ハリポタ聖地も!ロンドン観光名所1日モデルコース【旅プロ旅行記】
「ロンドンの観光名所は1日で全制覇できるのか。やってみよう!」というテーマの旅に出たトラベル・スタンダード・ジャパンの「旅のプロ」。ハリー・ポッターのロケ地やタワーブリッジ、カムデンマーケット、アビイロードスタジオなどロンドン有名観光スポットを1日でまわりました。旅のことは旅のプロの旅行記を参考にするのが一番ですよ!
- オイスターカードをゲットしよう!
- 8:00 ロイヤルナショナルホテル(ROYAL NATIONAL HOTEL)出発
- 8:50 レドンホールマーケット(Leadenhall maeket)
- 9:20 ロンドン塔(Tower of London)
- 9:50 タワーブリッジ(Tower Bridge)
- 11:00 バラマーケット(Borough Market)
- 11:15 ミレニアムブリッジ(Millennium Bridge)
- 12:30 コベント・ガーデン(Covent Garden)
- 14:50 プリムローズヒル(Primrose Hill)
- 15:20 カムデンマーケット(Camden Market)
- 17:00 アビイ・ロード・スタジオ(Abbey Road Studios)
- 18:15 ウェストミンスター宮殿(Palace of Westminster)
- 短い旅程でもロンドンの人気スポットは制覇できる!
- ロンドン1日観光モデルコースMAP
オイスターカードをゲットしよう!
今回は「旅のプロ」である筆者のロンドン旅行3泊5日間内のうちの1日を、ロンドン観光スポットをまわれるだけまわる観光に使ってみたので、そのモデルコースをお教えします。
この行程で重要なものが「オイスターカード」。日本のSuicaのような交通用ICカードで、世界一古いロンドンの地下鉄、バス(2階建てバスのダブルデッカーも含まれます)、トラム、水上バスなど、ロンドンのほとんどの公共交通機関で利用でき、切符の半額ほどの運賃で移動できる優れものです!
また、1日の使用限度額が決まっていて、どれだけ移動してもそれ以上は運賃がかからないため、乗れば乗るほどお得なのです。特にバスはオイスターカードしか支払いができないため、購入することをおすすめします。
地下鉄駅の自動券売機で購入でき、ヒースロー空港にもあります。販売機の翻訳機能にな日本語もあり安心です。
オイスターカードについては公式サイトをご参照くださいね!
オイスターカード公式サイト:https://oyster.tfl.gov.uk/oyster/entry.do
8:00 ロイヤルナショナルホテル(ROYAL NATIONAL HOTEL)出発
今回、ロンドンの観光スポットを1日で制覇する旅の拠点に選んだホテルはロイヤルナショナルホテル(ROYAL NATIONAL HOTEL)。大英博物館のすぐ側にあり様々なメトロの駅にも徒歩で行け、ヒースロー空港からのアクセスも抜群。初めてのロンドンなら観光スポットをたくさん見たい人が多数をしめるはず。そんな時に立地の良さは外せません。しかもはロイヤルナショナルホテルは値段が安い割には清潔感があり、スタッフの方もしっかりしていて、朝食も美味しかったですよ。
まずはレドンホールマーケットを目指すため、徒歩でホルボーン駅に向かいます。途中「キンプトン フィッツロイ ロンドン(Kimpton Fitzroy London Hotel)」の姿が!
キンプトン フィッツロイ ロンドン(Kimpton Fitzroy London Hotel)
誰もがその建物の迫力に圧倒されるキンプトン フィッツロイ ロンドンは1900年創業。建物自体が歴史的建造物に指定されています。今回は観光メインの旅行。安くて立地の良いロイヤルナショナルホテルに泊まりましたが、キンプトン フィッツロイ ロンドンもいつか泊まってみたいなぁ。
ちなみにトラベル・スタンダード・ジャパンのツアーならホテルのアレンジも自由。下記ツアーをご参照ください。
ホルボーン駅からセントラルラインに乗りバンク駅に到着!
日本では考えられないほどかっこいいバンク駅の案内表示
バンク駅からレドンホールマーケットまでは徒歩約7分。金融街を通って向かいます。
旅のスタートなのでまだ元気いっぱい!
