【大分/湯布院】家族旅行におすすめの観光スポット10選

古事記にもその名が出てくる「由布岳」

由布岳

阿蘇くじゅう国立公園に指定されている活火山です。頂上が二つある特殊なかたちをしており、独立峰であることから「豊後富士」と呼ばれ、湯布院のシンボル的存在です。1583ｍの標高で初心者にも登りやすい登山ルートが整備されています。

＃おすすめポイント

初夏には、山頂付近に群生しているミヤマキリシマの花が山肌をピンク色に染め上げます。夏は山麓に広がる草原の緑に青空が映えて、爽快な風景です。

メインストリート「湯の坪街道」

ふらっと足湯に立ち寄るのも◎（イメージ）

ＪＲ由布院駅を出てまっすぐ進むと「湯の坪街道」です。江戸時代を思わせる情緒豊かな雰囲気の店構えが続き、食べ歩きにショッピングに、観光客で賑わう湯布院一番の人気スポットです。

＃おすすめポイント

行列のできる店のロールケーキや個性的な雑貨を買い求めたり、地産野菜を使ったレストランでの食事、足湯など、見て触れて楽しいものがたくさん。由布院駅周辺から湯の坪街道の散策は徒歩がおすすめです。

緑と水に癒されるひととき「金鱗湖（きんりんこ）」

金鱗湖（きんりんこ）

魚の鱗が夕日に輝くのを見た毛利空桑（もうりくうそう/大分市鶴崎出身の儒学者）が「金鱗湖」と名付けたと言われています。年間を通して水温が高いために、気温の低い冬の早朝には湖面から湯気が立ち上がる幻想的な光景が現れます。

＃おすすめポイント

周辺には散策路が整備されているので初夏は新緑、秋は紅葉が楽しめ、水鳥や魚の姿にも癒されます。また、ほとりには「マルク・シャガールゆふいん金鱗湖美術館」があり、1階のカフェでは金鱗湖を間近に見ながら食事を楽しむことができます。

日本3大薬湯！目前に地獄が見られる「塚原温泉 火口乃泉（かこうのいずみ）」

イメージ

遡ること800年前の平安時代に開湯したと伝えられている塚原温泉。強酸性の温泉は鉄イオンの多さが全国１位、酸性度の強さとアルミニウムイオンの多さは全国２位を誇る、日本3大薬湯の一つです。効能は多岐にわたり、古来より湯治に利用されている貴重な温泉です。

＃おすすめポイント

施設から歩いて約5分ほどで火口があり、噴気が立ち上っている地獄の様を見学することができます。また、伽藍岳火口の噴気で約20時間蒸した蒸し卵は燻製のような風味の逸品。温泉の成分が染み込んだ人気の品なので売り切れることもあります。

家族に幸せをもたらす招き猫「工房輪葉葉」

いろんな種類の招き猫があります「工房輪葉葉」（イメージ）

手にした人は幸運を授かると言われ、画家のラッセンやソフトバンクホークスの秋山監督も持っていると言われているのが「工房輪葉葉」の招き猫です。大変な人気のために販売はすべて現地での抽選で行われ、いつもたいへん大勢の人が集まります。一人で手作りしているこの招き猫は、見ているだけで和やかな気持ちにさせてくれそうな優しい表情をしています。

＃おすすめポイント

窯出し日には平日よりもたくさんの招き猫が準備されるそうです。運試しに、抽選に参加してみるのも一興です。

日常を忘れてしまう高水準な美術館「COMICO ART MUSEUM YUFUIN（コミコ・アートミュージアム・ユフイン）」

落ち着いた雰囲気の「COMICO ART MUSEUM YUFUIN（コミコ・アートミュージアム・ユフイン）」（イメージ）

アートの街湯布院に、2017年10月新たな美術館が誕生しました。湯布院の街並みに調和するようにと考えられた建物は隈研吾氏の設計。2つに分かれたギャラリーには、カラフルな村上隆の作品と、モノクロームな杉本博司の作品が展示されています。

＃おすすめポイント

日本を代表するアーティスト二人の作品がゆったり鑑賞できる、とても雰囲気の良い美術館です。入館には事前予約が必要となり、ツアー方式で作品の説明を受けながら、最大60分鑑賞できます。作品について質問があればツアーのスタッフに聞くことができるので、より理解が深まるのが利点です。

