熊本市内には何がある？おすすめの観光スポットとホテルをご紹介！
人気のゆるキャラ「くまモン」で有名な熊本とは、どんなところなのでしょうか。九州の真ん中にあって、天草や阿蘇などの有名な観光地のある熊本県。熊本市はそんな熊本県の中心地です。熊本城をはじめとする歴史的建造物が数多く残る場所でもあります。ここでは、そんな熊本市の魅力と観光スポットやおすすめのホテルを紹介します。
熊本ってどんなところ？
熊本市は九州のほぼ中央に位置する交通の要衝です。新幹線を使用すれば福岡県の博多駅まで33分、鹿児島まで44分で行くことができます。九州観光の拠点として便利なところです。熊本市は昔から「森の都」とか「水の都」と呼ばれてきました。豊かな自然と清らかな水に恵まれているからです。熊本のシンボルとして真っ先に頭に浮かぶのは熊本城でしょう。熊本地震で大きな被害を受けましたが、約20年の歳月をかけての復旧の途上です。着実に復旧が進んでいて、被災状況や復旧の進捗を間近に見ることができるように特別公開されています。
修復作業中の特別な熊本城を見られるのは今だけ。
熊本市の水道はすべて天然地下水です。阿蘇山の噴火でできた熊本地方の地層は水を蓄えやすくなっています。その水は、地下水となることでミネラルをたくさん含んだ美味しい水です。豊かできれいな水に恵まれた熊本市は農産物の生産が盛んな場所でもあります。米や野菜、果物などの産出額は政令指定都市でありながら全国8位です。果物ではスイカやメロン、みかんなどは全国有数の生産を誇っています。食べ物では、馬刺し、辛子レンコン、熊本ラーメンが有名です。それ以外にも美味しい水とその水を使って生産された野菜などを使用した料理は色々なグルメを生み出しています。
熊本の豊富な水がさまざまな絶品グルメを生み出します。
ベストシーズンはいつ？
熊本市を中心とする熊本地方は内陸気候です。夏は蒸し暑く冬は冷え込みの厳しい、夏冬で寒暖差が大きいのが特色となっています。熊本は九州の中でも年間降水量の多い地方です。特に梅雨は最も降水量の多い時期になります。夏は気温が高い上に、夕方には「肥後の夕凪」と呼ばれる無風時間帯があって最悪です。一層蒸し暑さが増幅されます。冬は最低気温が東京を下回ることもある寒さです。氷点下を下回ることも多々あります。
街全体が癒やしにあふれて、交通の便の良い熊本
熊本市のシンボル熊本城周辺も緑あふれる癒やしの空間ですが、一番有名なのは「水前寺成趣園」でしょう。庭園の中心付近にある池では「水の都」熊本の清らかな水を眼で楽しむことができます。熊本市は湖があることでも有名です。中心部から車で15分程度の場所に江津湖があります。ここでは野鳥や希少な水生生物を見ることができる上に遊歩道や芝生も整備されていて、散歩や散策も可能です。さらに40分ほど車を走らせると川沿いの田園風景に囲まれた植木温泉があります。
ゆっくり散策を楽しみたい、熊本市内のオアシスの一つ「水前寺成趣園」
熊本市街には大正13年に開通した路面電車が市電として今でも健在です。市内の主要な観光地やショッピングに非常に便利な交通網として二つの系統が市内を東西に走っています。運賃は市内均一です。熊本駅、熊本城、水前寺成趣園などの観光地だけではなく、アーケード街へもアクセスし易くなっています。また、市内のバス路線も充実していて、市電と連接することで公共交通機関だけを使ってほとんどの主要な観光スポットに行けるほどの便利さです。
アクセスの良さは熊本市内だけではありません。熊本県は九州のほぼ中央にあって、他のすべての県と隣接しています。南北には九州新幹線が、東西には西九州道・長崎道・大分道・宮崎道などの高速道路網が走っていて、すべての要が熊本です。熊本県内はもとより、九州全域の旅行を考える際に最も効率よくアクセスできます。九州旅行の拠点にできる場所が熊本市です。
公共交通機関だけで市内観光できるのは熊本の魅力のひとつ！
熊本でおすすめの観光スポット
熊本城
熊本の観光スポットとして最初に頭に浮かぶのは熊本城でしょう。加藤清正が築いた難攻不落として知られる城です。武者返しと呼ばれる特殊な石垣が有名ですが、熊本地震で大きな損害を受けて、復旧工事が続いています。工事のための立ち入り規制がありますが、順次復旧の進捗に応じた特別公開を実施中です。
黒漆の壁が写真映えする熊本城。今しか見れない復興中の熊本城も気になるところ
住所：熊本県熊本市中央区本丸１－１
電話番号：096-223-5011
URL：https://castle.kumamoto-guide.jp/
