フィレンツェの最高級ホテル「ザ・セントレジス・フローレンス」は稀少な歴史的クラシックホテル!
1300年代にルネサンス文化を開花させ、ヨーロッパの中でも素晴らしい建築美を誇る世界遺産の街となったフィレンツェ。そんなフィレンツェの歴史と文化そのもののルネサンス時代の宮殿に泊まってみたい!という人は断然「ザ・セント・レジス・フローレンス」。フィレンツェで最も有名なドゥオモのクーポラを建設した天才建築家が造った宮殿ホテルです。
フィレンツェが誇る天才建築家が作った屋敷へようこそ!
イタリアの中でも特別視される突出した芸術の街、フィレンツェ。
もともと当時のローマ国の支配下にあったフィレンツェでしたが、12世紀、フィレンツェ共和国として独立。13世紀にはベッキオ宮殿など、フィレンツェを代表する素晴らしい建築物が造られていきます。
そして、14世紀、フィレンツェでは古代ギリシア・古代ローマのアートや建造物の魅力を再認識しようという動きと共に、その後ヨーロッパ中に拡散していくルネサンス期がはじまります。ドゥオモのクーポラが完成したのもこの時期です。
「えーっ・・・ちょっと、ホテルの話でいきなりフィレンツェとルネサンスの話ですかあ?」
と思った方、ちょっと待った!実は「ザ・セントレジス・フローレンス」は、このルネサンス文化と、ドゥオモのクーポラにとても深いかかわりがあるのです。
この街並みを生んだフィレンツェ・ルネサンス期の天才と深い関わりあり
フィレンツェの陸の玄関口であるサンタ・マリア・ノヴェッラ駅からわずか500m。アルノ川沿いに、堂々と佇むどっしりとした屋敷こそ、ザ・セントレジス・フローレンス。 スターウッド最高級ブランド「ザ・セント・レジス」は世界中に素晴らしいホテルがありますが、フィレンツェにあるザ・セントレジスは、ほかの都市と全く異なる趣きと素晴らしい歴史があります。
ほかの都市と比べて特に大きいわけでもなく、施設は充実、ということもありませんが「一生に一度は泊まりたい」と恋焦がれるホテルマニアの多いこと、多いこと。そして圧倒されるほどの重厚感は、この建物が重ねてきた長い歴史が作り上げたのかもしれません。
窓枠や柱に古き良きフィレンツェの屋敷の面影
到着した瞬間、思わず圧倒される風格
実は現在ザ・セントレジス フローレンスなっているこの建物は、フィレンツェで最も有名なドゥオモのクーポラを建設した天才建築家フィリッポ・ブルネレスキ設計の「ジウンティーニ宮殿 (Palazzo Giuntini)」!
ブルネレスキ自身の1300年代後半から1400年代前半の人生を考えれば既に600年以上もの歴史を誇ります。フィレンツェでもトップレベルの貴族の豪邸として使用されていましたが、19世紀にホテルとして改修。2011年には再改修され、ザ・セントレジスとして生まれ変わりました。
現在フィレンツェのクラシックホテルは、ゴシック建築やアールヌーボー建築の宮殿を改装したものが多く、ルネサンスの最盛期を誇った時代から残るクラシックホテルは大変稀少。泊まるだけでもフィレンツェでの貴重な体験になります。
日本に置き換えると、鎌倉幕府が滅び、足利氏が栄えた時代。日本でその時代、有名建築家の建てた貴族の屋敷に泊まるというと、それに当てはまるものが想像できますか?ない上に、不可能な事が、ここフィレンツェではできるのです。
チェックイン・アウトはこのフロントで。まるで貴族のサロンのよう
フローレンスとは「花の妖精」を指す英語。フィレンツェはイタリア語ですが同意味です。この宮殿は2011年、ザ・セントレジス・フローレンスとして再度、花の精の都で花を咲かせたと言えるでしょう。
さあ、心してチェックイン!
