【2020年最新サグラダ・ファミリア完全攻略法その2 】新入場方法と見どころ教えます!
バルセロナが誇る世界遺産「サグラダ・ファミリア」。公式ページからのチケット購入とそのチケットをもってそのままの入場が可能になりました。最新技術の投入で2026年完成が見込まれることになり工事中の今がまさに旬!見どころを徹底的にお教えします!「最新サグラダ・ファミリア完全攻略法その1」と合わせてお読みください。
最新情報!サグラダ・ファミリア入場まで
サグラダ・ファミリアに初めて行く人は、出発前に必ず【最新サグラダ・ファミリア完全攻略法その1 】をチェック!入場券購入までの詳細をご説明しています。ちなみに現在は公式サイトでの事前購入が一般的で、当日券売り場でチケットを購入する人は、当日券売り場の列にも並ばなくてはならず、時間によってはソールドアウトの可能性もあります。
ここからは、サグラダ・ファミリア入場方法と、聖堂の見どころをろ細かくご紹介していきます!
入場は「生誕のファサード(生誕の門)」側から!
サグラダ・ファミリアへは、地下鉄で行くのが一番簡単。最寄り駅は地下鉄サグラダ・ファミリア駅と、そのまんまの名前です。わかりやすすぎる!そして、地下鉄の出口を抜けると「サグラダ・ファミリア」のすぐ横に出るのでとても便利です。
観光当日はサグラダ・ファミリアをスムーズに見学できるよう、朝9時のオープン前に列に並びましょう。この時間が一番すいています。
もちろん混雑覚悟でもいいので朝寝坊したい、という人には無理におすすめしませんが・・・
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サグラダ・ファミリアには様々なタイプのチケットがありますが、どのタイプのチケットも同じ「生誕のファサード」側から入場します。サグラダ・ファミリアの公式MAP(チケット予約時ダウンロード可能)に沿って説明しますね!
当日チケットを買う人はまず当日券売り場の行列に並ぶことに。売り切れていたらアウト!
時間に余裕を持って行こう!
一般入場口の近くに、出口や団体入場口があって、少々ややこしいですが、生誕のファサードを正面に一番右が一般旅行者の入場口と覚えておきましょう・・・公式サイトからのチケット購入時にMAPのダウンロードをお忘れなく!
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まずは係員にチケットを見せ、入場の列に並びましょう。 ここではプリントアウトしたチケット、もしくはスマートフォンやノートパットなどの端末上で提示してもOK
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列を進み手荷物検査を受け、入場改札機へ。そこでチケットのQRコード部分をかざして入場門に進みますが、ここで要注意!スマートフォン画面のQRコードが機械に受け付けてもらえない場合も多々あるそうなので、スムーズな入場を希望する人はチケットをプリントアウトして持って行った方が安心です。
・・・というように、入場までに行列と手荷物検査が待ち受けています。チケット購入時に予約したエレベーターに乗る時間に入場口に行っても、全く間に合いません!
開場前にサグラダ・ファミリア前に並ぶ覚悟であれば、塔の入場予約を9時15分に設定して、開場の9時にサグラダ・ファミリアに入場することががベスト!一番のエレベーターに乗って、街を見渡し、ゆっくり大聖堂を見るコースがよろしいかと・・・。
それ以降の時間の場合は、行列が長くなるので、塔の入場予約の1時間前以上にサグラダ・ファミリアに到着し、時間が余ったらエレベーターの時間まで聖堂内の見学やギフトショップを見て時間をつぶすのがおすすめです。
塔に昇るエレベーターは時間と予約人数が決められているので、間に合わなければサグラダ・ファミリアの塔に登れません。
チケット購入の際にダウンロードできるサグラダ・ファミリア内の地図をお忘れなく!
