シドニーに行ったら見逃せない!定番観光ポイントから最新人気イベントまで
オーストラリアのシドニーは、観光客に人気の独創的な形をした「オペラハウス」や市内中心部から比較的アクセスが便利な自然豊かな「ブルーマウンテン」などの観光スポットも目白押し。2000年に開催されたシドニーオリンピックをはじめ、さまざまな文化的なイベントが開かれることでも注目を浴びており、近年は世界中の観光客が訪れる盛大なイベントが開催されています。今回はシドニーの人気観光スポットや参加してほしいイベントを厳選してご紹介します。
シドニーに行くなら要チェック!観光ポイント
真っ青な空とどこまでも続く海、都会的でありながら、自然もたっぷり楽しめる魅力的なシドニー。
シドニーのシンボルとも言える「オペラハウス」や「ハーバーブリッジ」を見ながら、おしゃれなレストランで食事ができちゃうなんて、まさにシドニー観光の醍醐味。シドニーは湾岸都市のため、地元で獲れた新鮮な魚介を使うグルメが美食家の間でも話題。さらに農作物が良く育つ環境に合っている気候は、オーストラリア産の絶品ワインを産み出してくれます。
さらに、シドニーから少し足を延ばせば、そこには手つかずの神秘に包まれた世界遺産「ブルーマウンテンズ」が広がります。そのほかにも、世界中のアーティストが注目する祭典「ビビッド・シドニー」やシドニー市民も待ちきれない「年越し花火」などイベントも盛りだくさんの都市なんです。
シドニーといえばココ!「オペラハウス」
オーストラリアと聞いた時に「オペラハウス」が頭に浮かぶ方も多いのではないでしょうか?建築デザインコンペで選ばれたデンマーク人建築家ヨーン・ウツソン氏のデザインが採用され、1973年に完成したオペラハウス。最大の高さ183m 、総面積1.8ヘクタールを誇る美しい近代的な建築物は、シドニーの象徴とされています。
シドニーのシンボルの1つ「オペラハウス」
内部には、フルオーケストラのコンサートが開かれるホール、劇場、ビストロやオフィスもあり、現在は複合施設として利用されています。屋根部分には、およそ105万枚を超えるスウェーデン製の純白のタイルが使用されており、斬新で美しい外観が一際目を引きます。
2007年にはユネスコ世界文化遺産にも登録され、シドニーを訪れた際には必ず立ち寄るべきスポットとされています。
オペラハウスまでのアクセス方法
シドニー中心部から徒歩での移動も可能ですが、所要時間は40分ほどかかります。ウォーキングしながらシドニーの景色を楽しみたい方におすすめの移動方法です。セントラル駅からエリザベス通りを北方向に進むとオペラハウスに到着できます。
オペラハウスまでのアクセスは、主に電車、バス、タクシーのいずれかを使用すると便利ですよ。
オペラハウスまでのアクセス:電車
電車で移動する場合は、シドニー中心部のセントラル駅から乗車します。オペラハウスの最寄り駅は「サーキュラー・キー駅」。17番ホームから乗車し、8分程で駅に到着です。サーキュラー・キー駅に到着したら、改札を抜け、海沿いを歩いて約10分でオペラハウスに着きます。
オペラハウスまでのアクセス:バス
シドニー中心部は、片道AU$2.40とリーズナブルに移動できるバスでの移動もおすすめです。
セントラル駅内でバスのチケットを購入し、バス乗り場に移動します。チケットを購入する際にオペラハウスへ行きたいと伝えると乗り場を教えてもらえますよ。バスに乗車し10分弱、7駅目のブリッジストリート駅で下車したら、オペラハウスまで15分程歩いて到着です。
オペラハウスまでのアクセス:タクシー
電車やバスは、少し心配という方におすすめなのがタクシーでの移動です。セントラル駅前のタクシー乗り場に常時待機しています。
治安の比較的良いオーストラリアでは、安心してタクシーを利用することができます。およそ片道AU$20ですが、所要時間も約10分とすぐに到着できる魅力もあります。
オペラハウスへのアクセスマップ
シドニーのランドマークの1つ「ハーバーブリッジ」
「オペラハウス」と「ハーバーブリッジ」の両方ともシドニーのフォトジェニックスポットとして注目されているので、ぜひセットで訪れてください。
1932年に完成したこのブリッジはオペラハウスよりも歴史が古く、4本の塔と美しいアーチ状からなる橋。およそ49mの巨大な幅員は、ギネスブックにも掲載されています。その見た目から「コートハンガー」とも呼ばれており、シドニー市民のジョギングコースや通勤に使用されているなど、地元の方にも親しまれているスポットです。
歩行者専用道路は、無料で美しい景観が楽しめます。南側の塔にある「パイロン展望台」(有料)には、ハーバーブリッジの歴史を知ることのできる貴重な展示物が納められた博物館があります。展望台からの眺望は、言葉を失うほど。インスタ映えすること間違いなしです。
中心部から少し足を延ばして訪れたい「ブルーマウンテン」
都会的なシドニー観光を味わった後は、オーストラリアの壮大な自然が体感できる「ブルーマウンテンズ」へも足を延ばしてみませんか?
