幻の人魚?海の牛?ブスアンガ(フィリピン)でジュゴンに会えた!【ツアー体験記】
人魚のモデルにもなったと言われる「ジュゴン」。幻の動物に会うべく当社スタッフが実際に参加したジュゴンツアーの様子をお届け♪
水面下でスイスイ泳ぐジュゴンを追うのは案外ハード!?ブスアンガならではのスペシャルアクティビティの模様を詳しくご紹介します。
ジュゴンに会えるブスアンガ≪ツアー詳細・日程≫
「ブスアンガ(Busanga)」はフィリピンの北パラワンに位置します。ブスアンガならではのアクティビティとして、長年世界中のダイバーを魅了しているのがジュゴンに会えるオプショナルツアーです。
実は日本でジュゴンを飼育している水族館は三重県の鳥羽水族館のみ。人工飼育が難しく、現在は世界でも4つの水族館でしか見られないのだとか。ブスアンガではそんな超希少なジュゴンの遭遇率が高いことで有名なのです。
今回のツアーでは「エルリオ イ マール(El Rio Y Mar)」に宿泊し、ホテル内のダイビングショップからジュゴンツアーを申し込みました。
下記、ツアー当日の日程と料金詳細です。
ジュゴンツアーの日程・詳細
時 間 | 日 程 |
6:00 | 起床後、朝食をとる |
---|---|
7:00 | ツアー出発 |
8:40 | シュノーケリングスポット1:ジュゴンに会う |
10:00 | シュノーケリングスポット2:アクティビティを楽しんだ後、各自ランチをとる |
12:30 | シュノーケリングスポット3 |
14:00 | シュノーケリングスポット4 |
15:00 | ツアーが終了し、ホテルへ帰る |
17:00 | ホテル到着 |
●宿泊ホテル
エルリオ イ マール(El Rio Y Mar)
5316 Coron – Busuanga Rd, Coron, Palawan
公式サイト:http://www.elrioymar.com/
●ジュゴンツアーの所要時間:約8時間
●ジュゴンツアーにトータルでかかった費用
・ツアー代金:1,600ペソ≒3,430円
・移動費(トランスファー運賃):1,000ペソ≒2,140円
・ランチ:500ペソ≒1,070円
→合計 3,100ペソ≒6,640円
ブスアンガへのフライトはツアーアレンジで追加!
セブ島へのツアー
- 成田発
- 羽田発
- 関空発
- 福岡発
- 名古屋発
朝食をとって出発
チェックアウトはツアー後でOK
この日はホテルをチェックアウトするため、朝食前に荷物を持ってフロントを訪ねました。すると、ホテルの方が「他のゲストが来るまではチェックアウトしなくても大丈夫だったのに~」とのこと。
どうやら次の予約がある場合には、前日にお伝えしてくれるそうです。また、部屋に荷物を置いたままでもチャージは取られません。
朝日がちょうど昇ってきました
集合時間は6:45と前日にダイビングショップで伝えられていましたが、ようやくツアー参加者の全員が揃ったのは7:00頃。山からちょうど日が昇り、待ちに待ったジュゴンツアーがスタートしました!
海に潜る前に日焼け止めをお忘れなく
黒く焼けるのはできるだけ避けたいところ
ボートが出発してしばらくは“日焼け止めタイム”。日中はとにかく日差しが強いので、いくらシュノーケリングで水の中にいるからといって日焼け止めを怠ってはいけません。ツアー前だけでなくアクティビティの合間もこまめに塗っておくと、かなり効果的だと学びました!絶対に焼けたくないという強い意志を持っている方はぜひ実践してみてくださいね。
大海原で幻のジュゴンを追う!
ジュゴンを発見!
トランスファー代1,000ペソを支払う
ジュゴンのいるシュノーケリングスポットに到着したのは8:40。ここでトランスファー代(運賃)として1,000ペソ≒2,140円が徴収されました。これはツアーの予約には含まれていないもので、「ジュゴンに100%遭遇できる」と判断された時点で請求される金額です。理由はジュゴンに会えるかどうかはツアー当日の海の状況や天候によって左右されるため。もしものことを考えてツアー申請時ではなく、スタッフが目でジュゴンをちゃんと確認してからお金を支払うというシステム※になっています。
※ダイビングショップでも事前にツアー中にトランスファー代でいくらか支払いがあると説明がありました。
愛されジュゴン「アバン」
基本的には1年中シーズン問わずジュゴンを見ることができます。時期によっては母子で仲良く親子のジュゴンに会えることも!一方、1頭のオスがいる場所に別のオスが来て喧嘩が始まると、ツアーを中止せざる得ない場合も・・・その時の運次第で見られるジュゴンの頭数は変わるみたいです。
今回、ツアーガイドが見つけたのはずっと島に居座っているジュゴン。通常、ジュゴンは海を行き来して1年越しに帰ってくるそうですが、このジュゴンはずっとブスアンガ周辺でのんびり暮らしているヌシのような存在だそう。「アバン(Aban)」という名前でも親しまれています。おっとりとした性格で、遭遇率が低いと心配される日も大抵現れてくれると、ガイドさんたちもお気に入りの1頭です。
いざ出陣!
