美しい珊瑚の島「ヘロン島」!基本情報や魅力のアクティビティ!
「オーストラリア」と言えば、美しいグレートバリアリーフを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。グレートバリアリーフのなかでも美しいダイビングスポットが数多く存在する「ヘロン島」は、まさにダイビング天国!カクレクマノミや稀少なウミガメにも出合える『ファインディング・ニモ』の世界が現実に広がるヘロン島は、アクティブにも、ゆったりリラックスして過ごしたりもでき、ニーズに合った滞在が可能。今回は、美しい島「ヘロン島」の基本情報やおすすめアクティビティをご紹介します。
ヘロン島はどこにある?
広大な美しいグレートバリアリーフ
オーストラリアのクイーンズ州のグラッドストーン海岸からおよそ80kmのところに位置するヘロン島は、島の総面積が約16ha。40分ほどで島を一周できてしまうほど小さな有人島です。
オーストラリアに登録されているグレートバリアリーフのほぼ中心に位置するヘロン島は、美しい珊瑚で出来上がった小さな楽園。広大な美しいグレートバリアリーフに囲まれている魅力的な島は、自然を保護する観点から島に1軒のみあるリゾートホテルを除いたほとんどのエリアが国定公園に定められています。
またこのリゾートを訪れる滞在者以外は受け入れをしていない&日帰りで訪れることができない特別なラグジュアリーリゾートです。現在、日本からの観光客はほとんど訪れていないヘロン島は、海以外にも美しい自然が豊富。絶滅危惧種に指定されているウミガメの産卵など日本ではなかなか体験できないような神秘的なアクティビティも注目されています。
ヘロン島のアクセス
フェリーか水上飛行機にてヘロン島へ
日本からヘロン島には直行便がないため、オーストラリア南部の玄関口「ブリスベン」に到着した後、ブリスベンからグラッドストーン空港に乗換え後、フェリーか水上飛行機にてヘロン島をめざします。
フェリー移動
グラッドストーン空港に到着後、シャトルバスでフェリー乗り場へ移動。空港から15分ほでど到着。往路2時間、復路3時間のフェリー移動でヘロン島に到着できます。フェリーは1日1便のみとなるため、しっかりとスケージュールの確認をしましょう。
水上飛行機での移動
グラッドストーン空港から水上飛行機にて約30分の移動でヘロン島に到着できます。美しい島々を上空から眺められることもあり、非常に人気の高い移動手段です。
ヘロン島の天候
ヘロン島は南国の亜熱帯性気候
日本とは真逆の季節が特徴的なオーストラリア。東西に伸びる広大な国土を持つオーストラリアは、エリアによって気候も異なる魅力もあります。グレートバリアリーフの中央に位置するヘロン島は、一年を通してマリンアクティビティが楽しめる南国の亜熱帯性気候です。年間を通して300日を超える晴天率の高さもあり、季節を問わず観光に適しています。
ヘロン島の年間気温
ベストシーズンは、10~12月が特におすすめの時期です。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
平均最高気温 | 30℃ | 30℃ | 29℃ | 27℃ | 25℃ | 22℃ | 22℃ | 23℃ | 25℃ | 26℃ | 28℃ | 29℃ |
平均最低気温 | 25℃ | 25℃ | 24℃ | 22℃ | 20℃ | 18℃ | 17℃ | 18℃ | 19℃ | 21℃ | 24℃ | 23℃ |
4~11月は雨が少ない乾季
グレートバリアリーフでも南部に位置するヘロン島は、カラッとした南国の亜熱帯性気候に属します。年間を通して晴天率の高いので、サングラスや日焼け止めは必須です。こまめに水分補給をすることも忘れずに、アクティビティを楽しみましょう。
12~3月は雨季の時期
日本の梅雨とは違い、短時間にザっとスコールと呼ばれる雨が降り、カラッと晴れるのでアクティビティにはそれほど影響はありません。雨季も極端に気温が下がることはないヘロン島ですが、朝晩は冷えることもあるので薄手の長袖のカーディガンなどの羽織物を準備すると安心です。
日本とヘロン島の時差
オーストラリアのクイーンズ州にあるグレートバリアリーフの時差は日本よりも1時間早い計算になりますが、このヘロン島のみ独自の時間を使用していることから、日本の時差は2時間早くなります。日本が正午の時、ヘロン島は午後2時になるので注意が必要です。
ヘロン島滞在におすすめ「ヘロン アイランド リゾート」
ヘロン アイランド リゾートの客室/イメージ(ヘロン アイランド リゾート公式HPより)
オーストラリア当局が定めた厳しい保護制限のあるヘロン島は、年間の来訪者数が決められており、この島に上陸を許されるのは「ヘロン アイランド リゾート」の宿泊者のみとされています。それだけに滞在するゲストのおもてなしは、贅を極めた「ワンアイランド・ワンリゾート」にふさわしく、すべてにおいて満足ができる至福の滞在となることでしょう。
清潔感のある真っ白なコテージに用意された客室は、アーバンリゾートの上質な調度品のみのシンプルなインテリア。オールインクルーシブのこの施設では、滞在に必要な料金がすべて組み込まれているので、財布を持たずにゆったりとした気持ちで過ごせる点も観光客に人気です。
グレートバリアリーフの海を眺めながら食事(ヘロン アイランド リゾート公式HPより)
メインレストランは1軒のみですが、朝食のビュッフェやランチ、ディナーもささまざまなメニューのバリエーションが豊富なため、長期滞在でも飽きることがありません。また、ビーチでのランチをご希望される方には、追加料金でピクニックランチを頼むこともできます。
身も心もリラックスできる「アクアソウル・スパ」で癒される!
