家族で遊びに行きたい山口の人気スポット10選
山口と言えば北は日本海、南は瀬戸内海に囲まれた土地ですが、緑が濃く雄大な自然、また｢西の京｣と呼ばれるほど美しい街並みが魅力です。この記事では家族で遊びに行きたい山口の人気スポット10選を紹介していきます。山口に訪れた事が無い人はもちろん、近辺在住の方もまだ知らない魅力的なスポットを知ることが出来るかもしれません。
日本三名塔のひとつ！国宝瑠璃光寺五重塔
璃光寺の五重塔
1442年、室町時代に大内義弘の菩提を弔うために建立された塔で、山口市のシンボルとしても有名な国宝建造物です。室町建築としては装飾が少ないですが、その美しさから奈良の法隆寺五重塔、京都の醍醐寺五重塔と並ぶ、日本三名塔の一つとしても評されています。桜や楓の裏山を背にしており、桜の季節から雪化粧の塔が見られる冬まで季節ごとに趣が感じられ、また夜間は日没から22時までライトアップされるため、昼とはまた違う表情が楽しめます。さらに歴史のある国宝でありながら拝観無料、駐車料金無料という点も魅力の一つと言えます。
住所：山口県山口市香山町7-1
電話番号：083-924-9139
営業時間：境内自由（資料館は9:00～17:00＜閉館＞、ライトアップは日没～22:00）
アクセス：JR山口駅からバスで13分
宣教師ザビエルゆかりの地！山口サビエル記念聖堂
礼拝堂内のステンドグラス（イメージ）
元々は昭和27年、宣教師フランシスコ・サビエルの来訪400年を記念に建てられました。15分おきに聖堂から美しい鐘音が市街に響いていましたが、平成3年9月5日に一度焼失してしまいます。その後、再建に向けての募金活動などが行われ、平成10年4月29日に再び新しい記念聖堂が完成しました。高さ53ｍの2本の塔と屋根が建物全体を覆う三角錐のデザインは、聖書に記された「神の幕屋」をイメージしたものです。1階はサビエルの足跡とクリスチャン記念館、2階が聖堂になっており、礼拝堂内部には多くのステンドグラスが施されています。また懐かしい鐘の音も復活し、午前8時から午後6時まで、1時間おきに美しい音を響かせています。フランシスコ・サビエルと言えば教科書にもよく登場する歴史人物であり、歴史好きな子供には特に興味深く感じられるかもしれません。
住所：山口県山口市亀山町4-1
電話番号：083-920-1549
営業時間： 9:00～17:00
アクセス：JR山口駅から徒歩15分
昔懐かしい山村風景を再現！重源の郷
１度はやってみたい！そば打ち体験（イメージ）
平成10年4月に、歴史文化と自然を活かした体験交流公園としてオープンしました。平安末期に源平の戦いで東大寺は焼き討ちにされたのですが、その東大寺再建に任命され活躍した重源上人にちなんだテーマパークです。広大な集落跡地には昭和初期の山村風景が再現され、紙漉きや藍染め、そば打ち、竹細工に紙細工など様々な手作り体験に挑戦出来ます。また東大寺再建に働いた人々の疲労回復に使われていた石風呂も再現されており、実際に入る事も可能です。その他にも巨大滑り台やアスレチックで遊べる｢ちびっこ山村広場｣、虹ますを釣って炭火で焼いて食べられる｢釣り堀･イベント夢広場｣など、小さい子供からお年寄りまで家族全員で楽しめる公園です。
住所：山口市徳地深谷1137
電話番号：0835-52-1250
営業時間： 夏期9:30～17:00冬期9:30～16:30
アクセス：JR新山口駅より車で約50分
禅味あふれる日本庭園の代表作！常栄寺雪舟庭
雪舟庭
大正15年に国から史跡、ならびに名勝に指定されています。約500年前、妙喜寺の時代に大内政弘が別荘として、画僧の雪舟に築庭させたものと伝えられています。雪舟が中国大陸の風景から構想を得て表現したと言われる庭園は、まるで水墨画の世界のような美しさが魅力です。ちなみに庭園には 3つの視点が置かれており、それぞれで趣も違うため、廻遊することで変化に富んだ景観を鑑賞出来ます。鐘楼門から南溟庭、本堂、雪舟庭、遊歩道のルートを辿る散策コースは所要時間40分程度で、散策後は美しい景色を眺めながらお抹茶も楽しめるようになっています。
住所：山口市宮野下2001-1
電話番号：083-922-2272
営業時間： 夏期8:00～17:00冬期8:00～16:30
アクセス：JR新山口駅より車で約25分
山陽路随一の泉都！湯田温泉
温泉でのんびりもできます（イメージ）
山陽地方では珍しい温泉街です。湯がわき出る田地が地名の由来で、泉質のアルカリ性単純泉は肌によく馴染み、神経痛や筋肉痛、関節痛、疲労回復など様々な効能を発揮します。永正年間頃、お寺の境内にある小池に、毎晩一匹の白狐が怪我をした足をつけに来ており、不思議に思った和尚が池の水を確認したところ温かさを感じ、池の近くを掘ると薬師仏の金像とともに、熱い湯がわき出たと言う言い伝えがあります。その後、この仏像を拝んで湯あみをすると難病も治ると広く伝わるようになり、「白狐の湯」として温泉が栄えるようになりました。湯田温泉駅に白狐の像が設置されているのは、この伝説にちなんでのものです。駅周辺の足湯は誰でも利用可能で、寒くなってくる時期は多くの人が集まる人気のスポットです。
