「MSCベリッシマ」クルーズ旅行記!男ひとり旅で地中海を巡ってみた【船内編】
MSCの地中海クルーズが最高らしい!それはカップルだからか?友達同士だからか?男ひとり旅だとつまらないのか?男ひとりの船旅に憧れる僕が乗船!旅行記でがっつり紹介しましょう。まずは乗船方法と船内の様子、キャビンや食事の様子を徹底レポート!
今回の「MSCベリッシマ」クルーズの出発地はスペイン・バルセロナ!
男の憧れ、船旅!いつかゆっくりクルーズ旅したいなあ・・・と言ったところで、なかなか行けるものではないですよね。
クルーズ旅行はある程度日程を必要するので、なかなか彼女と日程が合わないし、船のコンパクトな客室を男性2人で使うのも、なんだか息が詰まりそう。誰かと無理やり日程を合わせて遠慮しながら旅をするよりは、「ひとりでクルーズしてみる」と決めた男性の旅行記をご紹介。
ホテルの個室も、ひとりで泊まるときは一部屋分のルームチャージをひとりで払いますよね?そこは船も同じ。キャビンの追加料金を払ってひとりで贅沢な旅をすることにしたそうですよ。
「うわー・・・高そう」
なんて身構えなくても大丈夫。彼は普通のサラリーマンです。1年に1度は海外旅行に行くと決めているごく普通の男性ですよ。彼が予約したツアーは「MSCベリッシマ」の地中海クルーズ込みのツアー。
「え?ひとりの海外クルーズでこの値段でいいの?しかも地中海で?」という金額だそうで、しかもクルーズは1日3食付、移動費込み、ホテルの部屋代込み。 もし同じ日程で海外旅行、しかもヨーロッパに行ったら、エア代と安いホテル代だけで終わってしまいそうなお値段だそうです。
なーんだ・・・今、トラベル・スタンダード・ジャパンにすごくいいツアーがあるんですけど、早まりましたね・・・。しかも「MSCベリッシマ」より新しい、最新船「MSCグランディオーサ」なんですけどね。
こんな光景に憧れていました!
バルセロナ着後は自由時間!アレンジでもう1泊しても楽しそう
旅の出発地はバルセロナ。このツアーの行程は乗船の前日、バルセロナで1泊します。この行程ではチケットの予約購入や混雑の状況がつかめない「サグラダ・ファミリア」の見学は難しそう。とはいえ、あなたがバルセロナに行くのが初めてだったら、絶対に見ておいた方が良いです!
なぜって最新の建築技術で、サグラダ・ファミリアのはついに2026年に完成しそうな勢いなんですよね。「ガウディの未完の建築」で世界遺産登録されているわけでづから、未完のうちに見ておかないと・・・。
そんな時、トラベル・スタンダード・ジャパンのツアーなら、前泊の日数もアレンジしてくれます。例えばクルーズの日程は変えられないから、出発を1日前倒すとか、格安で丁寧に対応してくれるので安心。下記のブログで「サグラダ・ファミリアの完全攻略法」を紹介しているので、よく読んでおくと、見学したくなると思います。
あと6年で完成してしまう予定の「サグラダ・ファミリア」も見たい?
バルセロナ2回目の僕は、今回「サグラダ・ファミリア」は見ません。そのかわり、バルセロナの町並みを散策で楽しんだり、スペイン料理を楽しんだり、ちょっと大人の過ごし方をしました。こういうことができるのも、男ひとり旅の良さですよね!もしバルセロナが初めての同行者と来て居たら、こんな自分勝手な旅はできなかったでしょう。
スペインと言えばパエリア!ひとりの食事にしては量が多い・・・
町並自体が美しいバルセロナ
いよいよMSCベリッシマに乗船!
ホテルで1泊して、バルセロナの港へ。港までは自力で行く必要があるので、港の情報をきちんと聞いておきましたよ。船まではトランクを持って自分で移動しなければならないので、スリ対策も忘れずに。大きな荷物を持っていると、ついわきが甘くなりませんか?注意、注意!
