キューバ・ハバナへ行く前にチェック!お役立ち基本情報【ビザ・アクセス方法・ベストシーズン・注意事項など】
キューバ共和国(通称:キューバ)は、キューバ本島とその周辺の島々からなる社会主義共和制国家です。その首都、ハバナは旧市街と新市街のエリア分かれており、旧市街には1982年に世界文化遺産に指定されたスペイン・コロニアル様式の建築が保存されています。近年では人気のフォトジェニックな観光地にも挙げられている、キューバのハバナへの旅行に役立つ基本情報をまとめてみました。ぜひご参考ください。
キューバのハバナといえば…
スペイン統治時代からのコロニアル様式の建築物が残り、街にはカラフルなクラシックカーが走るキューバの首都ハバナ。キューバのハバナは、メキシコのカンクンとともに中南米で人気の旅行先のひとつで、ビーチリゾートにはカリビアンブルーの美しい海が広がり、街なかに出ればサルサやカリプソなど本場のラテン音楽に触れることもできます。
またキューバといえばキューバ革命をイメージする方も多いでしょう。カストロやチェ・ゲバラの率いる革命軍がバチスタ政権を打倒した1959年のキューバ革命の歴史を辿る旅もいいですね。文学好きな方には、生涯のうち22年間をキューバで暮らしていたノーベル賞作家アーネスト・ヘミングウェイのゆかりの地を巡るキューバ旅もおすすめです。
キューバの基本情報
言語
公用語はスペイン語です。しかし、ホテルやレストラン、航空会社などでは基本的に英語が通じます。
日本との時差
日本とキューバの時差は14時間です。日本の方が14時間進んでいます。また、キューバではサマータイムを実施しており、毎年3月中旬~11月初旬までの間、日本との時差は13時間となります。
キューバの通貨・チップ
キューバでは、外国人が利用する兌換(だかん)ペソ (CUC) とキューバ国民が使うキューバ・ペソ(CUP)の2つの通貨があります。観光客がホテルの宿泊料、レストランでの飲食代などを支払う際は、キューバ兌換ペソ(CUC)で支払うことになります。
両替
日本円から兌換ペソ(CUC)への両替は、ハバナ空港など限られた一部の両替所で可能です。またユーロやカナダドルから兌換ペソ(CUC)への両替は、空港やホテルなどで簡単に両替することができます。
アメリカドルから兌換ペソへの両替は、ほぼすべての両替所で両替することが可能です。しかし、両替する際に10%の課徴金を徴収されます。
チップ
かつてはキューバにおいてチップの習慣はありませんでした。しかし、個人営業が認められてからは、観光客向けのレストランでは10~15%のサービス料が発生する場合があります。また、ホテルで荷物を運んでもらった場合は1CUC程度、タクシーでチップを求められた場合も1CUC程度を渡すのが相場だと思っておくといいでしょう。
クレジットカード
キューバで使用できるクレジットカードは、visaまたはmastercard。かつ、米国の金融機関以外で決済されるカードに限られています。
またクレジットカードで支払いができる施設も限られていて、主要なホテル等を除いてほとんど使用できないことが多く、レストランでの食事やショッピングの際の支払いは注意が必要です。キューバでは、クレジットカードはあまり使用できないということを念頭に置いて、現金も少し持っていくと安心かもしれません。
キューバの電圧・プラグ
キューバの電圧は110V/60Hz。携帯電話やパソコンなど、海外の電圧に対応している100‐240Vの製品であればそのまま使用することができます。
プラグの形状は日本と同じAタイプの場合が多いです。しかし、丸ピン2本のBタイプが使われている場合もあるので、変換プラグを持参しておくと便利でしょう。
Wi-Fi・インターネット環境
社会主義国であるキューバは、2010年代前半までインターネットの利用は一般的ではありませんでした。最近は少しずつインターネットの利用が一般的に広がっていますが、残念ながらキューバには旅行者が無料で使えるWi-Fi環境は整っていません。
キューバでインターネットを使用したい場合は、キューバの国営通信企業ETECSAが販売しているプリペイドカード「nauta」を購入する必要があります。カードを購入後、Wi-Fiスポットでカードに書かれたログインIDとパスワードを入力するとインターネットに接続できるようになります。Wi-Fiスポットは国が指定した公園や広場、ホテルなど限られた場所のみとなります。
ハバナは首都ということもあり、ホテルや公園などWi-Fiスポットはたくさんあります。市内にETECSAの店舗があり、そこでプリペイドカード「nauta」は購入できます。また多くのホテルのフロントでも購入可能です。
ハバナへ行くならツーリストカードの取得を忘れずに!
キューバの「ツーリストカード」/イメージ
日本のパスポートを持っている方がキューバに入国する際には、観光目的でかつ30日以内での滞在に限りビザなしで滞在をすることができます。しかし、入国審査を通過する際に必要となるのがツーリストカードです。
キューバ旅行の際に必要なツーリストカードの取得方法は、
1.キューバ大使館にて直接「ツーリストカード」を申請する
2. キューバ大使館に必要書類を郵送して「ツーリストカード」を申請する
3.旅行代理店に「ツーリストカード」を申請依頼する
という方法が一般的です。
ツーリストカードを申請する段階で、搭乗するフライト便とキューバでの滞在先が決まっている必要があります。搭乗するフライト便または滞在先のどちらかが未確定の場合は、ツーリストカードの申請はできませんのでご注意ください。
ちょっと面倒に思えるツーリストカードの申請ですが、当社のキューバへ行くツアーをお申し込みただけば「ツーリストカード」の申請も簡単です。
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キューバ旅行に行くなら、海外旅行保険への加入は必須!
