リスボン最新ホテル宿泊記!観光便利でおしゃれな「トリムブルーバード(TURIM Boulevard)」
ポルトガルの首都リスボンで、観光名所がほぼ徒歩圏、メトロの駅まで1分かからない、おしゃれな最新5つ星ブティックホテル「トリムブルーバード(TURIM Boulevard)」に泊まりました。坂道だらけのリスボンでは、ホテルの立地は重要!「魔女の宅急便」のモデルの街のひとつでもあるおしゃれな街も最高です!
ポルトガルの首都・リスボンは坂道だらけ!ホテル選びの立地が重要
「7つの丘の街」と例えられる、坂道の多いポルトガルの首都リスボン。大西洋に流れ込むテージョ川の河口に位置するヨーロッパ最西端の都市です。15世紀にはじまった大航海時代をけん引し、発展を遂げた街並みは古く、個性たっぷり。海と坂道、オレンジ色の屋根が可愛らしい街並みは「魔女の宅急便」のモデルのひとつでは?と言われるインスタ映えする都市です。
リスボンの荒い石畳の坂道は、徒歩の観光になかなか厳しい環境ですが、焦らず急がずカフェで休憩しながら、街をぶらぶら、ゆっくりと散策するのが良し。さらにメトロ、トラム、ケーブルカーなどに近く、観光地から近いホテルに泊まるのが正解。
街を歩きたい都市だからこそホテル選びは立地が命!
リスボンの最近のトレンドは古い建物に入るおしゃれな5つ星ホテル
かつては観光業にそれほど力を入れていなかったリスボン。一時期は歴史的に価値がありそうな、かつての古い屋敷や建物が放置され、ぼろぼろになっていることもありました。最近のリスボンは古い建物に5つ星ホテルや高級レストラン、おしゃれカフェなどが入るようになり、リスボンっ子もお洒落スポットとして注目しています。
今回泊まったホテル「トリムブルーバード(TURIM Boulevard)」もそのひとつ。
メトロの駅までわずか36m。おしゃれな通りの最新ブティックホテル
ホテルのあるリベルダーデ通りは、有名ブランドや同じくクラシカルな建物を改装したレストラン・カフェが集まるリスボンで最も大きな通り。1755年のリスボン大地震以降に造られた通りで、曲がりくねった細道の多いリスボンでは珍しく、歩きやすい1直線の大通りなので、この通り自体の散策もとても楽しいです。
実はこのホテル、リスボンの街歩きスポットへはほぼ徒歩圏で行けるので、これだけでも立地は最高。少し遠い場所や、歩くのが面倒、なんていう場合はメトロの駅がホテルを出て36mのところにあり、1分かかりません。近すぎ!
華やかなこの通りの歴史ある建物がいきなり真っ赤に塗装され、クラシカルな雰囲気を保ったまま生まれ変わったのは2019年のこと。筆者は今回のリスボン旅行では「観光に便利で最新のブティックホテルに泊まりたい!」という希望でこのホテルを予約しました。
さて、どんなホテルなのでしょうか!入ってみましょう!
ちなみにホテルに入っているテナントは、なんと「ロレックス」。ハイソサエティな香りが漂いますね。
トリムブルーバードのシンプルモダンな客室
クラシカルながら斬新すぎる三角形の形や赤い外観、金色に輝くロビーなどを見ているうちに、客室の造りが「こてこて」のデザイナーズルームでアバンギャルドだったらどうしようと思い始めた筆者。遊び心は求めるけれど、眠る場所はシンプルでいてほしい・・・なんというわがまなな旅人なのでしょうか。
お世話になる403号室のゲストルームはどんなお部屋でしょうか?
403号室の客室!シンプル!
おおお!良かった。外観や共有部分はデザイン性や華やかさが際立っているけど、客室はクールでかっこいいし、とてもシンプル!窓辺の一人掛けソファが良いではないですか!
備品の中には「有料のお酒かしら?」とミニバーの1品と疑った、おしゃれボトルの無料の飲料水(ただしボトルを持って帰ると請求される)。そして部屋に時計はないので、テレビで時間をチェックしましょう。
コンセントは日本と異なるので変圧器がないと使えないタイプですが、USBポートがあるので、スマホ、パソコンの充電は問題なしですよ!
おしゃれすぎてお酒だと思った飲料水。中身だけ無料です!
バスルームにはバスタブはありませんでしたが、今回の冬のリスボン旅で「身体の芯まで温まりたい!」と言うシーンには出会わず、シャワーだけでも問題ないように思いました。もちろんシャワーの湯量も温度も良好。リスボンの冬は日本と比較すると、とても暖かく、今回は2月でしたが日本の4月くらいの温かさでしたよ!
日中はほぼ観光に出て、戻ってきたころにはくたくたでしたが、ベッドの寝心地が良く、ぐっすりと眠れました。翌日は絶対に寝坊ができない郊外観光だったので、モーニングコールをお願いしたところ、現在主流の自動音声モーニングコールではなく、いわゆる「生声コール」(笑)。
男性スタッフがとても丁寧に「ぐっどもーにんぐ、まだーむ」と優しく起こしてくださり、とても好感蝕。思わず滞在中、毎日モーニングコールをお願いしてしまいました!
