フランス旅行に持って行く服は?春夏秋冬はいつ?気候&服装教えます!
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フランスは日本同様四季がある国。そしてフランスは南部と北部で気候も異なります。フランスは日本より寒いの?暑いの?それによってパッキングする服装も変わります。今回はフランスのパリを含めた北部、ニースを含めた南部の春・夏・秋・冬の気候とそれぞれの服装をお教えします!
フランスには四季がある!
日本ではあまり知られていませんが、フランスには日本同様四季があります。自分の旅行する時期がフランスのどんな時期なのか?そして何をすればいいのか?どんな服を着ていけばいいのか・・・ 気になりますね!
パリを中心にモンサンミッシェルやルーアンなどイギリス寄りを北部、ニースやマルセイユなど地中海沿いを南部として、それぞれの気候と服装をお教えします。
フランスの春(3月~5月)
フランスの春 天候&気候
【北部】 平均気温:9~15度 東京より少し肌寒く、日本の東北地方の春というイメージでいるとちょうど良いでしょう。4月末~5月末には20度を超えることがあります。
【南部】 平均気温:11~18度 東京と似た気候です。4月末~5月末には25度を超えることもあります。
※この時期のフランスが日本の春と気候とよく似ています。特にゴールデンウイークに南部に出かける場合は日本の関東の同時期と同じスタイルで大丈夫!日本と異なるのは朝晩の寒暖差が激しいので、上着で調節できる着こなしや、カーディガンやストールで「寒い」と思った時の対策は取れるようにしておきましょう。
4月中旬には八重桜が咲きます!
フランスの春 服装
3月~4月の前半は日本で言うスプリングコートは必須。コートで調節すれば厚手ニットなどのかさばるアイテムを避けることができます。4月になると急に気温が上がる日も出てくるので、脱ぎ着しやすいジャケットがあるとなお良し。
3月の観光地巡りはやはりコートがないと寒い!
4月中旬からは突然20度を超えるなど、昨今の日本と同じように異常気象のために平均気温と異なる気候になることが多い時期。5月後半は25度を超えることも。フランスの春中盤以降の上着は薄手のジャケットやパーカー、半袖のインナーが良し!突然暑くなったら現地で着やすいカットソーやTシャツをゲットしましょう!
ちなみにこの時期は小雨がよく振ります。折り畳み傘をトランクに入れておきましょう。
4月中盤以降はジャケット1枚あればオープンエアのカフェでも長居できます
フランスの夏(6月~8月)
フランスの夏 天候&気候
【北部】 平均気温:約20度 最高気温が30度を超える日も出てきます。
【南部】 平均気温:約20度~23度 最高気温は35度を超える日も出てきます。
※晴天が続き、陽射しが強く気温以上に暑く感じる日が多いでしょう。ただし湿度が低いので朝晩は涼しいです。
ヨーロピアンの大好きなバカンスシーズンの到来です!夜は22時ぐらいまで明るい日が続きます。
フランス人が待ち焦がれるバカンスシーズン!
フランスの夏 服装
フランスの女性はノースリーブやタンクトップなど、かなりカジュアルで薄手のトップスを着ますが、日本人にとっては湿気がほぼなく、朝晩は涼しいので羽織るものを持っていきましょう。昼は暑いのに、最低気温が10度なんていう寒暖差の激しい日もあるので、気を付けて。 フランスの陽射しは日本より強く、真昼にオープンエアのカフェにいると、思った以上に日焼けします。日焼け止めをしっかり塗るなどの対策をお忘れなく!
私たちは日焼けしたから、これでイイの!
フランスは昔から男女ともTPOがきちんと確立している国です。高級レストランやパーティーなどではドレスアップしますが、いつでも華やかなわけではなく、カジュアルに過ごす日はシンプルながら、とても洗練された着こなしをします。シューズや小物で差をつけるその様子は、フランス滞在中にお手本にしたいほど素敵です。
よくある勘違いですが「パリはおしゃれな街だから・・・」と勘違いして派手で目立つ服装で歩いていると、盗難やスリなどの犯罪に巻き込まれやすいのでおすすめできません。
観光メインの日はトップスはカットソーやTシャツ、そして湿気が日本より少ないため、デニムパンツでも暑くありません。足首までのクロップドパンツやひざ丈の綿パンツなども動きやすく、カジュアルな中に少しおしゃれを追加したい時、サンダルやシューズで差がつけられるので持参したいですね!
