釧路＆阿寒湖は北海道屈指の観光地！家族旅行におすすめ人気スポット10選
二つの国立公園が存在する釧路＆阿寒湖エリアは、まさに大自然の宝庫です。貴重な動植物が大切に守られ、それを間近に見るという経験は、子どもはもちろん大人にとっても得難い思い出となるでしょう。そんな自然の恵みに触れ、また豊かなアイヌ文化にも出会うことのできるスポットなど、釧路＆阿寒湖エリアで家族旅行に最適なスポットを10ヵ所ご紹介します。
阿寒湖周辺エリア：日常を忘れる光景と多くの自然を見ることができる
冬の花火は圧巻！大自然の中のアクティビティが楽しい「阿寒湖」
雪景色に囲まれた綺麗な阿寒湖（画像提供：阿寒観光協会）（画像提供：阿寒観光協会）（画像提供：阿寒観光協会）国の特別天然記念物であるマリモが生息することで有名な湖です。周囲は阿寒摩周国立公園に指定されており、エゾマツやトドマツなどの林に囲まれた自然豊かな場所です。
湖畔には温泉やスキー場のほか様々な観光施設もあって、まさに釧路＆阿寒湖エリアの観光の中心といえます。観光船で湖を渡ったり、レンタサイクルで湖の周囲を一周するサイクリングをするのも楽しいでしょう。真冬の花火を堪能できる「阿寒湖氷上フェスティバル」が毎年2月に行われるほか、季節ごとにいろいろなアクティビティがあって、いつ行っても家族みんなで楽しめる場所です。
住所：北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉
電話番号：0154-67-3200（阿寒観光協会）
アクセス：JR釧路駅より車で約1時間20分釧路空港より車で約1時間
巨大マリモにびっくり！リアルな生態が楽しい「マリモ展示センター」
巨大なマリモもあります（イメージ）
阿寒湖に浮かぶ「チュウルイ島」という小さな島にある施設です。自然の状態ではなかなか見ることができないマリモを大きな水槽の中に展示しており、その生態を間近で観察することができます。水槽の中では湖底の様子を再現していて、多数のマリモが群生する中には大変巨大なものもあり、とても貴重です。
また、湖底に沈めた水中カメラが映し出す自然のマリモの映像も見られます。屋外には阿寒湖の雄大な景色を眺められる展望台や、マリモと共に阿寒湖に生きるイトウ・アメマスなどの観察コーナーもあります。
住所：北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉（チュウルイ島）
電話番号：0154-67-2511
営業時間：6:00〜18:00※季節により異なる
アクセス：阿寒湖畔の乗り場から船で約1時間25分
多彩な展示で阿寒湖の自然について学べる「阿寒湖エコミュージアムセンター」
日常では見れない光景（画像提供：阿寒湖エコミュージアムセンター）（画像提供：阿寒湖エコミュージアムセンター）温泉や観光施設が集まる阿寒湖南岸の一角にあるミュージアムです。阿寒湖周辺の自然やアイヌ文化について、豊富な展示で紹介しています。
広々とした館内には木の温もりがあふれ、大きなタペストリーや魚の泳ぐ水槽、樹木の標本といった目を引く展示が多く興味を引き、湖・森・火山からなる阿寒湖の自然について楽しく学ぶことができます。すぐ近くにあるボッケ遊歩道はエゾリスなど野生の動物に出会える森の散歩道で、エコミュージアムに行ったらぜひ立ち寄りたいスポットです。
住所：北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉1-1-1
電話番号：0154-67-4100
営業時間：9:00～17:00※夏期（8月1日～8月20日）は9:00～18:00
アクセス：JR釧路駅より車で約1時間20分釧路空港より車で約1時間
集落丸ごと博物館アイヌ文化を見て触れて味わえる「阿寒湖アイヌコタン」
アイヌ文化の街並み（画像提供：阿寒湖アイヌコタン）アイヌ古式舞踊を見ることができます（画像提供：阿寒湖アイヌコタン）（画像提供：阿寒湖アイヌコタン）約120人が暮らす北海道で最大のアイヌコタン（アイヌの集落）です。多くの民芸品店や飲食店が軒を連ねるほか、アイヌの伝統芸能を披露する「アイヌシアター」や、昔のアイヌの生活を再現した「アイヌ生活記念館」などもあり、昔ながらの街並みも相まってさながらアイヌ文化を紹介する屋外博物館といった趣です。アイヌならではの木彫品や刺繍といった民芸品の数々はお土産にもぴったりです。飲食店では珍しいアイヌ料理を味わうことができます。
散策を楽しみながらアイヌの歴史と文化に親しむことのできる施設です。
住所：北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉4-7-19
電話番号：0154-67-2727
営業時間：施設・店舗により異なる
アクセス：JR釧路駅より車で約1時間20分釧路空港より車で約1時間
食べて遊んでショッピングから宿泊までOK「阿寒丹頂の里」
ここでしか手に入らない名産品もたくさん（画像提供：阿寒丹頂の里）（画像提供：阿寒丹頂の里）「道の駅 阿寒丹頂の里（クレインズテラス）」を中心に、様々な観光施設が集まっている複合施設です。釧路の特産品が手に入るマルシェで買い物を楽しんだ後は、地元産の食材を使った料理が味わえるレストランで一休みできます。
屋外にはSLを展示したキャンプ場があってバーベキューもできるほか、パークゴルフ場も設置されています。さらに、冬にはタンチョウヅルの姿を見ることもできるなど、アウトドアの楽しみもいっぱいです。日帰り温泉が併設された宿泊施設もあるので、釧路＆阿寒湖観光の拠点としても利用するのもよさそうですね。
