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日本三大桜

日本三大桜へお花見に行こう!一度は見たい日本で最も美しい桜とは?

「山高神代桜・三春滝桜・根尾谷淡墨桜」の日本三大桜の2021年開花予測や桜の木の歴史、お花見情報はこの記事でチェック!日本で最も美しい天然記念物の桜の木「日本三大桜」を見るなら外国人観光客がいない2021年がチャンスです。新型コロナウィルス感染防止対策をしっかりと取って、素晴らしい桜の名木に会いに行きましょう!

日本で最も美しい桜の木

「日本三大◎◎」「世界三大◎◎」・・・これ、好きな人多いですよね。

日本人が同じく大好きな「お花見」に欠かせない桜の木にも「日本三大」があります。天然記念物に指定される貴重な存在かつ、樹齢2000年を超える桜の木もあり、生命力の強さ、そして神秘的な力を感じさせてくれます。 時代を超えて多くの人がその桜の下で日本の春を謳歌していたことを考えると、鳥肌が立つほどの感動。

今年のお花見は、日本三大桜へお花見に行ってみませんか?日本人なら一生に一度は見ておきたい、壮麗な姿を目に焼き付けましょう。

日本三大桜

せっかくのお花見・・・「日本三大桜」を見たいよね!

日本最古の桜!山梨県・山高神代桜(やまたかじんだいざくら)

日本最古の桜と伝わる山梨県の山高神代桜(やまたかじんだいざくら)。山梨県の長野県寄りに位置する北杜市武川町の実相寺境内に存在する見事な巨木です。公共交通機関のみで行く人には少し行きづらさがありますが、ドライブで立ち寄る人は山梨・長野の自然を愛でる観光を楽しめるのも魅力。

yamataka shindai sakura

桜の季節の実相寺

神代桜はあの日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が、遠征の際、この地に立ち寄り、記念に植樹した木と伝わる樹齢2000年のエドヒガン種。鎌倉時代には日蓮が樹勢回復を祈願し、再生したという伝説が残ることから「妙法桜」とも呼ばれています。

筆者が見に行った際も、その伝説の数々が嘘ではないと思える「誰かがいる」ような存在感を放ち、日本全国から「桜の名木」というだけではなく「パワースポット」としてやって来る人が多いと聞き、妙に納得したものです。

yamataka shindai sakura

木から発せられる何かが凄い!

対象11年に国の天然記念物に登録された際には高さ13,6m、幹回りは10.6mもあったのだそう。2021年現在も高さ10.3m、幹周り11.8mを誇り、日本最古にして日本最大級の巨木。

その姿をみて誰もが思うのは枝を支える無数の柱。これは花を咲かせる寿命をとうに超えながらも、けなげに花を咲かせ続ける老木を、人々が守っている証。まるで杖を突きながら今年も守ってくれる人々を喜ばせようとする健気さを感じずにはいられません。日本人なら一生に一度は見ておきたい桜です。

ただし、ドライブなら問題ないのですが、公共交通機関利用の場合、ちょっと不便。以前は桜の期間にシャトルバスが出ていましたが廃止されています。散策と割り切って思い切って歩くか、数人ならタクシーもありでしょう。

見ごろ:例年4月の上旬。満開は4月1日~4月7日の確率が多いものの、昨今の温暖化で変化あり。公式サイトを要チェック。

yamataka shindai sakura

朽ちて行く幹から溢れ出る生命力が花を咲かせ続ける

宇宙にも行った!神代桜

ちなみにこの神代桜、古木というだけではなく、最先端の桜でもあります。2008年には若田光一宇宙飛行士とともスペースシャトルに乗り、NASAから宇宙に旅立ちました!えっ?この巨木が?と思ったら申し訳ない(笑)。神代桜の種を地元の小学生が採取した118粒の種子が、国際宇宙ステーション「きぼう」で過ごしたのです。

約8ヶ月間、世界の宇宙飛行士たちと共に無重力の世界で過ごし、地球へ。その種子を植えたところ、2粒が無事発芽し、その内の1本が実相寺境内に今もあるので「宇宙桜」見学も忘れずに。桜の花びらは通常5枚ですが、6枚の花もあるそうです。・・・さすが宇宙桜。神代桜も「長く生きていると凄いことが起こる」と驚いている事でしょう。

yamataka shindai sakura

わたしの種が宇宙へ~!(神代桜目線)

合わせて観光しよう!

