ヨーロッパ・コロナ第二波でロックダウン続出。現状・対策最新情報11月2日
2020年11月2日現在、ヨーロッパ全土は新型コロナウィルスの第二波が訪れ再ロックダウンをする国が増えています。7月一時的に収まったEU諸国内での入国制限解除やバカンスにより拡大。医療現場が深刻な様相を呈している国も出てきました。海外旅行の再開はいつになることでしょう。ここでは人気のヨーロッパの国々の現状をお知らせします。
ヨーロッパで新型コロナウィルス再拡大中
ヨーロッパ各国の人たちにとって、2月にはまだ新型コロナウィルスの出現はアジアの一部での国のできごと。「対岸の火事」のように思えていたことでしょう。ちなみに筆者は2月初旬にポルトガルに行きましたが、あからさまに背後から「コロナ!」と叫ばれました。
あれから8か月。状況は完全に逆転。
この時、自分たちの国でパンデミックが起こるとは思わなかった
3月頃からヨーロッパ諸国にも感染が広がり、自由なヨーロピアンにとってはかなりつらい厳格な都市封鎖=「ロックダウン」が各国で行われます。そのことで6月頃には感染者数が一時期減少。しかし、丁度ヨーロッパの人たちにとって何よりも楽しみなバカンスのシーズンとなり、6月にはEU諸国内だけで観光での行き来による入国制限を撤廃。
本格的な旅行シーズンが始まり、これまでの自粛生活から解放された人たちが、一気に他国へと繰り出します。 ・・・やはり、というか当然というか・・・バカンスが終わるころから、各国でどんどん新規感染者数が急増。
ヨーロピアンにとってバカンスは「命」!
特にスペイン・フランスは2020年10月、1日1万人超えの新規感染者を出す日も珍しくない状態。主だったメディアはこれをヨーロッパの「第2波」と呼んでいて、ロックダウン以前より新規感染者が多い今がピークの国が増え始めました。
日本からの入国制限解除や緩和をしてくれた国はヨーロッパの中に沢山ありますが、いくら海外旅行が大好きでも「今まさにピークです」「再ロックダウンします」と言われたら、ちょっと考えてしまいますよね。
観光施設は入場制限があり、バーやレストランは休業や何かしらの制限があり、正直言って全然楽しくない・・・しかも現在のヨーロッパの感染率の高さを考えると、感染も気になります。旅行中発症しても、帰国後発症しても、とても面倒なことに。軽症で済めば良いですが、最悪の場合、重症化したら命にもかかわりますよね。
今回はヨーロッパ旅行で特に人気がある国の中から、感染拡大が特に深刻な国をピックアップ。ヨーロッパの新型コロナウィルス感染拡大の「今」をお知らせします。
今、ムリして今行くことはない
スペイン
感染拡大が止まらない
スペインの10月10日現在の新型コロナウィルス感染状況のデータは以下。
感染者数 | 84万8000人 |
回復者数 | データなし |
死亡者数 | 3万2,688 |
ロックダウンを経て、7月までは新規感染者数は1日300~500人を推移。ピーク時よりはかなり落ち着いていたため、スペインもバカンスシーズンを迎え、EU諸国内での旅行が活発化します。
人々の往来も激しくなり、陽気なスペインの人たちはバカンスシーズンの楽しさもあり・・・気が緩んでしまったのでしょうか。10月に入ってからは毎日10000人~12000人もの高い水準で新規感染者が確認されています。
思いおこせばスペインはロックダウン後、入国制限解除も大胆だった
首都マドリード10月2日からロックダウン!