シンプルで使い勝手の良いバスルーム
アメニティはオリジナル?「トリム」はポルトガルのホテルチェーン
まるでスイーツビュッフェ!ホテルメイドのスイーツが並ぶかわいい朝食
この旅で「ポルトガルはお菓子の国だなあ」とつくづく感じさせられるほど、ポルトガルには独自のスイーツや世界中に影響を与えたお菓子の元祖が集まっている国。しかし「まさかここまでとは!」と驚愕したのは、このホテルの朝食です。
朝食が含まれた宿泊プランだったので、地下のレストランへいそいそと食べに向かったのですが・・・。
団体客がおらず古い建物を利用したクラシックホテルっぽい静かなレストラン
ホームページにもコンチネンタルブレックファーストと書いてあるし、ヨーロッパでは「コンチネンタルブレックファースト」のホテルが多いと信じていたのですが、アメリカン、と言っていいほど豊富なビュッフェ。思わず「やるじゃん!」とつぶやいた後「えっ?」と目が釘付けになったゾーンが・・・。
それは、一番広い場所を占めるスイーツのエリア。
えっ?ホテルの朝食ってこんなにスイーツありましたっけ?
一番奥にはエッグタルトも!名物を抑えるところはさすが!
ひと塊が巨大すぎるチョコレートケーキ、数多くのカップケーキ、ポルトガル名物のエッグタルト、卵黄と砂糖で造られたパポ・デ・アンジョ、ザラメ・デ・チョコラーテなどポルトガルの名物お菓子がいっぱい!ほかにはパンケーキ、クッキー、ストロベリー&ブルーベリーのケーキのような物体も・・・。
決してこの日が「スイーツスペシャル」の日ではないのです。滞在中、少しずつメニューを変えながら、大量にスイーツが溢れるさまは圧巻です!
ひと切れが大きすぎるチョコレートケーキとポルトガル名物ザラメ・デ・チョコラーテ
クッキーの種類も複数!そんなに朝から甘いもの食べる?
もちろん甘党ではない人も安心してください。マッシュルームやナスのソテー、ぷりぷりのソーセージ、ベーコン、スクランブルエッグもあり、卵料理は注文するとオムレツや目玉焼きなど作ってくれます。コーヒーもポットに入れて持ってきてくれるので、一通り食べた後、ついついデザートに走り、慌ただしい観光スケジュールの予定が大幅に変わってしまいました(笑)。
生野菜がなくておどろいてしまいましたが、ポルトガルでは朝食に生野菜を食べる習慣がないのだそう。どこのホテルも生野菜が少なめだとか。その代わりフルーツやヨーグルトはふんだんにあるので、ばっちりいただきました。
とにかく、観光便利なおしゃれホテルというだけではなく、甘党さんにおすすめしたい、朝食から本格的なスイーツビュッフェが楽しめるホテルです。当然、これだけ食べたら消化しなければ・・・「7つの丘・リスボン」を完全制覇すべし!・・・ですね。
コンチネンタルブレックファーストと謙遜しているだけかと・・・
ベーコンも野菜のソテーも美味しい
夏はルーフトップエリアも見逃せない!
筆者のポルトガル旅行は冬でしたが、ポルトガルが夏を迎える6月~9月はルーフトップにも注目。眺めの良いルーフトップバーと小さいながらも寛げるプールがオープンするのだそう。
フロントの奥にはどのシーズンでも使えるこじんまりとしたバーがあり、こちらもとても静かに飲めるのでおすすめ!
ポルトガルのワインは美味しいのでお試しあれ!
何よりもスタッフの皆さんの着かず離れずの丁度良い対応が心地よく、リスボンに行く時にはまた利用したいと思いました。同じ5つ星でもあまりうやうやしく接せられると堅苦しい、なんていう人もいるのでは?とはいえあまりにも事務的な対応をされると寂しくなる、という筆者のようなわがままな旅人さんには最適です。
お世話になりました!
おしゃれさんにおすすめです!※2
自分で探したホテルに泊まりたい!そんなカスタマイズもOKのポルトガルツアー
リスボンの現在のホテルのトレンドは、街並みに会うレトロな建物に入るおしゃれなブティックホテル。5つ星ホテルもあれば、家庭的なホステル、元修道院など日本ではあまり考えられない建物に泊まれるホテルもあります。
古い洋館に入ったホテルでありつつ、おしゃれなブティックホテル「トリムブルーバード(TURIM Boulevard)」は、リスボンの今の感覚に会うホテル。そして、街歩きがメインになるリスボン観光で、有名スポットに徒歩圏の上、メトロの駅も1分以内という完ぺきな立地の5つ星ホテルは、リスボン旅行の強い味方。
坂道だらけの都市では値段重視で「ホテルはどこでもいいや」で決めてしまわないように。現地でかなりつらい思いをします。
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