【体験記】フィリピン「コロン島」で格安アイランドホッピングツアーへ(7エリア+ランチ付)
「コロン島(Coron Island)」はちょうどフィリピンの中央部分、パラワン北東部に浮かぶリゾート「ブスアンガ(Busanga Island)」の一部。
今回はコロン島で楽しめるおすすめのアイランドホッピングツアーをご紹介します。たっぷり7つのエリアでシュノーケリングを楽しめて、さらにお手頃価格!魅力あふれるツアーの模様をお届けします。
フィリピン人に愛されるリゾート地「コロン島」
エルニドやボラカイ島など、リゾート地として名が知られた場所に比べて、コロン島はフィリピン通でも訪れたことのある人は珍しく、知る人ぞ知る“隠れ島”です。そのためまだまだ観光地としては知名度が低く、ローカルのどこか懐かしさが残る街並みを堪能できるでしょう。
物価も安く、フィリピン人の間でも評価の高い旅行先(北パラワンへ行くならエルニドより断然ブスワンガ!と宣言する現地スタッフも)。慌ただしい日常から離れて、いつもとはひと味違うリゾート観光を検討中の方におすすめの島です。
格安のおすすめアイランドホッピングツアーへ
オプショナルツアーが安くてお得なコロン島
日本人にとってフィリピンと言えば「物価が安い」と万人が口を揃えるエリアですが、オプショナルツアーの参加費となると思いのほか高かったりします。
ですが!コロン島ではアクティビティもお手頃価格。なかでも人気のあるアイランドホッピングツアーはミニマム価格(1,200ペソ~≒2,600円~)で7つのエリアをめぐることができます。セブ島で比較すると同じ金額でも滞在できるのは2、3島のみなので、コスパも良くて断然お得なんです。
記事では実際に当社スタッフが参加した体験記をもとに、おすすめのアイランドホッピングツアーをご紹介します。
アイランドホッピングでめぐる7つのエリア
コロン港のツアーショップ「ロードサイド トラベル アンド ツアーズ」
今回は「ロードサイド トラベル アンド ツアーズ(Roadside Travel And Tours)」催行の「コロン ウルティメイト ツアー(Coron Ultimate Tour)」に参加。ツアーにはランチ代金だけでなく、宿泊先のホテルから現地(港)までの送迎、ボトルウォーター、ツアーで訪れる島の入場料も含まれています。
事前に用意しておくものとして
- バスタオル
海から出て濡れた状態のままだと移動中はとにかく海風で寒い!身体を拭く、温められるくらいの大きめのタオルがあると便利 - ウォーターシューズ
ウニがいる浅瀬の近くをシュノーケリングすることもあるため - 日焼け止め
日差しが強いので塗って損は無いでしょう
この3点セットがあるとツアーでかなり役立ちます。どれも港で販売、貸し出しされていますが、ご自身で使い慣れたものを持っておけば安心ですね。
貸出はそれぞれタオル100ペソ~≒220円~、ウォーターシューズ:1足150ペソ~≒320円~になります。
乗船後、まずはスタッフからひと言ずつ自己紹介タイム。スタッフはみなフレンドリーで終始笑わせてくれる素敵な方が多かった印象です。
ではツアーで訪れたエリアをひとつずつ見ていきましょう!
ツアースケジュール
時 間 | 日 程 |
8:00 | ホテル出発。送迎車のピックアップ |
---|---|
8:20 | 港到着。他ゲストが来るまで待機 |
9:15 | ツアースタート |
10:00 | 1. CYCビーチ(CYC Beach) |
11:00 | 2. スケルトン レック(Skeleton Wreck) |
3. コーラルガーデン(Coral Garden) | |
12:00 | 4. フローティング ハウス(Floating House) |
13:00 | 5. ツイン ラグーン(Twin Lagoon) |
14:30 | 6. カヤンガン湖(Kayangan Lake) |
15:30 | 7. シエット ペカドス(Siete Picados) |
16:30 | ツアー終了。各自スタッフの指示に従い送迎車に乗り込む |
17:00 | ホテル到着 |
ロードサイド トラベル アンド ツアーズ
Roadside Travel And Tours
Infront of Sports Complex, Brgy. 1, National Highway, Sinamay, Coron, 5316 Palawan
・選んだツアー:コロン ウルティメイト ツアー(Coron Ultimate Tour)
・ツアー代金:1人当たり1,200ペソ≒2,600円
遠浅の海を歩く「CYCビーチ」
クリアすぎて言葉にならない・・・
ツアーで最初に訪れるのは「CYCビーチ(CYC Beach)」。大人が立つと大体腰くらいの浅いビーチが続いています。船の上からでも海底の魚が見えるほど水の透明度は抜群!