新たにピークを迎えた全スペインの新規感染者のうち、3分の1を占めていたのはマドリード住民。
そんなこともあり、10月2日から14日間、再度ロックダウンに入りました。通院や法的な理由がない限りはマドリードから離れることができませんが、1度目のロックダウンとは異なり、外出禁止令はなし。
◆住民は通勤・通学の必要性があれば外出できます。
◆マドリード市内のレストラン・バーが23:00に営業終了
◆公園などの人が集まる場所の閉鎖
◆6人以上の集まりを禁止する
前回のロックダウンより緩いとはいえ自由に移動できないのは、マドリードに人たちにとっては辛いですね。でもここを乗り越えないと!ウィルスとの共存はまだまだ長いのです。
スペインの皆さん!頑張ってください
イギリス
パンデミックの局面に直面。最大6か月の新しい対策を導入
2020年10月10日現在のスコットランドなどイギリス全土を含めた新型コロナウィルス感染者のデータはこちら。ニュースなどでも報じられていますが、現在、イギリスは感染のピークを迎えています。
感染確認済み | 57万6000人 |
回復者数 | データなし |
死亡者数 | 4万2,679人 |
ロックダウン以降、1日の新規感染者が400人~800人と小康状態を保ち、7月には航空会社からの要望もあり、海外からの入国制限緩和を急いだイギリスでしたが、9月から急速に新規感染者が増加。10月4日にはついに2万2961人の新規感染者を出し、以降1万2000人以上の新規感染者を出しています。
イギリスの人口は6665万人。それを考えると大変な感染拡大。このピークを何とか乗り切り、収束に転じてくれることを願いたいものです。
そういえば、ジョンソン首相も感染しましたね
9月半ばから急速に増え始めた新型コロナウィルス新規感染者数から、イギリス政府は最大6か月の新しい対策を導入しました。それは1回目のロックダウンよりはかなり緩やかなものではありますが、長くウィルスと共存する窮屈な生活を送っているイギリス国民にとっては辛いもの。
◆公共エリアでのマスク着用義務(デパート・スーパーマーケット・美術館・博物館・映画館・礼拝所ほか人が集まる場所)
※なんと、マスクを着用しなければ200ポンド(約27,000円)の罰金!
◆イギリス在住者は可能な限り自宅勤務に戻る
◆パブ・バー・レストランは22時閉店。テーブルサービスのみで立ち飲みは厳禁。※テイクアウトでの営業は可能
◆タクシー運転手とタクシー利用者はマスク着用を義務とする
◆屋内の小売店のスタッフと客はマスク着用が必須
◆9月28日より、結婚式への出席者は最大15人。お葬式は30人まで可
◆9月28日より、屋内スポーツは7人以上で行ってはならない ・スポーツ観戦は10月1日より再開予定
200ポンド(約27,000円)の罰金!
さらに「6人ルール」も!パーティー好きには厳しい
さらにイングランド内では屋内外関係なく、会話など社交的な要素のある7人以上の集まりを禁止する「6人ルール」を導入しています。
これらを破った場合も200ポンド(約27,000円)の罰金!