日本百名道に選ばれたドライブルート！「やまなみハイウェイ」

まるで日本ではないような雰囲気の「やまなみハイウェイ」

全長約50km、正式名称「県道11号」。くじゅう連山や高原が続く大自然に囲まれ、「癒される」とのリピーターが多いドライブコースです。草原の中には放牧中の牛を見ることもでき、自然の雄大さと相まって、まるで日本ではないような錯覚をもたらします。ハイウェイ沿いの店ではグルメやスイーツも楽しめます。

＃おすすめポイント

頭上に広がる空と雄大な大自然のパノラマは必見です。また、火山地形の扇状地にできた湿原では国内最大級の面積を誇る「タデ原湿原」には木製の歩道が整備されているので、見渡す限り草が揺れる湿原をゆっくり歩くことができます。九州最大級のフラワーパークにして東京ドーム7個分の面積に約500種500万本の四季折々の花が咲く「くじゅう花公園」では、花や香りをコンセプトにしたお土産も人気があります。

まるで海外に来たかのよう！「湯布院フローラルヴィレッジ」

映画ハリーポッターの撮影地になった「世界一美しい村」、イギリスのコッツウォルズ地方の街並みを再現したメルヘンなテーマパークです。おとぎの世界のようなこじんまりした可愛い家が並び、花が咲きみだれる不思議な空間。湯布院らしからぬ、少し変わった楽しさが体験できます。ムーミン、ピーターラビット、ポケモンのグッズショップもあります。

＃おすすめポイント

「OWL’S FORESTフクロウの森」では、本物のフクロウの手乗せ体験ができます。ハリーポッター風のローブと杖を携えて、フクロウと記念撮影もよい思い出に。一休みする場所には、ベンガルキャットがお出迎えしてくれる猫カフェがおすすめです。

楽しさ満載！「トリック3Dアート湯布院」

作品は定期的に変わるので飽きない！「トリック3Dアート湯布院」（イメージ）

トリックアートを侮るなかれ、本当に面白くてドキドキの連続なのが「トリック3Dアート湯布院」です。手書きではなく、CGによって作られた絵の臨場感は驚きの連続。絵の中に入り込んだ自分を写真に撮る大型作品や、答えを考えて遊ぶ脳トレクイズなど、年齢にかかわらず感覚的に楽しめます。作品を担当している3Dアート作家の服部正志さんによる3Ｄアートミュージアムはドイツで3館オープンしており、大人気です。

＃おすすめポイント

作品の入れ替えも行われているので、今度はどんなものがあるのかな？と、ずっとワクワクできる観光スポットです。

ひつまぶしの湯布院版「由布まぶし 心（しん）」

大分県のブランド牛（豊後牛）を贅沢に使った牛まぶし（イメージ）

食事処「由布まぶし 心」は、大分県の名物を土鍋ごはんで食べる、まぶし料理の有名店です。お米も、粘りと自然な甘みが特徴の湯布院産ヒトメボレを使っています。木のぬくもりが優しい雰囲気の店内で供されるのは、豊後牛まぶし、地鶏まぶし、鰻まぶしの三種類。何種類も盛り合わせた前菜・漬物・薬味・赤出し汁がセットになっており、見た目に気持ちも浮き立ちます。

＃おすすめポイント

由布まぶしは食べ方を変えながら3度味わえます。一杯目は炭火で香ばしく焼いた肉とごはん、二杯目は薬味や漬物を足して。三杯目はダシ汁を注いでお茶漬けにします。杯が進むにつれて逆に食べやすくなる、という変化を楽しめます。

「また行きたい！」それが湯布院です

おいしい食べ物や雄大な自然に癒され、普段の生活でなかなか触れられないアートに出会い、泉質の良い温泉に浸かる。湯布院は、一回行っただけでは回り切れないくらいの観光スポットを備えています。レンタサイクルや人力車なども利用して行動範囲を広げたり、違う季節に再訪したりと、楽しむ方法はまだまだあります。一度家族で訪れて、次はここに行こう、またあそこに行こう、と思い出を膨らませていけるのも湯布院の魅力です。

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