「春巻き」から紐解くベトナム文化を都市別にご紹介!
ベトナム料理と聞けば「生春巻き」!だけではないんです。中華春巻きよりも小ぶりで食べやすいベトナム風の揚げ春巻きや、宮廷料理としての「蒸し春巻き」などなど様々。地域によって違う春巻きを6種類ご紹介します!ベトナム旅行の際は、地域自慢の春巻きを探してみましょう!
ベトナムにおける春巻き文化について
ベトナムは世界でも有数の米の輸出国として知られています。年に2〜3回もお米を収穫できるんです。きしめんのような、もちもちとした平麺のフォーをはじめ、生春巻きでおなじみのライスペーパーなどのお米の加工品が多くあります。
ベトナム料理といえばフォーに並んで、生春巻きや揚げ春巻きいわれるほど人気の料理になってきた春巻き。春巻きの発祥は中国ですが、生春巻きは他国でもベトナム風春巻きときちんと区別されて提供されるほどメジャーです。春巻きは南北で具材や形に若干違いがあったり、それそれ違った楽しみ方があります。
ベトナム全土で基本はあまり変わりませんが、ベトナム中部の料理は南部系のものが多いです。南部は春巻きが小さいということもあり、中身の海老と豚肉のミンチが入っているなどの特徴があります。また海が近いのでダナンの春巻きの中身のエビをよりおいしく味わえるかも…?
これぞローカル!ベトナム流の「手巻きの春巻き」
公式HPより(https://www.facebook.com/BaleWellrestaurant/)
ベトナムのローカルレストランで春巻きをオーダーすると、乾いたままのライスペーパーと一緒に大量のハーブと肉類が一緒に運ばれてくることがあります。これぞ「ローカルスタイルの春巻き」とのこと、見よう見まねで作ってみると楽しいのなんの!ベトナム語では「ネルネイ」と呼ばれています。
まるでプラスチックの板のような固めのライスペーパーに(柔かい場合もあります)、バジルなどのハーブや千切りの野菜をたっぷりのせて、特製のタレと一緒に肉類や魚類、唐辛子なども一緒に巻きます。具材の水分で、生春巻き全体がしっとりとしてきて食べやすくなりますよ。
自分の食べたいものを好きな量で作れるのも嬉しいポイント。お店側からすると、巻く手間が省けるのでスピーディーかつ安価に提供できるのでは⁉と感じます。
ホイアンを訪れたらぜひ訪れてほしいレストランがあります。自分で巻いて作る生春巻きを楽しめる「バーレーウェル(Bale Well)」というレストランが観光客に大人気。炭火焼のお肉やキムチ、ベトナム風オムレツも絶品&ボリュームたっぷり!
- ダナン
- ホイアン
- ハノイ
- ホーチミン
- フーコック島
羽田深夜発/往復直行便でダナンへ行ける最安ツアー
このツアーは完売しました
成田発!往路同日到着で行くホイアンの旅
このツアーは完売しました
成田発/ベトナム航空で行くフーコック島
このツアーは完売しました
アジアのヘルシー料理の定番!「生春巻き」
生春巻きは「ゴイクオン」と呼ばれています。場所や店舗によって中身は若干異なりますが、基本はエビや肉、レタスやグリーンマンゴー等の野菜などを、水で戻したライスペーパーで巻き、たれにつけて召し上がるものです。タイの「ポー・ピヤ・ソット」に似ていると言われています。
お店によってタレの味や具材が違うところも面白く、食べ歩き&食べ比べをしてみても良いですね。どんなに食べても罪悪感がないヘルシーさは、今も昔も女性に大人気です。ライスペーパーから透けて見える具材はまるで芸術作品。写真映えにこだわるお洒落な店舗も増えています。
フルーツやアボカドなどが入ったものも♪
ハノイとホーチミンの「揚げ春巻き」の違い
ベトナム全土で基本はあまり変わりませんが、地域によって北部の揚げ春巻きは大きくて、南部は小さめです。北部はカットしたものを盛りつけて提供されることが多いですが、南部は小さいのでそのまま盛りつけられます。その他、野菜の種類や細かいところが若干違うので、南北食べ比べも面白いですよ。
ベトナム料理の代表的なソースは「ヌクチャム」という万能ソースが春巻きにも付け合わせとして定番です。ヌクチャムは、ヌクマムと呼ばれるフィッシュソースに砂糖やレモンの搾り汁、酢、唐辛子、ニンニクなどが絶妙に配合されています。
古都フエの宮廷料理の「蒸し春巻き」
もちもちとした食感が特徴
蒸し春巻きは、米粉で作られた皮に、肉、エビなど、揚げ春巻きと同じような具材を入れ(店舗によって異なります)、名前の通り蒸した春巻きです。もちもちした食感で、よく中国の「チャンフェン」に似ていると言われています。
蒸し春巻きは「フエ」でしか食べられないこともあり、認知度、情報ともに少ないです。ベトナムの高級ホテルでは、朝食として提供されている場合も多いので、ベトナムでのホテル宿泊の際は朝食をチェックしてみてくださいね。
ハノイの伝統のココナッツ菓子「ボービア」
ハノイのボービアの屋台(https://www.facebook.com/Trungle0981636247/)
ハノイ発祥のお菓子「ボービア(Bo Bia)」は、春巻きというジャンルではないかもしれませんが、ライスペーパーにくるまれているので番外編としてご紹介します。ボービアは千切りにされたココナッツが水飴やゴマといしょに巻かれた、どこか懐かしい昔ながらのお菓子です。
ストリートフードとして露店で売られていることが多いので、「Bo Bia Ngot」という看板をみつけたら是非トライしてみてくださいね。「Ngot(ンゴット)」とは甘いという意味です。
南部のホーチミンの街で「Bo Bia」と表記があった場合は、実は「中華春巻き」の意味となるんです。また、サラミや乾燥小エビが入ったちょっと塩気のある春巻きのことも意味するのだとか!
サラミ入りのボービア
ベトナムの春巻き文化まとめ
一口サイズの揚げ春巻き
以上、ベトナムの都市別の春巻きを6種類ご紹介しました。ベトナムの春巻きと聞けば、ヘルシーな生春巻きを一番に思い浮かべますが、実はいくつか種類があるんですね。現地では、本当に安価に楽しむことができます。露店では数十円~、レストランでも数百円でOK!ベトナムを訪れたらぜひ食べ比べてみてくださいね。
ベトナムのどの都市に行こうか迷っているという方、旅行にオススメの時期や都市別の観光情報などを知りたいという方は、ぜひ下記アジア専門ダイヤルにお問い合わせください。アジアに長けたスタッフが、あなたにピッタリの旅を提案してくれます。
- ダナン
- ホイアン
- ハノイ
- ホーチミン
- フーコック島
羽田深夜発/往復直行便でダナンへ行ける最安ツアー
このツアーは完売しました
成田発!往路同日到着で行くホイアンの旅
このツアーは完売しました
成田発/ベトナム航空で行くフーコック島
このツアーは完売しました