各部屋の鍵の管理は万全!カード式ではない鍵には趣きがあります
ルネサンス期の華やかながらも派手過ぎずに抑える絶妙なセンスが随所に
これぞルネサンス!貴族の気分で過ごせるゲストルーム
デラックスルームはコンパクトながらもフィレンツェらしいインテリア
ザ・セントレジス・フローレンスのスタンダードな客室カテゴリーはデラックスルーム。ソファーも置かれ寛げますが、ラグジュアリーホテルとしては、20~25平米と狭め。とはいえこれがヨーロッパのクラシックホテルの標準です。世界的なラグジュアリーホテルブランドだけに、クラシックホテルにありがちな使いづらさはなく、最新鋭の設備を備えているのでそこはご安心を。
同じデラックスルームでも「デラックスアルノリバービュー」という客室があり、こちらは他のデラックスルームより広めで、値段もプラス料金がかかります。
それでも広くてリバービューなら、リクエストしたいものですよね・・・ザ・セントレジス・フローレンスは様々な客室があるので、ホームページで研究してホテルとコンタクトを取りながら予約をすることになります。
客室タイプはフィレンツェスタイル、フィレンツェを統治していたメディチ家の紋章をちりばめたメディチスタイル、そしてひとり旅にうれしいシングル―ルームもあります。ただ、このホテルで節約してシングルルームに滞在するのであれば、もう少しホテルのレベルを下げ、ランクの高い客室にした方がお得かな?というのが正直なところです。
ここはひとり旅でもシングルルームではなく、キングサイズのベッドのデラックスルームにした方が、滞在意義を感じられるかと。
ああっ!こういったホテルの客室問題、ホテルと英語でメールのやり取りするの、すごく面倒!
そんな時にはトラベル・スタンダード・ジャパンへご相談を!基本のツアーからホテルをアレンジ。客室の指定やリクエストも代行いたします。
1番おすすめ!プレミアムデラックスルームはアルノ川ビュー指定で!
筆者が断然おすすめするのは、プレミアムデラックスルームのアルノ川ビュー。
このクラスの客室は30~35平米とデラックスルームと比較すると広め。 日本人の感覚で言うと、それ相応の対価を払ったら、客室も広くないとピンとこないですよね。せっかくフィレンツェそのものを表すような素晴らしいホテルに泊まるのなら、ここは少し贅沢しませんか?
文化・芸術の都となる前から、フィレンツェの長い歴史を見つめてきたアルノ川を眺めながら広めのお部屋で、川を渡る自然な風や日差しを浴びながら、ゆったりとフィレンツェという街への思いを馳せる・・・うーん、最高です。
こちらの客室のデザインはルネサンススタイル・フィレンツェスタイル・メディチ家スタイル。このホテルの建物が完成し、一番輝いていた時期のルネサンススタイルの客室なら、当時の雰囲気によりどっぷりと浸れそう。
贅の極み!ザ・セントレジス・フローレンスのスイートルーム
なんですと?スイートルームに泊まりたいですと!?
フィレンツェ、ルネサンス期の天才建築家の造ったお屋敷ですもの!一生に一度の贅沢をするなら、この都市かもしれませんね。ハネムーンや記念日旅行、大切な人と出かける旅なら、なおさらです。
ザ・セントレジス・フローレンスのスイートルームのインテリアやコンセプトは実に様々。まずはそんな個性をお楽しみあれ!
ユニークすぎるスタイルが選べる個性豊かなジュニアスイート
ザ・セントレジス・フローレンスのジュニアスイートは50平米。ユニークで奇抜な大人の遊び心を忍ばせたデザインが秀逸です。
特に「このバスタブにどう浸かればいいの?」と赤面する造りの「アルノスタンフォード ジュニアスイート」はカップルにのみおすすめしたい。友達同士では間違いなく「部屋チェンジ!」を申し出ることになるので気を付けて。
そして「ジュニアスイート シティービュー」とさり気なく何も誇張しない客室は「なんだ、アルノ川見えなくて残念」と思ってしまいそうですが、ドゥオモが見えるという大サプライズ。誇張しないところがかっこよすぎです。
「ミケランジェロジュニアスイート」は、フィレンツェが栄華を誇った時代をそのままいくような、ゴージャスな造り。貴族の気分でアルノ川を見渡せば、帰国後しばらく現実社会になじむのが大変そうです。
・・・とまあ、このホテルの中で一番楽しんで選べそうなジュニアスイート。部屋タイプまでこまごまとホテルにリクエストするのは大変ですよね。
そんな時はトラベル・スタンダード・ジャパンがあなたの代わりに色々手配いたしますので、ご相談ください。
スイートルームにはあの高級ブランドが監修した部屋も!
