美ら海水族館をご紹介!人生で一度は行きたい日本最大規模の水族館
沖縄を代表する美ら海水族館(ちゅらうみすいぞくかん)は、人生で一度は行きたい水族館トップ10に入る世界的に有名な水族館です。米国のジョージア水族館が開館するまでは世界最大の水族館でした。新型コロナウイルスが感染拡大するまでの年間の入館者数は300万人以上を記録しています。これほど多くの人々を惹きつける美ら海水族館とはどんなところで、どんな魅力があるのでしょうか。ここでは、美ら海水族館の見どころとおすすめのスポットをご紹介します。
沖縄の海と生き物を紹介するのが美ら海水族館
美ら海水族館は国営海洋博公園内に
美ら海水族館は、沖縄本島北西部の本部半島にある国営海洋博公園内にあります。1975年に沖縄の日本復帰を記念し、この本部半島で沖縄国際海洋博覧会が開催されました。博覧会終了後の跡地に設置されたのが海洋博公園で、博覧会の海洋生物園が公園の中核施設として博覧会終了後も営業を続けていました。その後、建物を建て替えて造られたのが美ら海水族館です。美ら海は「ちゅらうみ」と読み、この「ちゅらうみ」とは沖縄地方の方言で清らかな海という意味になります。
美ら海水族館は、大海原を背景にした広々とした公園に所在するという立地条件も見どころの一つです。沖縄の中心地である那覇から遠く離れていますが、美しい海岸線沿いの道路から公園に至るアクセスにも心踊るでしょう。その美ら海水族館のコンセプトは、沖縄の海との出会いです。このコンセプトのもと、浅瀬と珊瑚礁、黒潮の海、深海などに生息するさまざまな生き物を紹介しています。中でも、ジンベエザメやマンタの展示が有名です。
美ら海水族館へのアクセス方法と意外なチケット料金
美ら海水族館の人気者、ニシキアナゴとチンアナゴ
美ら海水族館へのアクセス方法
美ら海水族館への交通手段は自家用車、高速バス、路線バスとタクシーがあります。那覇空港からの所要時間は高速道路を使用した車で約2時間、高速バスで約3時間です。レンタカーなどの車の場合は那覇空港自動車道と沖縄自動車道を経由して移動するのが便利です。バスは那覇空港からの直行便が旅客ターミナルから記念公園前までを1時間に1本から4本で運行しています。他にも、リゾートライナーという名のシャトルバスが1日11便、1時間に約1本の割合で運行しています。リムジンバスは予約制で、航空便にあわせて1日3本運行しています。路線バスについては2系統が1時間に1本から2本の運行です。記念公園前バス停から水族館入口までは徒歩で10分となっています。海岸線の景色を楽しむのであれば、レンタカーなどの自家用車がおすすめです。
美ら海水族館のチケット料金
美ら海水族館の入館料には、2つの価格帯が設定されています。時間帯別の設定となっており、ひとつめが8時30分から16時までの通常料金です。もうひとつが16時から入館締切りまでの4時からチケットです。
(1)<通常料金>8:30~16:00
大人 | 1,880円 |
高校生 | 1,250円 |
小・中学生 | 620円 |
6歳未満 | 無料 |
(2)<4時からチケット>16:00~入館締切り(=閉館1時間前)
大人 | 1,310円 |
高校生 | 870円 |
小・中学生 | 430円 |
6歳未満 | 無料 |
お得な年間パスポート
年間パスポートは2回分の入館料金で1年間に何回でも入館することができます。
大人 | 3,760円 |
高校生 | 2,500円 |
小・中学生 | 430円 |
ジンベエザメが泳ぐ大水槽は美ら海水族館の見どころ!