桜の開花と同時期に、実相寺周辺には約8万本のラッパ水仙が咲き乱れます。黄色の水仙、桜のピンク、そして背後に聳える南アルプスの姿は、絶好の映えスポット!

yamataka shindai sakura

山梨県北杜市の春の絶景を眺めつつ散策を

山高神代桜 アクセス

所在地:山梨県北杜市武川町山高2763 実相寺境内

アクセス
鉄道:JR日野春駅下車、タクシーで約15分またはJR小淵沢駅下車、タクシーで約30分
バス利用の場合:JR韮崎駅から山交タウンコーチ(バス)「下教来石」行き乗車、「牧の原」下車。徒歩約30分
公共交通機関のアクセスがあまりよくないため、車がおすすめ。桜の時期に臨時駐車場もできます。

公式サイト:実相寺

 

美しさでは日本一?福島県・三春滝桜(みはるたきざくら)

三春滝桜は福島県田村郡三春町にある紅しだれ桜。高さ13.5m、幹周り9.5m、枝張り東西22m、南北18mの巨木。大正11年10月12日、桜の木としては初めて国の天然記念物に指定された名木で、多くの名画のモデルになりました。

この桜の樹齢は1000年とはいえ、1500年まえにはこの地にあったという説もあり。樹齢の長い桜の木は自然災害により大半が痛みが目立ちますが、今も見る物を唖然とさせる美しさは、日本中の桜の木が束になって戦いを挑んでも勝てないレベルです。まずは見ていただきたい、このビジュアルを! 

yamataka shindai sakura

キミは神なのか!?

まるで山の神様のような迫力。満開時には四方に伸びた枝から、ピンク色の花が無数に咲き、流れ落ちる滝のように見えることから「滝桜」と呼ばれるようになったという説と、桜のある場所が「三春町大字滝」であることから「滝桜」と呼ばれるようになった説がありますが、どちらも事実に思えます。遠くから見ると、何本もの桜の木が集まっているように見えますが、間違いなく 1本の木なのです。

どの角度から見ても違った良さがあり、プロアマ問わずカメラマンに愛される木でもあります。あなたも訪れたら遠くから一枚、根元から撮って花に埋もれた一枚、右から、左から、と撮影しまくってください。

福島出身の筆者にとっては、誇りの桜です。

miharu takizakura

三春滝桜の1年を追う写真家もいるほど熱狂的なファンがいる桜の木

当時の三春藩はこの桜を「御用木」として柵をもうけて保護。三春藩士が江戸に出た際、その見事さを伝え、歌人の和歌によりその名が広がったと伝わります。 日本三大桜ということで、例年多くの人が訪れます。

そのため周辺の道路は大混雑。次の予定をぎちぎちに付けた旅だと予定が狂ってしまうので、満開の時期にこの桜を見る人は、時間に余裕を持ったスケジュールを立ててください。

ちなみの夜のライトアップも素晴らしい!神秘的なムードの中でお花見ができます。ただ画像を見てわかる通り、例え夜であっても大変な人気です。

こちらの桜も種子も2008年、スペースシャトルで宇宙ステーションに滞在しました。しかしながら、苗として育つことはなく、逆に「宇宙桜」の苗は三春に寄贈されたというので・・・三春には神代桜の宇宙桜が植えられた模様。

見ごろ:2021年は4月1日ごろ開花予報が出ています。満開は4月10日頃。通年の満開は4月14日~19日ごろが多いものの、2018年は開花の遅い福島において4月6日に満開になったこともあり、侮れない

miharu takizakura

壮麗な夜桜の時間帯もおすすめ!

合わせて観光しよう

あまり知られていませんが、福島県は桜の名所です。三春滝桜だけではなく、見事な桜を巡ってみて!「三春滝桜」を含めた「お花見ルート」もあり、新幹線郡山駅からもアクセスしやすい立地から、4月中旬の福島旅は、お花見旅行を決め込んでも良いでしょう!