バルセロナの旅客ターミナル
超巨大な大型クルーズ船が停泊し、壮観な眺め!バルセロナのクルーズ船ターミナルはとにかく広い!実は自分の乗船する船が、どのターミナルに停泊するのか、当日までわからないんですよね。船名は最低でも覚えておかないと、迷子になるかもしれません。
「MSC」専用の待合いエリアを見つけ、ほっとひと安心。ここまでくれば何とかなります。
客船ターミナルはとにかく広大。時間に余裕を持って乗り場に行きましょう
僕は乗船時間の1時間前に、チェックインをしました。
手順はスーツケース回収(乗船後にキャビンに運んできてくれます。)⇒セキュリティーチェック(空港と同じ要領です)⇒チェックインカウンターに並ぶ⇒クルーズカードをもらう
こんな順番で無事にチェックイン。
心配な言語についてですが、日本語スタッフが乗っている場合と乗っていない場合があり、乗っていない場合、チェックイン時にもらえる船内案内も英語になってしまいます。
飛行機の搭乗と同じような手順で進んで行きます
チェックインと同時にもらえるクルーズカード!このカードは絶対に無くさないこと!
乗船1日目は、色々やることがあります。パスポートチェック、さらにクルーズカードに登録するための写真撮影とクレジットカードの登録・・・MSCベリッシマは食事もすべて含まれたクルーズですが、お酒や、食事以外の時間のドリンク、ショップでの買い物など有料の物もあります。旅行中は金銭のやりとりはなく、すべてクルーズカードで対応。最後に清算しますが時間がかかるので、このマシンで登録しておいて良かったです。日本語もあるのでわかりやすかったですよ。
クルーズカードにクレジットカード情報を登録!
華やかなエントランスでは乗船を歓迎するかのようにライブミュージックが!
広い船内どうやって過ごすのかな?と思っていましたが、乗船日にはきちんと説明会が開催されます。日本人スタッフがいれば日本語も開催。これはマストで参加しましょう。僕はあまりアクティブではないので、これだけ大きい船だと、下船まで知らない施設や使わない場所が出てきそうです(笑)。
おっと、乗船日には避難訓練もありますよ。面倒?だめだめ。クルーズカードに記載された指定の避難場所へ行き、緊急時の説明を聞きに行かないと、別途呼び出されて徹底指導されるそうですよ。 訓練に参加すると、どこの国の人?なんていう会話も弾んで、顔見知りができます。
僕の乗った日は寄港するイタリア、フランス、スペインのゲストが90%以上。日本人は数十人程度でした。全体から言うと少数派ですけど、日本から地中海クルーズをしたい、という人がいて心強い。
旅の安全は避難訓練から!
MSCベリッシマのバルコニー付キャビン
今回お世話になる僕のキャビンです。 実はですね・・・今回、僕は奮発しました。社会人になると男ひとりで11日間も旅に出かけられる機会ってなかなかありませんよね。しかもクルーズですよ。海が見えるバルコニー付きキャビンにしないと、船旅の醍醐味が感じられないですよね!という訳で追加料金を払ってアップグレード。
MSCベリッシマ バルコニー付きキャビン
平米数から、かなりコンパクトなキャビンだと思っていましたが、想像以上に広い!これなら大人2人でも快適に1週間のクルーズを楽しめそう。ベッドも大きいし、バルコニーも広い!
いわゆるハリウッドツインなので2人の場合はツインとして使えますね!
バスルームはトイレ、洗面所、シャワーが機能的に収められていて、使い勝手が良し。
コンパクトにまとめられた機能的なバスルーム
ピザが絶品!ビュッフェレストラン
キャビンでひと息ついたら急に空腹感が・・・そういえばランチがまだでした。出発前の中途半端な時間ですが、ランチにしましょう。MSCベリッシマには無料・有料(追加料金でちょっとゴージャスな食事ができるレストラン)のレストランがいくつもあり、ほぼ24時間営業(数時間の休憩の時間はある様子)のビュッフェレストランは、こんな時にとても便利です。
船内で焼かれるアツアツでき立てのピザ!これが絶品!
