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ここだけは行っておきたい!バリ島の代表6大寺院

ここだけは行っておきたい!バリ島の代表6大寺院

バリ島には大小たくさんのヒンズー教の寺院が存在し、至る所でお祈りやお祭りが行われています。寺院見学ではバリらしい石造りの割れ門や多重層の建物メルなど情緒ある雰囲気を楽しむことができます。ここでは「バリ島6大寺院」と呼ばれる主要寺院をご紹介します。

インド洋の絶景の眺め「ウルワツ寺院 Pura Uluwatu」

ウルワツ寺院

ウルワツ寺院は断崖絶壁の上に位置する歴史ある寺院

南部プチャトゥ村バドゥン半島の南西の岬の先端にある、海の精霊を祀った断崖絶壁の上に位置するウルワツ寺院。11世紀に建てられたと言われる歴史ある寺院です。

まず入り口で入場料を払い、短パンやミニスカートの方は腰巻きを借ります。黄色い細長いスレンダンは入場者全員が腰に巻きます。これはお寺に入る時の正しい正装スタイルです。

お寺に入る時の正しい正装スタイル

お寺に入る時の正しい正装スタイル

しばらく歩き進むとサルなどを見ることもあります。もし見かけたらサルはお手持ちのミネラルウォーターのボトルやサングラス、髪留めなどが大好き。サッと取っていってしまうことがありますので、持ち物に注意してくださいね。

ウルワツ寺院のサル

歩き進むとサルなどを見ることも

さらに歩き進むと、広場があり、インド洋の壮大な眺めが見渡せます。この広場にケチャックダンスのチケット売り場もあり、チケットの発売は17時からとなります。

順路にしたがって石の階段を歩いて行くと、さらに絶景のインド洋の眺めが広がります。3カ所ほどお寺の境内がありますが、通常お祭りがないときはクローズしているので外から眺めるようになります。お寺の中とは思えないほどのインド洋の美しい海の眺めが続きます。

ウルワツ寺院

ウルワツ寺院

ウルワツ寺院名物の夕陽を眺めながらのケチャックダンス

ウルワツ寺院名物の夕陽

ウルワツ寺院名物の夕陽

ウルワツ寺院内ではケチャックダンス観賞ができます。すり鉢状の会場からもインド洋を眺めることができ、海を背にしたバリスタイルの割れ門とペンジョールと呼ばれる旗がなんとも情緒のある雰囲気です。広場でチケットを買うと、ケチャックダンスのストーリーを書いた日本語の説明書も一緒に渡してくれます。ケチャックダンスは毎日18時から始まるので、だいたい17時15分くらいから17時半くらいにかけて、好きな席に座って開演を待ちます。ぎりぎりに入るとかなりケチャの演者に近いエリアに座ることになったりするので、17時半くらいには会場入りするといいでしょう。客席からケチャ越しにインド洋に落ちていく夕陽を眺めるようなイメージです。待っている間は強い西日が差し込みますので、日焼け止めやお水、帽子、サングラスなど日がよけられる物も持参すると良いでしょう。

いよいよケチャダンスが始まります。初めにマンクーと呼ばれるヒンズー教のお坊さんがお清めのお祈りをします。燭台にともされた火がなんとも幻想的。ケチャの演者たちにもお清めの聖水をかけていきます。

バリ衣装をまとったお姫様や王子様などを眺めながら、海に落ちていく夕陽をバックに観るケチャックダンスはまた格別です。バリ島でも大変人気のあるウルワツ寺院のケチャックダンスには毎日1000人ほどの観光客が訪れています。

崖っぷちに建つダイナミックなスタイルのウルワツ寺院。崖の上からのインド洋の雄大な眺めとの融合が素晴らしい絶景を作っています。夕陽とともに観賞するケチャックダンスも、忘れられない思い出となるでしょう。

入場料:大人Rp.3万/Rp.子供Rp.2万
駐車料金:Rp.5000
ケチャダンス観賞料金:Rp.10万

海に浮かぶように建てられた寺院「タナロット Tanah Lot Bali」

バリ島の中西部の海岸にある、岩の上に建てられた海に浮かんでいるように見えるタナロット寺院。バリ6大寺院のひとつと言われ、海を背景にしたその美しい景色は世界のツーリストを魅了しています。海の精霊が祀られているとされ、16世紀に建てられたと言われています。沈む夕陽とともに見られる寺院の美しいシルエットはバリ島を訪れたら是非見ていただきたい景色のひとつです。

沈む夕陽とともに見られるタナロット寺院の美しいシルエット

沈む夕陽とともに見られる寺院の美しいシルエット

タナロット寺院は空港のあるクタエリアから車で1時間半ほどのタバナン県に位置します。タクシーなどで行くのを紹介しているものもありますが、やはりカーチャーターやガイドさんと一緒のツアーで、ガイドさんの説明とともに回っていただくのがおすすめです。タナロットの歴史やみどころを説明してもらって、知識も広げて帰りましょう!