キューバへ入国する際には、キューバを補償対象とした海外旅行保険への加入が必須となっています。さらに、空港で当該医療保険の保険証券の提示を求められる場合があるので、旅行前にちゃんと準備しましょう。
当社のキューバへ行くツアーをお申し込みの方で海外旅行保険への加入をご検討中の方は、予約スタッフまでお気軽にご相談ください。
日本からハバナへのアクセス方法
現在のところ、日本からキューバ行きの直行便を運航している航空会社はありません。エア・カナダ航空とアエロメヒコ航空がキューバの首都ハバナへ行く路線を運航しています。日本からトロント (カナダ) またはメキシコシティ (メキシコ) を経由してハバナへ行く路線が一般的です。日本からのハバナまでは、乗り継ぎ時間も含めると片道約18~21時間のフライトです。なお、トロント(カナダ)で乗り継ぐ場合はeTA (カナダの電子渡航認証システム) の事前申請が必要です。
キューバは2015年にアメリカと国交を回復し、アメリカン航空、デルタ航空、ユナイテッド航空、アラスカ航空などがハバナ線の運航を開始しました。日本からもアメリカ経由でハバナまで行きたいところですが、アメリカを出発・経由するキューバへの渡航は厳しく制限され、親族の訪問や政府の公的な任務、教育活動などの目的に限られているため日本人観光客は利用できません。
ハバナの気温・気候
年間を通して温暖なハバナ
ハバナは亜熱帯性海洋気候に属していて、年間平均気温は約25℃と比較的温暖です。5月下旬~10月ごろは雨季で夕方になるとゲリラ豪雨が降る確率が高くなります。また9~10月はハリケーンが襲来する可能性があるので、この時期のハバナ旅行を検討している方は天気やフライト状況について情報収集を忘れずに!
キューバ・ハバナのベストシーズンは?
ハバナのベストシーズンは11~4月ごろ。ハバナには日本のように四季はなく、雨季と乾季の2つの季節に分けられます。夏の平均気温でも約27℃、冬の平均気温は約21℃と年間を通して温暖な気候なので、いつでも観光にはぴったりな気温です。ただ、さまざまな場所へ移動することを考えると雨が降る確率の低い乾季(11~4月ごろ)がベストシーズンと言えるでしょう。
ハバナでの移動手段
タクシー
キューバのタクシーには、外国人旅行者が利用する兌換ペソ(CUC)払いのタクシーと地元の人が利用するキューバ・ペソ(CUP)払いのタクシーがあります。タクシーには、車体にTAXIの表示と会社名・電話番号が書かれていますが、色は会社によってさまざま。市内には流しのタクシーも走っていますが、ホテルなどで呼んでもらうと安心です。タクシーを利用する際は、乗車の際に目的地を伝え、事前に料金を確認するようにしましょう。
ハバナシティ空港から市内まで:片道 25CUC~30CUC(交渉次第)。所要時間は約30分程度。
バイクタクシー
ハバナの街の移動手段のひとつ「Coco Taxi」
ハバナ市内には黄色いココナッツ型をした旅行者向けのバイクタクシー「Coco Taxi」も走行しています。料金は区間によって異なるので、乗車前に確認しましょう。
公共バス
ハバナ市内を運行する公共バスは、時刻表もなくかつ路線も複雑なため、観光に訪れた旅行客が利用するのは難しいです。ハバナ市内の移動は、タクシーを利用した方が便利です。
鉄道
ハバナからサンティアゴ・デ・クーバ、バラデロなどの都市を結ぶ路線が走っています。また、キューバ唯一の電気機関車「ハーシー鉄道」が、カサブランカ(ハバナ旧市街)とマタンサス間を走行しています。しかし、キューバの鉄道は、遅延が多く時間もかかるため、旅行者にはあまりおすすめできません。
ハバナ観光で注意するべきこと
治安が良いといわれているキューバで安心して観光するには
あまり知られていないですが、ハバナの治安は良好です。しかし、観光客の増加とともに、観光客を狙ったスリやひったくりなどの被害も増加しているような状況となっています。海外旅行における基本的な危機管理を行って、楽しいハバナ旅行を楽しみましょう。
・危険といわれる場所やひとけのない場所に近づかないようにする
・夜間はひとりで出歩かない
・現金のみならず、高価なものなどの所持品管理は厳重に
・滞在中は、パスポートのコピーなどを携帯すると安心
当社のハバナへ行くツアーはアレンジ自由自在!
今回はハバナの基本情報をご紹介しました。これを読めばハバナの基本的な知識はもうばっちりですが、コロニアル様式の建物が立ち並ぶ旧市街の細い道、街なかから聞こえてくるライブミュージック、どこからか漂ってくる葉巻の香りなど、実際に行ってみないとわからないハバナの魅力はいっぱいあります。
トラベル・スタンダード・ジャパンは中南米エリアの専門スタッフがお客様のご希望やご予算に合わせて理想の旅行をご提案します。あなただけのオンリーワンのプランでひと味違うキューバ旅行をしませんか?
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