ブルーマウンテンズは、世界遺産に指定されたおよそ4,000kmの広大な国立公園。爽やかなユーカリの香りが漂うユーカリの森が目の前に広がり、蒸発したユーカリオイルが太陽の光が反射することで青い霞のように山々を覆う様は幻想的です。
ブルーマウンテンの「スリーシスターズ」
ガイドブックでもよく取り上げられているブルーマウンテンズの観光ポイント「スリーシスターズ」は、自然に作り上げられた900m超の高さの3つの奇岩。アボリジニの伝説の中でも語り継がれている岩です。
またブルーマウンテンズ近くにあるカトゥーンバ・シーニックワールドでは、ブルーマウンテンズの急勾配を走り抜ける「シーニック・レイルウェイ」と呼ばれるトロッコなどの乗物が楽しめます。ここに来たらシーニックワールドのアトラクションには必ず挑戦してほしいですね。
シーニックワールドのアトラクション「シーニック・スカイウェイ」
マイナスイオンたっぷりの原生林の遊歩道を歩きながら、世界最古の鍾乳洞「ジェノラン洞窟」へ。長い年月を掛けて作り上げられた鍾乳洞の美しさは、息を飲むほどです。
気軽に散策がてら、透き通る美しさの青い湖「ブルーレイク」へも合わせて訪れてみてください。
ブルーマウンテンズまでのアクセス方法
ブルーマウンテンズまでは、電車またはレンタカーでの移動が一般的です。
ブルーマウンテンズまでのアクセス:電車
シドニー市内中心部のセントラル駅から電車で向かいます。全席自由、およそ2時間でブルーマウンテンズの玄関口「カトゥーンバ駅」に到着です。この駅で下車して歩くこと20分弱で展望台に着くことができます。
またカトゥーンバ駅からバスでブルーマウンテンズに向かうことも可能です。主要な観光スポット29ヵ所を巡るオープントップのバスやインスタ映えするトラム型のレトロなデザインのバスなどが走行しています。どのバスも30分~1時間の間隔で運行されています。
ブルーマウンテンズまでのアクセス:レンタカー
時間に縛られることのない自由な移動を楽しみたい方は、レンタカーでの移動も可能です。国際免許証が必要になりますが、オーストラリアは日本と同じ左側通行なので、ほかの国で運転するよりも日本人にとっては走行しやすいかもしれません。
シドニー中心部からグレートイースターンハイウェイを1時間ほど走るとカトゥーンバに着きます。さらに約1時間、ブルーマウンテンズに向かい道なりに走行すれば到着です。
ブルーマウンテンズへのアクセスマップ
毎年恒例のイベント「ビビッド・シドニー」
「ビビッド・シドニー」はシドニーで盛大に行われるイベントの1つ。南半球最大の冬の祭典と呼ばれ、5月下旬~6月中旬にかけて毎年約20日間開催されています。開催当初は、サーキュラー・キーの「オペラハウス」や「ハーバーブリッジ」のみで行われていましたが、現在では「タロンガ動物園」や「キングスクロス」などシドニー市内43ヵ所がライトアップされます。
日中の美しい湾岸都市のシドニーから一変、サンセットともに開催される「ビビッド・シドニー」では、純白のオペラハウスは鮮やかなプロジェクションマッピングで彩られ、ハーバーブリッジはLEDライトの眩い光に照らされます。
「ビビッド・シドニー」ただのライトアップイベントではありません!