タナロット寺院

ガイドさんと一緒のツアーなら、タナロットの歴史やみどころを説明してくれる

タナロット寺院での不思議体験

干潮時は海岸から寺院のある岩までの間に道ができ、寺院の下にある岩場の洞窟部分でバリのお坊さんがスンバヤン(バリスタイルのお祈り)をしてくれます。聖水をかけてもらってお祈りをしてもらうと、なんだか安心して癒された気分になります。耳にプルメリアの花をさしてもらった後は、お布施は1万ルピアくらいからお好きなだけお支払いくださいというシステム。海岸側の洞窟には白い蛇がいて、寺院の守り神とも言われています。こちらも参拝料はお布施を好きなだけお支払いして見せていただきましょう。

タナロット寺院に訪れるのは何時くらいがおすすめ?

タナロット寺院に訪れるおすすめの時間帯はやはり夕暮れ時。岩の上の寺院とインド洋の壮大な眺めのコントラストが素晴らしく幻想的なシルエットを作り出します。夕陽が沈んだ後の空の色がなんとも美しいマジカルサンセットタイムもおすすめ。もちろん昼間の寺院もまた爽やかな雰囲気。寺院の敷地内にある、寺院とインド洋を見渡すレストランでお食事をしながら眺めるのもいいですね。世界に誇るバリ島の大自然の景色をぜひご堪能ください。

昼間のタナロット寺院

昼間のタナロット寺院

沈む夕陽とともに見られるタナロット寺院の美しいシルエット

夕暮れ時のタナロット寺院

ケチャダンス観賞

タナロット寺院には2カ所でケチャダンスが楽しめます。ひとつはデウィシータレストランのオープンステージ。こちらはお一人様5万ルピアで18時半開演です。そしてもうひとつはテジュクンレストランの前の海岸で行われるサンセット・ケチャです。こちらはお一人様10万ルピアで18時開演。美しい夕陽を眺めながらのケチャダンスを観賞することができます。ケチャダンスが加わりさらに幻想的な雰囲気が楽しめます。

魅惑的な美しい景色のタナロット寺院。世界でも美しい夕陽スポットのひとつと言われるなど、神々の住む寺院にふさわしいとされ建立されたというのもうなずけます。バリ島に訪れた際にはぜひお立ち寄りくださいね。

入場料:大人Rp.6万/Rp.子供Rp.3万
駐車料金:Rp.5000
ケチャダンス観賞料金:
Rp.5万(デウィシンタオープンステージ)18:30~
Rp.10万(テジュクンレストラン、ビーチフロントステージ)18:00~

神々の住む山からの聖なる湧き水「ティルタエンプル寺院」

バリ島の中部、タンパクシリンにある、パワースポットとしても有名なティルタエンプル。聖なる泉の湧く由緒あるお寺です。10〜14世紀頃バリのワルマデワ王朝時に建立されたとされており、寺院内には聖なる泉とそこから聖水が引かれる沐浴場があります。たくさんの観光客と、お祈りに訪れる地元の人々でいつもにぎわっています。

聖なる泉の湧く由緒あるお寺、ティルタエンプル

聖なる泉の湧く由緒あるお寺、ティルタエンプル

ティルタエンプル寺院での拝観ポイント

ティルタエンプル寺院ではまず拝観料を支払い、入り口で腰に巻くサロンスレンダンを借ります。これがバリのお寺の参詣時の正装となります。親切なおじさんだと腰巻きを巻いてくれたりします。慣れていないとなかなか巻くのもコツがいるようです。ティルタエンプル寺院のマナーとして中では長い髪の方は結ぶように言われます。入り口あたりも大きな聖木などがあり良い気が満ちているような爽やかな雰囲気です。

