カナダでボンジュール!フランス文化が根付く「モントリオール」の観光スポット紹介
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カナダのモントリオールは、ケベック州最大の都市。市民の3分の2近くがフランス系カナダ人で、第一言語はフランス語!とてもフランス文化が強く根付いていることから「北米のパリ」とも呼ばれています。ヨーロッパを思わせる石畳の旧市街の街並みやフランス料理などの美食の街としても注目されています。今回は、モントリオールの人気観光地やインスタ映えするスポットをお届けします。
カナダ・モントリオールを知ろう!
トロントに次ぐカナダの第二の都市モントリオールは、旧市街に立ち並ぶ歴史的建造物やフランス語で表記されたお店の看板などヨーロッパの雰囲気が感じられる都市。
ヨーロッパの雰囲気が漂う「モントリオールの旧市街」
日本からモントリオールへのアクセス
これまで日本とモントリオール間は、乗り継ぎ便を利用する方法が一般的でした。しかし、2018年6月にエア・カナダが、成田空港とモントリオール間の直行便の運航を始めたことにより、アクセスが非常に便利になりました。
フライト時間はおよそ12時間。成田空港からは夏ダイヤは毎日運航、冬ダイヤは週3往復の運航スケジュールとなっています(2019年10月現在)。直行便の運航がスタートしたことで、日本人観光客のツアーも増えつつある注目の都市です。
モントリオールの気候
モントリオールは、北海道の稚内とほぼ同じ緯度に位置します。夏は30℃を超える真夏日があったり、逆に本格的な冬になると0℃を下回る厳しい寒さになったりと年間を通しての寒暖差が激しいという特徴があります。
4~5月は、まだアウターは手放せないものの、観光やツアーにおすすめの季節。スプリングコートや軽めのアウターなど脱ぎ着のしやすい洋服を持っていくと重宝します。
6月になると徐々に暖かくなり、24℃まで最高気温が上がることも。
7~8月の日中は30℃を上回る日が多く、休憩を取りながらゆっくり観光をすると良いでしょう。サングラスや帽子を準備するのがおすすめです。
9~10月は、徐々に寒くなり平均気温は10℃前後、最高気温も14℃くらいとなり、日中と朝晩の寒暖差が激しいので、冬のコートを準備しておくと安心です。
11~3月は、厳しい冬の寒さがやってきます。
12~2月は最も寒さが厳しく、平均気温が連日氷点下ということも。風のない晴れた日は、放射冷却現象によって‐30℃を記録することもしばしば。日本の冬用の防寒では役に立たない場合もあるので、厚手のダウンジャケットや雪山のアクティビティでも着られるようなアウターや手袋、毛糸の帽子は必須です。
パリの大聖堂にも負けない!モントリオールの「ノートルダム大聖堂」
モントリオールのノートルダム大聖堂(Basilique Notre-Dame de Montréal)は、1829年に建設された人気の観光スポットです。
左右が高く伸びている建築が特徴の「モントリオールのノートルダム大聖堂」
ノートルダム大聖堂というと、フランスのパリの建築物を思い浮かべる方も多いかもしれません。実は、モントリオールにもノートルダム大聖堂があります。重厚なネオ・ゴシック様式が特徴的な外観をしていて、厳かな雰囲気を醸し出しています。
1994年には、この大聖堂で、カナダの歌姫セリーヌ・ディオンとレネ・アンゲリルの結婚式を挙げたことがメディアで取り上げられ、日本でも話題になりました。
ノートルダム大聖堂の美しい祭壇
内部にある眩いゴールドとコバルトブルーの美しい祭壇を見たら、きっと言葉を失い見とれてしまうでしょう。アーチ状の天井画には、およそ36,000個の輝く星が散りばめられており、幻想的な雰囲気に包まれます。
またこの大聖堂では、世界最大級のパイプオルガンの演奏会が度々開かれています。もしも演奏会のタイミングで訪れることができるようであれば、時間を割いてでもその音色を実際に聞く価値あり!演奏会のスケジュールはHPでご確認ください。
場所:Notre-Dame Basilica of Montreal 110 Notre-Dame Street West Montréal (Québec) H2Y 1T1
開館時間(訪問者):月~金曜日8:00~16:30/土曜日8:00~16:00/日曜日12:30~16:00
入場料:18歳以上 CA$8/7~17歳 CA$5/6歳以下無料
HP(英語):https://www.basiliquenotredame.ca/en/
※ミサや礼拝が行われている場合、入場までに時間がかかることがあります
歴史的建造物に囲まれて、モントリオールの「旧市街」ショッピング!