また、猪苗代湖や磐梯熱海温泉も鉄道ですぐ。観光には事欠かないので、楽しい旅ができますよ。

miharu takizakura

猪苗代湖に近い観音寺川の桜並木も大人気

三春滝桜アクセス

所在地:福島県田村郡三春町大字滝字桜久保地内

アクセス
鉄道:郡山駅から磐越東線乗換三春駅下車。タクシーで15分
バス利用の場合:桜の開花時期に1時間30分おきシャトルバスが出ます(ただし新型コロナウィルス感染拡大を受け2020年は運行を中止、2021年も運航中止の可能性があります)。三春駅より約20分

公式サイト:三春町づくり公社

色が変わる!岐阜県・根尾谷淡墨桜(おねだにうすずみざくら)

岐阜県本巣市の根尾谷・淡墨公園に堂々たる姿で立つの樹齢1500年以上の一本桜。種類は「エドヒガン」。大正11年10月12日に国の天然記念物に指定された名木で、宇野千代の著書にもたびたび登場していることで、読書好きに緒知られた桜です。

伝説では、467年頃、継体天皇が宣化天皇の産殿を焼き払った時、植樹したと言われる由緒正しい桜の木。

usuzumi sakura

地元の人の力で蘇り花を咲かせる根性の古木

高さ16.3m、幹囲9,9m、枝張りは東西26.9m、南北20.2mの古木は、大正初期に大雪のために幹に亀裂ができ、一時は枯れてしまうのではないかという瀕死の状態に陥りました。昭和24年に再生プロジェクトが始まり、最近では幹にできた空洞が広がりつつも、必死で花を咲かせる姿が人々の心を打ちます。 また、常に地元の人たちの力で守られている、岐阜県が誇る名桜でもあるのです。

桜は当然ながら花の咲かない時期の方が長く、痛手を負った古木を守るのは至難の業。雪深い岐阜の冬を超え、春に可憐な花を咲かせるよう、しっかりと保護され手入れされています。

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厳しい冬も守られている

名前の由来は桜の開花の状況に合わせて、花の色が変わること。つぼみの時期は淡いピンク。満開時は白、散り際には淡い墨色になることから「淡墨桜」と名付けられたそうです。開会時期には日没後、桜にダメージを与えないLED照明によるライトアップが行われます。桜の木が浮かび上がるように設計され、幻想的な姿を見せるため、人気です。

ちなみにこの桜の種子も、神代桜、三春滝桜と共に国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」で8か月過ごしました。えっ?じゃあ宇宙桜も見られるの?という反応。ありがとうございます。実は三春の滝桜同様、育つことはありませんでした・・・残念。

見ごろ:2021年の岐阜県の開花が3月24日と予測されていますが、淡墨桜のある本巣市は少し寒く、開花に合わせるなら2、3日様子を見た方が良さそう。満開含む見ごろを目指すなら4月1日から4月5日あたり。散り際を含めるなら4月10日あたりまで楽しめそう。公式サイトの問い合わせ先に状況を確認してからお出かけを。

usuzumi sakura

LED証明のライトアップも人気

合わせて観光しよう

岐阜と言えば「飛騨高山」「白川郷」「下呂温泉」と一度は行きたい観光地を思い、計画に加えようと考えているかもしれません。でも岐阜県ってとても広いのです。根尾谷淡墨桜から「飛騨高山」「白川郷」「下呂温泉」方面は、とにかく遠い!車なら2時間ほどですが、公共交通機関では5時間近くかかることも。何日間かけて岐阜をゆっくり巡る人はぜひ。

時間がない人は、やはり拠点となる岐阜駅まで戻り、織田信長ゆかりの岐阜城へ行ってみて。天守閣からの眺めはまさに天下人の眺めたものと同じ光景です。

usuzumi sakura

織田信長と同じ目線で岐阜の町を眺めよう

根尾谷淡墨桜アクセス

所在地:岐阜県本巣市根尾板所字上段995

アクセス:樽見鉄道「樽見駅」から徒歩約15分

公式サイト:本巣市

日本三大桜MAP

コロナ禍は以下に注意

2021年のお花見は、いつもと違ったニューノーマル。例えば密集を避けるために、最寄駅から桜まで運航しているシャトルバスが中止になったり、ライトアップが中止になったりと、例年とは異なる対策もありえます。

それぞれのアクセス情報に公式サイトを掲載しているので、お出かけ前に必ずチェックを!

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