8:50 ハリー・ポッターのロケ地!レドンホールマーケット(Leadenhall maeket)
ロンドン最古の屋根付き商店街レドンホールマーケット(Leadenhall maeket)に到着しました!1411年にオープンした場所ですが、1990年~1991年に改修。アーチ型の天井や建物はとても美しく、歴史が生んだ重厚さと気品が漂います。
商店街とは思えぬ優美な雰囲気
この日は日曜日の朝早い時間だったため、お店はオープン前。ただ、その時間になると混雑するので撮影が難しくなるのです。この時間は誰に遠慮することなく写真が撮り放題です。
誰もいないレドンホールマーケットは絶好のフォトスポット
ハリー・ポッターファンに見逃せない!居酒屋「漏れ鍋の入り口」の撮影場所
レドンホールマーケットは「ハリーポッターと賢者の石」に出てくる居酒屋「漏れ鍋の入り口」の撮影場所があるため、ハリポタファンの聖地巡礼コースにも入っています。そのため、この場所を撮影したい人は逆に店舗が開いていない土日の方が都合良し。「42番」と書かれた建物の隣が目指す建物です。
ハリ・ポタファンでにぎわう「漏れ鍋の入り口」の撮影場所
所在地: Leadenhall Market, Gracechurch street, London EC3V 1LT
アクセス:地下鉄モニュメント(Monument)駅から徒歩5分または地下鉄バンク駅より徒歩7分
営業時間:店舗により異なる
定休日:土日(店舗が休業ですがマーケット内の見学は24時間可能)
9:20 ロンドン塔(Tower of London)
レドンホールマーケットから徒歩10分ほどで。ロンドン塔に到着。朝早いため、ロンドン塔の入場はできません。いえ、今回は巡る場所が多いので、外見を見学するという趣向です。
1078年にウィリアム1世がロンドンから敵を守るための城砦として建築を命じた世界文化遺産登録のロンドン塔は、様々な用途として使われてきましたが、13世紀以降は監獄に転用、処刑場として使われたことも知られています。中でも、無罪を誤解され処刑されたとされるヘンリー8世の2番目の王妃アン・ブーリンの亡霊が出るという噂も・・・。
もちろん、ロンドン滞在に時間のある人は内部に入って見学を。時間のない我々は外観を見るだけでも歴史が感じられるロンドン塔から、タワーブリッジへと移動します。
外観からもその歴史に圧倒されます。
ロンドン塔、時間がある人はぜひ見学を
住所:Tower of London, London EC3N 4AB
アクセス:地下鉄タワー ヒル(Tower Hill)駅から徒歩5分
開場時間9:00~17:30(日・月は10:00~17:30、11~2月の閉場時間は16:30)入場は閉館30分前まで
閉館日:1/1・12/25・12/26
9:50 タワーブリッジ(Tower Bridge)
テムズ川に架かる橋の中で、最も知られているタワーブリッジ!
旅の相棒もうっとり。タワーブリッジの美しい姿
今も稼働している現役の跳ね橋で、1886年に着工、1894年に完成。そんな時代にどのように可動していたのかというと、当初は蒸気機関で水をパイプに通し、跳開部の端に水圧を掛けて、シーソーの原理を利用して開閉していたそうです。
時間のある人は内部が博物館になっているので、入場してゆっくりと見学を。
急ぐ我々はずんずん進みます
住所:Tower Bridge, London SE1 2UP
アクセス:地下鉄タワーヒル(Tower Hill)駅から徒歩10分
博物館開場時間:9時30分~17時30分(最終入場は30分前)
閉館日:12/24・12/25・12/26
公式サイト:www.towerbridge.org.uk
タワーブリッジを渡り、ロンドン橋方面に進むと・・・
タワーブリッジを渡ります
元倉庫を復元して再利用したヘイズガレリアがあります。様々なショップが入っているので、後日時間のある人は見てまわっても楽しいですよ。
ヘイズガレリア(Hay's Galleria)
皆さんも「ロンドン橋、落ちる落ちる落ちる~♪」という童謡を口ずさんだことはありませんか?
「ヘイズギャラリア」を通りすぎ、見えてくる橋がロンドン橋です。たもとに着いたとき、早くも2人に疲労が・・・。ここは小休止としましょう。
もちろん、あの曲を歌いました
歌では有名なのに、タワーブリッジより地味
休憩のために立ち寄ったのは「ロスティングプラントコーヒー(ROASTING PLANT COFFEE)」。店内には筒に入ったコーヒー豆のディスプレイがあるのですが、注文すると、その筒の中から豆が管内を移動。天井の筒を通り、ドリップされ、ドリンクへと変化。なんという斬新さ。
右側に見える筒にコーヒー豆が入っています
私はコーヒーではなくバナナスムージーを頼みました!
所在地: 4 Borough High St, London SE1 9QQ
アクセス:ロンドン ブリッジ駅から徒歩1分
営業時間:7:00~20:00(土:10:00~18:30日9:00~17:00)
公式サイト:https://roastingplant.co.uk/
11:00 バラマーケット(Borough Market)
ひたすらテムズ川沿いを歩くと徒歩20分ほどで、バラ・マーケットにたどり着きます。 1014年に造られたバラ・マーケット。1000年以上の歴史を誇るイギリス国内最大と言われるの食品市場です。20世紀半ばまでは日本の築地市場のような「卸売市場」でしたが、最近は「グルメマーケット」として人気。
Borough Market(バラ・マーケット)
バラ・マーケットの中でも人気の高いパン屋さん「Bread Ahead」。ここのドーナツはとても美味しいので行く人はぜひお試しあれ。ちなみに日曜日は定休日なので気を付けて。私は他の日に改めてドーナツを買いに行きました!