住所：北海道釧路市阿寒町上阿寒23-36-1
電話番号：0154-66-2969
営業時間：施設により異なる※道の駅は5月～9月が9:00～18:00、10月～4月が9:00～17:00
アクセス：JR釧路駅より車で約45分釧路空港より車で約20分
自然の中で生きるタンチョウの姿が目の前に「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」
タンチョウの生態が見れるかも（イメージ）
タンチョウとその生息地の環境を守るために、日本野鳥の会が設置した施設です。タンチョウが越冬に訪れる10月から3月の期間のみ開館しています。
タンチョウ同士の縄張り争いや鳴き合い、オスとメスの求愛行動、そして集団でねぐらに向けて飛び立つ姿など、自然のままのタンチョウの生き生きとした生態を目の当たりに見ることができます。外で柵越しに間近に見るもよし、あるいは暖かい屋内から観察することも可能です。
住所：北海道阿寒郡鶴居村字中雪裡南
電話番号：0154-64-2620
営業時間：9:00～16:00
アクセス：JR釧路駅より車で約50分、バスで約1時間釧路空港より車で約40分
釧路市内エリア：全世代が楽しめる見どころがたくさん
北海道の動物がいっぱい！遊園地もあって家族で楽しめる「釧路市動物園」
アムールトラのココアです（画像提供：釧路市動物園）シマフクロウのモモとトカチです（画像提供：釧路市動物園）POPな出入口です（画像提供：釧路市動物園）自然豊かな環境の中、47.8ヘクタールもの広大な敷地を持つ北海道で最大規模の動物園です。タンチョウなど北海道ならではの動物がいる「北海道ゾーン」を設け、人の飼育下で世界で初めて繁殖に成功したシマフクロウも見られるなど、地元色の豊かさが特徴となっています。障害を持つアムールトラを大切に育てていることでも有名です。
遊園地を併設するほかバーベキューコーナーや図書室・休憩室も備えており、小さい子ども連れでも安心して楽しめます。
住所：北海道釧路市阿寒町下仁々志別11番
電話番号：0154-56-2121
営業時間：4月10日～10月14日は9:30～16:30、10月15日～4月9日は10:00～15:30
アクセス：JR釧路駅より車で約27分、バスで約55分釧路空港より車で約11分
雨でも遊べる屋内公園と楽しく学べる科学館が一体に「釧路市こども遊学館」
ガラス張りの外装がとてもおしゃれな釧路市こども遊学館（画像提供：釧路市こども遊学館）科学館と児童館・公園が合体したようなユニークな施設です。
1階には大きな砂場やアスレチックを備えた広場があり、全面ガラス張りで日の光がたっぷり注ぐ中で思う存分体を動かすことができます。3階には水や風、光などについて楽しい実験を通して学べるスペースや、遊びながら科学に触れられるスペースがあり、プラネタリウムも備えています。季節ごとに様々なイベントも催されていて、家族に人気のスポットです。
住所：北海道釧路市幸町10-2
電話番号：0154-32-0122
営業時間：9:30～17:00
アクセス：JR釧路駅より徒歩8分釧路空港よりバスで約45分
広大な釧路湿原を一望！展示も充実した「釧路市湿原展望台」
ヨーロッパの古城のような釧路市湿原展望台（画像提供：釧路市湿原展望台）
釧路市湿原展望台は、ヨーロッパの古城を思わせる赤レンガの建物が目印の施設です。小ぶりで愛らしい丸いフォルムは、釧路湿原に生息するヤチボウズをモチーフにしたものです。
展望台だけでなく1階にはショップやレストラン、2階には展示室があり、湿原の動物や植物を復元した展示や、釧路湿原の歴史を知ることのできる展示があって見ごたえがあります。建物を起点に1周1.5kmの遊歩道があり、豊かな自然を満喫できます。
住所：北海道釧路市北斗6-11
電話番号：0154-56-2424
営業時間：4月～9月は8:30～18:00、10月～3月は9:00～17:00
アクセス：JR釧路駅より車で約30分、バスで約30分釧路空港より車で約18分
クジラの実物大パネルが圧巻！釧路の漁業のすべてがわかる「マリントポスくしろ」
実物大のクジラのパネルはぜひ見ておきたいですね（画像提供：マリントポスくしろ）（画像提供：マリントポスくしろ）いろんな展示物があります（画像提供：マリントポスくしろ）（画像提供：マリントポスくしろ）漁業の町として知られる釧路の水産業について紹介する施設で、正式名称は「釧路市水産資料室」です。釧路市の漁業の歴史を振り返る貴重な資料や映像のほか、昔使われていた漁具から最先端の技術まで幅広く展示されています。
クジラのパネル展示は実物大で、目を見張る大きさです。1階には新鮮魚介を扱う食堂、5階には街を一望できる展望室もあります。
住所：北海道釧路市浜町3-18
電話番号：0154-22-0191
営業時間：9:00～16:00
アクセス：JR釧路駅より車で約9分、バスで約10分釧路空港より車で約27分
市内に楽しみがギュッと詰まった道東・釧路観光は家族におすすめ！
北海道はとても広いので、観光するなら場所を絞ってプランを立てるのがおすすめです。その中でも釧路市は、阿寒湖や釧路湿原といった豊かな自然があるだけでなく、レジャーや学びが楽しめる施設も多くあり、市内だけでもかなり内容の濃い観光ができるのが特徴となっています。
子どもも大人も楽しめるスポットが揃った釧路＆阿寒湖エリア、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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