実際に海に入ってみると、水面できらきら光る網模様が白い砂にも映っていて、透き通り加減に感動するはず。ただし、大きなサンゴ礁の近くには長いハリを持ったウニがたくさんいるので要注意です。歩けるくらい浅めのビーチなだけに、うっかりウニ群の中に入ってしまわないようにしてください!
歩きながら移動していると時折、ウニでもない何かがつついてくる感触が。どうやら小さな魚が縄張りを守ろうと必死に脚をつついている様子。なかには3匹でじっとこちらを見ているファミリーもいました。かなり近くで観察できるので、泳ぐのが苦手なお子様でも十分楽しめますよ。
実は日本の幽霊船だった!「スケルトン レック」
ハリウッド映画に出てきそうな沈船
浅いビーチで身体をならしたあとは、2つ目のシュノーケリングスポット「スケルトン レック(Skeleton Wreck)」へ。スケルトン レックには海賊映画さながら、ゴツゴツとしたサンゴ礁がびっしりと生えた船が海底に沈んでいます。
しかもこの船がなんと日本の船というから驚き!沈んだのは70年以上前、第二次世界大戦時に沈んだ補給艦「コウギョウマル」の残骸ではないかと言われています。
ツアー中のライフジャケットの付け外しは個人の裁量に委ねられているので、もし潜るのに自信があればぜひ沈船の近くまで行って見るのもあり。中にはいまだに積み荷があって幽霊船の中を探検している気分を味わえます。
メアジの群れに圧倒「コーラルガーデン」
天気も良くてアイランドホッピング日和
「コーラルガーデン(Coral Garden)」はスケルトン レックのすぐお隣のエリアにあるので、ツアーではボートではなく泳ぎながらの移動でした。
コーラルガーデンはその名の通り、彩り豊かなサンゴ礁を間近に見ることができます。よく見ると魚が頭を出したり引っ込めたりしていてとってもかわいらしい!
少し波が強いので、スケルトン レックでライフジャケットを脱いでいる方はもう一度着ておいた方が確実でしょう。
見どころは「マタバカ(Matambaka)」と呼ばれるメアジの大群です。試しに大きなひと塊のグループを割くように足を伸ばしてみると、数万匹が一斉にババっと進行方向を変更!目の前で大迫力の超“魚”技を披露してくれます(笑)。
ランチも癒しの空間で「フローティング ハウス」
乳白色の幻想的なエメラルドグリーンが印象的
お楽しみのランチタイムは「フローティング ハウス(Floating House)」でいただきます!
乳白色のエメラルドグリーンの海に大小のコテージがぽつぽつと浮かんでおり、小屋は床、天井、テーブルやベンチにいたるまですべて竹でできています。写真を見る限り日差しが強くて暑そうですが、自然に吹く風が心地良くてそれほど気になりません。それ以上に海の色が綺麗すぎて、ボートから降りてすぐさま写真を撮ることに夢中になっちゃいます。
フローティングハウス内から見た景色
昼食は出発前に船長が作ったお手製ローカル飯。フィリピンの伝統料理「チキンアドボ(醤油炊きの鶏肉)」は白ご飯にもピッタリで食がすすみます。その他、塩で味付けされたシンプルな焼き魚や、ズッキーニのマリネ、タコの炒めものなどメニューも豊富。料理も泳ぐのも得意、おしゃべりも面白いマルチ船長に感謝です!
