クラクフ(ポーランド)旅行体験記・レビュー『直行便でポーランドの古都クラクフへ。自由気ままな夫婦旅!』。【トラベルスタンダードジャパン】をご利用されたお客様によるクチコミ・評判をご紹介します。当社では自由にツアーアレンジが可能、オリジナルのクラクフ(ポーランド)旅行をお楽しみいただけます。
ポーランド旅行の訪問スポット
近年新規就航した直行便「LOT」でポーランドへ!
5月の終わり、約1週間の日程でポーランドの古都・クラクフを夫婦で旅行してきました。
ポーランドには昔から行ってみたいと思っていましたが、2016年に初めて成田に日本とポーランドを結ぶ直行便のLOT(ポーランド航空)が就航したこともあり、今回やっと旅行する機会を得られたのです。
旅行が決まり、インターネットでクラクフのホテルを検討していたところ、利用ホテルに心惹かれていた「ホテル・コサック」が指定されているパッケージツアーがあるのを見つけ、御社のツアーを申し込むことに決めました。
ゴシック建築様式が特徴のカトリック教会
ホテルも大満足で、気持ち良く旅ができました
LOTをワルシャワで乗り継ぎ、クラクフへ。空港から市内への移動は、今回はタクシーを選びました。
市内のホテルまでは30分ほど。料金は22ユーロで統一されているので、不安なく利用できました。
ホテルに到着し、早速ヴァヴェル城から旧市街まで2時間ほど散策。この時期は21時頃まで明るいので、世界遺産にも登録された、中世の面影が残る街をゆっくりぶらぶら。
ホテル近くのスーパーで水やビール、屋台でケバブを買い、クラクフ初日の夕食としました。
物価が安く、200円程のケバブでも量が多く食べきれないほど。安くて美味しいビールがなんと120円。お金持ちになった気分が味わえます(笑)
ホテルチェックイン時にフロントでバスタブ付の部屋をリクエストし、用意してもらったのは、広くはないものの窓からヴィスワ川が見える
大きなバスタブ付きの部屋でした。
ビュッフェ形式で取れる朝食は料理の種類も豊富で、6日間飽きずに食べることができました。
「ホテル・コサック」は値段が高くない割にロケーション、食事、スタッフの対応などもレベルが高く、おすすめです。
中世の面影を残すクラクフの街並み
歴史遺産をめぐる大人の旅!ポーランドの古都・クラクフへ行くツアーはコチラ
「ポーランドの京都」で歴史遺産をめぐる
2日目は朝フロントで世界遺産であるヴィエリチカ岩塩坑のツアーを予約し、食後の散歩がてら、ヴィスワ川沿いの船着き場に、後日訪れる予定のティニエツ修道院行きの船便を確認しに行きました。ところが時刻表はあるものの出発日が確認できません。その日は船のチケット売り場で、
ティニエツ修道院行き船便の出発日をホテルに連絡するよう依頼するしかありませんでした。
その後ヴァヴェル城に向かい、10世紀の建築物・ヴァヴェル城遺構を見学。
いくつかの見学コースがありましたが、どこも観光客が多く混雑しており、さすがは「ポーランドの京都」と言われるほど。
学生の団体も多く、見学が少々億劫になっていたところ、昼過ぎになり、ヴァヴェル大聖堂の列もなくなったので、やっと内部を見学することができました。
東欧にあるポーランドが、正教でなくカトリックの国であることが分かる、教会のゴシック建築様式。
いくつかの教会を回りましたが、必ずヨハネパウロ2世の写真や肖像画が飾られていて、ポーランド人の誇りとなっていることが感じられました。
厳かな雰囲気の祭壇
広さに圧倒!塩でできたユニークな地下教会へ
3日目はホテルで申し込んだ、ヴェエリチカ岩塩抗のツアー当日。
20人乗りのバンに乗り、他の観光客をピックアップしながら40分程で目的地の岩塩抗に到着しました。
コの字形の木製の階段を坑道に向かい団体で降りて行く途中、何回も渋滞が起こりストップするので、木製の階段が大勢の人の重さで崩れ落ちないかと不安になりました。
100m程下ったところで平らな坑道となり、岩塩で作られたユニークな彫刻の数々を見学しながら、大きな空洞に出ました。
ここがハイライトの地下教会で、岩塩の結晶で作られたシャンデリアが空間を明るく照らし出していました。
ここにも岩塩で彫刻された祭壇やミケランジェロの「最後の晩餐」などがあります。
