中世の街並残る美しい古都ルツェルンからゴールデンパス・ラインでスイスを横断!フランス語圏のモントルーまで移りゆく絶景を堪能!
3つの私鉄を乗り継いで、ルツェルンからモントルーまでのスイス横断ルート「ゴールデンパス・ライン(Golden Pass Line)」。一般的に有名な窓の大きい車両は、モントルー〜ツヴァイジンメン間を走行する「ゴールデンパス・パノラマ急行」を指します。氷河急行やベルニナ急行のようなパノラマ車両に加えて、先頭車両の先端まで全面ガラス張りの車両での運行もあります。
ゴールデンパス・ライン全体、標高はそれほど高くないところを走りますが、静かな山岳リゾート、数々の湖、山間の牧草地、ブドウ畑、チーズの生産地と、これぞスイス!という美しい風景にたくさん出会えます。
美しい古都ルツェルンを出発し、ルツェルン湖の眺望を楽しんでいると次にアルプナッハ湖と、右手に「ピラトゥス山」が見えます。ピラトゥス山は、世界一急勾配の登山鉄道が山頂まで走行しています。万博に出品された画期的な鉄道システムで、1889年に登場以来鉄道好きをうならせています。お時間があれば、ルツェルンから足を伸ばし、見るだけでなく乗車してみるのもおすすめです。山頂からは美しい街や湖の眺望をお楽しみいただけます。
ゴールデンパス・ラインにはスタート地点のルツェルン湖からはじまり、アルプナッハ湖、サルネン湖、ルンゲルン湖など多数の湖を通り過ぎていきます。中でもインターラーケン手前のブリエンツ湖は見応えがあります。そして到着地のモントルーには大変美しくロマンティックなレマン湖が。フランス語圏のエレガントな雰囲気と相まって、大変幻想的な光景が広がっています。是非周辺の散策をお楽しみください。
中世の街並が残る美しい古都「ルツェルン」。街のシンボルは旧市街と新市街をつなぐ橋「カペル橋」。旧市街は車の進入を禁止しており、石畳が続き風情に溢れています。ルツェルンはドイツ語圏の街であり、スイス内では一風変わった趣ある風景に出会えます。
また、ルツェルンには「スイス交通博物館」があります。鉄道における技術は世界トップクラスのスイス、欧州最大級の交通博物館です。 蒸気機関車や登山鉄道の仕組みなどを学ぶことがで、操縦席に座ったりと貴重な体験もできるのでおすすめです。
断崖に鎮座し、その迫力で見るものを圧倒する「瀕死のライオン像」。フランス革命時に、ルイ16世の家族を守るために多くの傭兵が戦死しました。スイスの資源が乏しい時代に起きたこの出来事の話に感銘を受けた、デンマークの彫刻家が制作したと伝えられています。そのなんともいいがたいライオンの表情に、多くの観光客が足をとめ、見つめています。
トゥーン湖とブリエンツ湖の間にあり「湖の間」という意味の街「インターラーケン」。各鉄道が通っており、各地への観光拠点となっているため、世界中からの観光客で賑わっています。大自然に囲まれ、古い伝統家屋の並ぶ美しい街並ですが、ホテル、レストラン、カフェ、土産店、ブティックなどが軒を連ね、観光に足りない衣類などのお買い物もできてしまう、旅行者の頼りになる街です。
インターラーケン・オスト駅から徒歩ですぐの場所にあるケーブルカーで簡単にアクセスできます。標高1322mの空中に突き出た、スリル満点の見晴らし台からの眺望は圧巻!ユングフラウ3山と、トゥーン湖とブリエンツ湖、インターラーケンの街など、パノラマの絶景をお楽しみいただけます。
かつてよりセレブや芸術家に愛されてきた「スイスのリヴィエラ」と呼ばれる、レマン湖畔の高級リゾート「モントルー」。湖に浮かぶように建つシヨン城は、ドラクロワなど多くの芸術家のインスピレーションとなってきました。イギリスの詩人バイロンの叙事詩「シヨンの囚人」の舞台でもあります。実際の地下牢も見学することができますのでおすすめです。モントルーを愛した芸術家の一人、フレディー・マーキュリー像もこの街のシンボルです。毎年夏には世界的に有名な「モントルー・ジャズフェスティバル」が開催されます。長年アーティスト達に慕われてきた、自然と芸術を感じる、静かな大人のリゾートでごゆったりとお過ごしください。
モントルーの郊外のシヨン城からローザンヌまで続くブドウ畑。雄大なアルプス、輝くレマン湖、ブドウ農家の村が織りなすその景観は息をのむほど美しく、ノスタルジック。景観美だけでなく、長い歴史ある伝統的なワイン造りが評価され世界遺産に登録されています。
首都でありながらも伝統を重んじた、重厚な石造りの家々が軒を連ねる街並と、周辺の溢れる緑が魅力の「ベルン」。湾曲したアーレ川に囲まれた旧市街は、まるで中世の世界に迷いこんだかのようにメルヘンチック。夏にはアーレ川で地元の人々が泳ぎだします。街のランドマーク「ベルン大聖堂」で塔の上にのぼり、川と旧市街の美しい眺望をご堪能ください。また、点在する橋の上からも街並を楽しめます。散策しているだけで絵になる風景に出会える街です。冬には11月下旬からクリスマスマーケットが開催され、歴史的な街並みがよりロマンティックに輝きだします。
フランス、ドイツと国境を接し、国際的な文化都市「バーゼル」。伝統的な旧市街と有名建築家のモダンな建造物とが共存しており、建造物巡りや、多くの美術館・博物館を巡る芸術の旅をお楽しみいただけます。教会をそのまま利用した「バーゼル歴史博物館」や、ドイツを感じるテディベアの展示が可愛らしい「トイワールド・ミュージアム」がおすすめです。冬には11月下旬からクリスマスマーケットがはじまり、マーケットだけでなく街全体がイルミネーションで飾られ、規模が大きく素晴らしい光景が展開されます。
チューリッヒ国際空港に次いでスイス第二の国際空港がある「ジュネーブ」。国連ヨーロッパ本部があることで有名ですね。先進的で洗練された雰囲気が特徴の都市です。シンボルとなっているのは、レマン湖の「大噴水」。噴き上がる時間は不定期ですが、昼間はほぼ毎日見ることができます。市内のどこからでも見えるため、シャッターチャンスをお見逃しなく!中心地は「モラ広場」。数々のショップやレストランが軒を連ねる繁華街で、なんでも揃います。広場の名物は夜になると石畳に埋め込まれたイルミネーションが輝きだす光景、夜も散策がやめられません。