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鉛温泉 藤三旅館

古き良き時代が息づく岩手県・藤三旅館 鉛温泉唯一の宿で、和の寛ぎを堪能しよう

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岩手県花巻駅から車で約30分。奥羽山脈の中腹部に位置する花巻南温泉峡の最奥部、鉛温泉にある唯一の宿が藤三旅館です。 約600年前に開湯したと伝わるこちらの温泉は、「新日本百名湯」「日本温泉遺産」に選ばれたこともある名湯。長い歴史と風情のある温泉旅館で、ゆっくりと寛いでみませんか?

古き良き風情が残る温泉旅館

花巻南温泉郷の最奥部、大自然に囲まれ、豊沢川畔に佇む「藤三温泉」。約600年以上前に開湯されたという歴史ある鉛温泉唯一の湯治宿です。
本館は昭和16年建築の欅造りの3階建、別館は昭和42年建築の鉄筋造りとどちらも昭和にタイムスリップしたかのような懐かしい佇まい。古き良き時代に思いを馳せながら、鳥のさえずりや川のせせらぎに耳を傾ければ、心の芯まで癒されていくのがわかります。

藤三温泉は田宮虎彦の小説「銀心中」の舞台にもなっているほか、遠縁にあたる宮沢賢治の童話「なめとこ山の熊」にも登場しました。また、近年では映画「海街diary」の撮影において、広瀬すずさんが演じる“すず”の住むあづまや旅館のロケ地として使用されました。館内も撮影に使用されておりますので、ぜひ映画もご覧になってみてください。地元でも愛されている旅館にて、メジャーリーグで大活躍中の大谷翔平も訪れたことがあります。

ちなみに“藤三”という名前は、宿の創設者で温泉の発見者でもある祖先の藤井三右衛門氏から2文字を取り、命名されたのだとか。宿には当時の伝説に残る白猿にちなんだ「白猿の湯」もあり、歴史のロマンを感じることができます。

老舗旅館ならではの充実したホスピタリティー

藤三旅館の館内は旅館部と湯治部に分かれており、さらに旅館部は本館と別館に分かれています。豊沢川のせせらぎと木々の眺望が楽しめるロビーの横には、畳敷きの寛ぎ処が設けられており、周辺の見どころのパンフレットなどを見ることができます。建築当時の趣を残しているという空間は、何とも居心地の良い落ち着いた空間。自宅の様に寛げそうです。
また、館内の藤三売店でお土産を選ぶのも、宿泊の楽しみの一つ。大切な人へのお土産を選んでみてはいかがでしょうか。

館内はエレベーターを完備しているため、足腰が弱い方も2、3階の宿泊を気兼ねなく楽しめます。また、エレベーターの外装および内装は『銀河鉄道の夜』や鹿踊りなど岩手に関するイラスト・写真で飾られており、なんとも趣のある造り。各階ごとに意匠を凝らした扉が設けられているので、移動の度に新鮮な感動を味わえますよ。ちなみにこちらのエレベーターは、第44回岩手広告賞のグラフィックの部で企画賞を受賞しているそう。

風情ある趣を残す建物|鉛温泉 藤三旅館風情ある趣を残す建物
日帰り入浴も可能|鉛温泉 藤三旅館日帰り入浴も可能
ゆっくりと休める「寛ぎ処」|鉛温泉 藤三旅館ゆっくりと休める「寛ぎ処」
すぐ近くに流れる豊沢川|鉛温泉 藤三旅館すぐ近くに流れる豊沢川
自然豊かな山間に佇む|鉛温泉 藤三旅館自然豊かな山間に佇む
風情ある趣を残す建物|鉛温泉 藤三旅館
日帰り入浴も可能|鉛温泉 藤三旅館
ゆっくりと休める「寛ぎ処」|鉛温泉 藤三旅館
すぐ近くに流れる豊沢川|鉛温泉 藤三旅館
自然豊かな山間に佇む|鉛温泉 藤三旅館

