ローテンブルク 街歩き~ロマンティック街道の宝石箱~
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タウバー渓谷の豊かな自然に囲まれて中世の姿を今に伝える街並が最大の魅力。小さな路地を曲った先にはテーマパークのような世界が広がっている。
◆目次◆
高い城壁に守られたノスタルジックなおとぎの街
歴史に語り継がれるヌッシュ市長の決死のストーリー
ローテンブルク おすすめツアー
高い城壁に守られたノスタルジックなおとぎの街
大都市ミュンヘンから列車を乗り継ぐこと約3時間、ロマンティック街道と古城街道が交差する場所に位置し「ロマンティック街道の宝石箱」と称されるローテンブルグのへと到着する。わずか1キロ四方の旧市街は半日もあれば一周できてしまう程だが、ここは世界中の観光客が押し寄せる街道のハイライトだ。それもそのはず、堅牢な石壁に囲まれた街は、中世の建造物がそのまま残されていて、その美しい佇まいは訪れたものの心を虜にする。木枠に囲まれたパステルカラーの家や石畳の道路、時おり聞こえてくる教会の鐘や大道芸人が奏でるバイオリンの音色。時空を超えてタイムトリップしたかのような不思議な感覚にしばし身を包まれる。
中世の名残りが色濃く残るこの街の中心はマルクト広場。周辺には色とりどりのディスプレイに彩られたショップやスィーツカフェが立ち並んでいるので、その一つひとつをじっくり見て回るのも楽しい。毎日がクリスマスというお店やドイツならではのテディベア専門店もあって、絵本の中がそのままやってきたような可愛らしさ。「雪の玉」という意味の名物菓子シュネーバルは、子どもの頃に楽しみにしていた雪の日を連想させる。街を歩くだけでもあっという間に時間が過ぎてしまって、ここを去るのが惜しくなってくるほど。
また、一日の流れと共に表情を変えていく街の様子も見逃せない。街全体がうっすらと橙色に染まりだす夕暮れ時から、空がトワイライトブルーに輝きだす夜が最もロマンティックな時間帯。旅に疲れた身体にほっとしたひとときを与えてくれ、つかの間の旅人であるということを忘れさせてくれるかのようだ。ドイツの旅に忘れられない思い出を残したいなら、迷わずこの地に足を運びたい。
歴史に語り継がれるヌッシュ市長の決死のストーリー
街の中心部、市議宴会館にある仕掛け時計が英雄の物語を永遠に刻む。
ローテンブルクを救った英雄の物語は、今から約4世紀ほどさかのぼる。宗教対立から起きた三十年戦争の真っ只中、敵軍に攻め入られ街には危機がせまっていた。そんな中、敵の軍将ティリーは「3.25リットルのワインを一気飲みすることができれば、街を占領しない」と無理難題な約束をふっかける。躊躇いながらも、それを受けて立ったのがヌッシュ市長。周囲が驚きの声を上げる側で、年老いた彼は見事にワインを飲みほし、それによって街は無事に救われた。一気飲みのあと、市長は丸三日間も眠り続けた程だったのだとか。勇気ある行動で街を救った市長の逸話「マイスター・トゥルンク」は、現在まで市民に語り継がれていて、マルクト広場にある市議宴会館にある仕掛け時計によって、ワインの大杯を飲み上げる場面が再現されている。また、毎年、イースターから50日目にあたる聖霊降臨祭の際には、この物語劇が市民総出で催され、祭りのハイライトとしても人気を集めている。
市議宴会館
Marktplatz 2, Rothenburg
時間/仕掛け時計:10:00-22:00の正時
観光案内所:9:00-18:00(季節によって異なる)
行き方/マルクト広場からすぐ
ローテンブルク おすすめツアー
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