ドブロブニクグルメ！有名レストランは本当におすすめ？美味しいの？【旅プロ旅行記】

魔女の宅急便の舞台のひとつ「ドブロブニク」で外せないレストランとは？

クロアチアのドブロブニクはジブリ映画『魔女の宅急便』『紅の豚』のモデルと言われる場所。アドリア海に浮かぶ世界遺産の都市です。青い海と赤い屋根、そして重厚な城壁が織りなす絶景を見ようと、世界中の旅行者がやって来ます。私もリピートするくらい大好きな都市のひとつです。そう、ドブロブニクはあまりにも魅力的なので、リピーターも多い都市。

「地元の人しか知らない隠れ家的な店」「クロアチア人がこっそり食べに来る」というレストラン探しをする人も多いと思います。

でも、初めてのドブロブニク旅行の場合は、やはり有名なレストランで、しかも絶景が眺められたら言うことなしなのではないかと思います。

今回は初めてのドブロブニク旅行で「ここで食事したよ！」と自慢できるレストランや「ドブロブニクに行ってあの店に行かなかったの？」と言われるほどの有名なレストランに実際に行って調査してきました。

さて、有名なあのレストランは、本当に美味しいのでしょうか？本当に外せない店なのでしょうか？

観光したら、お腹が減ったー！

世界遺産旧市街の絶景を見渡す「パノラマ レストラン&バー」

ドブロブニクを訪れたら、必ずここで食事をしたいと願う人が多いレストランこそ「パノラマ レストラン&バー」。旅行者の多くが母国出発前に予約を入れ、テラスの眺めの良い席を確保する、ドブロブニクで絶対に外せないとされるレストランです。

なぜここまで世界中の人が憧れるこのレストランなのかと言うと、ドブロブニク観光のメイン、世界遺産「城壁で囲まれた旧市街」が見渡せるスルジ山展望台にあるから。過去に訪れた際、予約なしで入店しようとしたところ、予約の方で満席でした。

そこで、9月に改めて再訪・入店したところ、予約必須と聞いていましたがラッキーなことに入店できました。ドブロブニクのピークシーズンは4月～10月。確実に入店できるとは言えないので、なるべく予約しましょうね。

スルジ山展望台にはロープウェイで登ります！見て！この絶景！

「パノラマ レストラン&バー」エントランス

想像以上の絶景！

「パノラマレストラン&バー」は店名通り、店に足を踏み入れると誰もが一度は眺めたいドブロブニクの旧市街の全容が広がります。正直言ってこの景色を見ながら飲み物を一杯飲めるだけでも、幸せで泣けてきそうです。かろうじて泣きませんでしたが。

ドブロブニクを象徴するこの景色を眺めて食事ができるとは夢のようです

テラス席の中でも、最高に眺めの良い席に案内していただけました！

断崖絶壁の一番「際」の席を狙いましょう！

この席なら誰にも邪魔されず旧市街を見渡すことができます。今回は運が良かったのですが、シーズンや時間によってはこうはいかないでしょう。くどいようですが「絶対にパノラマレストラン&バーで食事をするのだ！」という人は、テラス席の眺めの良い席を公式サイトから予約して行くこと！

旧市街や海景色は、夜よりも明るいうちの方が良く見えるので、日没の少し前に訪れて、日没から夜のディナーにするのが正解！

最高の席をゲット！

夜の旧市街もきれい・・・

私がこのレストランを訪れたのは9月ですが、日中の旧市街はとても暑く薄着でした。ところが山の上にある「パノラマレストラン&バー」は日が落ちると少々冷え込み、ヒーターとひざ掛けが用意してありました。旧市街の夜は寒くはないので、ホテルから直接「パノラマレストラン&バー」へ向かう場合は、上着を着て行きましょう。そして観光地から直接ドブロブニクに行く場合は、何か羽織るものを持って出かけると良いかもしれません。

上品な味わい、盛り付けのシーフード料理

アドリア海の素晴らしい眺望を前にしたら、やはりシーフードをいただきたいものです。というわけで私たちはドブロブニクの名物「手長エビのリゾット」そして「シーフードのクリームパスタ」「魚のグリル」をオーダー。ヨーロッパのレストランでは量が多くて驚いてしまうこととがありますが、このレストランは日本の一人前に近い量。無理せずいただける丁度良い量です。

なんとパンはおかわり自由でした！

魚のグリル。味が上品！

手長海老の旨味が濃厚に出ていたリゾット

こちらも魚介の出汁がクリームソースに溶け込み絶品！

調査ではかなり高級な部類のレストランということで、私たちしっかりものの女子3人は、控えめに3人でこの3皿を頼み、1人1杯ずつお酒を飲みました。結果は3人合計11,356円。思ったほど高くありません（喜）！何よりも世界遺産を望む素晴らしいテラスと、高級感ある店の雰囲気を考えれば良心的なくらいではないでしょうか。