◆1世帯が6人以上である家族の場合や、離れていた家族1人が、6人以上の自分の家族に会いにいくような場合は、人数を定めず例外
◆感染対策ができている博物館や美術館、教会などの公共の場所では6人以上の収容は可能。ただしその中に6人を超える1つのグループが入場することはできない
◆学校・オフィス内の6人ルールの設定なし
◆感染対策ができている会場・教会での結婚式・お葬式は30人以内で執り行う事
◆ラグビーやサッカーのようなグループでのスポーツは可能
つまり6人以上のグループでの旅行、飲食、観光はNG。グループでの渡航を考えている人は2021年、もう少し新型コロナウィルスの感染が落ち着き、法律が緩和されてから考えた方が良いでしょう。もちろんビジネスなどやむを得ない理由で2020年内に渡航する場合は、グループ分けして行動するなどの工夫が必要。
6人ルール・・・面倒
フランス
フランスは全土で2度目のロックダウン※11月2日最新情報
フランスでは、新型コロナウィルス感染拡大が深刻で何度も新たな対策が導入されてきました。夜間外出禁止令やマスクの着用義務など厳しいものも多く、感染減少への期待も持たれていましたが、10月25日には24時間で5万2013人もの新規感染者を記録。これまでロックダウンだけは避けたい、としていたフランス政府はついに10月28日、フランス全土での2回目のロックダウンの発表を行いました。ロックダウン中である11月1日にも24時間で4万5570人の新規感染者が確認されています。
2020年11月2日現在のフランス、新型コロナウィルス感染状況がこちら
感染確認済み | 141万人 |
回復者数 | 11万8000人 |
死亡者数 | 3万7,019人 |
フランスの人口は日本の約半分。この数字がいかに恐ろしい数字かよくわかります。
なるほどー・・・
KENZOの創始者もパリで亡くなる
今回の感染拡大では、不幸なことに、ファッションブランド「ケンゾー(KENZO)」の創始者、高田賢三氏が新型コロナウィルスに感染。亡くなってしまいました。ご高齢だったとはいえ、元気で精力的に活動していたことを考えると、やはり軽く考える問題ではないのです。
長いコロナ禍での生活から最近は日本も「コロナ慣れ」の傾向にあるので、気を付けたいものです。
2度目のロックダウン 外出禁止令の内容
2020年10月30日から最低でも12月1日まで、フランス全土に外出禁止令が出されました。
許可される外出
・在宅勤務が不可能な仕事をしている場合の通勤
※仕事が宅配関係の場合、そのための移動も含まれる
・食材ほか生活必需品の買い物
・通院
・助けが必要な家族の支援、子供の通学の送迎
・自宅周辺での1人での運動やペットの散歩
※この場合、1日1時間以内、自宅から1km内で行う短時間の移動のみ許可される
・司法あるいは行政機関からの召喚
・公共機関での手続き
・延期ができない試験会場への移動
・行政機関の要請による公益任務への参加
上の特例の外出の際はフランス内務省サイトからダウンロードする特例外出証明書(Attestations de déplacement)に氏名・生年月日・住所を記入。外出理由を選択し外出開始時間を明記、署名した上でを携行する必要があります。またスマートフォンでPDFを作成しいつでも見えられるようにして持ち歩くのも可能。
職場への通勤や仕事での外出は雇用主が作成した職務移動証明書(Justificatif de déplacement professionnel)を所持する場合は特例外出証明書は不要。
また子供が学校に通学する場合は、通学証明書(JUSTIFICATIF DE DEPLACEMENT SCOLAIRE)を所持している必要があり、これも内務省のページからファイルをダウンロードが可能です。
わんこのライフスタイルも窮屈に
2回目ロックダウン下での感染対策
・外出時のマスク着用義務
・レストラン、カフェ、バーなどの飲食施設は閉鎖。テイクアウトとデリバリーは可能
・劇場、映画館、美術館、ショッピングセンター、会議場、図書館、ゲームセンター、クラブ、ダンスホール、屋内スポーツ場など人が集まる施設は閉鎖
