ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルのクラブラウンジがリニューアル。
これまで28階にあったクラブラウンジが2021年10月、開業30周年を機に2階に移設リニューアル。クラブラウンジとしては県内最大級の広さを誇り、開放的な空間でより海を近くに感じられるようになりました。
気になるフードプレゼンテーションもますますグレードアップ。
「記憶に残る至福の朝食」をテーマにした朝食、季節のスイーツとセイボリーをスタンドで提供するアフタヌーンティー、ラウンジ内のピザ窯で焼いたアツアツのピッツァまで登場するカクテルタイムなど、他を大きく引き離したな―…と思わずうなる充実ぶりです。
より一層ラグジュアリーな魅力が加わり、グレードアップしたみなとみらいの象徴、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルに早速お泊りしてまいりました!
みなとみらいの顔とも言える、開業30周年を迎えるヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル。
元々のイタリアンレストランの内装を活かし、この記念すべきタイミングに新たなクラブラウンジを誕生させました。
実はヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルのクラブラウンジは、それまで28階にありました。筆者は当時クラブフロアに宿泊したことがあり、ラウンジの眺めの良さや居心地の良さがお気に入りだっただけに、正直に言えば「え?2階?」と驚いたものです。
とはいえ、絶景を楽しめる窓辺の席が限られていたことを思い出し、これはアリかも!と、期待したのも事実。
当時の落ち着くこぢんまりとした造りは、2020年のGoToトラベルキャンペーンの時期、コロナ禍のおこもり需要が高まったことを受け、カクテルタイムの滞在時間が2時間に制限されていたことも、ご存知の方もいるのではないでしょうか?
今回新たに登場したクラブラウンジはなんと神奈川県最大級の広さ。
以前のラウンジサービスよりワンランク上を行く細やかかつ、あたたかみのある接客が心地よしです。
本来ならオリンピックがあったであろう昨年を目指し、横浜には数多くの高級ホテルが建ちましたが、30年経つこのホテルに、新たなラウンジが加わったことで、新しいホテルにはない魅力が増えた印象です。
新しいクラブラウンジは2021年10月1日から営業を始めたばかり。
お出かけから戻った際のカフェ替わり、カクテルタイムのワインやビール、スイーツもセイボリーも魅力的なアフタヌーンティーなどを総合的に考えると、最終的にはコスパ良し。
以前このホテルのクラブフロアに泊まったことがあるという人には、その違いを確認すべくリピートしていただきたいものです。
クラブラウンジのオープン時間は7:00~21:00。以下のようなタイムスケジュールです。
朝食 7:00~11:00(10:00L.O.)
アフタヌーンティー 14:00~16:30
カクテルタイム 17:00~21:00(20:00L.O.)
スナックサービス 17:00~19:00
チェックインの時間は丁度アフタヌーンティーの時間。紅茶とセイボリー片手にチェックインできるなんて、やはり優雅。クラブフロアに宿泊するなら15時のチェックイン時間には、ラウンジに入りたいものです。
アフタヌーンティーのスイーツやセイボリーは季節によって異なるため、季節が変わるたびに宿泊する…なんていうオツなことをやってみたいものです。
クラブフロアを予約する人の中で、滞在時のお酒のフリーフローを楽しみにしている呑兵衛さんが多いのは間違いないでしょう。フリーフローが楽しめないと、コスパ良し、とは言えないからです。…もちろん、筆者もそのうちの一人ですが…。
大半のホテルのクラブラウンジのカクテルタイムが2時間から2時間半という中で、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルの新しいクラブラウンジでは、なんと4時間もフリーフローが楽しめます。
ワインは赤・白、スパークリングワイン。
日本酒は神奈川県産のもの、そしてビールも月替わりで2種のクラフトビールがいただけるというこだわり。
オープンキッチンには、チーズや生ハム。ディップにこだわりありのスティック野菜などの冷菜から、温かい料理までがずらり。
オードブルだけだと思ったら、ガッツリ派も嬉しい窯焼きのピッツァまで味わえるというから驚きです。
ラウンジの場所がもともとイタリアンレストランだったというだけに、イタリアンの提供には手を抜きません。しかも、焼き立てアツアツを各テーブルをまわってサーブしてくれるというのだから驚き。…ひとり旅だったら、ピッツァだけで夕食になる事は間違いないです。
フリーフローは17時から21時までですが、オードブルは17時から19時までなので、お早めに。
今回のラウンジリニューアルで最も気合が感じられたのは朝食。
「記憶に残る至福の朝食」をテーマにしているだけあり、オープンキッチンも活気であふれています。
大きな自家製パンに具材が挟まれたサンドウィッチは、最初「この巨大なサンドウィッチをどうすればいいのか?」とおろおろしていたところ「お切りしましょうか?」とシェフからの声が。切り立てのサンドウィッチがいただけるというわけです。また、ホットサンドなども、「温めてお持ちします」と席まで持ってきてくれる細やかさがキラり。
また、細切れの野菜が山盛りに置かれ、お好きなドレッシングをかけてどうぞ、なんてことは「ホテルの朝食あるある」であり、ごく普通のことですが、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルは違います!
