自然豊かな北海道。観光スポットが多くどこに行くのがおすすめか迷ってしまいますよね。青く輝く海に突き出す岬が美しい、北海道随一の絶景スポット「神威岬」をご紹介!神威岬周辺の施設や、注意点についても合わせてお伝えします。
神威岬の一番の魅力は、その景色!緑が美しい岬の斜面に、透明度抜群の積丹の海。吸い込まれそうな深い青なのに、海底まで見えるほど透き通っているのが「積丹ブルー」と呼ばれる特別な色。一度見たら忘れることのできない景色です。
神威岬の先端から見える神威岩。こちらの岩、写真で見るとポツンと立っているだけに見えますが、実は高さ40mもあり実際に見るとただならぬパワーを感じます。海の真ん中に存在し、荒波に打たれても折れることなくこの形を保っているのはすごいですよね!
北海道の絶景スポットとなると、駐車場からたくさん歩かなければならなかったり、トイレがなかったりするところも多いです。神威岬には、150台ほど入る大きな駐車場があり、駐車場から徒歩5分ほど坂を登るとチャレンカの道が始まります。また駐車場近くには、食堂やトイレ、自動販売機などの設備もあるので便利です。チャレンカの道に入ってしまうと、トイレや自動販売機がないので、事前にトイレは済ませてドリンクも用意して行きましょう。
壮大な景色にただただ感動します。悩み事がある方は、ここに来ればいいのでは?と思うほど、神威岬の美しさに悩みも吹き飛ばされます。札幌からは3時間近くかかるので、決して行きやすい場所にあるわけではないのですが、それでも多くの観光客が足を運ぶのも納得の絶景です。
byたん塩(tan shio)
カムイというのは、アイヌの言葉で「神」という意味を表し、まさに神が宿っているかのような美しい景色を見られるスポットです。神威岬の眼下にはサファイアブルーの深い青の海が広がります。深い青なのに透明度抜群で海底の石までしっかり見えるんです!
神威岬の遊歩道に入る前に建つ印象的な「女人禁制の門」。現在は男女問わず入場することができますが、女人禁制だったのには、源義経に関係するなんとも悲しく、女の恨みは怖いなと思わされる言い伝えがあったからです。
言い伝えによると、源義経は奥州で生き延びて、日高の地に身を寄せたそう。首長の娘「チャレンカ」は義経に強い思いを抱きましたが、義経は追ってから逃れるために大陸に向かって旅立ってしまいました。チャレンカは神威岬まで辿り着きましたが、すでに義経は出発した後。悲しみに暮れたチャレンカは、そのまま海に身を投じ、その姿が神威岩になりました。以降、その周辺に女性が乗った船が通ると必ず転覆したため、女人禁制の地になったんだそう。
女人禁制の門から岬の先端までは、ゆっくり写真などを撮りながら行くと40~60分ほどかかるでしょう。緑が美しい岬の斜面、斜面に咲く花々、何も遮るものがない峰、深く清らかなブルーの海、そのどれもが訪れる人々を魅了します。神威岬の最高の楽しみ方は、見えるものや聞こえるものをただ全力で感じること!
神威岬の客層は非常に幅広く、ファミリーも、一人旅も、カップルも、女子旅も、シニア世代も万人が感動できるスポットと言えます。上り下りが多く、小さなお子さんには少々ハードな道ではありますが、体力づくりにもぴったりな場所です!
年間を通して入場することは可能ですが、冬場は積雪や凍結により道路が閉鎖になったり、入園時間も14時までと短かったりするので、春~夏にかけて行くのがおすすめです。特に6~8月はウニ漁が解禁され、神威岬周辺で絶品ウニ丼をいただくこともできます。また7月初旬~中旬にかけてはエゾカンゾウをはじめとする北海道ならではの花々を楽しめるのも魅力です。
北海道積丹郡積丹町にある神威岬は車で、新千歳空港から210分、札幌から150分ほどかかります。小樽からだと車で90分ほどなので前日などに小樽で宿泊すると移動が楽になります。
札幌駅からバスで行くこともできますが、多くの停留所を通るため時間もかかり、1日の本数も非常に少ないので、神威岬へはレンタカーで行くのがおすすめ。
駐車場にはトイレがありますが、入り口から岬の先端まではトイレがありません。往復1時間近くトイレに行けなくなるので先に行っておきましょう。
遊歩道は道のアップダウンが激しく、屋根のない場所を歩くので汗をかきます。特に夏場は直射日光を浴びながら歩き続けるので、熱中症に注意しドリンクはこまめに飲みましょう。
道は整備されてはいますが、階段や足場が悪いところも多々あるのでハイヒールなどは絶対にやめておきましょう。歩きやすい靴で行くのがおすすめです。
天気が良いと太陽がじりじりと頭を照りつけます。道が狭くてすれ違うのも大変なところも多いので日傘は迷惑になります。なので、帽子を被って行きましょう。
北海道は絶景の宝庫ですが、神威岬の絶景度はピカイチです。札幌や空港からは少し離れていますが、行く価値は十分にあると思います。ぜひ、美しい神威岬に心身ともに癒されてください。
住所:北海道積丹郡積丹町神岬町
電話番号:0135-44-3715/積丹観光協会
営業時間:7月 開園時間 8:00~18:00(入園時間 8:00~17:00)、8月~10月 開園時間 8:00~17:30(入園時間 8:00~16:30)
駐車場:無料駐車場有り
公式HP:https://www.kanko-shakotan.jp/spot/%E7%A5%9E%E5%A8%81%E5%B2%AC/
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