豊かな自然と極上の寛ぎ空間で心も体も癒される 「心の刻　十三月」

鉛温泉に2015年にオープンした新しいスタイルの宿泊施設

岩手県花巻市の奥羽山脈の中腹に佇む、600年以上の歴史を持つ鉛温泉で唯一の老舗温泉旅館「藤三旅館」。その別邸として2015年にオープンしたのが「心の刻　十三月」です。
その歴史ある名湯と大自然に包まれたロケーション、和の心が息づく昔ながらのおもてなしはそのままに、シックなモダンテイストの身を包んだ十三月は、贅沢に寛げる特別な日にピッタリのお宿。
お宿の名前にある『十三月』は、十二月の次の月＝一月となり、新たな幕開けの月や出会い・始まりのという意味と、架空の月となるので未知なるもの・今までにない新たなものになるようにという思いがこもった造語。既存の宿や旅館でもなく、ホテルでもなく、新しいスタイルの宿泊施設として誕生しました。

スタイリッシュなロビーには、デザイナーズ家具のソファやテーブルをはじめ、世界の名だたるデザイナーが手掛けた作品がずらりと飾られていて、まるで美術館のよう。例えば荷物置き場や休憩時の腰掛場所となっているフロント脇のデイベッドは、近代建築の巨匠であるル・コルビジュエが嫉妬したほどのデザイナー、アイリーン・グレイによる作品。また、階段で見られる存在感のあるオブジェは、オーナーの古くからの知人だという『ANREALAGE』のデザイナー森永邦彦氏によるもの。一部ガラス張りの床も設けられており、何とも芸術的な空間が演出されています。

ロビー横のラウンジにはYAMAHAのピアノも置かれており、夜には生演奏を聴きながら、お酒を嗜むことができるそう。毎日15～18時に赤・白ワイン、オレンジジュース、グレープフルーツジュース、コーヒーが提供されるフリードリンクサービスもあり、思い思いに過ごすことができます。
ラウンジの屋外には足湯スペースも。源泉かけ流し100％という贅沢な足湯を、気持ちの良い風を感じながら気軽に楽しめるのは嬉しいですね。夜には満天の星空を眺めながら足湯を楽しめます。

花巻駅から宿までの無料送迎を実施

公式HPまたは電話予約の場合は、1日2組限定で花巻駅・新花巻駅・いわて花巻空港まで、個別に無料送迎を実施しています。

豊沢川に面した自然を感じられるロケーション

『ANREALAGE』のデザイナー森永邦彦氏によるオブジェ

夜はピアノの生演奏に耳を傾きながらカクテルやワインを堪能

ラウンジには源泉かけ流し100％の足湯も併設

全室が露天風呂付きのラグジュアリースイート

十三月の客室は、全14室が60㎡以上の広々としたラグジュアリースイートルーム。すべての客室に大きな湯船の露天風呂を備えたデッキスペースが設けられており、豊沢川の清流や四季折々の自然風景を心ゆくまで楽しめるお部屋となっています。
源泉かけ流し100％の露天風呂は、24時間いつでも入浴OK。ちなみに落ち着いた色合いが印象的な客室のカードキーを使えば、藤三旅館の浴場へ行き来することも可能です。

客室はモダン・スタイリッシュを共通のコンセプトとしていますが、部屋ごとに間取りやインテリア、家具、露天風呂の意匠を変えているため、何度滞在しても新鮮な感動が味わえます。実際に客室によって床がタイル張りだけでなく、フローリングや絨毯敷だったり、ツインベッド、ダブルベッドなどベッドのタイプが異なったりするため、ニーズに合わせて客室を選ぶこともできますよ。
ベッドは快適な睡眠へと導く高級ベッドメーカー「シーリー社」製のゆったりサイズを採用。豊沢川のせせらぎに耳を傾けながら、心と身体を癒してみてはいかがでしょうか。

