宮大工が手掛けた格式高い宿で 源泉かけ流しの天然温泉を堪能する 「山の神温泉 優香苑」
宮大工による美しい建物が印象的な「山の神温泉 優香苑」。東北有数の温泉地 岩手花巻温泉郷のひとつ「山の神温泉」にあるラグジュアリーな温泉宿です。山の神を祀る「山祇神社」があることから名付けられた風情ある温泉地にふさわしい、風格のある宿で贅沢な時間を過ごしてみませんか。
宮大工が手掛けた格式高い建物に滞在する贅沢
一万坪の広大な敷地に、本館と7つの宿泊棟を備える優香苑。これだけの敷地で部屋数は72室という、ゆとりのある造りとなっています。神社仏閣を建てる宮大工が手掛けた館内は、木のぬくもりと日本古来の建築技術を随所に感じられ、趣深い空間が広がります。特に圧巻なのは広々としたロビーの「折上格天井」。古くは将軍や大名宅などに用いられた格式の高い天井で、その重厚感に驚かされます。建物と美しく調和しているのが、目の前に広がる広大な庭園。さまざまな花木が植えられている庭園は、もちろん散策も可能です。四季によって表情を変える様子を肌で感じることができ、ほっこり癒されることでしょう。高級な装いではあるものの、従業員のおもてなしの心が相まって、肩ひじ張らずにくつろげる宿 優香苑。「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選(2018年)」に選出されたことも頷けます。
木の温かみを感じるこだわりの客室
宮大工が丁寧に作り上げた自慢の客室は、和室、和洋室、貴賓室(スイートルーム)など、2020年にオープンした客室を合わせて全72室。天井に縁を組み規則的な模様を作り出した格天井や襖に施された細工など、所々に宮大工の技が光ります。木をふんだんに使っているので、その温かみが心地よく感じられます。また、入浴後や就寝時などで使い分けられるように浴衣が2着ずつ用意されているなど、随所に見られる心遣いも嬉しいポイントです。
最も人気の高い和洋室
8畳の和室とベッドルームの二間ある和洋室は、優香苑で一番人気の客室。和室のやすらぎと洋室の利便性を備えた客室は、「夜はベッドで寝たい」という要望に応えてくれます。昼は足を大きく伸ばしてくつろげる和室でゆったり過ごし、夜はベッドルームで深く眠りにつけば、翌朝リフレッシュできること間違いなし。最大5名まで宿泊できるので、二家族で利用することもできます。
2室のみの豪華な貴賓室(スイートルーム)
「華」「雅」とそれぞれ名付けられた2室のみの貴賓室。いずれも和室、リビングルーム、ベッドルーム、サンルームが備わった豪華な造りとなっています。落ち着いた和室でごろりと寝転がるのもよし、ソファのあるリビングルームでゆったりするのもよし。広々とした室内で思い思いにくつろぐことができます。天蓋付きのベッドが配されたフローリングのサンルームは、お洒落で写真映え抜群です。前面が大きな窓になっているためとても明るく、目の前に広がるのは山が連なる自然の景色。朝は、柔らかな日差しを浴びてスッキリと目覚めることができます。
岩手の地場食材を生かした自慢の料理
優香苑でいただけるのは、国内外の料亭やホテルなどで長年に渡って腕を磨いてきた総料理長の多田義男氏が生み出す懐石料理のコース。前沢牛や岩手牛のほか、花巻の畜産農家が肥育したA5ランク以上の厳選された黒毛和牛「胡四の牛王」やプラチナ豚、地元で収穫した旬の野菜、三陸で獲れる新鮮な魚介類などをふんだんに使って作りだされる料理は、至極の逸品ばかり。コース料理は全部で3種類あり、「優香」「雅」「華月」と風流な名前が付けられています。また、料理を引きたてるお酒の種類も豊富。岩手を代表する「あさ開」や「南部美人」などの地酒や、花巻市で造られているワイン「エーデルワイン」などちょっと珍しいお酒も楽しむことができます。
ブッフェスタイルの朝食で提供される米は、花巻産の「ひとめぼれ」。30種類以上におよぶ和洋食の料理に、ほかほかのご飯が進むこと間違いなしです。また、岩手県内の厳選された生乳を使用し、添加物は一切使用せずに作られる岩泉ヨーグルトも味わえます。
柔らかくとろみのある源泉かけ流しの天然温泉
山の神温泉の泉質は、pH値9.3のアルカリ性単純泉です。とろみがあり肌に触れる感触が心地よいお湯は、皮脂の汚れを落とすクレンジング効果もあります。館内には内風呂と露天風呂がそれぞれ2種類ずつあり、いずれも加水や循環を一切しない源泉かけ流しの天然温泉です。売店で売られている美肌温泉成分と地元岩手の素材から作られた化粧品『山の神せっけん』は、人気商品のひとつなのでぜひ試してみてはいかが?
