ケアンズ&エアーズロック(オーストラリア)旅行体験記・レビュー『妹と二人旅!先住民の想いが届いた?エアーズロック』。【トラベルスタンダードジャパン】をご利用されたお客様によるクチコミ・評判をご紹介します。当社では自由にツアーアレンジが可能、オリジナルのケアンズ&エアーズロック(オーストラリア)旅行をお楽しみいただけます。
オーストラリア旅行の訪問スポット
急に決まった妹との二人旅!
夏の終わり、妹とエアーズロックの登頂にトライして来ました!
去年エアーズロック閉山のニュースを聞いて、来年絶対に行こうと思い、今年の目標にしていたのです。
春くらいにFacebookで一緒に登りませんか?と問いかけをしたところ、賛同者はおらず。自転車で世界一周したこともある登頂経験者が、「エアーズロック山頂の360度見渡せる地平線は世界で一番。チャンスがあるなら一人でも行った方がいい」と書き込んでくれたので、なおさら絶対行きたい!と思いが強くなりました。
夏は他の予定が詰まっていて忙しいので、11月くらいに一人で行こうかなと悠長に構えていましたが、よくよく調べてみたら、7、8、9月が一番登頂の可能性が高いとの情報が!「しまった!でも今からじゃ遅いしな…」と思っていたら、渡りに船で妹が「夏休みが取れたからどこか行けるところないかな?」と言って来たので、「じゃあオーストラリアに一緒に行こうよ!」とラブコール。急に旅の実現化が決まり、それからバタバタとツアーを探し始めることになりました。
エアーズロックに行くツアーの金額についてはネットで前から調べていたので、30~35万はすると思っていましたが、妹が「エアーズロック登頂付きのツアーでも20万円台のものがあるよ」と教えてくれました。「そんな安いのあるの?聞いたことない会社名だし、ちょっと怖い…」と正直最初は半信半疑でしたが、調べてみたらちゃんとした会社のようだったので、「聞いたことないけど、資格も持ってるようだから大丈夫じゃない?」ということで申し込みしてみることにしました。近々だったので、予約が取れたならもうそれで行くしかないという感じでもありました。
物価が高くてびっくり!
妹との海外二人旅は、15年ぶりくらいでした。
出発当日羽田からシドニーで飛行機を乗り継いで、翌日の夕方にケアンズに到着。オーストラリアに入ってまず、物価が高くてびっくりしました。
空港からタクシーでホテルに到着後、周りに入れるお店がないので、散策を兼ねてちょっと先のケアンズ駅の前にある、大型ショッピングセンターの中のスーパーへ。ローストチキンやチーズ、ハム、パンなどを買い込み、隣のリカーショップでワインも買ってホテルに戻りました。旅の疲れもあったので、部屋でゆっくりしながら食事にしました。
エッグベネディクト美味しかったけどこれで2000円弱、ビール二杯で2500円。。。
ケアンズ・ボタニック・ガーデンズへ行ってみる
翌日の予定は特に決めていなかったので、ゆっくりめに起きて、昨日の残りものをはさんだサンドとコーヒーでブランチを済ませ、近場で行けるところを探しました。
妹が植物が好きなので、割と近くにあった熱帯植物園「ケアンズ・ボタニック・ガーデンズ」へ、バスに乗って行ってみることにしました。
ホテルで聞いたバス乗り場へ行きましたが、目的地まで行けるバスが見つからなかったので、バスの運転手さんに聞いてとりあえず近場で降ろしてもらうことに。運転手さんの「ここで降りて森の中を進んだらボタニック・ガーデンズがある」という指示に従って、人がおらず先も見渡せないような深い森の中、「こんなところ本当に行っていいのか…?」と不安になりながら道なき道を進んで行きました。途中にあった案内図で確認しながら30分くらい歩き、ようやく人影を発見。無事目的地に到着することができたのでホッとしました。
