ボリビアの「ウユニ」へ行く前にチェック!お役立ち基本情報まとめ【アクセス方法・ベストシーズン・注意事項など】
幻想的な絶景が楽しめる観光地として近年人気が高まってきているボリビア・ウユニ塩湖。ウユニはウユニ塩湖から最も近い街であり、1年を通してウユニ塩湖を訪れる観光客が立ち寄る観光の拠点でもあります。今回はそんなウユニへ旅行する前に知っておきたい、時差や通貨、ビザ、アクセス方法、移動手段などの基本情報をまとめてみました。
ボリビアのウユニといえば
ボリビアのウユニと言えば、世界的に人気の絶景スポット「ウユニ塩湖」から最も近い街として有名です。場所はボリビア西部に位置していて、ウユニ塩湖までは車で1時間ほどの距離にあります。街の中心部にはウユニ塩湖へのツアーを開催している観光旅行会社のオフィスが立ち並んでいます。
一生に一度は見たい幻想的なウユニ塩湖
幻想的なウユニ塩湖
見渡す限り白銀の世界が広がるウユニ塩湖は、世界中の人々を魅了する人気の絶景スポット。アンデス山脈が海底から隆起した時に、大量の海水が地上に残ったことで広大な塩湖が誕生したと言われており、1年を通して多くの観光客がその絶景目当てに足を運んでいます。
乾季と雨季で違った絶景が楽しめるところもウユニ塩湖の魅力のひとつ。乾季にはキラキラ輝く白一色の塩の大地を楽しめるほか、トリック写真を撮影することもできます。湖面にうっすらと水が張る雨季は、天気や風などの条件が揃えば「天空の鏡」と称される幻想的な光景が楽しめます。
ボリビアの基本情報
続いては、ウユニへ旅行に行く前に知っておきたいボリビアの基本情報をまとめて紹介しましょう。
言語
ボリビアの公用語はスペイン語です。ほかにケチュア語やアイマラ語といった、ボリビアに古くから居住している先住民族の言語が36種類存在しますが、大多数の人がスペイン語を使っています。
日本とボリビアの時差
ボリビアと日本の時差は約13時間。日本の方が遅れています。
ボリビアの通貨・チップ・両替など
ボリビアの通貨
ボリビアの通貨は「ボリビアーノ(Boliviano、略称Bs.)」で、その下に「センターボ(Centavo、略称¢)」という硬貨が続きます。100¢はBs.1で、紙幣はBs.200、Bs.100、Bs.50、Bs.20、Bs.10の5種類、硬貨はBs.5、Bs.2、Bs.1、¢50、¢20、¢10の6種類となります。
※2020年7月現在、Bs.1が日本円で大体15円くらいです。
両替
日本であらかじめUSドルに両替しておくのがおすすめ
両替は空港やホテル、銀行などで行うことができます。ただ、日本円からボリビアーノに両替できるところが少ないので、日本であらかじめUSドルに両替しておいて、現地でUSドルからボリビアーノに両替した方が良いでしょう。
ちなみにボリビアでは、両替やショッピングの時に、紙幣に破損があると受け取ってもらえないことがほとんどなので注意しましょう。
チップ
ボリビアには欧米諸国のようにチップを渡す習慣があります。チップの目安は、例えばレストランで食事をする場合は料金の10%、タクシー乗車時に空港などで荷物を運んでもらった場合はBs.5~8(US$1前後)が基本です。そのほかにも、5つ星ホテルに宿泊する場合は、ベッドメイキングやルームサービスを頼んだ時などにチップを忘れずに渡すようにしましょう。
クレジットカード
ボリビアの首都・ラパスの都市部などでは、5つ星ホテルなどの支払いでクレジットカードが使えるところもありますが、どこも基本的は現金払いとなります。ちなみにウユニでは、ホテルの支払いでも現金払いしか対応していないので、所持金はある程度用意しておきましょう。
ボリビアの電圧・プラグ
ボリビアのプラグはA、Cタイプなので、基本的には日本のコンセントも使用可能です。電圧は日本が100Vであるのに対してボリビアは230Vなので、ACアダプターが対応している家電であれば、現地でも使用することができます。ただ、必ず使用できるわけではないので、できればコンセントアダプターや変換プラグを持参するようにしましょう。
ボリビアのWi-Fi・インターネット環境
ボリビアで快適なインターネット環境を確保するには、現地のキャリアを利用するか、出発前に日本で、海外対応のWi-Fiをレンタルしておく必要があります。もし長期の旅行ではなく、手軽にインターネット環境を整えたいのであれば、後者の方がおすすめです。ただ、長期の旅行の場合は出費もかさむので、現地のキャリアを利用した方が安く済むかもしれません。
ボリビアに行く際にビザは必要?
