受験を終えた息子たっての希望で、イタリアにジョジョ聖地巡礼の家族旅行
今回イタリア10日間の家族旅行でお世話になりました。息子の受験が終わったので、かねてから本人が大好きだった漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の聖地巡りをすることに。行きたい都市や時間帯を考慮して、一番希望に合っていたトラベル・スタンダード・ジャパンさんに手配をお願いしました。航空券とホテル、スケジュールが一度でわかりやすいホームページだったのもポイントでした。
息子にとっては初めてのイタリア。途中で風邪を引いてしまうなどトラブルはありましたが、ホテルにも恵まれ、ベネチア、ローマ、ナポリ、ボンペイと4都市を満喫することができました。彼の情熱を傾けられるものを家族で共有でき、思い出深い旅行となりました。
1日目、ベネチアのホテルは素晴らしかったです
お昼前に成田を出発しました。経由のアムステルダム空港は、とても素敵な空港でした。チューリップ売り場やオブジェ、ミッフィーが飾ってあったり、見ているだけでも楽しかったです。ベネチアへは夜23時過ぎに到着。空港からは、バスでホテルに向かいました。今回ベネチアで滞在したアマデウス ホテルは、駅から近く絶好の立地。何よりも朝食の充実度が素晴らしかったです。パンやケーキの種類も豊富でしたが、普通のエスプレッソやダブルエスプレッソからアメリカンまで様々な種類のコーヒーを選べるのが最高でした。室内の雰囲気も良かったです。
アムステルダム空港
アマデウス ホテルの朝食
2日目、カーニバルの雰囲気を楽しんだ後、ベネチア最大のジョジョ聖地へ
ベネチア2日目は終日あいにくの雨でした。まずはホテル周辺の散策から観光をスタート。たまたまカーニバルの時期だったため、観光スポットのサン・マルコ広場には仮装やフェイスペインティングをした方達が多く、楽しかったです。年配の方が多く、昔の貴族の格好などクラシックな仮装がほとんどだったのが印象的でした。雨で人々が屋根のある回廊に集中、仮装をした人々の写真撮影で人だかりができていました。ぎゅうぎゅうで全く前に進めないでいたところで、スリにUSBコードを盗まれてしまいました。ハッと気付いてバッグを確認してみたら無くなっていました（笑）
仮装をした人々
その後、普通の住宅街の方まで足を延ばしました。ベネチアは何でもないところまで素敵な雰囲気。美しい街並みを楽しめました。
午後、息子がベネチアで一番楽しみにしていたジョジョの聖地、サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会へ。一眼レフで納得できる絵面が撮れるまで、ずっと写真を撮っていました（笑）風が強く、すごく寒い場所だったので、そこで風邪を引いてしまったようです。
サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会
昼食にはサンドウィッチ、夕食には息子の希望でジョジョに出てくるイカ墨パスタを食べました。庶民的な食堂だったのですが、それぞれ約4,000円と約15,000円とかなり高額でした。やはり全体的に物価は高いですね。
夕食のイカ墨パスタ
3日目 、風邪をひいたのでホテルでゆっくり過ごし、ローマへ移動
ローマへ移動する日でした。息子が風邪をひいたため、観光はせずにホテルでゆっくり過ごし、出発の時間を待つことにしました。チェックアウト後もホテルのロビーで横になって体を休めました。ロビーにあったウォーターサーバーのお湯が無料で利用でき、身体を温めることができて助かりました。
15時頃に、鉄道でベネチアからローマへ。ローマでの滞在先ホテル アフロディーテは、他の都市に気軽に行けるよう立地優先で選びました。部屋は狭く、シャワールームのみの最低限の設備でしたが、清潔である程度快適に過ごせました。ただ、子供の足音がずっと聞こえていたのは気になりました。
ホテル アフロディーテの朝食
4日目、ホテル近辺の名所を巡りローマの景色を堪能
息子は引き続き風邪のため、ホテルで終日寝て休息。お昼に夫婦二人で散歩に出かけました。ベネチアと違い終日晴れていたので、ローマの美しい街並みを堪能できました。ベネチア広場、スペイン広場、トレビの泉などを巡りました。コロッセオが見える場所まで足を延ばして、良い風景を見ることができました。ローマは素敵な建物ばかりで、道も広く歩きやすいので、街を歩いているだけで楽しいです。
トレビの泉
コロッセオを望める高台にて
この日の食事は、ホテル近くのスーパーでパスタなどお惣菜を購入。スーパーに置いてある電子レンジを利用して温めて食べました。日本のレンジとは使い方が少し違い、少々手間取りました。
5日目、急遽予定を変更しナポリに1泊することに
この日は朝から列車でナポリに移動しました。当初は日帰りを予定していたのですが、列車のチケットが取りにくく高価なので、せっかくだからナポリで1泊することに。ローマのホテルはそのままに、ナポリのホテルを急遽予約しました。