そこに行くまでの森も日本では見られない木々のオンパレードでしたが、ボタニック・ガーデンズでは、さらに珍しい植物の数々が見られ、例えば大きいエアープランツがドーン!とそのまま自然の中にある感じ。園内では大きな鳥がウロウロしていたり、網で囲ってある中にたくさんの蝶も放してありました。妹は虫や生物や植物が大好きなので、ずっと写真を撮るのに忙しく、なかなか前に進まない(笑)落ちてる実を「どんなものになるんだろう?持って帰りたい」などと言いながら見ていました。
お茶したりしながら広い園内で2、3時間過ごし、帰りはボタニック・ガーデンから出ているバスで、ホテルまですんなり帰って来ることができました。
珍しい植物の数々
あっという間に時間が経ってしまいました
登頂を目指して!女子旅ケアンズ&エアーズロックツアーはコチラ
ホテルのプールでひと泳ぎした後、翌日はダイビングをしたかったので、ツアー会社に電話してみましたがつながらず。ホテルそばの港にツアーデスクがあるので行ってみましたが、そこも閉まっていました。他にどうすることもできないので、メールで問い合わせて返信を待つことに。
帰りに港脇のデッキに並んでいるレストランでご飯を食べて帰ることにしました。本当はFacebookで人気だった「ダンディーズレストラン」に入りたかったけれど、時間が合わなくて入れず。何となく隣の隣の「オーカーレストラン」に入ったところ、ここのパスタやオイスターが絶品!でした。オーストラリア旅行で食事した中で、私はここが一番美味しかったです。
ちなみに、オーストラリアの週末はお店の営業終了が早いので注意が必要です。ボタニック・ガーデンの中のショップも、午後1時に閉まっていました。
「オーカーレストラン」私にとっては一番美味しかったです!
大自然の中を走るキュランダ鉄道で、のどかな小旅行
3日目はキュランダ鉄道に乗って、キュランダまで行ってみることにしました。
朝ショッピングセンターを通ってケアンズ駅に行こうとしたら、ショッピングセンターの営業時間前で入り口が開いておらず!ショッピングセンターの裏に駅があるので、開店後はショッピングセンターを突っ切って駅に行ける訳ですが、開店時間前は迂回して駅の入り口に辿り着くしかないようでした。早めに出たのに迷ってしまい、到着したのは電車が出発する8時半ギリギリ。
「世界の車窓から」さながらの景色と、「オリエント急行」みたいなレトロな観光列車が、時速30㎞そこそこののどかな旅に誘います。
昔ながらのレトロな風情で走る、観光列車のキュランダ鉄道
到着したキュランダは静かで、可愛いくて落ち着く街でした。まずは腹ごしらえのため、ガイドブックに載っていた、宇宙一美味しいソーセージを売る店「ジャーマン タッカー」へ。いかにも「宇宙一美味しい」と言いそうな(笑)ノリのいいの陽気なおじさんが焼いてくれたソーセージをつまみにビールを飲みました。
その後妹は約2000羽の蝶が観られる蝶園「オーストラリアン・バタフライ・サンクチュアリ」へ。私は得意じゃないので(笑)別行動で街のお店を1軒1軒見て回り、都市部では買えないチープで面白いお土産物を発掘していました。キュランダはお土産もお手頃で買いやすかったです。
その後2人で、ガイドブックに載っていたクレープレストラン「Petit Cafe」でひと休み。私はコーヒーだけでしたが、妹はクレープを食べて「また食べたいくらい美味しかった」と言っていました。現地の人にも大人気な老舗カフェという感じでとても混雑しているお店です。
14時発のキュランダ鉄道に揺られて、またケアンズへと戻りました。
「Petit Cafe」の絶品クレープ
グレートバリアリーフを思い切り楽しむ!
