ナポリへの行き方と空港&ナポリ中央駅からの市内移動方法【2020最新版】
南イタリアの玄関口こそイタリアの一大港町であるナポリ。南イタリアには青の洞窟で知られるカプリ島、アマルフィ海岸といった、いつかは行ってみたい素晴らしい絶景とコバルトブルーの海が待っています。ここでは日本からナポリへの行き方と空港や鉄道駅から電車・地下鉄・バスを使った中心地への移動方法をお教えします。
ナポリの空の玄関口!ナポリ・カポディキーノ国際空港
「ナポリを見てから死ね」という詩人・ゲーテが残した有名なことわざがあるように、美しい景色が人気の観光地であり、ピザの発祥地・ナポリ。その空の玄関口がナポリの空港「ナポリ・カポディキーノ国際空港」です。
「ナポリ・カポディキーノ国際空港」へは、日本からの直行便の就航はありません。
そのため、イタリアの主要都市の空港か、ヨーロッパ各国の空港から乗り継いでの到着になります。ナポリの中心部からわずか約6km。近くてとても便利です。
2020年現在、「ナポリ・カポディキーノ国際空港」からの移動方法は、タクシー、またはバスのみ。
バスの場合は、空港⇒ナポリ中央駅前ガリバルディ広場経由⇒ムニチピオ広場の運行するシャトルバスがあります。
※将来的には地下鉄が延伸され地下鉄で市内に入ることが可能となる予定
タクシー
乗り場
◆タクシー乗り場:到着エリアを出たところにあります。所要時間は市内中心までおよそ20分ほど。
注)イタリアの公認のタクシーは車体が白。屋根に「TAXI」のサインがあり、車体の目立つ位置(フロントガラスなど)と車内に公式のライセンスナンバーを表示しています。
空港内で客引きをしている非公認タクシー(白タク)もあり、空港からタクシーに乗車する場合は、タクシー乗り場から、イタリア公認のタクシーに乗るようにましょう。
ナポリの正規タクシーは「白」
料金
◆料金:料金は主な観光地、ホテル密集エリアには観光客用の定額料金があらかじめ決められています。
ナポリ中央駅周辺 | €18 |
カポディモンテ美術館周辺 | €18 |
ムニチピオ広場 | €19 |
サン・カルロ劇場 | €21 |
サン・タルチア地区 | €23 |
フォリグロッタ周辺 | €25 |
サンマルティーノ国立博物館 | €25 |
これだけは注意!
定額料金を守らない運転手が多い
一見して定額料金が決まっていてとても便利な空港から市内のタクシー移動。上記の表の料金には、夜間の超過料金・空港アクセス料金・荷物料金が含まれていて、タクシードライバーはこの料金を拒否する権利はない!・・・ということになっています。
しかし、荷物代だ、今日は日曜日だ、と理由をつけて、降りる際に多めに料金を要求されることがあり、驚くことも。これは本来違法です。
タクシー料金・トラブル回避のアドバイス
空港からのタクシー乗車の際は、以下を必ず行うこと
◆自分の予約したホテルのエリアをきちんと確認。ホテルのエリアが、定額料金の中にあるかチェック
◆運転手にホテル名とエリア名を言い、低額料金で言ってね!と、を告げる。
もしくは「Tariffa prendereterminata, perfavore(定額料金でお願いします)」と告げて運転手に料金を確認すること。料金は車内に表記されているので、それを指さしてもOK。
自分から何も言わない場合、規定内エリアでも自動的に割高のメーター料金になるので注意。
◆定額料金で運行してくれる場合、タクシーメーターは「F0.00」と表示されます。定額でお願いしたのにメーターが上がるのは違反。下ろしてもらうか、すぐ定額に戻してもらいましょう。
◆タクシーナンバーを運転手がわかるようにメモるか、スマホで写真を撮る。後部の扉か室内にある4桁の番号がそれ!
車内では「この人にインチキ言ったら怒られそうだな―」という雰囲気を作ろう
ナポリ気質に怒らないよう・・・
料金をごまかしてくる運転手がいる、と言ってもいろいろです。強めに出る人もいれば、「えへっ、言ってみただけ!」と笑顔で取り消す人もいます。 万が一約束した定額料金以上の料金を請求された場合は、きちんと主張しましょう。ホテルのエントランスでは、ベルマンが荷物を運んでくれたりするために側にいるので、大声で主張すれば運転手も逆らえないでしょう。
空港連絡バス「アリバス(Alibus)」
乗り場
◆空港のシャトルバス「アリバス(Alibus)」の乗り場は到着ロビーを出た右手。タクシー乗り場の先を、雨よけテントがついた歩道に沿ってに約100m。
ナポリ・カポディキーノ空港~ナポリ中央駅~ムニピチオ広場(ベベレッロ港最寄り)を結び、だいたい1時間に3本程度は空港から出発しています。ヌオーヴォ城に近く(Castel Nuovo)高速船でカプリ・プロチダ島に接続可能です。その日のうちにカプリ島に行く人はムニピチオ広場へ。ナポリに泊まる人は自分のホテルがどのエリアかきちんと把握して利用すること。
例えば海沿いのサンタ・ルチア地区のホテルを予約している人は「港なら近い」と漠然と計画を立てて、ムニピチオ広場に向かうと、スーツケールを引きずったまま15分ほど歩くことになるのでタクシーをお薦めします。
料金
チケットは運転手から購入。
料金は空港~ナポリ中央駅~ムニピチオ広場 €5
※90分以内であれば、ナポリ市内のバスや電車に同料金で乗り継ぐことが可能。
ナポリの陸の玄関口!ナポリ中央駅(Stazione di Napoli Centrale)
空港からバスでナポリ中央駅の人も必見!スリ多し!