ヨーロッパの街並みのようなモントリオールの旧市街
イタリアからの移民が多い「リトルイタリー」や新鮮なフルールや花のショップが建ち並ぶ「ジャックカルティエ広場」などヨーロッパの雰囲気が感じられるエリアがコンパクトにまとまっています。その中でも旧市街(Old Montreal)の観光は、モントリオールに来たら必ず足を運びたいスポット。
旧市街の近くにある「旧港(Old Port)」もおすすめ
先ほどご紹介したノートルダム大聖堂をはじめ、ポワンタ カリエール博物館(Pointe-à-Callière Museum)などの見どころがギュッと集まっています。ほとんどの博物館では、ガイドスタッフが観光客に展示物の紹介などをわかりやすくしてくれますよ。
サンポール通り(Rue Saint-Paul)
また旧市街で観光の合間に立ち寄りたいのが、旧市街地のメインにあるサンポール通り(Rue Saint-Paul)。この通りには、パリの街にあるようなおしゃれな雑貨店やアパレルショップなどがたくさんあります。
人気のメープルシロップを使った製品を多く扱うデリセ エラーブル&シー(DELICES ERABLE & CIE)があるのもこの旧市街。メープルシロップ以外のジャムや紅茶も販売されている、地元の人々も御用達のお店です。砂糖の代わりにメープルシロップを使用したヘルシーアイスも販売されているので、食べ歩きにもおすすめ。
カジュアルでおしゃれなレストランやカフェもたくさんあるこのエリアで、ひと休みしながら観光やツアーを計画してみてはいかがでしょうか。
アートが集結する「プラトー・モン・ロワイヤル」
プラトー・モン・ロワイヤルに建つビクトリア様式の建築物
モントリオールの中心地モンロワイヤル公園の東側にあたるプラトー・モン・ロワイヤル(Le Plateau Mont Royal)は、旧市街地の雰囲気とはまた違う印象のエリア。20世紀初めは、労働階級住宅エリアとされておりその当時のビクトリア様式の赤レンガの建物も残されています。
現在は、学生や若いアーティストが多く住む住宅地とされ、カラフルな色使いのアパートメントや斬新なデザインの壁画がインスタグラムでも話題に。
モントリオールの庶民派グルメ「ベーグル」
焼きたて熱々のベーグルをお試しください
モントリオールに来たら食べたいベーグル!ベーグルはヨーロッパが起源という説もありますが、世界的にはニューヨークとモントリオールが最も有名な都市だと言われています。
フェアマウント・ベーグル(Fairmount Bagel)とサン・ヴィアトー・ベーグル(St.Viateur Bagel)はモントリオールにある2大ベーグル店。リーズナブルでおいしいベーグルを購入して、モン・ロワイヤル・パークでピクニック気分で頬張るのも良いですね。
Fairmount Bagel
場所:74 Fairmount ouest avenue Montreal, Quebec H2T 2M2
営業時間:24時間営業
公式HP(英語):https://fairmountbagel.com/
St.Viateur Bagel (Flagship Bakery)
場所:St-Viateur Bagel Shop 263, rue St-Viateur O. Montréal, QC, H2V 1Y1
営業時間:24時間営業
公式HP(英語):https://www.stviateurbagel.com/en/
斬新なデザインが映える!モントリオールのインスタ映えスポット
旧市街地の歴史的な街並みもインスタ映えすること間違いなしですが、最近話題になっているモントリオールのインスタ映えスポットがあります。
モントリオール国際会議場(Montreal Convention Centre)
カラフルな窓が特徴の「モントリオール国際会議場」
モントリオール国際会議場(Montreal Convention Centre)は、とにかくカラフルな色遣いの窓が目を引く近代的な建物は、地元でも有名。1階部分は、ショッピングモールになっているため自由に利用することができますよ。外観も内部もしっかりカメラに収めて、インスタにアップしましょう。
モントリオール・バイオスフィア(Montreal Biosphere)
球体の建築物が「モントリオール・バイオスフィア」
もう1つご紹介したいインスタ映えスポットは、ジャン・ドラポー公園の近くにあるバイオスフィア(Biosphere)です。この施設は環境博物館で、子供から大人まで環境について学べる体験型の施設です。大きな巨大シャボン玉の様な外観は、近未来的。夜になりライトアップされると、更に幻想的な姿が話題になっています。
夜間にライトアップされ、暗闇に浮かび上がる「バイオスフィア」
モントリオールの「リトルイタリー」で食すの絶品イタリアングルメ
新鮮な野菜がたくさん並ぶ「ジャン・タロンマーケット」
カナダで2番目に大きいイタリア人街のあるモントリオールではリトルイタリー(Little Italy)も外せないスポット。地元の人々も足繁く通うジャン・タロンマーケット(Marché Jean-Talon)は、ケベック州特産の新鮮な果物や野菜、加工肉などの食材が集まった市場です。試食ブースを設けているお店もあるので、地元の人々と一緒にお店のオーナーとのやり取りも楽しめます。
マーケットの中心には、テーブル席も完備されたフードコートも。トロっとしたエッグタルトや低価格で美味しいホットドッグやサモサなどのメニューも豊富です。中東でよく食べられている「バクラヴァ」と呼ばれる何層にもなったパイ生地にナッツやシロップを練り込んだお菓子などが満載。一度お試しあれ!
紹介したスポット一覧の地図
モントリオールの奥深さを体験してみませんか?
今回はカナダのモントリオールのおすすめ観光スポットを中心にご紹介しました。カナダの雰囲気はそのままに、ヨーロッパの街並みや文化、グルメに触れることのできるモントリオールは、奥の深い魅力的な街ですね。
直行便の就航に伴い、これまではあまり馴染みのなかったモントリオールへの観光もしやすくなりました。一歩街に足を踏み入れた途端に、どこもかしこもインスタ映えする魅惑のモントリオール。エリアごとに違う表情を見せてくれるのも、この街の楽しみです。ぜひ、モントリオールの観光を計画してみてはいかがでしょうか。