ダイビングのツアー会社から返信があり、予約を受け付けてもらえたので、4日目はグリーン島、アウターリーフのツアーに参加することに。
朝7時にホテルを出てツアー会社のカウンターで申し込みをし、そのままそこから1時間くらい大型の高速艇に乗って、グレートバリアリーフの「緑の宝石」グリーン島へ。30分くらいダイビングの説明を受けた後1時間半ほど自由時間があり、小さい島をのんびり散歩。海は遠浅で透明度が高く、少し離れたところで海に入っている人の足元まで見えるので、ぱっと見、水の上に立ってる?と思うような錯覚をおこすような感じ。エメラルドグリーンの海と真っ白な砂浜は、見てるだけで心が洗われ、癒されました。
再び船に乗り込んで小1時間進み、ダイビングポイントがあるアウターリーフへ。島ではなく、海に浮かぶ空母のような「ポンツーン」と呼ばれる人工浮島があり、そこに船をつけてダイビングやシュノーケリングなどを行います。Cカード(ダイビングライセンスの認定証)を忘れたので、体験ダイビングで行いました。海外のダイビングは色々有りますが、オーストラリアはスタッフがしっかりしています。イケメンインストラクターが腕を組んで連れて行ってくれた海は、噂以上の珊瑚礁の海。素晴らしさに息をのみ、呼吸を止めないように努力しました!
海の上のポンツーンでビュッフェ形式の昼ご飯を食べた後、疲れもあって、戻る船の中では2時間弱爆睡して(笑)港に着きました。
一度ホテルに戻り、洗濯などしてから、2日目に行こうと思っていた港の「ダンディーズレストラン」へ。Facebookの効果があってか、日本人客もおりすごい人気。予約なしでは30分待ちでした。インスタ映えするおしゃれな雰囲気でしたが、2日目にたまたま入った「オーカーレストラン」の方が(好みによると思いますが)私には断然美味しかったです。
透明度の高い美しい海
どこを見ても珊瑚という海は初めてでした!
登頂を目指して!女子旅ケアンズ&エアーズロックツアーはコチラ
今回の旅の目的地・エアーズロックへ
6日目、いよいよエアーズロックへ。朝4時半起きで、ホテルに頼んでおいたタクシーに乗り込み空港へ向かいました。
国内線で7時前にケアンズを発ち、エアーズロックに到着。鉄を含んだ赤土と青い空、低木の乾いた植物、鮮やかな花のコントラストが美しく、癒されました。周りに何もないかと思い、ケアンズで水を買って持って行きましたが、エアーズロックリゾートにはスーパーもあり、結構何でも買えました。各ホテルへの無料巡回シャトルバスが20分おきに出ていて、カフェやお土産屋さん、郵便局、美容室まであり不自由はありません。
ホテルにバスタブがあったので、久々にお湯に浸かれると喜んでいたら、バスタブで転んで頭を強打。その夜はすごく早く寝ることにしました。転んだ瞬間に変な手の着き方もしたので、翌日のエアーズロック登頂や帰りのフライトが「大丈夫か?」と不安になりましたが、朝目覚めたら、昨晩よりは良くなっていたので、ひと安心でした。
赤土と青い空、自然のパワーを吸収!
いよいよエアーズロック登頂にトライ!