住所：山口市湯田温泉5丁目2-20
アクセス：JR湯田温泉駅から徒歩10分
日本画のような絶景が楽しめる!長門峡
近くの茶屋でアユをいただけます（イメージ）
山口県を代表する渓谷で、国指定の名勝地となっています。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雄大な雪景色と1年を通して様々な景色を見せてくれますが、特に夏は清流でのアユ釣り、キャンプなどで多くの人が賑わいます。往復10キロに及ぶ散策コースは、水墨画を思わせる渓谷を目で楽しみながら、澄んだ空気と大自然を全身で感じ取る事が出来るため、体力に自信のある人は試してみる価値ありです。また長門峡の入り口には道の駅｢くんくのだいち｣があり、阿東の美味しい食べものや特産品が堪能出来るようになっています。
住所：山口県山口市阿東･萩市川上
アクセス：ＪＲ山口線長門峡駅から徒歩で5分
澄んだ湖で大自然を満喫！ふれあいパーク大原湖
窯で焼いたピザは絶品！（イメージ）
平成10年4月にオープンしたノスタルジックな里山です。豊かな自然に囲まれ、中心部に位置する大原湖は澄んだ湖として知られています。カヌー体験、ニジマスやフナ、コイの釣りが楽しめるフィッシング、美しい湖畔沿いを颯爽と走るマウンテンバイクなどアクティブな活動が出来ます。また特製レンガ窯を使ってのピザやチキンの丸焼き、焼き芋作り、竹の中でご飯を炊くポンポラ飯作りは、非日常的な体験で盛り上がる事間違い無しです。キャンプ施設も充実しており、テントやバーベキューなどは全てレンタルなので、手ぶらで遊びに来ても問題ありません。さらにトイレやお風呂、台所などの設備が整ったケビンもあり、キャンプとはまた違う別荘気分が味わえるのも魅力と言えます。
住所：山口市徳地野谷605
電話番号：0835-58-0200
営業時間：チェックアウト/チェックイン（ケビン）15:00/11:00（キャンプ）13:00/11:00
アクセス：JR山口駅から車で50分
楽しくバードウォッチング！山口県立きらら浜自然観察公園
バードウォッチングをする子ども（イメージ）
野鳥や渡り鳥など、たくさんの生物を身近に観察できる公園です。冬にはカモ類やタカ類、春･秋にはシギ･チドリ類、時に日本では珍しい迷鳥も見受けられますが、ビジターセンターでは双眼鏡や望遠鏡の無料で貸し出しているため、気軽にバードウオッチングが楽しめます。また敷地内には淡水池とヨシ原、干潟、汽水池、樹林地 という5つの自然環境があり、それぞれの環境で見られる生物を観察していくのも良い勉強になります。土日や祝日は工作教室や紙芝居、自然観察イベントなどの催しもあり、一日たっぷり楽しめるスポットです。
住所：山口市阿知須509-53
電話番号：0836-66-2030
営業時間： 9:00～17:00
アクセス：JR山陽新幹線新山口駅から車で15分
天然記念物･ゲンジボタルが生息する地！一の坂川
春の一の坂川
室町時代に大内氏が京都の鴨川に見立てた川です。周囲は桜並木に囲まれており、春には桜が満開に咲き誇ります。またこの時期には夜間にライトアップされるため、夜桜見学をする人で賑わいます。水が綺麗な川だからこそ、初夏には天然記念物であるゲンジボタルが飛び交い、その光景はまるで天の川のようだと評されています。毎年5月末～6月初旬にかけて開催される｢ほたる観賞ウィーク｣は幻想的な世界が広がり、日々の疲れも吹き飛ぶ癒しのスポットです。
住所：山口県山口市後河原
アクセス：JR山口駅から徒歩20分
夏のレジャーにおすすめ！中道海水浴場
海辺で遊ぶファミリー（イメージ）
瀬戸内では稀少な自然海浜の海水浴場で、夏休みには多くの家族連れが訪れます。またウインドサーフィンやヨットなどマリンスポーツを楽しむ事も出来ます。そして毎年8月下旬～9月上旬には、「あいおえび狩り世界選手権大会」というイベントが開催されます。干潟に放された秋穂の名物、活き車えびを一斉に素手で捕まえ、その数を競い合うというもので、子供だけではなく大人も童心に戻って楽しめる催しです。
住所：山口県山口市秋穂東中道
アクセス：JR新山口駅から車で30分
行く時期が違えば楽しみ方も色々
歴史的建造物や手作り体験、絶景スポットなど、山口市には家族で楽しめる様々なスポットがあります。幼い子供は今一つ興味を持ってくれなかった場所でも、年齢を重ねてから再び訪問すると、魅力が伝わるかもしれません。また自然を満喫できるスポットは、季節によって見える景色も違います。お気に入りの場所であれば何度も訪れ、季節ごとの魅力を認識していくのも良いかもしれません。