サグラダ・ファミリア オーディオガイドゲット方法
塔に昇ることができるチケットには、必ずオーディオガイドがセットになっています。
はて、どこで受け取るのでしょう。これもMAP上に表記したのでチェックしてみてください。オーディオガイドの受け取りカウンターは、荷物検査場を抜けた先にあり、サグラダ・ファミリア入場直前の場所です。ここで購入したチケットを提示すれば、簡単にレンタルでいます。ちなみに、11歳未満の子供はエレベーターに昇るチケットでも、オーディオガイドのレンタルはできません。
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チケット購入時に言語の指定は終えていますが「何語ですか?」と聞かれる場合があります。その時は「ジャパニーズ」と答えましょう。言語設定は係員が行ってくれます。
見どころその1 生誕のファサード
入場口自体が「生誕のファサード」というアントニオ・ガウディが生前指揮し、完成に近い形にした唯一のファサードなので、入り口でじっくり観察してくださいね!このファサードは建設に41年もの月日を費やしたそうですよ。
ガウディが41年かけて今の形に整えた「生誕のファサード」
名前が表現する通り、イエス・キリストの誕生から、初めて神の教えを説くまでを33もの彫刻を使って表現。 そして、「【最新サグラダ・ファミリア完全攻略法その1】基本情報とチケット購入方法」で紹介した通り、日本人としては絶対に見逃せない場所でもあります。
華やかな彫刻がキリストの生誕を祝う「生誕のファサード」
サグラダ・ファミリアの計約200名の職人の中で、最も長期間勤めた唯一の日本人であり主任彫刻家の位置づけにある外尾悦郎氏作「慈愛の門の扉」や「15体の天使像」 に出会えます。外尾氏の作品が目立つことから、サグラダ・ファミリアの職人たちからは「ソトオズ・ドア」と呼ばれる場所。アントニオ・ガウディの門に、日本人彫刻家の彫刻と門扉。日本とスペインの天才の力が融合した素晴らしい芸術作品でもあります。
東洋にも天使がいる、という考えから15体の天使の中に、2体の東洋の天使像がある
中央の一番目立つ場所には、聖母マリアがイエス・キリストから冠を受ける場面が再現されています。
教会でありながら、一つひとつの彫刻が芸術
見どころその2 サグラダ・ファミリア聖堂内部
神秘の森
大きく高い柱の先が枝分かれし、森の木々のように見える聖堂内部。ここが教会とはにわかに信じられないほど、華やかで斬新です。アントニオ・ガウディは生前、聖堂は信者が神との一体感を得られるような場所にしたいと考え、聖堂内の柱を殉教のシンボルであるシュロの木に見立てたと言います。「神秘の森」と呼ばれるこの場所は、森の中にいるように、日光が降り注ぎますが、これは高い天井に埋め込まれている、ガウディが考案した採光器のなせる業。
外観のゴシックな雰囲気と、内部の煌びやかさが相反してとてもユニーク!
聖堂内のステンドグラス
アントニオ・ガウディは、建物の中の光の入り方にこだわる建築家でした。太陽が昇る東側の窓を青、太陽が沈む西側のステンドグラスを赤にして、聖堂内部の床や柱を照らすことで、とても神秘的な空間を造り上げています。
午前中は青い光が、日没時は真っ赤な光が聖堂内を照らす演出
中央祭壇と天蓋
どこもかしこも、教会のつつましい雰囲気より、華やかさと独創性を感じさせるサグラダ・ファミリア。中央祭壇は12本の柱に支えられ、天蓋がしつらえられています。そしてその下にはイエス・キリストの磔刑像が吊り下げられています。
見どころその3 いざ、サグラダ・ファミリアの塔の上へ!
チケット購入時にさんざん悩んで選んだはずの「生誕の門」と「受難の門」のどちらかのエレベーターで塔の上へ!塔の上は、サグラダ·ファミリアの上部にある細やかな彫刻を間近に見つつ、バルセロナの景色を一望できます!
サグラダ・ファミリアの彫刻とバルセロナの町並みは必撮ショット!
行きはエレベーターで楽ですが、塔から降りる際は約400段のらせん階段をひたすら歩いて下りていきます。途中のフロアから見える景色やオブジェもお見逃しなく。体力に自信がない人は、踊り場で休憩をとりながらゆっくりおりていきましょう。
ひぃぃい!目がまわるぅ
途中から工事現場的な光景が見えるのも、世界遺産を製作途中、という証。完成後はこのような「成長過程」が見られなくなるので、今のうちに見ておきましょう!
外尾さんはどんな場所で彫刻を造っているのだろう?
見どころその4 サグラダ・ファミリア 受難のファサード
タワーから降り、聖堂内をたっぷりと堪能したら、その後、入り口と反対側の位地にあたる「受難のファサード」へ。
生誕のファサードよりすっきりとした印象の受難のファサード
受難のファサードは生誕のファサードと真逆の意味を持ち、装飾をできるだけ排除しています。これは冷たい石肌を見せることにより、イエス・キリストの受難の苦しみや悲しみを現しているからだそう。場所を考えてみても東は太陽が昇るから生誕、受難であるこのファサードは、キリストの「死」を現すため西側にあるわけですね。
受難のファサードの見どころのひとつ。キリスト像発見
受難のファサードには十字架にかけられたキリストの像があります。その上にはまるで人骨のような18本の柱が整然と並び、柱の上に「ユダヤ人の王、ナザレのイエス」と書かれ、内側の壁には聖書に登場する人々の名前が書かれています。受難のファサードで表現されているのは「最後の晩餐」からイエス・キリストの墓まで。ん?・・・ということは、生誕から最後の晩餐までの間にあたるファサードはどこにあるのでしょうか?