こもれび乃湯(内風呂)
湯船の天井と前面がガラス張りになっているため、昼間はとても明るく開放的な雰囲気の「こもれび乃湯(内風呂)」。その名の通り、天井や窓から差し込む木漏れ日が気持ちよく、外に広がる美しい自然に癒されながらお風呂に浸かることができます。ひときわ目立つのは壁に描かれた天女が舞う陶板画。中国の職人によって作られたもので、カラフルな色合いがとても印象的です。
明るく開放感のある「こもれび乃湯(内風呂)」
こもれび乃湯(新露天風呂)
モダンな雰囲気が漂う「こもれび乃湯(新露天風呂)」。花巻の豊かな自然と一体化する露天風呂は癒し効果抜群です。自然を愛でながら浸かる昼間とはうって変わって、夜は蒼くライトアップされて幻想的な雰囲気に。宮沢賢治も見上げたかもしれない美しい星空を見ながら、ゆったりと贅沢な時間を過ごしてみませんか。
ライトアップされた幻想的な「こもれび乃湯(新露天風呂)」
とよさわ乃湯(内風呂)
「とよさわ乃湯(内風呂)」は、天井が高いのが一番の特徴です。天井が高い故に室温があまり上がることなく、のぼせ防止となるためゆっくりと湯に浸かれるのが嬉しいポイント。こもれび乃湯(内風呂)と同様に、壁一面の陶板画が目にも鮮やかです。
天井が高い「とよさわ乃湯(内風呂)」
とよさわ乃湯(露天風呂)
花巻温泉郷最大級の広さの「とよさわ乃湯(露天風呂)」。その広さは、なんと男湯・女湯合わせると50畳にもなります。とにかく開放感たっぷりで、日頃の疲れを一気に吹き飛ばしてくれそう。新緑の季節は鮮やかな緑、秋には美しく色づく木々の様子、冬には雪景色と、四季折々の雅な風景を眺めながら名湯に浸かれる心地よさをぜひ味わってみてください。
とにかく広い「とよさわ乃湯(露天風呂)」
四季の美しさを堪能できる庭園
優香苑の魅力のひとつでもある広大な庭園は、自然の美しさを生かしたイングリッシュガーデンです。従業員が丹精込めて植えた多種多様な花木は、上品で優しい雰囲気。春には桜が咲き誇り、初夏にはあじさいやバラが庭を華やかにします。ベンチで休んでいると、鳥のさえずりが聞こえたり、ひょっこりと姿を現すタヌキと遭遇することも。裏手にある豊沢川沿いには遊歩道があり、清流のせせらぎを聞きながら散歩することもできます。
手入れの行き届いたイングリッシュガーデン
支配人 飯塚能章氏が伝えたい優香苑の魅力
「ロビーの折上格天井をはじめとして、60室の客室に施された格天井、客室の襖や扉などの組子は宮大工芸術の集大成と言えます」と語るのは支配人の飯塚能章氏。日本一とも思える宮大工の技が随所に光る優香苑の建築作業は、石、岩、木材をふんだんに使い、妥協することなく続け、完成までに5年の歳月を要したそう。
石職人や大工、銅板職人は口をそろえて「後にも先にもこんな仕事は日本にないだろう」と話し、それぞれがこの仕事を自慢だと話すとか。また、支配人は「滾々と湧き出るアルカリ性単純温泉は神経痛や冷え性、疲労回復などに効果があります。その湯を広々とした内風呂や、北斗七星をはじめとした吸い込まれそうなほど美しい星空と澄んだ空気を実感できる露天風呂を堪能していただきたい」と山の神温泉の魅力も語っています。日帰り入浴も可能なので、そばを流れるヤマメの宝庫 豊沢川での釣りや山菜採りの帰りに、ふらりと立ち寄るゲストもいるそう。
「職人が苦労して生み出した結晶と、大自然からの贈り物でもある素晴らしい温泉をぜひ体感していただきたい」と最後に語る支配人。匠の技と花巻の自然が見事に融和した優香苑で、非日常の時を過ごしてみませんか。
日本を代表する作家 宮沢賢治も愛した花巻の温泉地で、美しい自然に囲まれて豊沢川のせせらぎに耳を澄ませ、宮大工の建てた風情ある宿で過ごす至福の時。「最近ちょっと疲れたな」と感じる自分自身への贈り物として、「山の神温泉 優香苑」に滞在してみてはいかがでしょうか。
〒025-0253
岩手県花巻市下シ沢中野53−1
TEL:0198-29-4126
URL:https://www.yuukaen.jp/
E-mail:information@yuukaen.jp
部屋数:72室
チェックイン/アウト:15:00/10:00
※2021年2月現在の情報となります。
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