オーストラリアで体感するジブリの世界!エリア別で巡るモデルスポット13選
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『風の谷のナウシカ』をはじめ、『天空の城ラピュタ』、『魔女の宅急便』など年齢を問わず大人気のジブリ作品。ストーリーの面白さはもちろんのこと、その世界観や映像の美しさから何度も繰り返し見たくなりますよね。 作品に出てくる美しい景色やノスタルジックな雰囲気の街を訪れてみたいと感じる人も多いと思います。そんな方におすすめなのが、ジブリ作品の舞台といわれるスポットが点在するオ-ストラリアです。オーストラリアの州別にモデルスポットをご紹介します。
1. 西オーストラリア州にあるスポット
オーストラリア大陸の3分の1を占める西オーストラリア州。特に州都パースは「世界一美しい街」と称されるほど、自然と都会が調和した魅力的な街として人気の観光地です。2019年9月からは全日空がパースへの直行便を新規就航させるため、注目度も高まっています。
『風の谷のナウシカ』ユパと再会する場所
ナンブング国立公園の「ピナクルズ(Pinnacles)」
自然の彫刻、岩の塔ピナクルズ
パースから北へ約250km離れたところにあるナンブング国立公園では、不毛の大地という言葉がピタリと当てはまる風景を目にすることができます。風化によってできた、迫力ある岩の塔ピナクルズが砂漠地帯で突き出ている様子は、主人公ナウシカが師であるユパと再会してキツネリスのテトと出会うシーンを思い起こさせます。
『千と千尋の神隠し』千が銭婆の家に行く時に使う列車①
バッセルトン「バッセルトン桟橋(Busselton Jetty)」
全長約2㎞もあるバッセルトン桟橋
主人公の千が坊とカオナシと共に、海の上を走る列車に乗って銭婆に会いに行くシーンと言われているのが、このバッセルトン桟橋です。白浜のビーチと透明度の高い海、そして沖にむかってのびる桟橋は、完璧なフォトジェニックな風景。
南半球最大規模と言われる桟橋は歩いて渡ることもできますが、ジブリファンにおすすめなのは、桟橋の上を走る小型列車での移動です。千の目線で海を眺めてみてはいかがでしょうか。
2. ノーザンテリトリー州にあるスポット
オーストラリア北部の準州であるノーザンテリトリー州は、太古からアボリジニ文化が息づき、大自然を満喫できるエリアです。
『風の谷のナウシカ』ナウシカが住んでいる風の谷
ウルル=カタ・ジュタ国立公園の「カタ・ジュタ(Kata Tjuta)」
アボリジニの聖地でもあるカタ・ジュタ
この国立公園で有名なのはウルル(エアーズロック)ですが、ナウシカが住む風の谷の舞台とされているのは、カタ・ジュタと呼ばれる20kmにおよぶ古代の岩石群です。実際に、2つの巨大岩石の間を抜ける「バレー・オブ・ウィンズ(風の谷)」と呼ばれる道があり、吹き抜ける風を感じながら散策することができます。
3. クイーンズランド州にあるスポット
オーストラリアの北東部に位置しており、世界自然遺産のグレートバリアリーフなどのリゾート地があることでも有名です。
『天空の城ラピュタ』ポムじいさんと出会う洞窟
スプリングブルック国立公園の「ナチュラル・ブリッジ(Natural bridge)」
幻想的な土ホタル
ゴールドコースト郊外のスプリングブルック国立公園内にあるナチュラル・ブリッジは、数百万年かけて滝が岩を刻むことで作り上げた自然のアーチ。そこに生息する土ボタルが洞窟内を照らす様子が、シータとパズーがポムじいさんと出会う洞窟の舞台と言われています。満天の星空のような景色は、まるで散りばめられた飛行石のように幻想的です。
『天空の城ラピュタ』伝説のラピュタ
ケアンズの「パロネラ・パーク(Paronella park)」
ラピュタの世界観とマッチする風景
ラピュタにたどり着いたシータとパズーが、ロボット兵に連れて行かれた先で目にした、緑に覆われた庭園や古びた建物の風景が、パロネラ・パークと言われています。亜熱帯雨林のジャングルの中に建つ古城など見どころは多く、現在は州の重要文化財に指定されている観光スポットです。
4. ニューサウスウェールズ州のスポット
オーストラリア南東部にある州で、州都シドニーはオペラハウスやハーバーブリッジなどの観光スポットで有名です。
『魔女の宅急便』キキが寝てしまった夜行列車
大陸横断鉄道「インディアン・パシフィック号」
3泊4日かけて大陸を横断する『インディアン・パシフィック号』
物語冒頭、天気予報が外れて大雨に遭遇してしまったキキが、黒猫のジジと共に停車中の貨物列車に乗車して寝てしまうシーン。この列車のモデルのひとつが、シドニー・パース間を結ぶ大陸横断鉄道「インディアン・パシフィック号」です。作品内では貨物列車ですが、実際は寝台列車です。車窓からの壮大な景色を眺めつつ、のんびりと旅を楽しんではいかがでしょうか。
5. ビクトリア州にあるスポット
オーストラリア南東部に位置する州。州都のメルボルンは、緑あふれる公園が数多く、歴史的建造物が立ち並ぶオシャレな街として有名です。
『魔女の宅急便』象徴的な時計台①と路面電車
メルボルン「フリンダース・ストリート駅(Flinders Street Station)の時計台」とトラム