基本的にはパスポートがあればOK
観光目的であればボリビアへ行く際にビザは必要ありません。基本的にはパスポートがあればOK。1回の滞在可能期間は30日までで、最長90日まで延長可能です。延長は1年に1回しか申請することができませんが、申請料や延長代などは無料となります。
日本からウユニへのアクセス方法
日本からウユニまでの直行便は就航していないため、アメリカの都市を経由してラパスまで行き、そこから陸路か空路でウユニまで向かうルートが一般的です。ラパスからウユニまでは、空路で約1時間、陸路の場合はバスで向かうケースが多く、大体10~12時間ほどかかります。
ラパスからウユニまでは、空路で約1時間
ウユニの気候・気温
ウユニには日本のような四季はなく、1年を通して平均最高気温が20度前後と暖かい日が続きます。ただ、標高3700mに位置するため、昼夜の寒暖差は大きく、夜は非常に冷え込むのが特徴的です。
ウユニのベストシーズン
穏やかな気候が続く5~10月頃がベストシーズン
ウユニのベストシーズンは、雨がほとんど降らず、穏やかな気候が続く5~10月頃の乾季です。ただ、ウユニ塩湖の鏡張りの絶景を見たいという方は、11~4月頃の雨季のシーズンの方がおすすめです。なかでも1~3月は雨が降りやすいので、鏡張りの絶景を見ることができる可能性が高いと言われています。
ウユニでの移動手段
ウユニ空港からウユニ市街地までの移動手段をチェック
ウユニからウユニ湖までは、ツアーを利用する人がほとんどです。ウユニ湖への現地ツアーはウユニの街中に多くあるツアーデスクで予約することもできますし、日本から予約しておくことも可能です。ただ問題は、ウユニ空港(正式名称:インテルナシオナル・ラ・ホヤ・アンディナ空港(Aeropuerto Internacional La Joya Andina))からウユニ市街地までのアクセス。ここではその移動手段について説明しましょう。
バス
ウユニ空港から市街地まで、飛行機の発着時間に合わせてバスが運行しています。ただ、ボリビアでは人数が揃うまでバスが出発しないこともあるので、早く市街地へ向かいたい場合はタクシーを利用することをおすすめします。
タクシー
ウユニ空港からウユニ市街地まではタクシーでの移動が一番おすすめです。ただ、タクシーの中には相場よりもかなり高額な値段を請求してくる「白タク」や、ある程度人数が揃うまで発車しない「乗り合いタクシー」もあるので注意が必要です。リスクを避けるためにも、必ずラジオタクシーを利用するようにしましょう。ラジオタクシーは車体に会社の名前と電話番号が記載されているので、一目見ればすぐわかると思います。
ちなみにホテルによって多少違いはありますが、空港から市街地まではタクシーでおよそ5~10分程度。大した距離ではありませんが、日本のように道が整備されているわけではないので、徒歩で市街地まで向かうのは避けましょう。
ウユニの観光で注意するべきこと
ウユニ塩湖の幻想的な星空
ウユニ塩湖へ行く際は、特に服装に注意が必要です。と言いますのも、ウユニ塩湖は標高が高いため、昼夜で15度近く気温が変動することも珍しくはないため、時間帯によって適した服装が異なるからです。
まず、昼間の場合は、時期に関係なく基本的に暖かいので、雨が降っていなければ半袖長ズボンでも問題ありません。ただ、日が落ちてからは急激に気温が下がるため、夜まで滞在する場合は防寒具を持参しましょう。
ウユニ塩湖では夜になると幻想的な星空を空一面に見ることができるので、夜間のツアーに参加する方も大勢います。ただ、夜は最低気温が0度近くなる日もあるほど冷え込むので、ダウンなどの防寒具を着込んで出かけましょう。靴下やインナーを何重に着込むのも寒さ対策として有効です。
昼夜関係なく水分補給・紫外線対策はしっかりと!
標高が高い場所に位置するウユニ塩湖は日差しがかなり強く、夜間でも月の光で日焼けすることがあります。そのため、昼夜関係なく、日焼け止めや帽子、サングラスなどで紫外線対策はしっかりと行いましょう。
また、ウユニ塩湖へ訪れる際は高山病にも注意が必要です。特に夜間は寒いため水分補給がおろそかになりがち。体内の水分が不足すると高山病のリスクが高まるので、こまめな水分補給を心がけましょう。
万全の態勢で、魅力あふれるウユニを満喫しよう
いかがでしたか?1年を通して世界中から観光客が集まるウユニ塩湖は、一生に一度は見たい絶景スポットのひとつ。乾季と雨季で異なる絶景が楽しめるので、何度も行きたいと思う方も多いかもしれません。ただ、日本とは勝手が異なるところもあるので、訪れる前にしっかりと前準備をし、万全の態勢で訪れることが大切です。
特に気温には要注意。昼と夜で気温差が激しいので、昼は軽装でも問題ありませんが、夜はしっかりと防寒して水分補給や紫外線対策も忘れないようにしましょう。ぜひ魅力あふれるウユニを満喫してください。