・デモや集会は事前に申請し許可を得たもののみ可能。他は禁止
・保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校の事業は行える。ただし小学1年生以上はマスク着用義務など厳しい対策を取った上でのみ
・大学は一部の例外を除き遠隔授業
・施設の閉鎖などで営業ができなくなる企業以外は、できる限り経済活動を続ける。テレワークが可能な場合は仕事を続けることは義務とする
※仕事の継続が不可能な場合には証明書を提出
※外出制限で大きな収入減となる業界、企業、個人事業主などには12月31日まで支援を続ける。
4月の1度目のロックダウンと異なる点
とはいえ、最低限の経済活動や適度なリラックスができるよう、4月の強固なロックダウンとは異なる点も。そして厳しくなった点もあります。
・公園、森、海岸の開放
・銀行、郵便局、市役所等公共サービスは継続
・屋外・屋内のマルシェは閉鎖しない
・中学生以上としていた学校でのマスク着用義務を6歳以上とする
小学1年生と言えば、自由奔放なワンパク世代。厳しい
イタリア
非常事態宣言もむなしく急激な感染拡大
2020年10月8日のイタリアの新型コロナウィルス感染状況はこちら。
感染確認済み | 33万8,000人 |
回復者数 | 23万6000人 |
死亡者数 | 36,083人 |
ヨーロッパでは最も早く、感染拡大が広がったイタリア。3月から5月にかけてとても厳しいロックダウン措置が実施され、ロックダウンの発表当時は都市部から地方に逃げ出す人々が続出。非難が集まったこともあります。自由で陽気なイタリア人。随分耐えたことでしょう。
ロックダウンでやっと感染を抑え込んだタイミングでEU諸国内では入国制限を解除する動きが活発化しましたが、イタリアは他国と違い最低限の国の入国制限にとどめるなど、ここでも努力見せます。これは観光立国のイタリアにとって、国の経済生命がかかるような制限でしたが、それに加え10月半ばまで非常事態宣言を出し続けるなど、まじめに感染縮小に努めました。
一時期はそのお陰でヨーロッパの中では感染再拡大を抑え込んでいる稀な国として賞賛を浴びていましたが、残念なことに8月ごろから再拡大。
10月8日にはついに1日4458人の新規感染者が確認され、ロックダウン時と同じ状況になってきました。イタリア政府の大変な努力を思うと、とても残念ですね。
収まっていたはずのイタリアに何が!?
家以外の全てのエリアでマスク着用が義務に
ジュゼッペ・コンテ首相は、経済に大打撃を及ぼすかつてのような厳しいロックダウンを避けるため、これまでも義務付けられていた屋内施設などのマスク着用に加え、屋外でのマスク着用を全国で義務づけると発表。
自宅以外の全ての場所で、イタリア在住の人々はマスク着用での生活を強いられることになります。マスクは常に持ち歩く必要があり、マスクを家以外で着けていない違反者には、最大€1000(約12万円)の罰金!これは厳しい。
2021年ベネチアカーニバルも心配
非常事態宣言が2021年1月まで延長
イタリアはロックダウン後も出され続けていた非常事態宣言が10月半ばで終了する予定でしたが、2021年1月まで延長すると発表。
渡航する人たちが関係する内容は以下になります。
◆電車、地下鉄、トラム、バス等の公共交通機関では全座席で着席が可能
◆公共交通機関に立って乗る場合、可能な乗客数は収容人数の25%、もしくは50%まで
※交通機関によって異なります
◆タクシー内では家族や同居している人のみ対人距離は保たなくても良い
及び家族や同居人でなはない人々とのソーシャルディスタンスは1m。それができない場合のマスク着用は義務
◆マスク携行は義務
※6歳以下の子ども、マスク使用が困難となる障がい者はこの義務は免除されます
◆レストランの業務開始前には従業員の体温を確認。37.5℃以上の熱がある場合は勤務ができない
◆レストランでの飲食は熱が37.5度以上ある人はできない
早くおじさんのピザを食べに行きたいです!