デザートにはスイカも用意されていました。各自食後はひと泳ぎしたり、ただただコテージの縁でくつろぐゲストも。何をしていても写真映えするとっておきのランチスポットです。
トンネルを抜けた先に「ツイン ラグーン」
ボートでは入れない秘密のラグーンへ
腹ごしらえを終えたところでツアーも折り返し地点に。後半に訪れた最初の島は、一般人がたまたま見つけたという秘密の「ツイン ラグーン(Twin Lagoon)」です。
ボートから降りてしばらく泳ぐと小さな崖の割れ目が見えてきました。じゃあ行こうか!とスタッフに連れられてきたのは、水面から頭ひとつ分くらいの狭い入り口。浮きをつかんでいるのでそれほど苦しい感じにはならなかったのですが、実は別ルートで崖の上(陸地)を超えてラグーンに行く方法もありました。
トンネルの先には神秘的なラグーンが!絵具で作ったような青みがかった海の色で、先ほどの入り口からはとても想像できないほど広々とした空間になっていました。水深25mくらいで魚は海底で暮らしているらしく、ぷかぷか浮いたり反響する声で遊んだりするのがラグーンの楽しみ方。
ツイン ラグーンは一般の方の所有地になっています。ツアー以外で訪れる場合は、所有者に入場料(300ペソ≒650円)を支払わなければ出入りができません。
なお、アイランドホッピングツアーは入場料込みの金額です。
ツアーの目玉スポット「カンガヤン湖」
絶景スポットからパシャリ!
「コロン島 アイランドホッピングツアー」とウェブ検索すれば、必ず上位に出てくる観光地「カヤンガン湖(Kayangan Lake)」。写真の景色は湖に行く途中で撮影した1枚です。カラフルなボートがおもちゃのように見える距離で、アジアというより地中海の港町に来たような趣が感じられます。
目的のカヤンガン湖までは、プチハイキングくらいの階段を上り下りがあります。ツアーも終盤でちょっとキツいなと思うところはありますが、ツイン ラグーンのトンネルと同じく「この先に何があるんだろう~」というワクワク感の方が強いかも。
ようやく湖に到着すると、他にもたくさんのゲストが来ていました。残念ながら今回のツアーでは曇りっぽい天気での撮影になってしまいましたが、それでもこの透明度!水中の岩には水質が良い場所でしか生息していないとされる「タニシ」がいたり、鼻先がツンと尖がった「ニードルフィッシュ」が泳いでいました。
ウミガメも見られる「シエット ペカドス」
ツアー最後のシュノーケリングスポット「シエット ペカドス」
ツアー最終地、7つ目のエリアは「シエット ペカドス(Siete Picados)」です。ここでボートを停め、シュノーケリングの前にと船長から甘い揚げドーナツの差し入れがありました!美味しいおやつをいただけたことはもちろん、船長の気遣いが本当に嬉しかったです。
ドーナツを食べてからそれぞれ泳ぎ始めました。シエット ペカドスは浅すぎず深すぎないちょうど良いシュノーケリングスポット。深く潜らなくても多様な魚、サンゴ礁を見ることができ、スタッフ曰く運が良ければウミガメが休憩しているところにも遭遇できるそうです!
栄養分が豊富なのか海はやや透明度に欠けており、今までの場所に比べるとそれほど感動は無く。既に15時半で日が暮れ始めていたこともあり、綺麗な青い海を見られませんでした。ツアーに参加して、絶するほど美しいコロン島の海に慣れてしまったのかもしれません・・・。ツアー最後は魚の写真をたくさん撮りおさめておきましょう!
ツアー終了後は街でディナー、スパ、洗濯etc
フィリピンのご当地ビールで乾杯!
ツアーが終わって港に帰ってきたのは16時半頃。
ホテルまでは送迎があるので、そのまま一旦ホテルへ戻った後で街でディナーをいただきましょう。アクティビティの疲れをしっかり癒せるスパもおすすめです。
なかには濡れた水着を洗濯しておきたいと考える人もいるかも。そんな時は街の安いコインランドリーを利用してみてください。
コロン島のアクティビティは当社でご予約できます!
ぼーっと何もしない贅沢を楽しめるコロン島
今回ご紹介したアイランドホッピングツアーは、現地で直接お申し込み可能ですが、当社で旅行をご予約される際にまとめて手配するのもOK!
旅行会社で初めに予約しておけば現地で慌てることもないですし、何より手配する手間が省けてかなりラクチンです。
日本からコロン島へは、マニラもしくはセブ島経由で行くことができます。また、トラベル・スタンダード・ジャパンではお客様のご要望に沿った形にツアーをアレンジすることができます。例えば、「セブ島に2泊、コロン島に2泊」といった分泊のオリジナルプランもご用意できるんです!コロン島のツアーで気になる点がございましたら、ぜひお気軽にお尋ねください。
コロン島の前にセブ島を楽しむのもあり!おすすめの分泊プラン
- 成田発
- 羽田発
- 関空発
- 福岡発
- 名古屋発