客室に備えられているミニバーには、『龍泉洞サイダー』や穀物ブレンド茶『じっ茶ばっ茶』など、岩手ならではのドリンクを豊富に用意。ドリンクは定期的に更新されるため、何度訪れても楽しみがあるのは嬉しいですね。
また、ミニバーには北上市のイタリアンレストラン『ARIV（アリーブ）』から特別に仕入れている『クレーマカタラーナ』や「チョコレートケーキ」などの茶菓子も用意。いずれも岩手県産の素材にこだわって作られたものなのだとか。ぜひネスプレッソやお茶と一緒に味わってみてはいかがでしょうか。

アメニティや備え付けのサンダル、浴衣などにもこだわりが光ります。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープなどのアメニティはタイ生まれのナチュラルスキンケアブランド『THANN』のものを採用。また、冬場に浴衣の上に羽織るよう用意されているポンチョは、藤三旅館ゆかりの文豪・宮沢賢治を彷彿とさせるデザインや色合いのもの。
ほかにも露天風呂のあるデッキ用に用意されているサンダルは、イタリア生まれのサンダルブランド『HENRY & HENRY』を採用しているなど、ラグジュアリーな滞在を演出してくれる仕掛けがたくさん用意されています。

モダンでスタイリッシュな客室

和のテイストのお部屋も

リバービューツインルームの露天風呂からは大自然の眺望

気持ちの良い風を感じられるデッキスペース

全室でダブルシンクを完備

タイのスキンケアブランド「THANN」のアメニティ

非日常な空間で花巻の旬を堪能

夕食・朝食共に食事はダイニング『梵（KARMA）』にて。上質なくつろぎに満ちたスタイリッシュな空間で、花巻の旬の味覚を楽しむことができます。
夕食時と朝食によって座席が変わることがなく、同じテーブルを利用できるのも嬉しい。また、和モダンタイプの客室であれば、部屋食も選択できるので、よりプライベートな環境でゆっくりと食事を楽しめます。

夕食は三陸海岸から毎日直送されてくるという新鮮な魚介と、地物の山菜やきのこ、たけのこなど山の幸が豊富な花巻ならではの旬の素材を使った和の会席料理。献立は2か月に1回変更されるため、何度訪れてもその時々の旬の味覚を堪能できます。
宿泊プランによって料理の品目数が異なり、基本的にはスタンダードプランが9品、プレミアムプランが13品、「質より量プラン」が12品目となっています。
こだわりの日本酒やワインは岩手県産の地酒も豊富に取り揃えており、多彩なラインナップからお気に入りを探すこともできますよ。

朝食は朝8時から提供。岩手県遠野産の品種であるアイコトマトから作られた無添加100％トマトジュースをはじめ、瑞々しい地元の野菜や花巻産のひとめぼれなど、厳選した食材を使ったこだわりの朝食をいただきます。
メロンと同じ糖度を誇るトマトジュースは、今までのトマトジュースの概念を覆す美味しさ。食事のフィナーレを飾るデザートには、フルーツとアロエの入った岩泉ヨーグルト、蒟蒻餅などが並び、最後まで花巻の味覚を堪能できる料理が楽しめるように工夫されています。

花巻の旬の味覚が揃う和の会席料理

お肉好きにはたまらない極上のしゃぶしゃぶ会席

ボリュームたっぷりの朝食

スタイリッシュな空間が広がるダイニング「梵」

200種類以上のお酒やドリンクが揃うドリンクバー

全てはお客様からのありがとうの為に

取締役社長の藤井大斗氏に『お客様から言われて最もうれしい言葉』を伺うと、「シンプルにありがとうの一言に尽きます」とのことでした。
「我々旅館業に従事している者が共通してこの一言を頂けるよう尽力していると常々思っておりますし、当館スタッフにも同じ考え・想いで何事も務める様居て欲しいと教育しております。」こう話してくれた藤井氏。「全てはお客様からのありがとうの為に」という想いがヒシヒシと伝わってきました。

静かな環境で、大切な人とゆっくりと寛げる場所はそう多くはありません。たまには喧騒から離れ、十三月で豊かな自然に癒されながら、極上の寛ぎを体感してみてはいかがでしょうか。

十三月の女将と若女将

腕を振るう総料理長（左）と料理長（右）

趣のある十三月の玄関

宿の目の前を流れる豊沢川

大自然が眼前に広がる露天風呂

スタイリッシュにまとめられたリバービューの客室