チェンマイ旧市街のランナー様式ホテル「デ・ナガ ホテル チェンマイ」宿泊記
タイの古都チェンマイ。城壁に囲まれた旧市街にあるランナー王朝時代の寺院建築「ランナー様式」で建てられたホテル「デ・ナガ ホテルチェンマイ(De Naga Hotel Chiang Mai)」に宿泊し、濃厚なチェンマイ空間とスタッフの優しいホスピタリティを堪能しました。
タイの古都チェンマイ旧市街「ターペー門」の利便性
タイ・バンコクの北方約720km。タイ第2の都市チェンマイは、1296年にランナー王朝の初代メンラーイ王の命により「新しい首都」として、ピン川沿いに建てられた古都。以来「北方のバラ」と称される美しい街並みと穏やかな雰囲気が、世界中の旅行者を虜にしています。 チェンマイの中心地にある旧市街は、13世紀に造られた当時の城壁に囲まれ、はるか昔、タイの首都だった趣きを今も残しタイムスリップしたような不思議な感覚になります。
旧市街を守るお堀
旧市街はチェンマイを代表する寺院が数多く集まり、かわいらしいカフェやレストランも集まる観光の要所。そしてチェマイには市内を網羅する地下鉄やバスがないため、市内交通はロットデーン(赤バス)と呼ばれる乗り合いバスか、乗り合いバスのチャーター、バイクタクシーやトゥクトゥクがメインとなります。 一番安価で便利な乗り物は旧市街をぐるぐると巡回しているロットデーン。とはいえ旧市街の入りくんだ場所には行かないので、ロットデーンが停車する東西南北にある門の近くに宿泊するのが、チェンマイ旅行を成功に導くポイント。
チェンマイ旧市街には4つの門がある
その中でもおすすめはターペー門。ナイトバザールやピン川沿いのおしゃれエリア巡りにも近く、コムローイ祭りや年末年始のカウントダウンでは市民や外国人が集まり、この近くでコムローイを一斉に上げるため、わざわざコムローイ祭り会場に行かなくても素晴らしいひと時が過ごせます。
ターペー門
ターペー門のすぐ近く。寺院のようなホテル「デ・ナガホテルチェンマイ」
京都の通じる?竹林の奥にひっそりと佇む寺院のようなホテル
1296年にはタイの王朝であり、首都だったチェンマイ。日本で言うと京都と同様の存在です。思わず京都を思い出してしまうような竹林の奥にある「デ・ナガホテルチェンマイ」は、バイクや車の音が響き渡るターペー門から徒歩2分ほどの距離にありながらでありながら、静寂に包まれています。
竹林の奥は静寂の世界
竹林を抜けると、誰もが寺院と間違ってしまいそうな荘厳な雰囲気の建物が迎えてくれます。これが「デナガ ホテルチェンマイ」です。
①ランタンの向こうに浮かび上がるランナー様式ホテルのホテル
賑やかな場所にあるはずなのに鳥の声しか聞こえない
ロビーはまるでアートギャラリー
天井の高いエントランスに足を踏み入れて、思わず言葉を失います。歴史を感じさせる飴色の床、アンティーク家具や装飾品は古き良きチェンマイにタイムスリップしたかのよう。民族衣装に身を包んだスタッフたちが笑顔で対応してくれます。
ホテルのフロントという概念はどこにもない
貴重な美術品が惜しげもなく飾られている
国民に愛されたラマ9世が見守るロビー。ハーブウォーターのサービスも
ウェルカムドリンクはレモングラスティー。タイの空間に浸りながらいただく爽やかなお茶は「チェンマイに来たんだなあ」という高揚感をより高めてくれます。
1日中寛いでいたいロビー
トータルコーディネートが素晴らしい!芸術的な客室
「デ・ナガホテルチェンマイ」の客室はデラックスルーム、プレミアデラックスルーム、グランドデラックスルーム、そしてナガ・スイートの全4種。。一番スタンダードなデラックスルームは、公表されている33m2より狭い部屋もあり、少々暗い印象。ホテルで寛ぎたいという人はプレミアデラックス以上の客室を予約すること。料金差がほとんどないにも関わらず広さも格段にアップします。
おすすめ!窓辺にソファーがあるプレミアデラックスルーム
一番おすすめしたい客室はプレミアデラックスルーム。窓辺にソファがありスイートルーム以外では一番の寛ぎ度。ソファのない客室もあるそうなので、必ずリクエストをしましょう。
プレミアデラックスルームは窓辺にソファスペースがある客室をリクエスト
バスタイム後のビール1杯にうれしいスペースですが、このホテルはどのタイプの客室も共通のコンプリメンタリーとしてネスプレッソで美味しいコーヒーがいただけるということもあり、ゆったりとコーヒーが飲めるスペースはマスト。
ホテルの客室はソファがあるかないかで、印象も寛ぎ度も変わります。
ネスプレッソで美味しいコーヒーを無料でいただける
ランタン調のランプに照らされ、のんびりと
バスルームの広さに驚くグランドデラックスルーム
ワンランク上のグランドデラックスルームは、広々とした空間に、キラキラと輝くガラス細工かわいらしい客室。無駄な家具を一切排除したシンプルさを売りとしているため、残念ながらソファはなし。ベッド以外は鏡台と一体化したデスクのみ。
無駄ものを排除したシンプルなグランドデラックスルーム
特徴は大きなバスルーム。デザイナーズホテルには珍しいバスタブとシャワーブースが分かれたラグジュアリーホテルタイプ。他の客室はユニットバスタイプなので、観光の後のバスタイムが大切な人は、この客室がおすすめ。
20㎡はあるバスルーム
抹茶の香りのシャンプー・コンディショナー・ボディソープ(全室共通)
神蛇ナーガが見守るデザイナーズホテル
共有スペースにはホテルの名前にもある蛇神「ナーガ」が鎮座。夜この中庭でビールを飲みながら語らうゲストの姿も見かけます。
中庭には蛇神ナーガの迫力ある姿が!