客室はすべて和室。井草の香りに癒されるひと時を

全32室ある客室はすべて和室。どこか懐かしい井草の風情ある香りが漂う、純和風のお部屋です。
備え付けのお菓子は、地元銘菓・佐々長醸造㈱の「味噌くるみ饅頭」。客室は本館と別館の2棟構成で、広さや眺望、トイレ、洗面所の有無が異なるさまざまなタイプの客室を完備しています。どの部屋からも山間の大自然を堪能できますが、なかでも人気なのが、作家・田宮虎彦が1か月余りの間滞在し、「銀心中」を執筆したという本館3階の20号室。ぜひ滞在して「銀心中」を読んでみてはいかがでしょうか。

ロケーションが素晴らしいお部屋が良いという方におすすめなのは、一渓流側の角部屋でもある13号室もしくは26号室。広々とした二間続きのお部屋で、窓から白糸の滝が望める眺望自慢のお部屋です。こちらの角部屋には、故・菅原文太氏もご夫婦で宿泊されたことがあるとか。四季折々で姿を変える大自然を、間近で体感することができますよ。

絶景にこだわった本館のお部屋|鉛温泉 藤三旅館絶景にこだわった本館のお部屋
角部屋の3階26室のお部屋|鉛温泉 藤三旅館角部屋の3階26室のお部屋
川側の絶景も楽しめる3階26室|鉛温泉 藤三旅館川側の絶景も楽しめる3階26室
本館のゆったりと寛げる3階31号室|鉛温泉 藤三旅館本館のゆったりと寛げる3階31号室
選べる浴衣のサービスも|鉛温泉 藤三旅館選べる浴衣のサービスも
絶景にこだわった本館のお部屋|鉛温泉 藤三旅館
角部屋の3階26室のお部屋|鉛温泉 藤三旅館
川側の絶景も楽しめる3階26室|鉛温泉 藤三旅館
本館のゆったりと寛げる3階31号室|鉛温泉 藤三旅館
選べる浴衣のサービスも|鉛温泉 藤三旅館

北奥羽の山の幸と三陸の海の幸に舌鼓

朝食・食事は基本的に食事処「灯」にて。追加料金で部屋食へのアレンジも可能なので、他人の目を気にせずゆっくりと食事を楽しみたいという方はぜひ。食事処も席と席の間に格子調の間仕切りが設けられているため、ゆったりとプライベート感覚で食事が楽しめます。

夕食は松、竹、梅の3種類から選べる和食のコース料理。大自然に囲まれた鉛温泉ならではの山菜やキノコなどの山の幸や、三陸の海の幸をふんだんに盛り込んだ逸品が楽しめます。減農薬で栽培された地物の野菜や旬の食材など、舌だけでなく体全体が喜ぶ料理の数々をぜひ堪能してみてください。
お酒好きの方は、ぜひマイルドでコクがあると評判の岩手の地酒「七福神」と一緒にぜひ。ほかにも厳選した日本酒やカクテルなど、お酒のメニューも豊富に取り揃えています。

朝食には、岩手県産の野菜をひとつ共通食材として、ご飯に合う朝食のおかずを提供するという「はなまき朝ごはんプロジェクト」参画素材を使った料理が楽しめます。テーブルに並ぶのは岩手県産のとれたて卵のベーコンエッグや、ゆでアスパラのトマトソースなど、朝からエネルギーがみなぎるようなおいしい食事ばかり。花巻産こだわり減農薬米ひとめぼれと一緒に、お腹いっぱい堪能しましょう。

贅沢なすき焼きのコース|鉛温泉 藤三旅館贅沢なすき焼きのコース
食事処「灯」で地元の旬の味覚を堪能|鉛温泉 藤三旅館食事処「灯」で地元の旬の味覚を堪能
地元の旬を詰め込んだこだわり膳|鉛温泉 藤三旅館地元の旬を詰め込んだこだわり膳
三陸の海の幸もたっぷり|鉛温泉 藤三旅館三陸の海の幸もたっぷり
ボリュームたっぷりの朝ごはん|鉛温泉 藤三旅館ボリュームたっぷりの朝ごはん
贅沢なすき焼きのコース|鉛温泉 藤三旅館
食事処「灯」で地元の旬の味覚を堪能|鉛温泉 藤三旅館
地元の旬を詰め込んだこだわり膳|鉛温泉 藤三旅館
三陸の海の幸もたっぷり|鉛温泉 藤三旅館
ボリュームたっぷりの朝ごはん|鉛温泉 藤三旅館