見どころその5 現在絶賛工事中!サグラダ・ファミリア 栄光のファサード
生誕と、受難という名前のファサードがあるということは、なんとなく想像がつきますね。そうです!イエス・キリストの生誕以降の活躍が描かれる場所は、別になければなりません。 その場所が「栄光のファサード」になるというわけ。現在絶賛工事中のこのファサードは、聖堂の正面入り口となり、完成後は一番豪華なファサードとなるそうで、絢爛豪華な歴史絵巻になる可能性大。ワクワクしますね。
2019年現在は、聖堂内の正面の入り口にイエス・キリスト像が置かれて、50ヶ国語で「主の祈り」の句が書かれています。日本語で「われらの父」と書かれている場所があるそうなので、こちらも要チェック。
・・・という訳で画像はナシ! それはまだ見どころとは言えないのでは?と言わないでください。急にスピードを上げ始めたサグラダ・ファミリアですから、きっと遠くない未来に、見どころになるのです。
入場から3時間は欲しい、サグラダ・ファミリア巡り!オーディオガイドを忘れずに返却!
おっと!見どころを追って行ったら、危うく借りたオーディオガイドを忘れるところでしたね!
返却は簡単。出口付近に赤い郵便ポストに似た返却箱があるので、そこに入れれば完了です。ああ、充実のサグラダ・ファミリア巡りでした。
サグラダ・ファミリアの全貌をゆっくり見て回ると、手荷物検査を終えて入場してから2時間30分はほしいところ。他にもアントニオ・ガウディの墓地がある地下礼拝堂などを入れると、3時間はみておきたいものです。
でもそれだけではなく、日を改めたり、違う場所を巡ってからでも見てほしい光景がまだあります。
見どころその6 サグラダ・ファミリアのライトアップ
サグラダ・ファミリアのライトアップの時間は、季節によって異なりますが、黄金色に光り輝くサグラダ・ファミリアの姿はとても神々しく、まさにバルセロナの守り神のようにも見えます。
サグラダ・ファミリアの石肌にライトが当たると黄金色に!
ステンドグラスも光に照らされ、幻想的
見どころその7 モンジュイックの丘から見るミニチュアサイズのサグラダ・ファミリア
よく写真で見かける、遠くから見たバルセロナ市内にあるサグラダ・ファミリアの姿・・・見たいですよねぇ。空撮だから難しいのでしょうか。
いえいえ、ありますよ! 「モンジュイックの丘」です。観光スポットの多いメインストリート「ランブラス通り」の西に位置する200mほどのなだらかな丘です。丘の中腹までは「フニクラ」という名のケーブルカーで登れるので楽々ですよ!「フニクラ」を降りた後は頂上までゴンドラで登ります!窓越しのバルセロナの美しい街並には、これまた最高です!
ケーブルカーで山頂を目指す!
山頂まで来れば、バルセロナ市街が広がり、サグラダ・ファミリアのむこうに地中海!ポスターやパンフレットで見た景色はここから眺められたのですね!
サグラダ・ファミリアをとことん楽しみたい・・・そんな方は、このすべての行程をお試しあれ!きっと完成後「完成前にこーんなに見てきたんだ!」と色々な人に自慢できることでしょう!
地中海とサグラダ・ファミリアが撮影できる!
住所:Carretera de Montjuic, 66 運行時間:10:00~18:00(10月~3月)、10:00~20:00(4月~9月)
料金:一般 €5/シニア66歳・17~29歳 €3ユーロ/16歳以下無料※乗車無料時間&無料日あり/毎週日曜15:00から&毎月第1日曜終日全年代とも無料
アクセス:地下鉄パラレル駅直結フニクラのパルク・モンジュイック駅からロープウエイに乗り終点下車
未完成のサグラダ・ファミリアが見られるのは今のうち!TSJの安いバルセロナツアーはこちら!
2026年という完成予定が、なんとなく見えてきた「サグラダ・ファミリア」。
しかも完成前の世界遺産を見ることができるのは今のうちです。アントニオ・ガウディの悲願が、日本人を含む200人以上の手により、夢のプロジェクトとして花開きます。今なら制作現場を見ることができますよ!
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- 成田発