ナーガはいたるところで、ゲストを見守ってくれています。柱に巻き付く細やかなナーガの細工をご覧あれ!隅々まで徹底されたタイ伝統の建築とデザイナーズホテルの融合が見事です。
プールは泳ぐには小さめですが、水流を作る装置があり、ランニングマシーンのようにずっと泳いでいられる仕掛けがあります。
柱に巻き付くナーガの姿が優美
夕方はハッピーアワー。ドリンクが半額になりゲストで賑わいます
間接照明で控えめに照らされた夜の廊下は、ますます神秘的です。
ホテルとは思えないアートかつ神秘的な造り
ホテルメイドのクロワッサンが最高に美味しいカフェ「WING26」
朝食はホテルの敷地内にあるおしゃれなカフェ「WING26」でいただきます。同じ敷地にあるホテルカフェとはいえ、ここだけは全く異なるコンセプト。クラシカルな飛行機がぶら下がるユニークなカフェです。
「WING26」。オープンキッチンからの活気が伝わるおしゃれなカフェ
スタッフが常に料理をチェック。
特にホテルメイドのパンは焼き立ての上、とても美味。クロワッサンはさくさくで、バターの風味を存分に楽しめます。同じくホテルメイドのジャムには珍しいマンゴージャムもあり、ザクザクした果実の食感がそのまま残っています。
デニッシュ・クロワッサンの生地作りのレベルが高い!タイもここまで来たか
果実感がそのまま残るマンゴージャムほか、ジャムも手作りするこだわり
街カフェとしての利用もOK。使い勝手が良い「WING26」
「WING26」はホテルのゲストのみではなく、地元の人も気軽に立ち寄るカフェ。特にオープンキッチンで焼かれるパンやデニッシュ、クロワッサンは午後になるとタイムセールなども行うため、近くのホテルで働く人たちも購入していきます。手ごろな値段と上品な味付けの料理も同様、つい「ランチはここでも良いか・・・」と出不精になってしまうほど。
新鮮な油と上質なひき肉を使ったちょっといいカフェ飯アレンジのタイ料理でも120バーツほど(約400円)。屋台飯の3倍はしますが、食材の質を考えれば当たり前の価格です。食材を炒める油や、ボリュームもかなり異なる上に、涼しいおしゃれカフェでのんびりと食事をしたい人にはうってつけ。
マッシュルームが入った盛り付けもおしゃれなガパオ
一番ありがたいのは夜はバーとしても使えること。特に女性の一人旅の場合、ちょっと一杯飲みたい、という時に入店を躊躇してしまうこともあるでしょう。この店はホテルのカフェでもあるので、顔なじみのスタッフがおしゃべりの相手をしてくれる上、安全です。
2泊目からはまるで友達のような笑顔と暖かさで接してくれるスタッフが多く、久しぶりにタイの良さを思い出させてくれる人情味あふれるホスピタリティを味わえたホテルです。
夜はテラス席の風が気持ちの良いバーに早変わり
まずは自己紹介からしてくれるカフェのスタッフ
チェンマイの良さは泊まるホテルで決まる!
チェンマイにはたくさんのホテルがあり、旧市街に関しては住宅より宿泊施設の方が多いのではないかと感じてしまうレベルです。
せっかくなら、チェンマイの良さが感じられ、チェンマイの魅力を余すことなく教えてくれるホテルに宿泊してはいかがでしょうか?特にチェンマイに古くから伝わるランナー様式の美しいホテルに身を置き、心優しいスタッフに癒されたり、乗り合いバスに揺られて、お堀の城壁を眺めながら寺院を巡れば、ノスタルジックでゆるーいタイがまだここにあることを知ることができるでしょう。
シンガポール並みに都会化したバンコクや、リゾート客を想定して作られたホテルの多いプーケットも良いですが、タイに長きに渡り残る伝統や人情で癒してくれるチェンマイの魅力を「デ・ナガ ホテルチェンマイ」に滞在して感じてください。
所在地:Si Phum Sub-district,muang Chiang Mai Chiang Mai 50200 Thai
アクセス:ターペー門より徒歩2分
画像出典:①のみDe Naga Hotel Chiang Mai
ホテルのカスタマイズも自由自在!トラベル・スタンダード・ジャパンのチェンマイツアー
魅力溢れるタイの古都、チェンマイへの旅はトラベル・スタンダード・ジャパンにお問い合わせください。トラベル・スタンダード・ジャパンのツアーはホテルのカスタマイズが自由自在。しかも自分で手配すると「ソファのある部屋に泊まりたい」と言った細やかなリクエストのやり取りも面倒ですよね。
デ・ナガ ホテルチェンマイに泊るチェンマイのツアーは、下記にお問い合わせください。
お部屋のランクアップやリクエストまで全てトラベル・スタンダード・ジャパンの「旅のプロ」が手配します。
チェンマイで一番のおすすめは、コムローイ祭りを見に行くツアー。チェンマイのコムローイ祭りは大変な人気で、ホテルも航空チケットも早めに抑えなければ売り切れてしまう大イベントです。コムローイ祭のチケット付のツアーは今のうちの予約がお得。トラベル・スタンダード・ジャパンにお問い合わせください。