ボッテガヴェネタスイート
これだけの歴史的建造物内で、セレブに退屈な時間を与えない遊び心はスイートルームにも反映されています。例えば、日本でも有名な高級ラグジュアリーブランド「ボッテガヴェネタ」のクリエイティブディレクターが手掛けた「ボッテガヴェネタスイート」は、「ボッテガヴェネタ」のコンセプトそのもの。
特に男性のファンが多いブランドだけに、ブランドを支持する紳士が宿泊することも多いのだそう。この客室だけはフィレンツェの重厚かつ優雅な雰囲気より、シンプルで洗練された居心地の良さを好む人に愛されています。
デラックススイート
デラックススイートはバルコニーに椅子とテーブルが置かれていて、最高の気分!
どっしりとした家具がとにかく落ち着いた雰囲気を作り出し、観光よりお部屋でまったりしようね、というフィレンツェ旅に変更してしまいそう。でもホテルステイが目的となる贅沢な旅も素敵ですよね!
この客室は16世紀の家具を優秀な職人の手で再現。一つひとつフィレンツェ様式で手作りされたもの。「真新しい本物」といえる贅沢なフィレンツェの芸術品に囲まれて、幸せな時が過ごせます。ルネサンス期のフィレンツェを描いた壁のフレスコ画も、旅情を盛り上げてくれますね。
ロイヤルスイート
84平米のロイヤルスイートは、鮮やかなロイヤルブルーがとても上品。柱や壁の装飾は全て職人の手による芸術品です。貴重なアンティーク家具が配されたこの客室は、もはや完全な非日常。
13世紀から17世紀のフィレンツェで最も裕福かつ、フィレンツェを支配していたメディチ家の宮廷をイメージして作られたというから、納得できますね。 また、バスルームも豪華!モノトーンの大理石を使い、バスタブ、シャワールームは独立型。ダブルシンクで2人の滞在でも余裕の造りになっています。 インテリアや優雅な雰囲気から「ああ、フィレンツェにいるなあ」という気分にさせてくれるのは、このスイートルームが1番ではないでしょうか。
出た!ザ・セントレジス・フローレンス最高峰!プレジデンシャルスイート
ルネサンス時代の宮殿をそのまま再現した200平米というザ・セントレジス・フローレンス最高峰の客室が「プレジデンシャルスイート」。世界中のVIPが宿泊してきた客室です。
広々としたテラスからはアルノ川を望み、このテラスでのんびりと過ごす時間が1日に1度はほしくなります。 アンティーク家具や職人の手によるアートワークが際立ち、客室の一つひとつを見てまわるだけで1日がつぶれてしまいそう。そしてこのスイートルームにもメディチ家の装いは随所に活かされています。
何いってもこのホテルで最も豪華なスイートルームですから、普通の間取りではありません。バスルームが2つ、そして、ベッドルームにある広々としたリビングエリアのほかにも、素晴らしいリビングルームがひとつ。プライベートパーティーが開けるダイニングルームまで完備!
ここまでくると、もう夢の世界。 こちらの客室、小さなウェディングパーティーで使う人もいるそうなので、そういった使い方が現実的なのかもしてません。
ザ・セントレジスのバトラーサービスが凄い!