ドイツ
感染縮小に向けてのリーダー的存在ドイツも再拡大
2020年10月8日のドイツの新型コロナウィルス感染状況はこちら。
感染確認済み | 31万1000人 |
回復者数 | データなし |
死亡者数 | 9,582人 |
ドイツはヨーロッパに新型コロナウィルス感染拡大が認められ始めた早い時期、2020年3月16日から国境封鎖措置を取り、3月22日からはドイツ全土でロックダウンの措置を取りました。5月には新規感染者が200人台から500人台になり、減少に転じたことから、様々な制限を緩和。時期早々との世界的な批判も浴びつつも、5月初旬からレストランやバーの営業、商業施設の営業など本格的に制限措置の緩和を始めます。
7月のバカンスシーズンにもその数字に大きな増加は見られず、ドイツ経済の再開と感染対策の両立は、ある種成功しているかのように見え、ヨーロッパの中では人口に対して感染者の低い国であると多くのメディアが報じましたが、徐々に増加。
10月にはついに24時間の新規感染者として確認された人数が4000人以上となり、新たな局面を迎えました。
残念です・・・
マスク着用は義務!しかし大規模なデモも勃発
ドイツの感染者数やその後の措置は、ヨーロッパの中で見れば模範的だったかもしれません。しかし、世界的に見れば人口比率から考えても低い水準ではありません。そんなドイツでは緩和はすすめつつも、強固に守った措置も残っています。
◆公共エリアではマスク着用が義務
※罰金も各地方ごとに導入されました。ベルリンでは€50から€500まで、違反に応じて金額が異なります。
◆ソーシャルディスタンスは1.5m
◆徹底した手の洗浄などの衛生管理
しかし、ドイツを始め、ヨーロッパで元々マスクの着用は一般的ではありませんでした。レストランでおしぼりが出るのも日本くらいでしょう。ストレスが爆発した人々がマスクもせずに集まり起こした「コロナ対策に対する大規模なデモ」や、衛生管理を守り切れなかった工場での「1500人クラスターの発生」などなど・・・「そんなことしたらますます感染拡大しちゃう・・・」と他国ながら心配になることばかり。
正直10月の感染拡大は「やっぱりなあ」という感想を持ってしまいました。
デモにはコロナ対策反対以外の「極右」や関係ない主張の人もいた
10月6日から、ドイツ再び本気の制限!
これまでの感染拡大を受け10月6日、首都ベルリンを始め、高リスクエリアに指定された地域で、新たな制限が導入されました。
◆レストランやバーのなどの深夜営業の禁止
◆高リスク地域に指定された地域の住民による居住地域外の宿泊施設利用の禁止
ベルリンでは12地区のうち4地区が高リスク地域に指定され、他州でもリスク地域がひろがりつつあります。これらは以前のように厳しいロックダウンを課さないための大切な制限です。
でも・・・あれ?追加措置って、正直そんなに制限されていないように思うのですが・・・。
いやいや、我らはこれくらいで大丈夫です!
オランダ
オランダの2020年10月8日現在の新型コロナウィルスの状況は下の表の通り。
感染確認済み | 15万人 |
回復者数 | データなし |
死亡者数 | 6,518人 |
第1波とも言える3月のヨーロッパ新型コロナウィルス感染拡大時には、インテリジェント・ロックダウンなるロックダウンを行い、7月には政府がマスクの「感染防止の有効性がない」と発表。オランダではマスクをせず過ごす人が増えました。オランダ独自の考えで動き、批判は浴びていましたがあっという間に感染拡大が縮小。日々2ケタ台の新規感染者を保ち、筆者も「あれ?もしかして、マスクいらないんじゃ・・・」なんて思ったりしていましたが「マスクが感染対策に有効ではない」わけで、外出時は防護するものがなく、ご年配の方は恐くて外出しなかった人も多かったのだとか
EU諸国を始め、日本を含めたEU諸国外の入国制限解除も積極的でしたが、8月後半から徐々に一転。10月6日、24時間でついに4572人もの新規感染者が確認されて、毎日毎日最大の新規感染者を出すようになってしまったオランダのコロナ感染拡大は今がピーク。
マスクは有効ではない=マスクしないで好き勝手したわけではない
「マスクに感染予防の有効性ナシ」発言が失敗!?