岩塩抗の散策は4kmに渡り、階段も多いため体力勝負です。
地上に戻る際はエレベーターを利用しました。
地下の重く冷たい空気から地上の軽く爽やかな空気に変わりほっとしたのも束の間、地上の気温は高く、すぐに暑さを感じます。
夕食にスーパーで買ったスイカの甘さが、疲れた体に沁み渡りました。
ヴェエリチカ岩塩抗の地下教会
悠久の時の流れを感じる風景に、静かな感動を味わう
4日目の朝、フロントにティニエツ修道院への船便が出ると連絡が入ったので、11時に出発。
船は10人乗りの簡素なものでしたが、ゆっくり走る分には、風さえなければ危険は感じません。
途中で川のエレベーターを通り、ティニエツ修道院の船着き場に到着。1時間の見学時間で修道院の中に入りました。
歴史を感じる荘厳な外観はさることながら、この修道院は特に内部がロマンティックで美しいと感じました。
ここの高台から見るヴィスワ川の眺めは、中世から時が止まっているかのような修道院の建物と相まって、ゆったりと落ち着いた時間の流れが感じられ、とても良かったです。
船でホテルそばの船着き場に戻り、午後は国立美術館へR・ダビンチ作「白テンを抱く貴婦人」を鑑賞に。
害獣のハクビシンも絵画になると白テンとなり、それなりの品を持つようになるから不思議ですね(笑)
「白テンを抱く貴婦人」と共に
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ホテルの親切な計らい?思いがけないサプライズに大喜び!
翌5日目は路面電車に乗って、ユダヤ人地区の「カジメェシュ」を訪ねました。
歴史的にユダヤ人が多く住んでいたこの地区は、やはり他の地区とはどこか違う独特の雰囲気を持っています。
小規模の骨董市やシナゴークを見学し、昼食のお茶とケーキで一休みしてから、聖ユゼファ教会を見学。
ガイドブックに載っていないこの教会が、クラクフで一番大きいように感じられました。
途中にわか雨に遭遇し、仕方なく近くのイタリアンレストランに入ることに。旅行5日目にして初めてまともな食事にありつきました(笑)
夜ホテルに戻りウトウトしていると、外で大きな破裂音がします。何事かと外を見ると、ヴィスワ川で花火大会が始まっていました。
大きな花火が次々に目の前で打ちあがり、頭上で開花。さらに音楽とレーザー光線と噴水の演出も加わります。思いがけずヴィスワ川が舞台の豪華な花火ショーを、特等席で鑑賞できました。
突然の出来事に1時間少々見入ってしまい、この時間が一生の思い出にも残る、今回の旅のハイライトとなりました。日頃の行いは大事だなぁ!と実感。予期せぬ嬉しい出来事に、夫婦二人で喜びをかみしめました。
おそらく花火が見やすいことを考えて私たちに部屋を用意してくれた、ホテルフロントの計らいにも感謝です!
思わぬハプニングもアリ!マイペースで楽しめるのが個人旅行の醍醐味!
観光最終日、バルバカン門の内部を見学して旧市街に戻ると、街中が楽しいお祭りの雰囲気で賑わっていました。
昨日の花火も「ドラゴンパレード」というお祭りのオープニングイベントだったようで、
織物会館のある中央広場を大きな風船のドラゴンが、子供たちや音楽隊とともに練り歩いていました。
織物会館の美術館を見学し、買い物を終えてホテルに戻り、屋上のレストランでアイスクリームを昼食代わりに一休み。
屋上からの眺めは周りに高い建物がないため気持ち良く、ゆっくりと時間が流れるクラクフの街並みを見渡す事ができます。
日本への帰路に着く日を翌日に迎え、旅することのできる幸せをしみじみと味わったひと時でした。
ドラゴンパレードに遭遇
通り一遍な対応ではない、心を感じる対応に感謝!
普段はほとんど旅行会社のツアーを申し込むことがなく、自身で航空券とホテルを手配していました。たまに旅行会社を利用すると、通り一遍の対応をされ不満を持つことが多かったのですが、御社の担当の内藤さんは親切に柔軟な対応をしてくれてとても好印象でした。これなら旅行会社をまた利用しても良いなと思い直せました。
思い出に残る良い旅ができたので、本当にありがとうございました。今回の旅行をまとめたDVDを内藤さんにも観てもらいたいので、後日御社へ送ろうと思っています!
歴史遺産・世界遺産巡りの拠点に最適
このツアーは完売しました