ベネチアのゴンドラは値切れるか?料金交渉・乗り場・安い乗り方ほか攻略マニュアル
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ベネチアのゴンドラは観光客を乗せるものだけに高い!これってぼったくられてるの?料金交渉はできないの?値切って安くできないの?乗り場はどこなの?はいっ!皆さんの疑問にお答えしたいと思います。ベネチアのゴンドラに安心して乗れるよう2019年12月の最新情報と攻略法をお届けします。
ベネチア観光で絶対に外せないゴンドラでの運河&水路巡り
水の都・ベネチアに行ったら、絶対にやってみたいこと・・・それはゴンドラに乗ってベネチアの運河や水路を巡ることではないでしょうか?
大きな運河から細い水路まですいすいすい・・・
歴史古き水上の都にめぐらされた細い水路を、ゴンドラに揺られて進んで行けば「ベネチアに来た!」という感慨深い思いがふつふつとこみ上げてきます。
何故でしょう。
そう、それは日本の某テーマパークで「ベネチアと言えばゴンドラでゴンドリエーレ(ゴンドラのこぎ手)の歌うカンツォーネを聞きながら水路を巡る」という刷り込みをされているから・・・というのは冗談ですが、それに近いのは間違いないです(笑)。
そうでなくとも「ベネチア=ゴンドラ」という刷り込みは、日本人だけではなく、世界共通かもしれません。
そもそもベネチアは海の干潟に造られた都市で、昔から馬や車での移動ではなく水路での移動のみ。それは1000年以上たった今も同じ。そこが人々の旅情をかきたてるのです。
変わらぬことがベネチアの素晴らしさ
えっ?これってぼったくられてる?ゴンドラに公式料金はあるのか?
海外旅行で観光要素の高い乗り物に乗るとき、常に私たちの頭にあるのが「ぼったくられていないか?」・・・そう、観光客とはカモにされることの多い悲しい立場なです。特に様々な料金がきちんと決められている日本では、ぼったくる、という行為があまりないので、海外旅行でそういった無情な行為に合った時、悲しい思い出として残ります。
大丈夫です。ベネチアのゴンドラにはきちんと公式料金があります。まずは下記をご覧あれ!この料金を基準にゴンドラの料金を見たり、ゴンドリエーレの話を聞けば「ぼったくられる」という悲しい思いをしなくてすみそうです。
昼間:30分€80 最大6人まで乗船可能(20分延長ごとに€40加算)
夜間(19時~20時):35分€100 最大6人まで乗船可能(20分延長ごとに€50加算)
これは1人ではなく、1グループ(6人まで)につき€80なので、当然乗船する人が多ければ1人分の料金は下がっていくという訳。 ただし、ゴンドラ乗り場によって20分ごとに€40という追加料金が、コース上合わない場合があります。
最初から「これくらいかかるだろう」というコースがわかっている場合は、60分€●●●など、時間に合わせた料金を提示することもあるし、公式より高い料金表示をしている場合もあります。
公式より高い=ぼったくり・・・と言う感覚は拭えませんが、交渉の余地ありです。
ベネチアのゴンドラ料金は値切れるのか?
ベネチアカーニバルなどのピーク時、ゴンドラは値切れるのか?
ベネチアカーニバルはベネチアが一番盛り上がる時期。ほとんどのゴンドラがひっきりなしに観光客を乗せて運河をめぐっているので、公式料金で乗せてくれるだけでもありがたいと思ったほうが良さそう。もし上記公式料金より法外に高い値段を提示されたら
「公式料金はいくらですよね?」と言ってみましょう。イタリア人もそうですが、ヨーロッパの人たちはきちんと「おかしい」ことは口にします。そのため、特に恥ずかしいことでもないし、当然のことです。
そうすると、公式料金にしてくれたり、「じゃあ●●分伸ばすから、これでいいですか?」など妥協案を出してくれますよ!
ベネチア・カーニバルでは仮装した人がゴンドラに乗りたがるので迫力で負ける・・
ベンチアのピークシーズンはウェブでゴンドラを予約
数えきれないほどゴンドラが浮いているベネチアの運河ですが、ピークシーズンは乗り場に行っても捕まらないことが多く、せっかくのベネチア旅行でゴンドラでの水路巡りができずに終わることも珍しくはありません。
英語で予約ができる方の場合は、様々なコースのゴンドラが予約できるサイトで予約しておくのがおすすめ。
他にも半日ツアーなどを扱う企業のサイトでゴンドラの予約ができ、日本語サイトもあるので安心です。ただし、ウェブ予約の場合は値切ることはできません。
ベネチアで泊まるホテルスタッフに公式料金で予約してもらう
英語にも乗り場探しにも自信がない場合、ホテルのスタッフやコンシェルジュに予約してもらうのが一番楽!当日は無理だけど、翌日、またその翌日、とゴンドリエーレ(ゴンドラのこぎ手のこと)の空いている時間を提示してくれるので、チェックインしたその日にお願いしましょう。
「公式料金で」と言えば、ぼったくられる恐れも減ります。ただしホテルのスタッフに「値切って」と言うのは難しいと心得ましょう。
公式料金予約は可能でも、値切って、というお願いは難しい
ベネチアのゴンドラ乗り場で直接値切れる?
ゴンドラを予約せず、乗り場から乗ろうとしている場合、まず「Servizio Gondola」と書いてある乗り場を目指しましょう。そこに待機しているゴンドリエーレに直接値段を聞き、公式料金より高かった場合は「公式料金でお願いできますか?」と聞いてみましょう。
また「公式料金より安く乗れないですか?」とストレートに聞いてみると、観光客が少なく、ゴンドラに乗る人が少ない時には「しょーがないな。いくらならいいよ」と、サービスしてくれることもあります。
これがゴンドラ乗り場の目印!