ティルタエンプル沐浴場

ティルタエンプルの聖水は無病息災の力があると信じられていている

中に入ると沐浴場、お寺の境内、聖なる泉と続きます。沐浴場ではたくさんの地元の人がムルカットと呼ばれる沐浴をして身体と心を清めています。この聖水は聖なる無病息災の力があると信じられていて、ペットボトルやポリタンクに聖水を汲んで帰る人たちも多く見受けられます。沐浴はツーリストでも体験でき、沐浴場近くに有料のロッカーなども用意されています。とにかく聖水をあびてびしょ濡れになりますから、沐浴をご希望の方はタオルや着替えをご持参ください。沐浴の作法もありますので、ガイドさんに案内、通訳していただくことをおすすめします。

ムルカットと呼ばれる沐浴

ムルカットと呼ばれる沐浴で身体と心を清める

そして聖なる泉では、信じられないくらいのきれいなエメラルドグリーンの池に湧き水がこんこんと湧いています。それはこの世のものとも思えない美しさで、パワースポットとささやかれるのも納得の眺めです。バリ島に訪れた際には、なかなか見る機会のないバリスタイルの沐浴場や風情ある寺院と美しい湧き水の景色を是非ご覧いただきたいと思います。

ティルタエンプル寺院の美しい湧き水

ティルタエンプル寺院の美しい湧き水

ミステリアスな天空の寺院「ランプヤン寺院」

カランガッサム県に位置するランプヤン寺院は、空港のあるクタエリアから3時間弱のバリ島東部にある神聖なバリ寺院です。8つの寺院からなるランプヤン寺院はバリの中でも歴史も古く、ブサキ寺院に相当する格式の高い寺院と言われています。標高100mのスルヤ山の頂上にあるランプヤン・ルフール寺院までは1,700段の階段を登り行き着くことができ、登頂の難しさでも有名です。麓のプナタラン・アグン寺院でのバリスタイルの風情ある割れ門からのアグン山を眺める景色は息を飲む絶景です。この寺院も力の強いパワースポットとして地元の人々から崇められています。

ランプヤン寺院

ランプヤン寺院

到着したらまず入り口で入場料を払い、手足の露出の多い服装だとサロンを腰に巻いたり肩を布で覆ってから入ります。これは神聖な寺院に入る時の正装です。これらは入り口で有料で貸してくれますが、ツアー担当ガイドさんが準備してくれることもあります。

美しい割れ門で有名なプナタラン・アグン寺院

プナタラン・アグン寺院の美しい割れ門

プナタラン・アグン寺院の美しい割れ門

麓にあるプナタラン・アグン寺院までは乗り合いバスで行くことができます。風情あるバリスタイルの大きな割れ門からは、通常晴れている状態で標高3142mのバリ島最高峰アグン山の神秘的な景色が広がります。雲と同じくらいの高さが標高の高さを感じられますね。

最近はこの割れ門とアグン山の景色のあまりの美しさに、ここで写真を撮りたいツーリストが世界中から集まり、写真撮影待ちの為の列に並ぶこと1時間半~2時間となっています。専属の写真撮影スタッフもいて、なかなかの腕前のようです。お出かけの際には所要時間も含めてスケジュールを立てましょう!

プナタラン・アグン寺院

プナタラン・アグン寺院

頂上の高貴なお寺、ランプヤン・ルフール寺院

頂上のランプヤン・ルフール寺院まではいくつかの参道があり、森の中のような山歩きの参道約1700段の階段があります。2〜3時間はかかるであろうその登頂の厳しさに、ランプヤン・ルフール寺院まで参詣する観光客は少数です。

ランプヤン・ルフール寺院までの山歩きの参道

ランプヤン・ルフール寺院までの山歩きの参道

参道を登っていくと、いくつかのサンガ(神様にお供え物とお祈りをささげる場所)のある小さなお寺があり、ここでも祈りを捧げながら上を目指します。地元のバリの人々の言う「ランプヤン寺院」は実際はこの頂上のランプヤン・ルフール寺院を指しています。

ランプヤン・ルフール寺院

ランプヤン・ルフール寺院

神秘的な雰囲気に満ちたランプヤン寺院。ランプヤンには光と神、という意味があるそうで、まさに光のエネルギーとパワーをもらえそうな厳かな雰囲気です。バリ島東部には、海岸沿いのチャンディダサエリアゴアラワクサンバの塩田やダイビングで有名な美しい海の景色のアメッドなどがあり、南部とはまたひと味違う落ち着いた雰囲気の東部を観光で回ってみるのもぜひおすすめです。