イタリア南部の最主要駅がここ、ナポリ中央駅。
他のイタリアの都市と鉄道周遊の旅をしている人は、間違いなくこの駅を使います。そして、先ほど紹介した空港連絡バス「アリバス(Alibus)」利用の人もこの駅前のバスターミナルに降り立つことになります。
ナポリ中央駅目の前のガリバルディ広場周辺
タクシー乗り場・地下鉄乗換
◆タクシー:エントランスを出たら、すぐタクシー乗り場
◆地下鉄:列車を降り、改札を過ぎるとすぐ目の前に「ガルバルディ広場駅(Piazza Garibaldi Station)」に通じる階段とエスカレーターがあります。 ホーム直結のこの通路が一番便利。
ガルバルディ広場駅に続くエスカレーター
駅を出てすぐにあるタクシー乗り場
これだけは注意
どこの国でもそうですが、地下鉄や電車の駅には多くの人が集まり、特に国際的観光地であるナポリ中央駅は、イタリアで6番目に乗降者数が多い場所。ローマ他、他都市から電車でやってくる旅行客も多く、常にスリが目を光らせている場所でもあります。
他のイタリアの都市から鉄道で来る人は、他の都市の駅もナポリ中央駅並みにスリは多いので、ある程度のスリ対策はしていると思いますが、電車を降りる前に現金の分割や、貴重品の入れ場所をもう一度確認し、絶対に貴重品を入れたバッグから目を離さない心構えをしてください。ナポリに空港からバスで来た人は、特にご注意を。
ただしナポリは障害や殺人などの重大な犯罪に観光客が巻き込まれることはほとんどありません。
ナポリだけではなくイタリアでは貴重品に慎重に!
駅舎内は常に警備の警察官がいて、新しくおしゃれで明るい雰囲気ですが、駅を一歩出ると急に雰囲気が変わります。イタリアを鉄道で周遊する人の場合は、避けて通れない場所なので、下記に注意をして細心の注意を払ってください。
◆駅周辺のホテルを予約しない
ナポリ中央駅周辺にはたくさんのホテルがありますが、移動費が節約できる、と言ってナポリ旅行の拠点にすることはおすすめできません。前述した通り、周辺エリアも夜になると危険。スリやひったくりの話が絶えないエリアです。特に女性の1人旅では避けましょう。
◆暗くなる前にナポリに入る
列車の到着が夜にならないよう、計画を立てましょう。
◆駅からホテルはタクシーで!
中央駅に出れば、地下鉄を乗り継いで、自分のホテルのエリアに行けますが、スーツケースを持った旅行者はスリの標的です。初日・最終日の大荷物移動の時だけは、タクシーに乗りましょう。
タクシーもぼったくる人がいるので、乗車前に先に自分の宿泊ホテルの料金を確認したうえで乗ること!
◆不必要に駅周辺をうろうろしない
列車で来る人は他のイタリアの都市もスリが多いので、十分対策をしてきているとは思いますが、お金は分散して持ち、バッグは前に抱え、とにかくスピーディーにタクシー乗り場へ。だらだら周囲を見ながら改札から出てくると、さっさと歩いている人よりスリに目を付けられやすいです。列車内でタクシー乗り場までの移動をシュミレーションしておいた方が良いでしょう。
やりすぎ感!
空港・ナポリ中央駅からはタクシー乗車を
初日と最終日の移動日以外は、旅行中は大きな荷物やパスポート、すべての現金を持ち歩くことはないはず。多少出費しても、この2日だけは強くタクシー移動をお勧めします。
送迎サービスのあるホテルであれば、それを利用するのも賢い手。かなり割高ですが空港の到着ゲートや駅のミーティングポイントで待っていてくれるから安心です。
でも!一番良いのは、トラベル・スタンダード・ジャパンのツアーを予約して、送迎サービスの相談をすると、楽だし、タクシーで気分悪くボラれるより、はるかにお得。
青の洞窟のカプリ島に行く人は「サンタ・ルチア」地区に宿泊を
駅を出てすぐの治安の悪い雰囲気で、ナポリってそういう街なの?と思われてしまいそうですが、ナポリにも比較的治安のよいエリアがたくさんあります!
中でも一番治安のいいエリアはサンタ・ルチア地区。特に海沿いの通りにはホテルが連なり、リゾート色が強く、旧市街のような「陰」を感じる雰囲気は感じられません。
そしてナポリへは「青の洞窟」で知られるカプリ島観光に来た、という人も多いでしょう。もしナポリと他の都市の観光をメインに考えていたとしても「ナポリまで行ってカプリ島に行かなかったの?」と言われてしまうほど、外せない場所です。
カプリ島に渡ることを考えるとサンタ・ルチア地区の海沿いのホテルがおすすめ。ナポリの観光地は海沿いに多く、カプリ島に行けるシャトルボートの船着き場まで近いのもお勧めのポイント。
サンタ・ルチア地区はナポリの中で、というよりイタリアの中でも治安が良い方。朝の散策も気持ちよい上に、世界三大夜景のひとつ、「ナポリの夜景」を泊まっているホテルのバーやレストランでも楽しめます。
夜景を安心して楽しめるエリアがナポリにもあります!
トラベル・スタンダード・ジャパンのツアーには、ナポリで最も安全と言われているサンタ・ルチア地区の絶景ホテルに泊まるツアーがお手頃価格でたくさんあります!
しかも、空港や鉄道からの移動が心配であれば、送迎もご用意するので、あわせてご相談ください。
あなたが、ナポリが大好きになれるような旅のプランを、トラベル・スタンダード・ジャパンの旅のプロたちが一生懸命考えます!
まずはツアーをご覧の上、お問い合わせくださいね!ホテルのアレンジもできるので、どしどし聞いてください。お待ちしております。