ヨーロッパ風の時計台
キキが、ひとり立ちのため新たな生活をスタートさせる街「コリコ」にある時計台のモデルのひとつが、この「フリンダース・ストリート駅の時計台」と言われています。オーストラリア国内初の駅で、歴史ある建造物のひとつです。夜にライトアップされた姿はとても幻想的と評判です。時計台は有名な正面側ではなく、反対側に位置しているのでご注意を。
メルボルン市内を走るトラム
また、物語の前半、コリコにやって来たばかりのキキがトラムにひかれそうになった印象的なシーンは、メルボルンのトラムがモデルのひとつと言われています。現在は新型の路面電車も各種登場していますが、映画に出てきたような旧型の赤茶色のトラムもまだ運行しています。
『紅の豚』ポルコの隠れ家
ポートキャンベル国立公園の「ロック・アード・ゴージ(Loch Ard Gorge)」
透明度の高い海と白い砂浜
メルボルンの南西に位置し、世界で最も美しい海岸道路と呼ばれるグレート・オーシャン・ロード沿いに広がるのが「ポートキャンベル国立公園」です。その一角にある、岩壁に囲まれた静かな入り江「ロック・アード・ゴージ」が、主人公ポルコがアジトにしていた場所のひとつです。
白い砂浜に打ち寄せる静かな波を見ていると、ラジオを聞きながらサマーベッドでくつろぐポルコの様子が目に浮かんでくることでしょう。
『もののけ姫』犬神モロとアシタカが語るシーン
グランピアンズ国立公園の「ザ・バルコニーズ(The Balconies)」
モロの住処によく似ている
メルボルンの西に位置するグランピアンズ国立公園内のザ・バルコニーズ。動物が大きく口を開けているようにも見える不思議な形の岩があり、背後に広がる緑豊かな大自然とともに、その迫力に圧倒されること間違いなしのスポットです。岩に悠然と座った犬神モロとアシタカが眼下に広がる森を見つめながら話をする有名なシーンの舞台と言われています。
6. タスマニア州にあるスポット
オーストラリア南方海上にある州で、「世界一空気がおいしい場所」と国連にも認定されるほど、緑豊かな森林と澄み渡った海など大自然に恵まれています。
『魔女の宅急便』キキが住む街
タスマニア州の州都「ホバート(Hobart)」
街並みが可愛らしいホバートの街
ホウキに乗ったキキがひと目ぼれした街とされているのがホバートです。カラフルな家々が連なる市街地と、緑豊かな自然との調和が美しいホバートの街は、ダーウェント川のほとりにあります。毎週土曜日にサラマンカ・マーケットが開催され、地元野菜やタスマニア産の工芸品などを買うことができます。
『魔女の宅急便』キキが居候していたグーチョキパン店
ロス・タスマニアにある「Ross Village Bakery」
おソノさんが経営する小さなパン屋さん「グーチョキパン店」のモデルと言われている店です。カウンターには、様々な種類のパンやパイが並んでおり、バニラスライスと呼ばれる甘いケーキのようなパンは、甘さ控えめで一番人気です。
また、宿泊施設でもあるこの店には「キキの部屋」と名付けられた部屋があり、実際に宿泊も可能です。映画に出てくるような、屋根裏部屋は雰囲気たっぷり。部屋に赤いリボンのついた箒が置かれているのも嬉しいポイントです。
『魔女の宅急便』象徴的な時計台②
ローンセストンにある「ローンセストン中央郵便局(Launceston Post Office)の時計台」
街のシンボル的存在の時計台
前出の時計台のもうひとつのモデルと言われているのが、ローンセストン中央郵便局にある時計台です。1909年に建設されて以降、街の人々に愛されてきました。とても趣のあるレンガ造りの時計台は、キキの住む街で存在感を放っていたそれにとてもよく似ています。
7.南オーストラリア州のスポット
オーストラリア南部にある、アウトバックと呼ばれる広大な荒野で有名な州で、エミューやカンガルーなどの野生動物も見られる自然がいっぱいのエリアです。
『千と千尋の神隠し』千が銭婆の家に行く時に使う列車②
ヴィクター・ハーバー(Victor Harbor)のグラニット島へ渡る桟橋
海の上をゆったりと走るトラム
前出の列車のモデルのもうひとつが、ヴィクター・ハーバーにあるグラニット島へ渡る桟橋(グラニット・アイランド・ロード)です。こちらは、馬がひくレトロなトラムで橋を渡れるのが特徴です。どちらの桟橋がより作品に近いのか、実際に比べてみるのも良いかも!? 島では季節によってはホエールウォッチングを楽しむこともできます。
ジブリのモデルスポット13選マップ in オーストラリア
ジブリの世界を体感!オーストラリアへ行くツアー
いかがでしたか?実は、ジブリが「ここが舞台です」と正式に発表している作品はほとんどありません。いろいろな場所を参考に独自の舞台を作り上げているかもしれませんし、場所をはっきりさせないことで観た人の感性に任せているのかもしれません。ただ、ここが舞台であるかもと想像しながらその地を訪れるのは、胸が高鳴ります。ぜひ作品を思い出しながら、その風景を堪能してください。
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