首相のほか医療専門家たちが感染開始当時からマスクに感染予防の「有効性」がないと主張していましたが、この現象についに考えを改めた模様。発言によって「マスクは有効ではないから、極力外出しないように」する人と「マスクしてもしなくても関係ないんだよね?」と開き直って、通常通りにふるまう人が両方出てしまったためです。
9月30日(水)から、「推奨」とはいえ、細かいルールが設けられました。ここでは旅行者に関係あるルールのみ抜粋します。
◆公共施設内での13歳以上の全ての者のマスク着用を推奨
・店舗、博物館、市役所、駅、空港、屋内駐車場、ガソリンスタンド
・レストラン、バー、カフェ、劇場、コンサートホール
・接触を伴うサービスが行われる場所(スタッフ・客のいずれも着用推奨)
◆2020年9月30日時点で、マスクの着用は、義務ではなく強く推奨されるもの。ただし、感染拡大が広がった場合、義務になる可能性がある
※障害や医学的な理由でマスクの着用ができない人々、スポーツをしている最中の人はマスクを着用はしなくて良い。
◆着用する場合と取り外せる場合
・レストランや劇場など全員に席が割り当てられる場所では着席中はマスクを外すことができる
・着席してマスクを外しても良い場合は1.5mの距離が確保される場合のみ
・トイレなど指定された席を離れる場合はマスクを着用すべき
・一部に屋根があり、一部が屋外になっている場所では、屋根のある場所ではマスクを着用する
・駅や動物園、遊園地など、屋内と屋外を移動する場所では、屋外であってもマスク着用を推奨する
・店舗から店舗への移動もマスク着用を推奨
・スキポール空港の一部の指定エリアはマスク着用が義務
・公共交通機関やタクシーや乗り合いバンはマスク着用が義務
・自動車やその他の自家用の乗物で移動する場合は、 異なる世帯に属する2人以上が同乗する時のみマスク着用を推奨。ただし雇われて同じ車を毎日運転しているパーソナルドライバーには適用されない。
なにも池に捨てることないよね・・・
9月29日(火)から3週間の強い措置追加
9月29日から、経済活動を止めない予防策として、新たな対策が行われています。かなり規制が多いので、ここでは旅行やビジネスで渡航する人に関係のあることや主だったものを抜粋しますね!
◆在宅勤務を継続すること
・職場で感染が発生した場合、同オフィスは14日間閉鎖
◆自宅(庭やバルコニーを含む)への訪問客は3名まで
・一緒に住んでいる家族以外の人数で12歳以下の子供は制限しない
・自宅以外の施設(画館やレストラン)ではグループは4名まで
・12歳以下の子供は、含まれない。
◆レストランやバーの部屋ごとの最大人数は30名まで
◆飲食施設の営業は21:00まで。閉店は22:00
◆スポーツ施設に付属する飲食施設は閉鎖
◆飲食業では感染発生した場合に備え、来客に保健所が連絡を取れるように連絡先等の登録を義務付ける
◆人の流れのある施設内(モニュメント、図書館、博物館)などでは、市場や商業施設を除いて、タイムスロットごとの予約を行う
◆ソーシャルディスタンスは1.5m
◆大規模スーパーマーケットでは、1日あたり2回、1時間の高齢者や健康に影響を受けやすい人々のためノリ業時間が義務付けられる
◆継続した人の流れがない屋外での活動は、最大40名まで
・これには12歳以下の子供も含まれますが、スタッフの数は含まれません
◆動物園や市場など、継続して人の流れある屋外の場合、1平方メート当たりの入場者数の基準を設定
◆スポーツ競技は、無観客で開催
◆可能な限り移動を制限
◆屋内施設(最大30名)・屋外施設(最大40名)の例外
・葬儀
・デモ、会合、集会
・宗教等の集まり
多いなー・・・いや実際はもっと多かったんですよ。オランダがいかに本気を出したかわかります。これからの数値の変化をしっかりと見守っていきましょう。
子どもはどうして良いのか分からなくなりそう
ヨーロッパ旅行の旅は2021年ゴールデンウィーク以降が狙い目!
予約は「今」、旅行は2021年!