女性に嬉しいたくさんのスイーツ!
ビュッフェが大好きなキッズたちも楽しそう
このビュッフェレストランは時間帯でメニューが変わる上に、種類もかなり豊富。えっ?ビールとワインを一度に飲んでどうしたの、って?お酒大好きな僕は「ドリンクイージーパッケージ」をオーダー。食事中はフリードリンクを楽しむことにしたのです。
どんなに飲んで酔っ払っても、すぐに帰れる部屋が安全な船内にある至福!
ただし、ちょっと贅沢なお酒やカクテルを飲みたいなあ、とか、食事以外の時間もお酒を楽しみたい人は、もうひとつ上のランクのプレミアムドリンクパッケージがおすすめ。食事の時間だけではなく有料のバーでも10ドル以下の飲み物が飲み放題になるので、お酒が大好き!という人はつけてしまった方がお得。
海上のかっこいいバーで、ダンディにグラスを傾けたい
バルセロナを出港!どんな船旅が待っているのかな?
乗船後の手続きや、避難訓練、ランチを取っている間に、いよいよ出発の時間になりました。ずっと憧れていた「男ひとり旅クルーズ」はどんな旅になるのでしょうか?
客室にバルコニーがあると出港時もドラマティックで良いものです!
クルーズライフを楽しみつくす
MSCベリッシマのプール
クルーズ船というと、まず思い浮かぶのはデッキ上のプールですよね。ヨーロピアンは日焼けが大好き。泳ごうが泳がなかろうが、デッキチェアを占領して、肌を焼いています。3食の食事が付いているクルーズは意識して身体を動かさないと、太りますよ~。しっかり泳げる広さのプールがあるのは、うれしいですね!
バルセロナで乗船したばかりの時は空いていて快適でしたが・・・
このプール、寄港地に寄らないクルーズだけの日は、とにかく混みます!
デッキチェアは満席!
小さめのディッププールもこの混み具合!
さらにMSCベリッシマには「ワイルドフォレストアクアパーク」なる、とんでもないウォータースライダーまであり、子どもだけではなく大人も大はしゃぎで滑りまくっています。
船上とは思えないウォータースライダー
デッキチェアのバスタオルは客室にあり、これだけの混雑の中、紛失すると大変!弁償させられるので無くさないようにしてくださいね。
プール用のバスタオルは客室から持参すること
まるで動く街!中央プロムナード
屋内にいても全く退屈さを感じさせないのがMSCベリッシマのすごい所。ブティックやレストランが並ぶ中央プロムナードは、船と言われなければ、大きなショッピングコンプレックスのように見えます。
エレガントな造りのプロムナード。乗船の記念に何か買って帰ろう
見どころはプロムナードの天井!巨大なLEDスクリーンで覆われていて、日の出、夕日、星空など、デジタル技術を駆使した「空」の演出で楽しませてくれます。
天井に描かれるアートを見ているだけで退屈しない
ドレスコードは厳しくない!MSCベリッシマ
クルーズで気になるのはドレスコードですよね。クルース船によってはタキシード着用のフォーマルディナーを設けているというので、ちょっとそれは面倒くさいかな、と思っていたんですよ。男ひとりでタキシード着て食事するって・・・ちょっと想像できなくて(笑)。
僕がMSCベリッシマを選んだ理由は、カジュアルなゲストが多いというところ。 メインのレストランでのディナーでは、男性は短パンとビーチサンダルの人がほとんど。僕の乗船した7泊中、2日間「フォーマル指定」のディナーの日がありましたが、フォーマルな姿をしていたのはなんと全体の30パーセント。指定されても短パンを着ているゲストの皆さんに、共感しましたね!ちなみにフォーマル日とは別に「ホワイト」の指定の日があり、なぜかこちらは70%、ホワイトな服装だったという・・・うーん(笑)。国籍が違うと、なかなか面白い動きをするものですね。
カジュアルな装いのゲストが圧倒的に多いレストラン
レストランの料理は日替わり。前菜とメインをそれぞれ選べ、5~6種類はありました。ビュッフェレストランより格段に美味しかったので、僕は毎日のディナーは、メインレストランでいただきました。ディナーの時間はバウチャーに指定してありますが、その時間から15分遅れると、レストランに入場できないので注意してくださいね!