フランス人はベーシックな色の無地の服に小物を加えるのが好き
夏のフランスはバカンスの季節。地中海エリアのリゾート地に行く人も、ホテルのプールでのんびりする人も水着をお忘れなく。もちろんフランスでも購入できますが、日本人のサイズがなかなか見つからないという「海外旅行あるある」は、フランスでも同じです。
チョット、ジャポネーゼニハ、オオキイカモシレナイ・・・。
フランスの秋(9月~11月)
フランスの秋 天候&気候
【北部】 平均気温:平均気温は7~16度 9月は残暑が残り、20度を超える日が多いですが10月になると急に気温が下がり、寒い日が増えてきます。また、曇りの日が多くなるため、気温は春とあまり変わりませんが、肌寒く感じます。
【南部】 平均気温:10~19度 9月はまだまだ夏の気配。暑さが和らぐ程度なので、日中は夏よりもビーチやテラスで過ごしやすくなります。
パリなど北部は、落ち葉が街を彩ります。また、南部は屋外でのんびり寛ぎやすい時期となります。
※日本で言う「紅葉」は北部のほうがきれい。パリの秋のイメージは、北部はおしゃれをしたくなる時期。寒くなる前に色々チャレンジできますからね・・・ということで世界が注目するファッションの祭典「パリコレ(パリコレクション)」が秋に行われるわけですね。
南部は9月はまだ夏のイメージ。10月はとても過ごしやすく、11月中半にやっと寒さを感じ始めるくらいです。
フランス全土で言えることは11月はコートを持参すること。日本でもちょうどコートを着る時期にあたるので、日本の格好でそのまま来ればOK!
10月中旬から下旬(気候によって異なります)パリの街が紅葉で色づく
フランスの秋 服装
北部の9月はまだ夏服に、ジャケットを持ち、涼しい日に羽織るという格好で充分です。男性はシャツにセーターを重ねておいて、寒くなったら着る、という人も。女性はTシャツの上にパーカー、薄手のジャケットで良い季節。
いわゆるちょいワル風です
南部の9月はまだ夏の名のイメージが強く、リゾート地も人気。夏服にカーディガン、パーカーがあれば十分。綿のワンピースはかさばらない上に、暑ければそのままで、少し涼しい日や朝晩はカーディガンをさっと着るだけでスタイルが完成するのでおすすめ!
南部の9月は最高に過ごしやすい季節!
北部は10月中旬から木々が色づく季節。スプリングコートや短めのコート着用の機会が増えます。特に観光をする人はやせ我慢せずコート必須。
南部に関しては10月下旬まではパーカーやジャケットで。11月、寒くなってからがコートの出番です。
フランスでは秋はおしゃれとグルメの季節
フランスの冬(12月~2月)
フランスの冬 天候&気候
【北部】 平均気温:約5度 日本の東北地方と同じくらい寒い!氷点下になる日も多し!
【南部】 平均気温:約7度 この季節は南部といえども寒いです!日本の東京の冬と同様の覚悟が必要です。
気になる積雪について:冬のある国ならどこも同じですが、フランスは山間部で雪が積もります。モンブラン含むアルプス、ピレネー山脈などなど、世界中の人がやって来るスキー場もたくさんありますよ!パリを含む南部は雪降りますが、積雪はめったにありません。ただしこのところの異常気象で2018年2月には前代未聞の積雪があり、交通網が乱れました。また、南部のマルセイユも2018年3月21に積雪があり大騒ぎに。
フランスは冬になると曇りの日が多く、日本よりも空気が乾燥するので、寒さ対策と感想対策を万全に整えて出かけましょう!
寒さ対策を万全に整えてクリスマスマーケットへ行こう!
フランスの冬 服装
日の出が日本では考えられないほど遅くなります。日照時間は1日平均3時間!そのためフランスの冬の空はいつも曇り、どんよりとしています。海辺の町以外は風は吹きませんが、とにかく日が当たらないので日本の関東エリアよりははるかに寒く、東北エリアや北海道レベルの寒さだと覚悟して出かけたほうが良いでしょう。
コートとマフラーで隙間なく防寒
外出が多い日は手袋も忘れずに!