美ら海水族館の大水槽「黒潮の海」で優雅に泳ぐジンベエザメ
黒潮の海と命名された水槽は、水族館の1階から2階までの高さを誇る世界でも有数の大きさとなっています。観客と水槽を隔てるアクリル板は、ドバイ水族館に記録を更新されるまでギネス公認の世界最大のアクリル板でした。この黒潮の海には、水族館のキャラクターにもなっている巨大なジンベエザメが泳いでいます。また、エイの仲間で最大級の大きさを誇るナンヨウマンタがいるのもここです。この2種類の巨大な魚を筆頭に、黒潮の海に生きる多種多様な魚が視界いっぱいに回遊する光景は雄大で心を揺さぶるものがあります。
ジンベエザメが餌を食べるときの姿勢は水面に垂直になりますが、成長したジンベエザメは全長が9メートル近くになります。そのため、水槽の深さを10メートルにしたとされています。餌やりの時間には給餌の解説が行われます。また、定員制で水槽を上から観察できる水上観覧コースや水槽に隣接したオーシャンブルーという名のカフェからゆったりと水槽を眺められるのも美ら海水族館の見どころです。
美ら海水族館のコンセプトを象徴する珊瑚礁と深海
カラフルな魚とサンゴが目を惹く
美ら海水族館の入口は4階にあります。コンセプトである沖縄の海との出会いの始まりは、4階から見下ろす珊瑚と熱帯魚の海です。4階から入るとすぐに日の光に照らされた鮮やかな珊瑚を見ることができます。次いで、目に飛び込んで来るのが色鮮やかな熱帯魚の群れです。3階に降りると沖縄の珊瑚が目の前に現れます。3階の珊瑚の海と呼ばれる水槽は、屋根がない特殊な構造です。屋根をなくしたことで、日の光を受けて生き生きとした珊瑚を見ることができます。また、珊瑚の海に供給されているのは目の前の海からの新鮮な海水です。新鮮な海水を供給するシステムの採用によって、大規模な珊瑚の飼育が可能になりました。この水槽で飼育されているのは約70種類以上の沖縄の海に生息する珊瑚です。その貴重な珊瑚礁の中を色鮮やかな熱帯魚が泳ぎます。
2階から1階にかけて黒潮の海と呼ばれる大水槽を経てたどり着くのが、1階奥の深海水槽です。深海に生息する生き物のために薄暗い照明になっています。ここに展示されているのは、深海に住む約70種の生き物です。中でも、ナガタチカマスやハマダイは飼育が難しいと言われています。神秘に満ちた珍しい深海魚も展示されており、発光する生き物を見ることもできます。海のプラネタリウムと呼ばれる展示の独特な光は不思議でロマンチックです。
繁殖への取組みや珍しいエイの飼育
黒潮の海で泳ぐマンタ
前述した黒潮の海では、ジンベエザメのペアを展示しています。ジンベエザメの繁殖を飼育しながら試みるのは世界で初めてです。美ら海水族館は世界最大の魚類であるジンベエザメの飼育に世界で最初に成功しました。そのジンベエザメのジンタは世界最長の飼育記録を更新中です。そのジンタとメスのジンベエザメのペアによって繁殖の研究を続けています。
黒潮の海でジンベエザメやナンヨウマンタの他に、見ることができる珍しいエイの仲間がオニイトマキエイとヒメイトマキエイです。オニイトマキエイは世界最大のエイで、成長すると幅6メートルにもなります。ナンヨウマンタと非常に似ていますが、口まわりの色や背中の模様の他、ウロコや歯並びなどに違いがあります。ヒメイトマキエイは大きくても幅2メートル程度で、日本付近に住むエイの仲間では最も小さい種類です。いずれも世界で唯一の飼育例になります。
美ら海水族館でのおすすめのスポット
レストラン「イノー」
美ら海水族館にあるレストランのイノーは東シナ海を一望にできる抜群のロケーションを誇るレストランです。水族館の4階にあって、水族館に入らなくても利用することができます。沖縄の食材をふんだんに使った食事を楽しむことができ、ボリュームたっぷりのランチバイキングがおすすめです。
所在地:沖縄美ら海水族館 4F
電話:0980-48-2745
カフェ「オーシャンブルー」
自称「海の中の特別指定席のカフェ」が大水槽のすぐ脇にあります。カフェの名前はオーシャンブルーです。大水槽の中を悠々と泳ぐジンベエザメやナンヨウマンタなどを眺めながら食事を楽しめます。ここにはパスタなどの軽食、各種の沖縄らしいドリンクやアイスクリームなどがそろっています。水族館の1階にあります。
所在地:沖縄美ら海水族館内 1F
電話:0980-48-3748
ショップ「ブルーマンタ」
1階出口にあるブルーマンタでは、水族館のオリジナルグッズが販売されています。ジンベエザメやナンヨウマンタのぬいぐるみが特に人気です。オリジナルグッズだけでなく、沖縄土産を買うこともできます。
所在地:沖縄美ら海水族館内 1F
東シナ海を一望する立地の美ら海水族館
美ら海水族館からの眺め
美ら海水族館は、東シナ海を一望する沖縄本島北西部の本部半島の国営海洋博公園内にあります。その中のジンベエザメやナンヨウマンタが泳ぐ世界最大クラスの大水槽は圧巻です。沖縄を代表する色とりどりの珊瑚礁を新鮮な海水で飼育している水槽の色鮮やかさには息を飲むことでしょう。一生に一度は見ておきたい素晴らしい水族館と言えます。
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