その後、ダイバーチームとシュノーケリングチームで分かれて海へ。ライフジャケットの付け外しは自己責任ですが、結構波があるので着用した方が無難です。ライフジャケットがあると息継ぎにとらわれず、撮影にも集中できますよ。
ジュゴン撮影はダイビングがベター
モフモフと海藻を食べるジュゴン
ジュゴンは海底の藻を食べる→移動→息継ぎを繰り返していて、追う側もかなり泳ぎます。“一緒に泳ぐ”というより本気の追いかけっこ!シュノーケリングで参加する場合は、約7分間毎に息継ぎするのを見計らって写真を撮影します。
海底にいる様子は遠くてうっすらとしか身体が見えないのです。ダイビングだと食事風景を近くで見たり、シュノーケリングほど泳ぐのに体力も奪われないので、ダイビングでツアーに参加する方が綺麗なジュゴンの写真を撮れます。
綺麗に写真でおさめるにはテクニックも必要ですね
とはいえ、シュノーケリングでも水面まで上がってきたジュゴンをしっかり目にとらえることができました。ザパーンと音を立てて出てきた瞬間、大迫力の丸々とした巨体が!体長は3mくらいで、ぽっちゃりとした人がマーメイドの尾びれを付けて泳いでいるように見えました(笑)。ボディも顔も想像通りの癒し系で大満足です。
繰り返し、ジュゴンをばっちり写真におさめるならダイビングがおすすめです。海底で藻を食べている最中は砂ぼこりも立つので、水面からではどうしても見づらい距離になってしまいます。
ダイビングセットはホテルでも無料で貸し出しされているので、現地でツアーをお申し込みの際にお願いしておくと良いでしょう。
ホテルで注文したお弁当を昼食に
お弁当ランチで腹ごしらえ
ライスたっぷり!
ジュゴンのあとは別のシュノーケリングスポットに停留し、少しだけ潜ってからランチタイム。昼食は前日にホテルで頼んでおいたお弁当です。ディナーメニューの最後のページに「ツアー用」のメニューが記載されています。ランチ代はチェックアウトの際にまとめて清算するので、ツアー中の支払いはありません。
A4紙くらいの大きさのお弁当箱には、白ご飯とおかずが半分ずつ入っていました。まあまあボリュームがあるので、2人でひとつのお弁当をシェアしても良いと思います。
生のココナッツジュースにトライ!
ボートの上でココナッツジュースを飲む♪
食後に50ペソ≒110円で生のココナッツジュースを用意してくださいました。最後まで飲んだらカパッと割って中の身を食べるまでが現地流です。
中の白い部分の食感を例えるなら、歯ごたえのあるわらび餅、味はアボカドに似ています。ブラウンシュガーや練乳をかけて食べると美味しかったですよ!
生温かいココナッツジュースを飲み干すのはひと苦労でしたが、インスタ映え用にひとつ頼むのはあり。
まだまだ続く!
さらに別のシュノーケリングスポットへ
ボートのすぐそばにやってきたウミガメ
ランチの後にもシュノーケリング2本!もし最初にジュゴンが見られなかった場合には、ジュゴンがいる場所をめぐって移動するので、ツアーで必ず同じ場所に行くとは限りません。
最後に訪れたシュノーケリングスポットでは、ウミガメが近くに来てくれました!1、2分くらいじっと船の方を見つめてぷかぷかと泳いでいて、息継ぎでぴょこっと顔を出すのがたまらなくかわいかったです。
約2時間かけてホテルに到着
シュノーケリングが終わり、帰路に就いたのは15時ごろでした。ジュゴンに会えた後もたっぷりアクティビティを楽しんだこともあり、気づくと船内はおやすみモードに。
帰りは別のツアー客も拾いつつホテルへ帰っていたので、ホテルに到着したのは17時前と往路よりも時間がかかっていました。ツアーではジュゴンを見た場所も含めて計4ヵ所のシュノーケリングスポットで潜ったことになります。
コロン島はアイランドホッピングだけでも楽しめる
コロン島のアイランドホッピングツアーを楽しむ
体力勝負のアクティビティ!?ジュゴンツアーに参加した感想
ジュゴンツアーに実際に参加してみて、シュノーケリングだけを楽しむアイランドホッピングツアーに比べると“体力勝負”な印象。特にシュノーケリングでの参加だと、ジュゴンの綺麗な写真を撮るのはまず難しく、慣れていないと泳いでいる間にも疲れてしまうでしょう。島々を転々としてジュゴンを探すとなると移動時間もかかるため、特に小さなお子様にはヘビーかも。
学生さんやカップル、ご夫婦でマリンアクティビティに通じている方におすすめです。ちょっぴりタフであってこそ記憶にも残るもの。野生のジュゴンを生で見られる、一生に一度の体験をコロン島でお楽しみください!
コロン島のオプショナルツアーは多種多様♪
ご紹介したジュゴンが見られるオプショナルツアーの他にも、ブスアンガには透明度抜群の海、緑豊かな自然をめぐるツアーが豊富にあります。“体力勝負”ではなく、ゆるやかな波の上をぷかぷか浮いて景色や写真撮影を楽しむツアーです。泳ぐのは得意じゃないという方でも大丈夫。ガイドさんが持つ浮きを掴んでいれば、そのまま誘導してくださいます。
ブスアンガまではマニラ、セブ島の経由便がありますが、フライト、ホテル、送迎などすべて自分で手配するとなると、なかなかコストが定まらず厄介な点も多いです。トラベル・スタンダード・ジャパンであれば、ツアーアレンジで自由にお客様のご要望からオリジナルのプランをご提案できます。
例えば「セブ島とブスアンガでそれぞれ2泊ずつ」という分泊もOK。セブ島でジンベイザメ、ブスアンガでジュゴンを見ることもできるんです!
わがままプランもお客様のご予算から丁寧にスタッフが作成いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。