フランス 服装の豆知識
フランス人のイメージはベレー帽!でも当たってます
フランス人をイメージするとき、なぜかベレー帽をかぶっている人が頭に浮かんできませんか?フランスパンと、できればボーダーのシャツを着て、カフェオレを持っていればもう完璧でしょう。
これだけやれば、君たちは満足か?とフランス人が申しております
ベレー帽はフランス発祥。とても歴史があるファッションです。なんといっても軍隊にも取り入れられているのは、広く知られていますよね。 そして、特に女性は秋以降、ベレー帽を被っている人が増えます。日本人から見るとベレー帽は帽子の中でもとても変わった形ですが、フランスではスタンダードな帽子のデザインのひとつに入っていて、帽子をかぶる機会が増えれば、必然的にベレー帽をかぶることが多くなるのです。
ただし外国人がエッフェル塔や凱旋門などの超有名観光地でベレー帽をかぶっているのをフランス人が見かけると
「うわぁ・・・観光客だなあ」と思うとか。
ちなみにちろんフランスパン(バゲット)やカフェオレを持っていいる人も当然ながら多く見かけます。しかしボーダーシャツに関してはフランス人は滅多に着ないそうです!
ましてやベレー帽とボーダーはセットで着用する勇気はないそうです。昔の日本人が「メガネ、カメラ、お辞儀」と言われることが嫌だったように、フランス人にも「そんなベタな格好はイヤ!」という気持ちがあるのでしょう。
たとえ夏でも教会に行くときはノースリブ厳禁!
夏はパリジェンヌはノースリーブを着る人も多い・・・というお話はさせていただきましたが・・・ということは「日本人の私たちも大丈夫~」と思ってしまいがち?でも、 パリ観光に教会はつきものです。ノースリーブだと不謹慎だということで、教会に入れてもらえない場合がありますので、必ずストールやカーディガンを持参しましょう。
友達はみんな教会にはいれましたが、私だけ断られました・・・
女性は注意!ミニスカートとハイヒールは娼婦の証!
フランスと日本では決定的に異なる考え方があります。それは女性の足の露出。 フランス人女性は夏にノースリーブや襟ぐりの広いトップスを着るなど、トップスの露出はそこまで気にしません。そしてパンツなどもスキニーやスリムジーンズなどの身体にフィットするものを選びますが、スタイルが良いにもかかわらず、ミニスカートはほとんど着用しません。 これは、フランスでは、ミニスカートとハイヒールの組み合わせ=「娼婦」と考える人が多いからです。
日本でミニスカートはファッションの一つとして軽くとらえられていますが、フランスでは着用しない方が良いでしょう。ひざが隠れる程度ならスカートでもワンピースでも、もちろんOKですよ!
ファッションのつもりが犯罪に巻き込まれる原因に?
都会でビーチサンダルはやめて~!
TPOを大切にするフランス人。ビーチサンダルはビーチで履くものと考えています。もちろん、おしゃれなミュールやデザイン制の高いサンダルはOK。ただ、パリを含むフランスの都市は石畳が多いので、高いヒールやピンヒールのようなヒールの細いものは靴が傷むのでやめましょう。
フランス人はヒールがフラットでカラフルな靴や、ヒールの太いブーツ、ウエッジソールのサンダルなどを選び、おしゃれを楽しんでいます。
後ろからフランス人に笑われているかもしれない・・・
服装がわかればフランス旅の準備は簡単!さあ!トラベル・スタンダード・ジャパンに相談だ!
おしゃれな国として知られるフランスへの旅。
「かわいい服持って行った方がいいかなー」とか「寒いか暑いかわからないけど、どうしよう」と、パッキングに悩む国のひとつですよね。3つ星レストランに食事に行く、ラグジュアリーホテルに宿泊する、オペラをボックス席や前の席で見る・・・という時は、1~2枚、女性は上質なワンピース、男性はきちっとしたジャケットとシャツがあれば良いですが、それ以外はシンプルでカジュアルな装いが、フランスでは似合います。
「自分の行きたい場所は北部?南部?」「北部にも南部にも行きたいけど、どうやって行こうかな?」など、旅行の不安があるときは、親切な旅行アドバイザーがいるトラベル・スタンダード・ジャパンにご相談ください。あなたがフランスで行ってみたい場所、やってみたいことに合わせてツアーをアレンジしたり、プランのご相談に乗りってくれますよ!