目の前でチーズを絡めて作ってくれるシャキシャキかつ、クルトンもさくさくのシーザーサラダ、生野菜嫌いにも納得のラタトゥイユなど、しっかりと野菜の魅力を楽しませてくれます。
ちなみに筆者が感動したのは意外にもコーンポタージュスープ。クリーミーでとても滑らか。何よりも甘くない「パンの最強おとも」になる味で、すぐに飲み干しさっさとお代わりしに行ってしまいました。
しかし油断してましたね。にこやかなラウンジスタッフに「メインの卵料理はこちらから、モーニングスイーツはこちらからお選びいただけます」と、メニューを見せていただいたときには「ビュッフェ台から取りすぎた」と心の中でつぶやく羽目に。
メインの料理は
「野菜とチーズのオムレツ」
「トマトと挽肉のシャクシュカ」
「ほうれん草のグリュイエールのココット焼き」
シャ、シャクシュカって何?と気になって、多くのゲストが「トマトと挽肉のシャクシュカ」を注文するというそれは、イスラエル料理。筆者もご多分に漏れず、未知の味を楽しみました。
また、モーニングスイーツは
「ブリュッセルワッフルメープルシロップ」
「厚焼きパンケーキ メープルシロップ」
「ブリオッシュのフレンチトースト・山手元町アメリカ山のピュアハニー」
から選択。
筆者は「ブリオッシュのフレンチトースト・山手元町アメリカ山のピュアハニー」を選択。アイスクリームと生クリームを絡めていただく、フレンチトーストの美味しいこと美味しいこと。意外にさっぱりといただけたのは、食パンではなくパンがブリオッシュだったからだと思われます。
フレンチトーストのためにこのホテルのベーカリーで焼き上げられたブリオッシュパンだというのも衝撃でした。
「たしかに席にゆとりが合って、開放感ある!海が近くに感じられていい!ライブキッチンがあるからフードに関してもレベルが高くなったなー」と思う反面「でもヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルは28階のクラブラウンジが良かったんだよ」という人も多いでしょう。
実はこの元クラブラウンジである28階の部屋は、サロンとしてクラブフロア宿泊ゲストは使用可能。お酒を飲むことはできませんが、コーヒーや紅茶が飲めるようになっていて、今も変わらず夜景を楽しめます。
お茶を飲みながらサロンで仕事をする人もいるそうですよ!
26階から29階に位置するクラブフロアのクラブインターコンチネンタルルームは、みなとみらいを象徴するコスモクロックをはじめ、みなとみらいの夜景を見渡すシティービュー、横浜ベイブリッジと港を行き交う船など開放的な景色を眺めるベイビュー。
帆船を模したホテルらしく豪華客船の客室をイメージした、クラシックなデザイン。とても落ち着いたインテリアです。
筆者はベイビューを選択。窓一面に広がる海は、都会に近いのにリゾートにいる感覚と、クルーズをしている感覚が楽しめお気に入りです。
ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルができたころ、ひよっこだった筆者は、このホテルと共に年を重ね、思い出を重ねております。 親の記念日に宿泊をプレゼントしたり、親戚が集まる場所として、集団で泊まったり、おデートに使ったり、このホテルで行われた婚活パーティーも参加したことがあり(黒歴史)、女子旅で酒豪の友人とクラブフロアに泊まり、申し訳ないほどお酒をあおったことも良い思い出です。なんにせよ私のような世代にとっては、みなとみらいと言えばヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルなのです。 このホテルに泊まると、朝は早起きしたくなります。ホテルのエントランスから階段を下りれば、足元にはすぐ海が迫り、シーバスの停留所「ぷかり桟橋」に出ることができ、そこから伸びる整った歩道を、海を眺めつつ散歩するだけでリゾート気分が高まります。 そんなヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルの新しい試みをこの目で見届けられ、今後ますます利用価値が高くなることを知ることができたことは至極の喜び。 近い将来、酒豪仲間と共にクラブフロアをリピートしようと固く誓いました。
byWritten by 吉田彩緒莉 Saori Yoshida
みなとみらいを訪れて「知らない」という人はいないはずの、ヨットの帆型のホテル。