まさに第2波とも言える感染拡大に揺れるヨーロッパ。すでに今、入国制限を解除してくれている国も、2020年はどうしても渡航をしなければならない重大な用事がある人以外は、旅行は考えないでください。入国規制解除をしてくれている国も、この感染拡大を受け、入国規制を強めるなど急な動きが出てきそうです。
何より2020年の今行ってたところでレストランや観光地は規制が厳しく、全然楽しくない!
しかも今、やっておくべきことが一つだけあります。
新型コロナウィルス感染拡大の影響で、世界中のホテルや航空料金が暴落。2021年の海外旅行のツアーがかつてないほど激安価格になっています。
「なるほどー。そりゃいいね!日本が渡航制限を引き下げて、入国後の措置を緩和したらすぐ予約しちゃいまーす」なんて悠長に構えていませんか?日本が渡航制限の引き下げを発表した瞬間、値段が跳ね上がってしまいますよ!何故でしょうか。
理由は3つ!
◆海外旅行に行きたくて行きたくて仕方がなかった人が一斉に予約をするため、激安価格の航空券やツアーはあっという間に売り切れる
◆激安価格枠が売り切れても、多少高額な値段であろうが、我慢していた分買う人が多い
◆飛行機のキャビン内でもソーシャルディスタンスを取るため、以前よりも席が少なく、あっという間にどの価格帯のツアーも航空券も売り切れる
だからこそ、早めに予約せねば・・・なのです。
航空券だけの予約は旅行者には危険!
「はぁ?早めの予約?何言ってるの?予約しても行けなかったら意味がないし、入国できなければホテル代もエア代も無駄になるだけじゃないの?」 「詐欺だろ!」「無責任なことを!」
キャー!そんなに怒らないでください。それって航空券やホテルを個人で手配する場合ですよね?
エアラインから直接チケットを購入した自由旅行の場合、日本の入国制限が緩和されず、帰国後は14日間の隔離措置があるままだとしても「この人は隔離されることを覚悟でチケットを購入している」と思われます。だから飛行機が飛べば、得は中止にならないので返金はしてくれません。ホテルは「キャンセル不可」の底値で予約をしていれば、残念ながら返金ナシ。
いくらすべてが安くなっていても、ヨーロッパまでのエア代や宿泊費が返ってこないのは恐いですよねえ?私だってそうですよ。だから、例え2021年のかなり先のツアーをこの激安価格で予約しても、損をしない方法を調べまくりました。そこで見つけたのが旅行会社トラベル・スタンダード・ジャパンのツアーです。
このトラベル・スタンダード・ジャパンのツアーの凄いところは、
トラベル・スタンダード・ジャパンのツアーは、日本の渡航制限が引き下げられず、14日間の自己待機が義務付けられたままであればツアー催行を中止。
そして返金してくれます!
予約した日までに今と変わらない状況の場合「ツアーが中止になったので、返金致します」という電話が担当者からかかって来るので安心。ツアーの場合、旅行者が主催となるため渡航制限が2以上の場合は催行できないのです。だから安心!
ちなみに個人都合のキャンセルは、なんと40日前までキャンセル料金がかかりません!
さすがに1か月と10日前なら、なんとなくその国と日本の状況が自分でもわかったりしますよね。その国の感染状況により、行きたい国もかわってくるかもしれません。そんな時は、40日前までにキャンセルを。安心です!
※ツアーエリアにより、一部返金できない料金が発生する場合があります※中止待ちの場合は個人判断の旅行のキャンセルについては返金できません※ツアー中止やキャンセルの場合の返金に関する詳細はお気軽にお問い合わせください
というわけで、最後は今は感染が広がっているけれども、2021年のゴールデンウィーク、夏休みに狙えそうな「えっ?ヨーロッパってそんな値段で行ってイイの?」と衝撃を受ける「コロナ禍の予約しかできない激安価格のツアーを紹介!
6万円台でパリ、イタリアなんてザラにあるので、びっくりしないよにしてくださいね!