ザ・セントレジスは細やかなバトラーサービスを押し出しているホテルです。バトラーとは執事のこと。ここフィレンツェも同様で、客室でコーヒーや紅茶を頼むと笑顔でサーブしてくれ、とても優雅な気持ちになれます。また、トランクに荷物を詰めてもらう「パッキングサービス」なども請け負ってくれます。小市民的の筆者には自分のトランクの中に入れるものを見られるのが、とても恥ずかしいですが、セレブの方は普通のことなんでしょうね・・・。
ハズカシガラナクテ、イイノデスヨ、マダム。ナレテオリマス
朝食はミシュラン星獲得の「ウィンターガーデン・バイ・カイノ」で!
ザ・セントレジス・フローレンスのメインダイニングは、ミッシェランで1つ星を獲得したレストラン「ウィンターガーデン・バイ・カイノ(Winter Garden by Caino)」。大変人気のあるレストランで、ディナーは予約なしでは利用できない程、世界中の旅人がドレスアップをしてやってきます。夜はこだわりの食材を使用した地中海料理がいただけ、バーカウンターで、お酒を飲むだけ、という使い方も可能。
ということは・・・その通り!ザ・セントレジス・フローレンスの朝食は「ウィンターガーデン・バイ・カイノ」でいただけるということ。この息を飲むような素晴らしい空間をご覧あれ!
日本にも、そして他の国にも、イタリアのルネサンス期を模したレストランやホテルはあるかもしれませんが、この建物は、ルネサンスを代表する建築家、ブルネレスキその人が建築し、当時の雰囲気を失わぬよう細心の注意をしながらリノベーションされてきた、本物。
ここで食事ができる価値は、何物にも代えがたいのです。
目覚めて、少しおしゃれをして「ウィンターガーデン・バイ・カイノ」に行けば、恭しくスタッフが席まで案内してくれます。
そして、こことても大事!なんと朝からスパークリングワインがいただけます!これは嬉しいですね。朝シャンは贅沢なホテルに泊まった最高の気分を、さらに高めてくれます。
こちらの朝食、フィレンツェのあるトスカーナ州産の食材をふんだんに取り入れています。スパークリングワインに合うチーズや、キッシュなどおつまみ的なものも豊富。 そしてイタリアの朝と言えばコルネットやパルトーネという甘いパンが定番。こちらのパンはとても美味しく、止まらなくなりそうで恐い・・・。 旅の朝を贅沢にゆったり過ごせるホテルは、最高ですね!
大人心を満たす様々な施設も。背伸びして使いたいラグジュアリークラシックホテル
ザ・セントジス・フローレンスには、大人心を満たす時間がたくさんあります。 例えば、200本もの選りすぐりのワインを集めたワインセラーでワインが楽しめたり、ウィンターガーデンバーでは毎晩「イブニングリチュアル」というナポレオンが行ったスパークリングワインでの乾杯を劇的に再現する時間を設けたり・・・。
それこそ国宝クラスの屋敷を改装したホテルだけに、構造上プールはありませんが、ゆったりと本を読んで過ごせるライブラリーや、贅沢なスパ、身体を動かしたい人にはジムもあります。 フィレンツェでルネサンス時代に思いを馳せる旅をするのなら、その頃造られた贅沢な屋敷にこもるというのも一つの旅のテーマになります。
フィレンツェの国宝クラスのクラシックホテル滞在もTSJにご相談を!
日本では100年を超えるとクラシックホテルと言われますが、フィレンツェはその比になりません。事実600年越えのザ・セントレジス・フローレンスや、中には800年を超えるイタリア最古のホテルまで存在します。
トラベル・スタンダード・ジャパンにはお手頃なホテルに泊まるツアーがびっくりするほどたくさんありますが、全てのツアーでホテルのアレンジが可能です!
先に述べたように、ホテルとの英語での客室指定やリクエストは面倒ですよね。そんな時もトラベル・スタンダード・ジャパンがすべて代行してくれるので、とっても楽ですよ。
忙しい毎日の中、やっと取れたお休みを有意義に過ごすために、トラベル・スタンダード・ジャパンの旅のプロにお任せしちゃってください!