あらゆる場所がライトアップされるだけではないビビッド・シドニー。このイベントでは世界の著名な作曲家やアーティストなどが集結し、パフォーマンスを披露します。そのパフォーマンスが「壮大で想像以上だ」と話題となり、オーストラリア国民はもちろんのこと、世界中の観光客までも魅了するようになりました。
子供から大人にも人気があるピクサー・アニメーションが協賛する『アイディア』のイベントでは、コミカルなダンスを繰り広げるキャラクターがプロジェクションマッピングで登場するなど、シドニー全体が宝石のような美しい光と音楽に包まれます。毎年さまざまなコンセプトでイベントが繰り広げられるビビッド・シドニーは、インスタ映えするイベントとしても話題です。
「ビビッド・シドニー」の観光ポイント
ビビッド・シドニーのなかでも一番ライトアップが美しい観光スポット、それはオペラハウスとハーバーブリッジ周辺です。この時期限定の光り輝くハーバーブリッジの「クライムツアー」では、LEDが付いたベストを着用してアーチを登り、134mから光に包まれたシドニーの夜景を見下ろすことができます。
市内のライトアップは18:00~ 23:00まで。週末の金曜と土曜日の20:00には打ち上げ花火があるので大変混雑します。
「ビビッド・シドニー」での注意点
治安の良いシドニーですが、パスポートや財布などの貴重品はウエストポーチなどしっかりと身に着けられるようなバッグなどで管理するようにしましょう。
「ビビッド・シドニー」が行われる5月下旬~6月のシドニーは冬。都心部のシドニーといえど、夜の野外は冷えます。ダウンジャケットなどの防寒具の着用をおすすめします。子供連れのベビーカー移動の場合は、眠っても大丈夫なようブランケットを持っていくと良いですね。
シドニーで年越しをしよう!一大イベント「年越し花火」
シドニーの年末イベント「年越し花火」
シドニーのイベントでおすすめしたいイベントがもう1つ。それは大晦日の「年越し花火」です。シドニーの年越し花火は世界的にも有名で、世界中の観光客が訪れます。大晦日の18:00からシドニー湾では、航空ショーやライトアップ、噴水ショーなど目白押しです。先住民アボリジニによるパフォーマンスの公演も行われるので、オーストラリア国民にとっても観光客にとっても嬉しいイベントです。
21:00からオペラハウス周辺ではライトパレードが行われ、日付の変わる24:00には壮大な花火の打ち上げが行われます。この時期に合わせてシドニー市内のホテルや観光スポットでは、さまざまな大晦日パーティーイベントを用意。シドニー湾のクルージングツアーでは、食事やオーストラリア産のワインを堪能しながら、花火や魅惑のライトショーなどを楽しめる企画もあります。
「年越し花火」イベントの観覧ポイント
シドニーの「年越し花火」の目玉と言えるのが、花火大会の最後を飾る「ナイアガラ」。ハーバーブリッジから花火がナイアガラの滝のように流れ落ちることから、この名が付きました。オペラハウス周辺からの眺めが一番良く、大変混雑します。定員に達すると、入場ゲートが閉鎖されるので早めの行動をおすすめします。
年末のシドニーは夏ですが、日が沈むと肌寒くなってきます。ひざ掛けやブランケット、羽織りものなどの防寒グッズも持っていると安心です。
シドニー旅行は計画的に!
魅力的な観光スポットがたくさん詰まったシドニー。せっかくシドニーを訪れるのであれば、計画的に効率良く、観光を楽しみたいですね。
シドニーはコンパクトに観光地を巡ることができるので、到着日などは比較的アクセスしやすいシドニーCBDのショッピングやシドニータワー周辺巡りがおすすめです。早朝から活動できる日は、ボタニカルガーデンやオペラハウスを散策しながら、おしゃれなカフェでゆったり過ごすのも良いですね。どのエリアもセントラル駅出発で計画を立ててみると時間管理もしやすく、効率的に予定が組めます。ぜひ思い思いの過ごし方でシドニー滞在を計画してみてください。
【出発地別】シドニーへ行くツアー
- 成田発
- 羽田発
- 関空発
- 伊丹発
- 名古屋発