プラプラ歩いているゴンドリエーレと直接値下げ交渉して値切れるか?
橋の上をふらふら歩きながら「ゴンドラ、乗って行かない?」「ゴンドラツアー、楽しいよ」「ゴンドラ、ヤスイヨ~、タカクナーイ(日本語)」などと陽気に声をかけてくる男たちこそ、ゴンドリエーレ。
ライバルの多いベネチアのゴンドラだから、こんな営業方法もあるわけで(日本の人力車を思い出しませんか?)ぼったくられる可能性もありながら、値切れる環境も整っています。希望ルートや料金を言って、一番安い人にきめるということも値切りの醍醐味!
もし値切れなくても延長の提案をしてくれるので、結果的にお得になることもあります。とにかく公式料金さえ頭に入っていれば、交渉はできます。頑張って!
いくら優しいゴンドリエーレでも、無理な要求は願い下げです。
ゴンドラに激安で乗る方法!相乗り相手を探せ
もしあなたがパートナーとロマンティックな旅をしているわけではないのなら、ゴンドラ乗り場で相乗りする人を探すのが一番良い方法。ゴンドラの値段は一艘の値段なので、6人までなら値段は同じ。もし6人で料金を割ったら・・・安い!
欧米人は相乗りに慣れている人も多いので、笑顔で「OK!」と言ってくれる人も多数。また、英語に自信がなくてもベネチアは日本人観光客がいっぱい。乗り場で声をかけてみるのもあり。
ちなみにベネチアではゴンドラの相乗りはポピュラーな手段。逆に「相乗りしようよ!」と、声をかけられることもあります。
テンションの高いカップルに相乗りに誘われる「ベネチアゴンドラ」あるある
ゴンドラ乗り場は終業時間がある
ゴンドラ乗り場は夏と冬では日没時間が違うこともあり、終業時間が異なります。そして、日本のサービス業と絶対的に違うのは、お昼休みがあること!
シフトでお昼休みを取るわけではなく、一斉にとるというのが「あー・・・イタリアっぽい」と思う一瞬ですね。
4月~10月:9時30分~12時30分/14時~18時
11月~5月:9時30分~12時30分/14時~17時
ゴンドラのこぎ手が歌ってくれるという勘違い・・・ゴンドリエーレは歌いません
日本の某テーマパークでは、ベネチアを模した水路で、ゴンドラのこぎ手であるゴンドリエーレが、カンツォーネをうたってくれます。
そう、ベネチアのゴンドリエーレは美声の持ち主。オペラ歌手と変わらぬ声量の持ち主・・・と思っていませんか? はい、これ間違いです!
カンツォーネを素晴らしい声量で歌ってくれるゴンドラは「ゴンドラセレナーデ(Gondola Serenade)」という特別なゴンドラ。アコーディオン演奏と古くからあるベネチアの歌やイタリア民謡を聴かせてくれるくれるコースです。1人€40程度で30分間乗船できますが、複数のゴンドラでの同時グループツアーになることがあり、歌い手が乗るゴンドラを囲むように遊覧するツアーもあるということ・・・。えっ?イメージが違いすぎる・・・。
でもこれが現実。当然ですよね。あれだけのたくさんのゴンドリエーレがいて、全員歌手並みに歌が上手い訳がありません。
もしグループツアーが嫌な場合、イチかバチかゴンドリエーレに「歌っていただけます?」と聞いてみましょう。中には歌える人もいますが、平均€40ほど追加料金がかかります。
た、高い。
さらに「歌ってください~」とせがんで追加料金を払ったとしても、イメージしている素晴らしい声量で歌ってくれるかどうかは怪しいです。ベネチアの水路でジャイアンリサイタル的な雰囲気にならないことを祈っています。
ライブ配信でさらされたこのゴンドリエーレは、世界中の人に笑われることになる・・・
観光地至近・よく使われるゴンドラ乗り場
最後に観光客がゴンドラに乗りやすいゴンドラ乗り場をお教えします。ベネチア旅行の参考にしてくださいね!
①ホテルダニエリ・前乗り場(Servizio Gondola Danieli)
②サンマルコ乗り場(Servizio Gondola Molo San Marco)
③バウアーもしくはサンモイゼ乗り場(Servizio Gondola Bauer or San Moise)
④バッチーノオルセオロ乗り場(Servizio Gondola Bacino Orseolo)
⑤ドガーナ乗り場(Servizio Gondola Dogana)
⑥アッカデーミア乗り場(Servizio Gondola Accademia)
⑦フェッロヴィア乗り場(Servizio Gondola Ferrovia)
ベネチアでゴンドラに乗りたい!トラベル・スタンダード・ジャパンならお得なツアーがいっぱい!
ゴンドラの乗り方や、料金体制がわかったら、ベネチアに旅立ちたくなった人も多いのでは?美しい水の都を駆け巡るゴンドラの乗船体験は、一生忘れられない思い出になります。
ベネチアの公式料金と、交渉方法がわかり、お得に乗れる可能性が出てきても、まずはベネチアに行く旅費を貯金しなくては、と思っている人に、朗報です!
イタリア旅行に強いトラベル・スタンダード・ジャパンにはびっくりするほどお得なツアーがたくさんあります。
それだけではなく「ゴンドラ乗り場に近いホテルが良いな」とか「移動に便利な場所にあるホテルに泊まりたいな」というアレンジにも丁寧に答えてくれますよ!