お目当ての店「Bread Ahead」日曜は定休日
別日に購入。ホテルの部屋であっという間に食べつくしました
バラ・マーケットを過ぎると、クリンクプリズン(元刑務所跡地)。このあたりはもともと刑務所があった場所で、当時の刑務所の内部をリアルに再現した刑務所博物館もあります。興味がある人は後日改めてきても良いかもしれません。私たちは時間がないのでひたすら進みます。
刑務所跡地だったエリア
刑務所ミュージアム
所在地: 8 Southwark St, London SE1 1TL
アクセス:地下鉄ロンドンブリッジ(London Bridge)駅から徒歩3分
営業時間:10:00〜17:00(金:10:00〜18:00土8:00〜17:00)
定休日:日曜日
11:15 ミレニアムブリッジ(Millennium Bridge)
バラマーケットからひたすら歩くこと15分。またしてもハリー・ポッターファンにはお涙者のスポット「ミレニアムブリッジ」が見えてきます。このエリアからセントポール大聖堂までをつなぐ歩行者専用の斬新で近未来的なデザインの橋です。
近未来的なデザインと大聖堂が織りなす美しい景色
「ハリーポッターと謎のプリンス」の映画の冒頭で、デスイーターに滅茶苦茶に破壊されてしまうというかなりインパクトの強い登場の仕方をしたミレニアムブリッジ。ハリー・ポッターファンの聖地巡礼のひとつとして外せない場所です。
さて、私たちはこの橋を使って対岸に渡り、ブラックフライアーズ駅から地下鉄でコベントガーデンを目指します。
ハリ・ポタファンもそうではない人も楽しそうに渡っています
所在地:Peter’s Hill, City of London, EC4V 4
アクセス:地下鉄ブラックフライアーズ駅から徒歩2分
12:30 コベント・ガーデン(Covent Garden)
ロンドン中心部に位置するマーケット、コベント・ガーデンに到着しました。
小規模ですがおしゃれなショップが多い
ロンドンのマーケットの中では小規模ですが、かわいい雑貨やお菓子、一流ブランドまで様々なショップが並んでいます。私は「Ben’s Cookie(ベンズクッキー)」でクッキーを買いましたが、これが美味しい!東京の自由が丘や横浜にも出店するほどの人気クッキー店です。本場で食べると喜びもひとしお。
所在地:Covent Garden, London WC2E
アクセス:地下鉄コヴェント・ガーデン駅から徒歩1分
営業時間:9:30~18:00(土・日:9:00 – 18:00)
閉館日:なし
ランチもコベント・ガーデン近くでいただきました。「スパゲティハウス(SPAGHETTI HOUSE)」というイタリア料理のレストランで、ロンドンにはいくつか店舗がある人気店。ロンドンは何も調べずにレストランを選ぶと、料理がまずい、ということで有名です。調べていくことは大切ですね・・・。
ここはあたりでした!美味しかった~。
私たちの入った店舗はCranbourn Street店です。このコースで観光するなら、場所を間違えないように!
カジュアルなイタリアンのお店
2人でシェアできるピッツァのサイズが嬉しい!
所在地:24 Cranbourn St, Charing Cross, London WC2H 7AB
アクセス:地下鉄レスタースクエア駅徒歩すぐ
営業時間:11:30~22:00
公式サイト:spaghetti house
14:50 プリムローズヒル(Primrose Hill)
ロンドンの街が見渡せる丘の上の公園です。なんと王立公園という、由緒ある公園。駅からの公園までの通りには飲食店が並び、テイクアウトで購入し、ピクニックすると楽しそう。
セントポール大聖堂、ウェストミンスター宮殿と近代的なビルを一度に!
晴れた日はピクニックをする人が多い場所
プリムローズ・ヒルと最寄駅のチョークファーム駅(Chalk Farm)を結ぶリージェンツ・パーク・ロード(Regent’s Park Road)や、近くのグロスター・アベニュー(Gloucester Avenue)は高級住宅街。昔からアーティストや著名人が多く住むエリアです。ロンドン屈指のスター目撃エリアらしいので、目を皿のようにして歩くと、有名人に出会えるかも?
ロンドンでスターに遭遇?