帰国の日、暗いうちからバスに乗って、エアーズロック(ウルル)のサンライズツアーへ行きました。
暗闇からボーンと浮き上がるエアーズロックのシルエットを横目に見ながら、展望台に到着。用意された温かいコーヒーやココア、クッキーをいただきながら、朝日が昇るのを待ちました。
地球の神秘を感じるエアーズロック
神秘的なサンライズを観終わった後は、エアーズロックの真下まで行き、登山できるかどうかゲートを確認しに行きました。1回目の確認ではゲートが開いていなかったので、先住民・アナング族の伝説や文化を伝える資料館「ウルル、カタ・ジュタ・カルチャーセンター」へ。その後1時間くらいおきにゲートが開いてるか、計3回確認に行きました。今度もダメだったので、ツアーガイドさんからウルルにまつわる伝説などを聴きながら、麓を散策。言葉を持たなかった頃のアボリジニが、意思の伝達に描いていたと思われる壁画なども観られました。最後にもう一度ゲートを見に行きましたが、この時も強風によりゲートは開かず。
行っても登頂できる可能性は30%くらいしかないということは理解しており、運が良かったら行けるかなというくらいの気持ちで望んでいたので、がっかりはしませんでした。
それよりも「エアーズロック(ウルル)は神聖な山なので、アナング族の人にとっては登って欲しくない」という説明を街やカルチャーセンターなど色々なところで目にしており、そういう理由で登るために作られておらず、実際の登山は防護柵もない急な傾斜をくさり1本で登っていくこと。また万一1人で下山できなくなってドクターヘリを呼べば、一千万円ぐらいの費用がかかるということも分かり、登るとはどういうことかを考えさせられました。
また後になって考えてみれば、転ぶことなんて滅多にないのに、よりによって楽しみにしていた登山の前日に転んでしまってたのは、「ウルルに登らないで欲しい」という先住民の想いが伝わったからのようにも思えます。
それまでは「もしダメだったらまた来年も」と思っていましたが、現地で実物のエアーズロックに触れて先住民の考え方を理解したら、登れなかったことがなんだか自分の中ですごく納得できた気がしました。
今回の旅の大目的だったエアーズロックに登頂は叶いませんでしたが、間近で偉大な世界遺産に触れられた幸せを感じることができました。
その後色々な思いで胸いっぱいになりながら、シャトルバスで空港へ。帰国の途に着きました。
触れられただけで幸せです!(ハエが多いので帽子の上からAmazonで買ったネットを被っております)
エアーズロック2019年10月26日から登山禁止決定!《今しかできない》登頂チャンス2回付ツアー
おかげ様で不信感が感謝の気持ちに変わりました!
正直全く知らない旅行会社だったので、怪しいのではないか?と、最初は半信半疑でした。近年、ネット中心の旅行会社で詐欺事件もあったので、到着するまでかなり不安でしたが、久しぶりの海外旅行で感も鈍っており、旅行慣れしてる方なら当然分かるようなバカな質問等を何度もメールしてしまいましたが、その度に丁寧な返答を下さるので、段々安心していきました。
ケアンズに着いて最初のホテルでは、他のどこの旅行会社よりも安いツアーだったため、全く期待してなかったにも関わらず可愛いらしく綺麗な部屋が用意されていたので、一歩部屋に入った時からトラベルスタンダードジャパン様に感謝!の気持ちに変わっていました(笑)
実は、他の旅行会社で来てた方は、空港でお出迎え、「ハイこっちですよ~、このバスに乗って下さいね~」と、至れり尽くせりで羨ましいなともちょっと思いましたが、段々自分達で聞いたり探したりドキドキしながら現地の人とコミュニケーションを持ってこそ、旅行だな~と実感し、後半は至れり尽くせりなお出迎えはちょっとつまらないなと、他の旅行会社の方達を冷ややかに見てたものです(笑)
去年からの目標、今回旅行の大々大目的のウルル登頂は叶わなくて哀しくも辛い…悔しい思いも捨てきれずにはおりますが、それでも現地に行き、直に触り、ウルルの現状を知り、現地原住民アナング族の方の気持ち等も聞いたら、それはそれで満足しました。
やっぱりその場に行かなければ見えてこないもの感じられないもの、ガイドブックやテレビからは伝わらないものを感じられることこそが、旅行の醍醐味だとつくづく思いました。
2013年のブラジル旅行以来5年ぶりの海外旅行でしたが、開眼させられ、火が点いたようにまた行きたくてたまりません!できたらまた、色々お手配頂いた御社の森様にご相談させてもらいたいなと思っております。
本当に良い旅をありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいします。
カンタス航空利用!ケアンズ&エアーズロック、Wi-Fiレンタル付!
このツアーは完売しました