アクセス方法：市電「熊本城・市役所前」電停から徒歩5分
営業時間：9:00-17:00
休業日：なし
料金：
・高校生以上：500円
・小・中学生：200円
・未就学児：無料
熊本市動植物園
熊本市動植物園は市内江津湖畔にある動植物園です。約120種700頭の動物と約800種5万点の植物を観覧できます。虎や象、キリンなどの子供に人気の動物がいる上に孫悟空のモデルとなった金色の毛並みのキンシコウの美しさは格別です。動物ふれあい広場では、おとなしい草食動物に触れることもできます。植物ゾーンの楽しみは四季折々に咲き誇る花々です。遊園地ゾーンには大型9種、小型40台の遊具があって小さな子供にも楽しめるようになっています。
別名ゴールデンモンキーと呼ばれるキンシコウを見に行こう！
住所：熊本県熊本市東区健軍５丁目１４－２
電話番号：096-368-4416
URL：http://www.ezooko.jp/
アクセス方法：市電「動植物園入口」電停から徒歩10分
営業時間：9:00～17:00
休業日：
・月曜日ただし、毎月第4月曜日は開園して翌日休園(祝日の場合、次の平日)
・年末年始（12月30日～1月1日）
料金：
・高校生以上：500円
・小・中学生：100円
・未就学児：無料
水前寺成趣園
水前寺成趣園は通称「水前寺公園」の細川氏が築いた大名庭園です。熊本市の地下を流れる阿蘇伏流水が湧き出した池が庭園の中心にあります。築山や浮石、芝生や松などの植木が見事です。これらは東海道五十三次の景勝を模したものだと言われています。一生に一度は必見の名庭園です。
住所：熊本県熊本市中央区水前寺公園８－１
電話番号：096-383-0074
URL：http://www.suizenji.or.jp/
アクセス方法：市電「水前寺公園」電停から徒歩3分
営業時間：
・3月～10月7:30～18:00
・11月～2月8:30～17:00
休業日：なし
料金：
・16才以上：400円
・6才～15才：200円
熊本市現代美術館
熊本市現代美術館は熊本市の中心部にある現代美術館です。企画展以外はすべて無料で観覧できます。世界的に活躍している草間彌生、宮島達男、ジェームズ・タレルなどの展示が有名です。
住所：熊本県熊本市中央区上通町２－３びぷれす熊日会館３階
電話番号：096-278-7500
URL：https://www.camk.jp/
アクセス方法：市電「通町筋」電停からすぐ
営業時間：10:00～20:00
休業日：火曜日
料金：無料
植木温泉
熊本市の中心地から北に20kmにある温泉旅館街です。小野小町が産湯を使ったという伝説の泉や俳人の山頭火がお堂の番をしていたという観音堂、西南の役で負傷した兵士が傷を癒やした温泉など歴史とロマン溢れる話が残っています。泉質はなめらかで、一軒毎に泉質の異なる自家源泉です。
なめらかな泉質の植木温泉
住所：熊本県熊本市北区植木町米塚、田底
電話番号：植木温泉観光旅館組合096-274-6830
植木温泉観光旅館組合URL：http://ueki-onsenkumiai.com/
アクセス方法：産交バス植木温泉経由山鹿温泉行き「植木温泉」バス停からすぐ
熊本のおすすめホテル
ザ・ニューホテル 熊本
「ザ・ニューホテル 熊本」は熊本市街にあるおすすめホテルです。JR熊本駅からは徒歩2分の市内の主要なスポットにアクセスの良い場所にあります。付近には土産物を買える店舗や飲食店が集中しています。客室の内装はシンプルで落ち着いた雰囲気のあるホテルです。館内には和洋中の四つのレストランがある他、バーやベーカリー、ロビーカフェなどもあって充実しています。
住所：熊本県熊本市西区春日1-13-1
電話番号：096-326-1111
URL：https://www.thenewkumamoto.jp/
アクセス方法：JR熊本駅（白川口）から徒歩2分
熊本は市内にたくさんの観光スポットがあって交通の便の良い観光地！
熊本の市街地には市電と呼ばれる路面電車が大正時代から走り続けています。政令指定都市でありながら、市内に田園風景が残り、湖まである熊本市は自然にも恵まれた観光地です。九州各地へアクセスの良い交通の要衝であると同時に文化の中心地でもあります。数多くの歴史的な建物や公園もあって、自然を楽しむだけではなく歴史も振り返ることのできる熊本を巡る参考にして下さい。
歴史も自然も楽しめる街、熊本！
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