所在地:Berkeley Lodge, Berkley Grove, London
アクセス:チョークファーム駅から徒歩約10分
15:20 カムデンマーケット(Camden Market)
1000軒以上のショップや屋台が集まるカムデンマーケットに到着しました!この日は日曜日といこともあり、凄い賑わいです。
運河沿いにあるおしゃれなマーケット
目の前の建物はカムデン・マーケットを象徴する「DINGWALLS」。キャパシティ 500人のライブハウスですが、19世紀に建てられたヴィクトリア様式の歴史的建造物を改装しているのです。ライブハウスとしては1973年にオープン。イギリス・アメリカの有名バンドが演奏することでも知られています。
歴史的建造物を使ったライブハウス
カムデン・マーケットは1974年、鉄道の建設予定地だった場所にショップが集まりだし、日曜日だけ営業する仮設のマーケットとしてスタート。当時は日曜日にお店が営業することを法律で禁じていたため、異例のマーケットだったと言います。今はショップにもよりますが、1週間ずっとオープンしているのでご安心を。
運河沿いのロケーションもいい!
カムデン・マーケットを含めたカムデン・タウンはロンドンではパンクロックの街としても有名です。パンクロックファッションの店も多いので、パンク好きの人は立ち寄ってください。パンクの本場ロンドンで買ったアイテムは一生の思い出になりますよ!
所在地:Camden Rd., London NW1
アクセス:地下鉄カムデンタウン(Camden Town)駅から徒歩5分
営業時間:10:00~18:00
休業日:12/25のみ全休業・他は店舗による
公式サイト:Camden Market
余談ですが・・・この後、私たちはバスでアビーロードスタジオを目指したのですが、降りる場所を間違えてアビーロードをひたすら歩きました。よって、交通経路は失念。途中に映画「キングスマン」の撮影場所となった大きな集合住宅街があり、歩きもまた楽し・・・と思いつつ歩きます。
17:00 アビイ・ロード・スタジオ(Abbey Road Studios)
ビートルズが数々のヒットアルバムをレコーディングしたことで世界的観光地になっているレコーディングスタジオ「アビイ・ロード・スタジオ」に到着!もともとは1931年に「EMIスタジオ」として設立されましたが『アビィ・ロード』の大ヒットで「アビイ・ロード・スタジオ」と改称されました。
後にビートルズだけではなく数々の有名アーティストがレコーディング
気持ちはわかるけど、とんでもない落書きの数・・・
アビイ・ロードのもう一つの名所は、やはりあの横断歩道!ここでは何としてもビートルズと同じフォームでジャケット写真通りのショットを抑えたいという「世界中から来る観光客」と、「車」の戦いを見ることができます。
撮影する人のスピード感も試されるややこしい「成りきり」待ち
所在地:3 Abbey Rd., London NW8 9AY
アクセス:地下鉄セントジョンズウッド(St. John’s Wood)駅から徒歩5分
※内部は公開していません
18:15 ウェストミンスター宮殿(Palace of Westminster)
セントジョンズウッド駅からジュビリーラインでウェストミンスター駅へ移動し、ウェストミンスター宮殿へ。ここはロンドンの象徴!なんとしても行かねば・・・と思っている人も多いと思います。・・・しかし!
ロンドンの象徴的風景が・・・(泣)
ウェストミンスター宮殿とビッグベン(エリザベス・タワー)は現在老朽化にともなう工事中。ウェストミンスター宮殿は2030年まで、ビッグベンの工事は2021年までかかる予定だそうです・・・。ロンドンへ行く人はしばらくこのような痛々しい姿を見ることになりますが、仕方がありませんね!
背後にあるウエストミンスター寺院は現エリザベス女王までの戴冠式も行われた、代々の戴冠式場所であり、ロイヤルウェディングも行われる由緒ある教会です。ウエストミンスター寺院は工事中ではないので、こちらの外観を眺めつつ、1日観光を終えましょう
本来見えたであろう姿
所在地:20 Deans Yard, Westminster Abbey, London SW1P 3PA
アクセス:地下鉄ウエストミンスター(Westminster)駅から徒歩3分
※2030年まで工事中のため、開場時間などは現時点で未定
短い旅程でもロンドンの人気スポットは制覇できる!
いかがでしたでしょうか?1日あればロンドンの観光名所はまわれます。ロンドン全体の観光スポットの位置把握のショートトリップとしてまわり、じっくり見たい場所に翌日行ってみる、というのも良いと思います。ロンドン塔やタワーブリッジは内部まで入場したい、という人も多いと思うので、私たちのまわったコースを見て、重要視する場所とそうではない場所を変え、アレンジしても良いかと。旅のスタイルは人それぞれ。楽しい1日にしてください!
またロンドンの地下鉄は工事などで運休することもよくあるので、その時はバスに変えるなど臨機応変に対応しつつ、ハプニング自体もロンドンの街歩きだと思っていただければ幸いです。
トラベル・スタンダード・ジャパンのロンドンツアーなら、なんと70000円から!とにかく安いので、下記のツアーボタンから行きたいツアーを見つけて、お気軽にご相談や質問をください。ロンドンは最高に楽しいですよ!