毎日とても美味しくいただけました!
食後はエンターテインメントを楽しむ!
ディナー後は毎日演目が変わるショーを楽しみます。ちなみに、2019年11月から西地中海クルーズのコースを航行している「MSCグランディオーサ」では、日本でも、とてもよく知られている「シルク・ドゥ・ソレイユ」のショーが見られるんだそうですよ!もちろんクルーズ代意外に追加料金がかかりますが、そのコースだけの新しい演目らしいので、そのツアーにすれば良かったかな・・・と今になって思っています。いや、また貯金して乗ればいいのか!
最新船のMSCグランディオーサの西地中海ツアーではシルク・ド・ソレイユが見られる!
目覚めてバルコニーに出れば、毎日雄大な海景色
基本料金の客室は窓なしの内側キャビン。キャビンから出て、デッキで景色を楽しめばわざわざキャビンにバルコニーはいらないだろう、という人もいます。
でも、僕は贅沢してキャビンのアップグレードをして本当に良かったです。目が覚めて顔も洗うことなく、着替える必要もない状態で、バルコニーからずっと海を眺めていられるのは、本当に良い時間でした。 キャビンの清掃やタオルの交換は1日2回入り、清潔で快適。一生に一度の船旅なんて思っていましたが、もう次にいつクルーズができるか、考え始めてしまっている僕がいます。
毎日バルコニーから眺める景色!最高でした
クルーズの魅力は船内だけにあらず!寄港地観光の楽しみ方も教えます!
大型客船クルーズの楽しみは、船内のアクティビティやグルメだけではありません。様々な国、様々な街に立ち寄りながら、船旅を続けられること。今回僕が乗船したMSCベリッシマのクルーズはバルセロナを発ったあと、マルセイユ、ジェノバ、マルタ他、人気の港町を経て、バルセロナに戻りました。
「MSCベリッシマ」クルーズ旅行記!寄港地観光の楽しみ方では、 MSCベリッシマからの1日トリップの様子や、下船・乗船の仕方をご紹介します!
ひとり参加のツアーも悪くない!安心なクルーズ旅はトラベル・スタンダード・ジャパンへ
最新船のクルーズのチケットを取り、航空券を取り、ホテルを取り・・・海外発のクルーズに参加するのは本当に面倒ですよね。
僕の場合は日々とても忙しく「いつのチケットがいいかなー」と、悩んでいる時間すらありませんでした。 よく「ひとり参加はツアーだと大損」なんて言いますが、船のキャビン利用分がひとり負担になるということで、個人で取っても同じような追加代金が必要だったと思います。ツアーによってはひとり参加でもそんなに損をしないこともあるんだなあと思いましたね。
ところで、今回僕が乗った「MSCベリッシマ」とほぼ同じ造りの「MSCグランディオーサ」というMSCの最新船で行くツアーが出たみたいなんですよ!新しい船に乗ってみたかったなー・・・。
僕のように自由気ままなひとり船旅に出てみたい人も、ラブラブの彼女とクルーズ旅をしたい人も、グループでわいわい船旅したい人も、トラベル・スタンダード・ジャパンのクルーズチェックしたほうがいいですよ。
時差もあるし、いつ現地発なのか調べるのも面倒くさいから、全部旅のプロに丸投げしましょう。何よりもバルセロナの港に出るまでの情報も、いろいろアドバイスしてくれますよ。