少し回復してきた息子の希望通り、ナポリでもジョジョの聖地巡りを敢行。ナポリも素敵な街並みでした。サンタ・ルチア、卵城を見学。夜には、こちらも息子たっての希望でフニコラーレ（ケーブルカー）に乗り、ポジリポの丘から素晴らしい夜景を堪能しました。
卵城
夕食は、ナポリで滞在したホテルのオーナーにオススメしてもらったお店へ。ピザ発祥の地で、最初のピザと言われるものを食べました。現地の方にも人気のようで美味しかったです。
世界一古いナポリのピザ
6日目 、ボンペイ遺跡をじっくり見学後ローマに戻りました
この日は朝からカタコンベを見学しました。息子が見つけて訪れたいと言った場所で、ジョジョとは関係ありません。キリスト教の埋葬地として使用された遺跡ということですが、予想以上に美しい場所でした。地下をくり抜いた洞窟で、ガウディの建築を思い起こさせるような構造でした。英語またはイタリア語のガイドとともに約1時間、じっくりと見学することができました。
カタコンベ
その後、列車で息子が行きたがっていたポンペイ遺跡へ行きました。非常に広大で、これが数千年前に作られた街であると考えると、本当に驚きでした。住宅や食堂がそのまま保存されており圧巻でした。約2～3時間、じっくりと見学しました。
ポンペイ遺跡
ポンペイ遺跡
そして、夜に列車でローマに戻りました。時間が遅かったため、食事を探す時間もなく、この日の夕食もスーパーを利用しました。
7日目、ローマでもジョジョの聖地巡りへ
息子の体調も本調子に戻ったので、彼が望んでいたローマでのジョジョ聖地巡りに向かいました。まずは、真実の口やベネチア広場を見て回りました。その後、フォロ・ロマーノとコロッセオを見学しようと30分ほど並んだのですが、入り口でパスポートが無いと入場できないと知らされ、見学は翌日に回すことに。代わりに、街中を散策することにしました。ローマでは多くの人が街中で喫煙しているのが印象的で、日本では見かけない光景でした。それから、骸骨寺を見学。いたるところに何千体という骸骨が積み重なっていて、圧巻でした。シャンデリアなども骸骨で出来ているんです。部屋中を骨を使って装飾をしていて、びっくりしました。次に訪れたのはサンタンジェロ城。内部を見学した後、上に登ってローマの夜景を楽しむことができました。
サンタンジェロ城
夕食は、カルボナーラ発祥の店へ。本場のカルボナーラは日本のものとは異なり、全くクリーミーではなかったですが、とても美味しかったです。ただ、ガイドブックの影響か、お店の9割が日本人観光客。ローマに来た感じがせず、少しがっかりでした。
元祖カルボナーラ
8日目、コロッセオで心ゆくまで撮影三昧
この日も歩いてローマ市内を回りました。スペイン広場から、前日入場できなかったコロッセオを訪れました。時間の関係か、フォロ・ロマーノには入ることができませんでした。コロッセオは非常に混雑していて、写真を撮るのもひと苦労でした。とても広いのですが、どこを歩いても見えるのは競技場。そんなに長居はしようとは思わない場所じゃないかなと思います。今回は、ジョジョのシーンに出てくる夕暮れ時のコロッセオを一眼レスで撮りたいという、息子の強い希望がありました。ネットで、最後の決戦のシーンの構図を撮るならここだ！というベストスポットを探し出して、日が暮れるのを1時間ほど待たされました。良いタイミングで納得のいく写真が撮れたようです。今彼のスマホの待ち受けになっています！
コロッセオ
夕食はテルミネ駅のフードコートで食べました。アーティチョークやラザニアを堪能。
最終日、トラブルが続く帰国となりました
最終日は、早朝からタクシーで空港へ向かいました。駅前のタクシーは一律料金で、タクシーのガラス窓にも空港までの料金が明示してあります。安心して利用できました。経由のアムステルダムでは、息子とはぐれ、バタバタでした。空港に美術館があると聞いていたのですが、息子は体調不良で寝ていたので、夫婦で行ってみることに。歩いているうちに出国エリアに行ってしまい、再度出るのが難しく焦りました。息子の方でも探していたらしく、待ち合わせ場所に着いたときには入れ違いになってしまったりと大混乱。結局急いで搭乗ゲートに駆け込むことになりました。
その後、無事に成田に到着したと思ったら、さらなるトラブルが発生。預けていた2つのスーツケースが大きく破損していて、もう1つのスーツケースも上部が大きくへこんでいました。受け取り直後に気付き、すぐにKLMオランダ航空に申告。代替品を提案されましたが、格安商品となると言われてしまいました。元の価格を考えると到底納得できませんが、修理の方向も合わせて検討しているところです。
担当の新井さん、ありがとうございました！
息子が成長し、家族で出かける機会が減ってきたなか、彼が情熱を注ぎ、満足できる場所に家族で訪れ、一緒に食事を楽しむ時間を共有できたことは、とても良い思い出になりました。このような機会が再び訪れるかどうかはわからないので、とても貴重な体験となりました。新井さん、ありがとうございました！
