださってありがたかったです。今回は娘の携帯に飛行機、鉄道のチケット等もあったのでレンタル Wi-Fi も重要でした。そういった案内なども丁寧にしてくださり本当に助かりました。私の細かい不安をちゃんと払ってくださり、コロナ禍で久しぶりのヨーロッパへ娘と行けたことはとても良い思い出になりました。次も新井さんにお願いしたいなと思っています! ありがとうございました。おかげさまで大満足の旅でした。

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