源泉かけ流し100%の天然温泉で日々の疲れを癒す

藤三旅館には4つの浴場がありますが、そのすべてが加熱や循環・差し水などを一切していない源泉掛け流しの100%天然温泉。温泉が持つ自然の力をそのまま体感できます。
泉質はph8.5のアルカリ性単純泉で、神経痛や筋肉痛、胃腸病、皮膚病などに効能が期待できるそう。肩までゆっくりと浸かれば、日々の疲れを芯からリフレッシュできますね。

4つの浴場はそれぞれ「白猿の湯」「桂の湯」「白糸の湯」「銀の湯」という風情のある名前が付けられています。「白猿の湯」は、先ほども深さ1.25mを誇る日本一深い自然天然岩風呂で、温泉にしては珍しく立ったまま入浴します。立って入ることで全身にまんべんなく湯圧がかかり、循環器系を整えてくれる効能もあるそう。」湯船からは3階に渡る吹き抜けを見上げることができ、何とも開放的な気分で入浴を楽しめます。
「白猿の湯」は基本的に混浴ですが、6:00~7:00、14:00~15:00、19:30~21:00の時間帯は女性専用となるので、女性の方も安心して入浴できるのが嬉しい。お宿自慢の温泉へぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

「桂の湯」「白糸の湯」はそれぞれ男女別の湯船を完備しています。「桂の湯」は桂の木の根本から湧き出たという鉛温泉の由来から名づけられたとお風呂。7月には蛍の姿も見られるという、川のせせらぎを近くに感じられる野趣あふれる露天風呂と内風呂が設けられています。こちらは清掃時間を除き、24時間入浴可能なところも魅力的。男性の浴場のみ、川の流れをより間近に感じられる露天風呂がもう一つ設けられています。

「白糸の滝」は豊沢川と白糸の皮の眺望が楽しめる半露天風呂が設けられており、違った魅力が感じられますよ。
プライベート感覚で温泉を楽しみたいという方は、ぜひ「銀の湯」へ。こちらは大きな浴槽が特徴でありながら貸切利用が可能な温泉となっており、ゆったりと浸かることができます。脱衣所に床暖房を設け、段差を少なくするなどバリアフリーも配慮しているので、足腰が弱い方にもおすすめです。

古き良き時代が今も息づく藤三旅館。落ち着く空間でゆっくりと羽を休めたい方、静かな場所で癒されたい方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

解放感抜群の「白猿の湯」|鉛温泉 藤三旅館解放感抜群の「白猿の湯」
「白猿の湯」は基本混浴|鉛温泉 藤三旅館「白猿の湯」は基本混浴
手が届くほど川に近い「桂の湯」|鉛温泉 藤三旅館手が届くほど川に近い「桂の湯」
窓からは絵画のような絶景が楽しめる「白糸の湯」|鉛温泉 藤三旅館窓からは絵画のような絶景が楽しめる「白糸の湯」
バリアフリーに配慮した「銀の湯」|鉛温泉 藤三旅館バリアフリーに配慮した「銀の湯」
解放感抜群の「白猿の湯」|鉛温泉 藤三旅館
「白猿の湯」は基本混浴|鉛温泉 藤三旅館
手が届くほど川に近い「桂の湯」|鉛温泉 藤三旅館
窓からは絵画のような絶景が楽しめる「白糸の湯」|鉛温泉 藤三旅館
バリアフリーに配慮した「銀の湯」|鉛温泉 藤三旅館
鉛温泉 藤三旅館

〒025-0252
岩手県花巻市鉛中平75-1
TEL:0198-25-2311
URL:https://www.namari-onsen.co.jp/
部屋数:32室
チェックイン/アウト:15:00/10:00

※2021年3月現在の情報です。

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