恐っ。でも、良かったですね・・・
スペイン・バルセロナツアーが72000円から
スペイン内だけではなく、ヨーロッパでも1、2位を争う大人気の旅行先、バルセロナ。特に2026年に完成が迫った未完のサグラダファミリアは一度は見ておきたい世界遺産!「未完」が世界遺産であるわけで、完成後はどうなるでしょう?日本人が制作のリーダーとして携わっている事でも知られているので、ちょっと嬉しいですよね!バルセロナは5月になると日も長くなり、バルのテラスでワイン片手に語らう人も増えます。海沿いの立地から新鮮なシーフードを使ったタパスも美味しいですよ!
ガウディ―のアートに気軽に触れられるバルセロナ
イギリス ・ロンドンツアーが72000円から
やっぱり初めてのイギリスなら手始めにロンドンから。もちろんこの底値のツアー、周遊のアレンジもしてくれるそうです。ただ予想できる通り、ホテルはエコノミータイプ。そんな時は「このホテルに泊まりたい!」って言えば、ホテルのランクアップの値段追加でアレンジしてもらいましょうね。これはもうすぐにでも問い合わせでしょう。これから時が過ぎればどんどん値段が上がり、売れてしまいます。だってこんなに安いんだもの。
しかも航空会社は「世界一の航空会社」の称号に輝くカタール航空。LCCではありませんよ!
ロンドンの象徴、ビックベンは現在工事中ですが、2021年には工事終了予定。丁度コロナ禍で見に行けなかったから良かったかも?修復工事の終わったビックベンに会いに行きましょう!
2021年にはビッグベンの改装も終了予定
フランス
2020年10月、まさにコロナ禍の今しか予約できないフランス・パリツアーはなんと69000円から!他のもたくさんツアーがあるので、パリツアーの以下のボタンから飛んで、条件を変えて検索したり、オーダーツアー依頼の画面から「フランスのここと、ここと、ここに行ったら、最低価格でいくらになりますか?」なんて質問もOKです!
夏のソルド(セール)に間に合うかなあ・・・
イタリア・ローマツアーが69000円から!
ローマはイタリアの首都であり古代ローマ帝国(紀元前753年~554年)の中心。古代から近世までの多様な時代に造られた貴重な歴史的建造物が多く残され、街全体が博物館のよう。ローマ市内だけでも コロッセオをはじめとした13の世界遺産が点在する、イタリアに行くなら外せない場所のひとつです。また、歴史的建造物が今も現役で使われているというのも驚き。「永遠の都」と言われるだけある素晴らしい街です。映画「テルマエ・ロマエ」でも古代ローマ人と日本人の風呂好きが共通していることが非常にユニークな視点で描かれていて、興味を持った人も多いのではないでしょうか?
そんなローマには、なんと68,000円から行けます。
イタリア、だーいすき!早く行きたいなー
ドイツ・中世の街並みが残る歴史とグルメなミュンヘンツアー72000円から!
ミュンヘンはベルリン・ハンブルグに次ぐドイツ第3の都市であり「ドイツ主要大都市」の中では最も美しく、華やか。市内だけでも観光スポットが多く、近郊旅行としてドイツで最も有名な城、ノイシュバンシュタイン城や、お隣の国オーストリアのザルツブルグまで日帰りで行けてしまう便利さ。 ミュンヘンのあるバイエルン州は、「中世の宝石箱」と讃えられドイツで最も美しい町のひとつローテンブルグもあり、ドイツのいいとこ取りの旅ができます。そんなミュンヘンツアーはなんと72000円から!
オランダ・2021年こそチューリップを見に行きたい!ツアーは75000円から!
いつもはびっくりするほど値段が跳ね上がる旅行代金になってしまうゴールデンウイーク、そしてこの時期はオランダが最高の時期を迎えるチューリップの季節です。 チューリップシーズンは3月中旬~5月上旬!一番美しいと言われる4月中旬ですらまだ86000円から取れます。予約は今!
この景色を2021年こそ見たいですね!