最後に10％ディスカウントカードをもらいました。姉妹店でも使えるようです。期限はカードに書いておらず、使っても返してくれます。ということは、何度使っても、いつまで使ってもいいということ・・・？よぉし。次にドブロブニクに戻ってきたら、使いましょう！

従業員の皆さんも大変親切で笑顔も素晴らしく、急に訪ねたゲストにも空いていれば最高の席に案内してくれるなど、細やかなサービスが際立ちました。

ドブロブニクで最も行くべきとウワサの「パノラマレストラン&バー」は、景色、雰囲気だけではなく、料理の味も素晴らしい。ドブロブニクで絶対に外してはいけないと思うレストランでした。

「ドブロブニクに帰って来いよ」というメッセージ？繰り返し使える割引カード

旧市街の港に貼りつくロケーションが最高！「ロカンダ ペシュカリア」

遊覧船乗り場の旧港に面していて、一般的に物価の高いと言われる旧市街内ではかなりリーズナブルにシーフードが堪能できるカジュアルなレストランが「ロカンダ ペシュカリア」です。 趣き深い屋内席もありますが、ほとんどの席が屋外で、白いパラソルの下、賑やかにわいわい食事をする雰囲気。

世界遺産ドブロブニク旧市街の・・・

旧港の白いパラソルが並ぶエリアが「ロカンダ ペシュカリア」

夏の生牡蠣は危険とわかっていても美味しい

噂を聞き付けた様々な国の人がやって来るとのことで、メニューも多国籍対応。日本語のメニューも料理のみありました（ドリンクは英語メニュー）。各国言語のメニューがあると「観光客向け」と思われがちだし、実際に観光客の方が圧倒的に多いのかもしれません。そこは味と値段を調査すれば解決することでしょう。

まずはスターターに生牡蠣を。

ドブロブニクでは小ぶりな生牡蠣が名物。1個Kn15（約230円）とのことで、このあたりのレストランでは平均的。クロアチアの辛口のきりりとした白ワインでいただけば、至福～。

夏の生牡蠣は危険と知りながら、食べてしまいました。ただし、日本の牡蠣とはかなり味が異なるので、日本の牡蠣の「ミルキー感」が好きな人には物足りないかもしれません。

当たるも八卦当たらぬも八卦・・・旅行保険には入っておきましょうね。

日本の牡蠣より小ぶり

衝撃の大鍋料理のボリュームにびっくり！

そしてこの店の最大の特徴は、ほとんどの料理が鉄鍋でドーンと出てくること。かなりのボリュームなのでひとり旅の方にはおすすめできません。いや、2人でも限度がありますね（笑）。

料理中の鍋をそのまま持ってきたのではないのか！？

見てください。海老もかなりの大きさで、このボリュームです。

食べ応えのあるぷりぷりの海老

地中海のイカはとにかくやわらかい！思わずイカのフライ、イカのグリルと2品もイカ料理を頼んでしまいました。さすがにどちらも鍋で来るとは想像もできなかったのですが、いくらでも食べられます。

やわらかい、そしてさっくり揚がったカラマリフリット

実は私「ロカンダ ペシュカリア」は2度目の訪問。初訪問時、イカ墨が苦手だった私がこのレストランでイカ墨リゾットにチャレンジしたところ、臭みが全くなく、コクのある味に感動。イカ墨を克服できたという思い出があります。新鮮かつきちんと下ごしらえをしている何よりの証拠でしょう。アドリア海の海の恵みをドブロブニクで思い切り食べつくしたい！と思っている人は外せないレストランです。

外してはいけないドブロブニク・レストランMAP

クロアチアのレストランのチップ事情

ドブロブニクが属するクロアチアは、もともとチップの風習がない国でしたが、なんと言っても世界中から観光客が訪れる国。ヨーロッパやアメリカの人はチップを渡しているので、習慣化しています。 日本人はヨーロッパで「みんな優しくてにこにこしていていい人だけど、あまりチップを渡してくれる人がいない」とウワサになっていることもあり、ここではスマートにふるまいたいもの。

高級レストランなら合計金額の10％程度。カフェやカジュアルなレストランの場合は、合計金額の端数部分を切り上げ、おつりをチップとして渡すと良いでしょう。

ちなみに「ロカンダ ペシュカリア」ではチップは回収されました。あれっ？これってどうなの（笑）？

クロアチア・クーナ（HRK）

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世界遺産であり、ジブリ映画「魔女の宅急便」や「紅の豚」の舞台の一つに選ばれるほど美しいドブロブニク。フォトジェニックな街並みの散策もよし、6月～8月はビーチでのんびりできるホテルを選んで「地中海リゾート」を過ごすのも良いですよ！

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