入場料:任意でRp.2万以上
乗り合いバス料金:ひとりRp.2万/片道
写真撮影時のチップ:任意
サロンのレンタルRp.1万

ヒンズー教徒の母なる総本山「ブサキ寺院 Pura Besakih」

バリ島のヒンズー教徒の総本山、ブサキ寺院

バリ島のヒンズー教徒の総本山、ブサキ寺院

バリ島中央東部のバリ島最高峰、霊峰アグン山の中腹にあるブサキ寺院は、バリ島のヒンズー教徒の総本山です。バリ島のマザーテンプルとも呼ばれ、ヒンズー三大神であるシヴァ神を祀るプナタラン・アグン寺院、ブラフマ神を祀るキドゥリン・クレテ寺院、ヴィシュヌ神を祀るバトゥ・マデ寺院を中心とした30以上の寺院から構成されています。8世紀頃に基礎が建てられ、16世紀頃にゲルゲル王朝時代に王族によって今のように建立されたと言われています。

境内には至る所に小さな寺院が点在しています。観光客がいる中でも普通にお供えとお祈りを捧げるバリ人の姿も見ることができます。お祈りは静かに見ましょう。

ブサキ寺院での見どころ

メルの寺院

バリ島の大自然とアグン山、メルの寺院の集合が美しい景色を織りなしている

数多くのメル(高重層)を持つ寺院が多いのが特徴です。バリ島の大自然とアグン山メルの寺院の集合が美しい景色を織りなしています。そして30もの寺院が集合しているのはバリ島ではブサキ寺院だけ。その眺めは総本山ならではの迫力があります。

ブサキ寺院

30もの寺院が集合しているのはバリ島ではブサキ寺院だけ

注意事項

ブサキ寺院に入る時は神聖な場所への正装として、腰巻きのサロンを巻いて入ります。そしてブサキ寺院での観光には、ガイド資格を持ったガイドさんと回る必要があります。普通のタクシードライバーなどと一緒に気軽に入れる寺院ではなく、地元の専属ガイドやヒンズー教徒しか入れないエリアも存在します。地元の専属ガイドにガイドを頼む時は、入場料の他にガイド料を払うようになりますし、値段交渉が必要になってきます。客引き風のガイドなどもいるので、必要ない時は断りましょう。あまりにも高い値段を言われたりしたときは、そういうエリアには入らずに外から眺めることもできますが、せっかく遠くまで訪れた場所で満足いく観光ができるよう、できれば旅行会社などのツアーできちんと資格を持ったガイドさんを手配してから行きましょう!

神秘的なメルの景色の庭園寺院「タマンアユン寺院」Pura Taman Ayun(タバナン県メングイ)

タマンアユン寺院

タマンアユン寺院

ブサキ寺院に続くバリで2番目に大きい寺院と言われるタマンアユン寺院。約300年前に建てられ、今でも地名が残るメングイ王国の国寺であったと言われています。2012年にユネスコによって世界遺産に認定されたことでも話題になりました。南部の空港のあるクタエリアから車で1時間半ほどの位置にあります。入り口で拝観料を支払い、参拝の正装のための腰巻きのサロンを巻きます。サロンは入り口で無料で貸してくれます。

タマンアユン寺院の見どころ

「美しい庭」という意味を持つタマンアユン寺院

「美しい庭」という意味を持つタマンアユン寺院

「美しい庭」という意味を持つタマンアユン寺院。よく手入れのされた広大な庭園には神々を祀るメルと呼ばれる茅葺きの屋根が何層にも重なった塔が10基あり、それを水の水路が囲んでいます。この水路が近隣の水田に水を引く役目を果たして来たことが、世界遺産に登録された理由でもあったそうです。南国の植物が生い茂る庭園に囲まれたバリ島らしい石の割れ門や石像、石の彫刻、アグン山を模したとも言われるメルのたたずまいが大変美しい寺院です。寺院内は緑の庭園が広がり、地元の人たちの憩いの場ともなっており、閑静な雰囲気の中バリ島の文化に親しむことができます。

地元の人たちの憩いの場ともなっている

地元の人たちの憩いの場ともなっている

寺院見学でバリ島の情緒ある雰囲気を楽しもう!

バリ島の6大寺院とされる由緒ある、しかも景色が良いお寺を紹介しました。
バリ島にはたくさんの観光スポットがありますので、寺院を訪れる際には近隣の観光地も一緒に回って、バリ島の美しい場所をたくさん見て帰ってくださいね。

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バリ島旅行についてはこちらも
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