リゾート内のスパで、心身ともに癒される至福の時間を(ヘロン アイランド リゾート公式HPより)
またリゾート内のスパも充実していて、カップルで施術可能なカップルルームも完備されています。天然成分と海洋生物の厳選されたエッセンスを使用した美容効果の高いコスメを使用するマッサージは、心身ともに癒される至福の時間。フェイシャルとボディ全身を揉みほぐす究極のリラクゼーションを体感できます。
リゾートの宿泊者限定!貴重なヘロン島体験を
アニバーサリーにおすすめのサンセットクルーズの手配も可能
専門ガイドによる解説付きの島内散策「アイランドエコロジーウォーク(無料)」や海の美しさにも負けない輝きを誇る星空の「天体観測(無料)」などファミリーで楽しめる企画も充実しています。また7~12歳までのお子さま向けの「キッズプログラム(有料)」も用意されています。
また記念日などにおすすめしたい「サンセットクルーズ」や「ヘリコプターフライト」の手配も可能。ヘロン島でロマンティックなアクティビティ体験をしてみませんか?
ヘロン島の豊かな海で大満足のアクティビティ!
グレートバリアリーフの美しい海
グレートバリアリーフの中にあるヘロン島では、やはり美しい海でのアクティビティがおすすめです。初心者から上級のダイバーまで満足できるようなスポットが豊富なので、きっとお気に入りのアクティビティが見つかるはずです。
初心者でも安心!シュノーケル体験
安心してシュノーケル体験することができる
ヘロン島周辺にはシュノーケルスポットがたくさんあり、初めての方向けのレッスンなども常時開かれているので安心して体験することができます。島のスタッフに尋ねればレベルや希望に合わせておすすめのシュノーケルスポットを教えてくれます。
泳ぎが苦手な方&ファミリーにおすすめ「水中観光船」
ファミリーにおすすめ「水中観光船」
水に潜るのが苦手な方や小さな子供連れのファミリーにおすすめしたい「水中観光船」。船底がガラス張りになっているので、船の中から海洋生物の様子を観察できます。グレートバリアリーフには、カラフルな魚や稀少なウミガメ、エイなどがたくさん生息しており、水に濡れることなく水中散策を楽しめます。
海洋生物の宝庫ヘロン島の充実したダイビング!
普段はなかなか見られないユニークな海洋生物に出合えるかも!
ダイビングスポットに位置するヘロン島では、やはりダイビングは外せないアクティビティ!レベル分けされたダイビングレッスンやツアーが開催されているので初心者の方も安心です。誰でも自分のレベルにあったダイビングが楽しめることもあり、ヘロン島を訪れてからダイビングの魅力にハマったという旅行者も多いとか。
グレートバリアリーフの中にある島の周辺には20を超える美しいダイビングスポットがあります。そのため長時間の移動が必要なく別のダイビングスポットへ行けるので、ダイバーの憧れの地として知られています。
ウミガメの産卵地「ヘロン島」
グレートバリアリーフに生息するウミガメ
ホテルエリアを除いた島内には手つかずの自然が多く残り、毎年11~3月にはウミガメが夜のビーチで産卵する様子を見られることも。絶滅危惧種のウミガメの産卵は非常に貴重ですが、ヘロン島では高確率で産卵の様子を観察できるそうです。
ウミガメの赤ちゃん
自らの力で殻を割り、海へ這っていく可愛らしいウミガメの赤ちゃんが孵化するのは1~3月にかけての時期です。
豊かな自然が育んだ美しいバードウォッチング体験!
ヘロン島の名前の由来にもなった「リーフヘロン」
ヘロン島の名前の由来にもなった「リーフヘロン」をはじめ、多くの野鳥が生息しているこの島では、ダイビングに次いで、バードウォッチングも人気アクティビティです。
グレートバリアリーフには大小の島々が点在していますが、ほかの島では美しい野鳥の群れをなかなか目にすることができないため、バードウォッチャーの間でも大変有名な島の1つです。
ヘロン島で優雅な時間を
自然と生命の神秘について深く体感できるヘロン島
今回は宿泊者のみの滞在が許可されるヘロン島の基本情報やおすすめのアクティビティをご紹介しました。まだまだ日本人観光客の少ないリゾート地ですが、美しいコバルトブルーのグレートバリアリーフに囲まれた魅力的な場所です。
ダイビングスポットでの稀少な海洋生物との出合いのほか、ウミガメの産卵や美しい野鳥など自然と生命の神秘について深く体感できるヘロン島での滞在を楽しんでみませんか?