開業30年前、このホテルが登場した時には、衝撃が走ったものです。ドバイの七つ星ホテル「ブルジュ・アル・アラブ」は、もしかしたら、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルをパク…いえ、コハマグランドインターコンチネンタルホテルにインスピレーションを受けたのではないかと思っているのは、ワタシだけではないでしょう。
コロンとした三日月のようにも見える不思議なフォルムは、みなとみらいの夜景に欠かせないフォトジェニックな存在としてこの地に君臨してきました。バブル期の終盤ごろに建設されただけあり、最近のホテルには見られない荘厳で贅沢な空間使いが見事。特にエントランスの吹き抜けは、足を踏み入れた瞬間、圧倒されます。
また、さすがは老舗の高級ホテルだなと毎回感心させられる、折り目正しいホテルスタッフの皆さんの物腰、丁寧な笑顔の対応は、毎回感動。大型ホテルだからといって手を抜かない姿勢が感じられ、滞在中は気持ちよく過ごすことができます。
館内のレストランはもちろんですが、パシフィコ横浜からランドマークタワー、桜木町駅までをつなぐクイーンズスクエアやランドマークプラザには、飲食店がいっぱい!ショップも多く、お買い物に困ることはないでしょう。
1泊目
15:00 クラブラウンジ でチェックイン
15:10 チェックインの時間は丁度アフタヌーンティーの時間。海を眺めつつ季節のスイーツとセイボリーをいただきながら、ティータイム
16:10 客室へ
17:00 カクテルタイム。19時まではオードブルや窯焼きのピッツァが楽しめます。
20:00 ディナー。ホテル内のレストランでディナーも良し、みなとみらいのレストランでも良し、インルームダイニングもよし。カクテルタイムのフードプレゼンテーションは、夕食がわりになってしまうボリュームのため、お腹と相談しながら夕食を
22:00 バスタイム
24:00 夜景を眺めながらゆったり寛ぎつつ就寝
2泊目
7:00 起床
8:00 クラブラウンジで朝食
9:30 海辺を散策
10:30 部屋でのんびり
12:00 クラブラウンジでドリンクをいただきながらチェックアウト
リニューアルされたクラブラウンジを満喫するなら、カップル、ご夫婦、女子旅、ひとり旅など大人同士の少人数での滞在がふさわしいでしょう。滞在自体を楽しむ目的の方におすすめ。
オールシーズン楽しめるものの、旅行ではなく都心から「お出かけ」や「デート」で宿泊する方は、みなとみらいのイベントシーズンに合わせるのがおすすめ。
みなとみらいは11月中旬からクリスマスにかけてイルミネーションイベントが美しく、歩いているだけでウキウキしてしまいます。
「パシフィコ横浜」に隣接。
みなとみらい線「みなとみらい」駅からなら、クイーンズスクエア連絡口を通り、パシフィコ横浜を目指して歩けば5分ほど。
JR桜木町駅からはランドマークプラザ➔クイーンズスクエア経由で15分ほど
◎クラブラウンジをメインにホテルステイを楽しみたい方は、お子さんや乳幼児を連れての利用には向きません。まず、クラブラウンジは17時以降、12歳以下の子どもや乳幼児は入ることはできない上、他の時間帯でも、走り回ったりする年齢のお子さんの場合、ちょっと居づらい雰囲気。
滞在している人はしっとりムードを楽しんでいるので、ご注意を。
◎クラブラウンジはドレスコードあり。せっかくなら、ちょっとおしゃれして過ごしましょう。
クラブインターコンチネンタルを選択するホテル自体を愛してくれているゲストに対し、より特別なサービスを提供するための新たなチャレンジを決行したヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル。
フードもお酒もサービスもパワーアップしたクラブラウンジは多くのホテルのクラブラウンジの中でも一歩抜きんでた存在になったように思います。
帆船を模したホテルだけに新たな船出とでも言いましょうか、厳しい時代にこそ、新たな改革ができる熱いホテルスピリッツに、感動しました。
特別な日のホテルステイは、やっぱり今も昔もヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルなのです。
所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1
電話番号: 045-223-2222(代表)
アクセス:横浜高速鉄道みなとみらい線「みなとみらい」駅より徒歩約5分/JR京浜東北線・根岸線「桜木町」駅より徒歩約12分
公式HP:ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル
画像提供:①②⑥⑦⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル